昨日、
SKYACTIV-XのCX-30に試乗記をアップしたのですが改めて読み直すと、以前からマツダ車に試乗してモヤモヤしていた理由が判ったような気がする。
マツダが作っているクルマって ...
自らのブランドコンセプトである ”ZOOM ZOOM” に妥協が多い気がする。
マツダのHPには、以下の様に書かれています。
『Zoom-Zoom(ズーム、ズーム)』 は、マツダのブランドコンセプトであり、子供の時に感じた動くことへの感動を愛し続ける皆様のために、心ときめくドライビング体験を提供する商品造りを目指すマツダブランドを表現したものです。
それにも関わらず、
実際に試乗したクルマの出来から感じるメーカの考えは...
・SKY-Xのパワーはこの程度にしておこう。
これ以上パワーを上げると壊れちゃうかもしれないから。
・SKY-Xのパワーは、この程度にしておこう。
これ以上パワーだすと燃費が悪くなるから
・ミッションは、6速ATで十分だよね。
これ以上、多段化するとコストが掛かるから
・ダウンサイジングターボは、要らないよね。
だってアップサイジングが効率が良いのだから。
・リアサスは、トーションビームで良いよね。
殆んどの人はマルチリンクとの違いが分からないから。
・最上位モデルもエアロはオプションにしよう。
そうしないと定価が上がっちゃうから!
なんかSKYACTIVで挑戦しているイメージだったけど、出来上がっているクルマは、そこそこに妥協したクルマにしか見えなくなってきた。
営利企業だから、その考えは判らなくもないけど、なんかツマラナイな。
ドイツ御三家、ボルボとかには、必ずフラッグシップがある。
アウディのS or RS、VWのR、メルセデスのAMG、BMWのM、ボルボには、ポールスター...
国産にしても、日産のNISMO、スバルのSTI、レクサスのF、ホンダのType-R...
マツダには、かつてマツダスピードがあったけど、今は皆無。
今のご時世では、
パワーを求めるものではないって意見も判らないではないけど...
燃費重視、コスト重視、そこそこの性能でイイやって考えが透けて見えるようで嫌だなぁ。
しかも、これが万人ウケするクルマを作ってますよって公言しているトヨタなら仕方がないと思うのだけど、マツダは、走りを売りにしてますよってイメージがあるから裏切られた気分になるんだろうね。
マツダ車の走りには、期待が大きいだけに余計にそう感じでしまうな。
これがトヨタ車だったら、ここまでの気持ちには成らないとも思う。
マツダには、頑張って欲しい。
燃費とか、カーゴスペースとか、そんな処は、いくら妥協しても(個人的には)全く構わないから、走りは妥協して欲しくないなぁ。
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クルマ見聞/試乗レポート | 日記
Posted at
2020/01/15 00:00:00