マセラティは3日、ボローニャモーターショーでMCスポーツラインの概要を明らかにした。
レースから得たノウハウを注入したパーツ群を装着するカスタムプログラムで、まずはグランツーリズモS用が発表された。
MCスポーツラインはマセラティのモータースポーツ部門の「Corse」(コルセ)が開発を担当。
コルセは2008年9月にグランツーリズモSのレース専用車、MCコンセプトを発表しているが、外観はこのマシンがモチーフになっている。
外観の特徴がカーボンファイバー製パーツ。
前後スポイラー、ドアミラー、ドアハンドルなどがカーボンに変更された。
また、20インチの巨大なアルミホイールは光沢ブラック仕上げとして、カーボンパーツとのマッチングを図った。
インテリアも同様で、ステアリングホイール、パドルシフト、ダッシュボード&ドアパネルなどにカーボンが奢られる。
ペダルはアルミ削り出しで、ブレーキペダルには赤い「MC」のロゴが添えられた。
走りに関する部分では、ダンパー&スプリングがさらにスポーツライクなセッティングとなり、車高は10mmダウン。
ブレーキやマフラーなどのアイテムも用意される。もちろん、顧客の要望を聞きながら、減衰力などの細かい設定は行われるという。
マセラティは「2009年早々にMCスポーツラインを導入する」と説明。
同じグループのフェラーリはすでに「One to One」という名称のカスタムプログラムを612スカリエッティに展開している。
高級スポーツカーの顧客囲い込みビジネスは、今後激しさを増しそうだ。
Posted at 2008/12/05 14:42:16 | |
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