ヴィヴィオ　夏のエアコンチューニング

今年の夏はあまり暑くないのですが、昨年に続いてエアコンのチューニングをしました
「毎年壊してるのに懲りないヤツだなぁ」って？　
はい　ワタクシ、元KM1特攻隊の負けん気が少しだけ強い男の子なんです（笑）
ヴィヴィオのエアコンチューニング2021Ver．　1/9～







まずはヴィヴィオのエアコンについての簡単な経緯から・・・
R12ユニットのままハイドロカーボン冷媒をテスト
その後R134aユニットに全交換＆ハイドロカーボンの仕様に変更









セミエアミックス→フルエアミックスに換装して快適性アップ
セミオート＆ハイブースト回路、加速カット回路、インジケーターなど制御回路を設計製作








ZVW30プリウス電動ファンに換装してコンデンサ冷却能力アップ







ハイブーストで氷点下を実現するためのガスコントロールを施して
-10℃というまずまずの成果を得たわけですが・・・







テストを繰り返しているうちに、めでたくコンプレッサーブローしてエアコン全損
はい、限界突破です・・・コンプレッサーがロックする恐怖を久々に味わいました（笑）
またまたユニットを全摘してフルオーバーホールを楽しみます








限界突破コンプレッサーは完全に死亡していたので、フル分解＆リビルトです
ここで脆弱なノーマルエアコンユニットに見切りをつけ
強化品などに手をかけていくことにしました








ナニが弱いのか？・・・今の暑さに対しては全部が弱いと思います
まず一番ショボいコンデンサ、次にエバポレーター、そしてコンプレッサー
コンプレッサーがブローしたのは過負荷をかけて無理させたうえに
スーパーヒートが甘くて液戻りさせてしまったため・・・であると思うのです







そこで今年は一番の弱点と思われるコンデンサを大容量化しました
KM1緒方社長プロデュースの「ヴィヴィオ用チューンドコンデンサーKM1 spec」
構造は古典的ながら質実剛健なサーペンタイン（SP）で、最新のチューブと冷却フィンを採用
デカく、ブ厚く、容積はノーマル比170％・・・見ると笑っちゃうサイズです（笑）
強化品が無ければ、造ればいいんです







で、着けるわけですが、これも限界突破・・・ポン着けなんて不可能です
前車（SF5）にオーバーフェンダー無しで285、295幅のタイヤを入れた時と同様
「入るのか？　ではなく　入れる！」のKM1イズムで着けました（笑）
少々苦戦しましたが、前例の無い事をやるのは楽しいものです










試走は上々・・・コンプレッサーに負担をかけずに圧縮ガスを冷却凝縮してくれるので
冷えの早さと安定度が良くなりました・・・狙い通りです
スーパーヒート対策はまだ行っていないので、氷点下まではやりませんが
手が痛くなる寒さと、ガンガンに冷えたコーヒーを味わえる程度までテストしてみました











そして今日は台風のような風と豪雨の中、豊田市街地をテストドライブ・・・
オート制御を除湿程度にセットして走ると
コンプレッサーがONしたことに気付かないほど負荷が低い様子・・・
111kmエアコンかけっぱなしで燃料計は「F」のままなので
負担が少なくなったのは確かなようです








チューニングの第一歩は狙い通りの成果を得ることができました
そして今日からは次なるステップとして、パラレルフロー（PF）エバポレーターと
カルソニック製コンプレッサーの準備を始めました（ヴィヴィオはデンソー製）
来年までかかるかもしれませんが、エアコンのチューニングはまだまだ続きそうです