北米日産は4日、NV2500コンセプトを初公開した。
北米のLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)市場向けに開発したモデルで2010年前半に市販される。
実は日産はNV2500コンセプトを2009年1月のデトロイトモーターショーに出品する予定だった。
しかし、デトロイトショーへの参加を見合わせたため、1か月早いこのタイミングでの公開となった。
NV2500コンセプトは日産のLCVの中で最大級の大きさが特徴。
ボディサイズは全長4987×全幅2023×全高2442mm、ホイールベースは3950mmとなっている。
北米専用ピックアップトラック、「タイタン」を思わせる力強いフロントマスクを採用している。
タイタンとの関連性はまだある。
プラットホームはタイタンと同じ「Fアルファ」シャシーがベース。
生産もタイタンと同じ日産のSUV&ピックアップトラックの生産拠点、ミシシッピ州キャントン工場で行われる。
商用車としての機能性は徹底追求された。
助手席後方のドアはヒンジ式で90度開く。
ドアの内側には工具類がセットできる収納を設けた。
また、サイドパネルは上下2分割で開き、バックドアも6対4の観音開きとして、作業の効率を高めている。
大型ボディを生かした室内空間は広々。
室内高は1524mm、荷室長は3204mmを確保している。さらにルーフにはソーラーパネルを装備し、車内電源をまかなうなど環境に配慮したアイデアも導入した。
巨大なボンネットの中には、パワフルなV8エンジンを搭載し、5速ATと組み合わされる。
サスペンション形式は前がダブルウイッシュボーン、後ろがリーフとなっている。
日産は「燃費効率に優れたエンジン」と説明していることから、市販時にはディーゼルが用意される可能性もある。
日産は「LCVの総重量8トン未満クラスに3モデルを順次投入する」と説明しており、このNV2500コンセプトが最大サイズの1台となる。
2010年前半に登場する市販仕様にはパネルバンだけでなく、さまざまなバリエーションが設定されるだろう。
Posted at 2008/12/05 14:54:14 | |
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