2014年のアメリカ横断＋αを振り返る⑦ Route 66の始点にて

この日に撮影した画像を改めて見てみると……。
移動距離はノンストップなら3時間弱、だけど中身はめちゃめちゃ濃い（笑）。
本来の旅ってのはこういうモンなんだろうなと今更ながら思っちゃいますね。

当日のBlogにも「詳細はまた別の機会に」なんて書いてました。
それから5年も過ぎてようやく“別の機会”が訪れたワケです。
あまりに膨大なので数回に分けないと収まり切らないなコレ。

大陸横断に限らず撮影だけして放置してる画像が多いのは反省。
忙しさを言い訳にせずキッチリ現像していこうと思います。

さて、ChicagoといえばRoute 66のスタート地点。
東側の起点というのが正しいんでしょうが、アメリカ西部の発展に寄与した歴史を考えると、西のSanta Monicaがゴールでココはスタート地点と呼んでいい気がします。




寄り道する場所が多いことを考え、スタートは早朝の4時すぎでした。
Chicagoの中心部は渋滞も酷いので、それに巻き込まれたくなかったし。
現在のスタート地点はアダムス・ストリートとミシガン・アベニューの交差点。
そういや東から西に向かってRoute 66を全線走破するのは今回が初体験。



スタートしてすぐ出会った跳開橋。
Route 66では同じイリノイ州のJolietにもありますね。
そっちは閉じているときしか通っていないので得した気分。



Chicagoを出る前にRoute 66の名店『Lou Mitchell's』で朝食を。
平日は6:00からオープンしており時間帯を問わず賑わっているお店です。
確か前の年に寄ったときはイースターか何かで臨時休業だったんだよな〜。



スキレットに入ったオムレツとポテトとフレンチトースト。
さすがに早朝のオープン直後だけあって並ばずに席に座れました。



Lou Mitchell'sは1928年に創業した歴史あるレストラン。
日本じゃなかなか見ない料理もあり、メニューを見ているだけでも楽しめます。



お腹が満たされたところで西へ向かって出発します。
その途中で見かけた『Tequila Restaurant』という気になるお店。
さすがに開いてる時間じゃないので素通り、今度こそは食べに（飲みに？）行こう。


ちなみに上で書いたRoute 66のスタート地点。
“現在の”と注釈を付けたとおり以前は違う場所でした。

正確にいうとアダムス・ストリートとミシガン・アベニューの交差点がスタート地点になったのは、いったん廃線となったRoute 66が復活してからのことなんです。
というのもChicago市内は一方通行が多く、以前のスタート地点は東向きの一方通行、つまり西へ進むことができない、という仕方のない理由があってのこと。

スタート地点の変遷は以下のとおり。

・1926〜1937年／ミシガン・アベニューとジャクソン・ブルバードの交差点
　Route 66が設立されてから各地でルート変更が行なわれるまで。

・1937〜1985年／レイクショア・ドライブとジャクソン・ブルバードの交差点
　ルート変更から廃線になるまでイチバン長く使用されたスタート地点。

・復活〜現在／アダムス・ストリートとミシガン・アベニューの交差点
　隣の東向き一方通行の通りには『END』と記された看板が立っています。


いずれも歩いてまわれる距離なので時間がある方はゼヒ。
ただしChicagoの駐車場はとんでもなく高いのでご注意を。

そして昔のスタート地点には看板のひとつすらないという（汗）。


当日に書いていたBlogはコチラ。
アメリカ横断中！　〜6日目〜