Kei Satoのブログ一覧

世間は10連休だの改元だの賑やかだけど……。
レジャー気分とは無縁で毎日バタバタ過ごしてます。

なので仙台空港に行く機会もほとんどなさそう。
今日も外での仕事を終え自宅でデスクワークに没頭するはずでしたが、お友達から珍しいヒコーキが来るとの情報をゲットし、望遠レンズも積んでいたので1時間だけ寄り道を。



仙台空港では初めて見るイチバン新しいスターウォーズジェット。
確か就航した翌日に伊丹空港で撮ってはいるはずで、羽田や千歳でもちょくちょく姿を拝んでいるものの、やっぱ地元に来るとなれば撮りたくなるモンですね。



いつもの架線がジャマな構図。
地元じゃレアな機体なので一応は押さえておこう。



仙台でよく見たR2-D2/BB-8の機体はもうノーマル塗装に戻ったそうで。
てかスターウォーズは最初の3部作しか知らないのでいまだにBB-8が分からん。



B777ってB767より大きいんだねと実感した1枚。
APS-Cのカメラに100㎜だと若干ながら収まり切らない。



もうひとつのお目当はオムニ・エアのチャーター機。
本社ってオクラホマ州のTulsaにあるのを初めて知った。
Route 66の旅で毎年のように行っていた大都市です。



ピーチも特別塗装機が来たので1枚だけ。
頻繁に使ってる割に自分が乗るときに限ってノーマル。


C-3POのスターウォーズジェットといえば思い出すのが初見のとき。
出張で伊丹空港に到着しお迎えが来るまで時間があったので、何も知らずにデッキへ上ったらビックリするくらい大勢の人、しかも大半がカメラや無線機を抱えた人たちでした。

絶対に何かレアなのが来るんだろうと調べてみたら、前日か前々日に就航した新しいスターウォーズジェットで、小学校の低学年くらいの男の子を連れたお母さんの隣で待機。

10分ほどで姿が見えてスムーズに着陸、みなさん懸命にシャッターを切ります。

隣のお母さんが「ほらXXくん、C3-POだよ！」と語りかけます。
テンションが上がるワケでもなく怪訝そうな顔をした子供がひと言。

「C-3POあんな色してへん」

昨日のBlogで書いたレストラン『ビッグ・テキサン』の少し東。
Conwayという街……とも呼べない小さなコミュニティがあります。

テキサスのRoute 66では1キャデラックを地面に突き刺した『キャデラック・ランチ』が有名だけど、ココにあるのはビートルで模倣した『バグ・ランチ』と呼ばれるオブジェ。

本家本元はインターステートからも見えて常に観光客で賑わっているのに対し、コチラは亜流ということもあり毎年のように訪れているにも関わらず誰かと会った回数はゼロ。

ま、そんな寂れっぷりが自分はめちゃめちゃ気に入っているんですけどね。



本家『キャデラック・ランチ』は10台でコチラは5台。
クルマの価格も台数もだいぶスケールダウンしています（笑）。
しかしこの荒れ放題の草むら、蛇とか潜んでいそうでちょっと怖い。



以前はモーテルやカフェ、ガスステーションもありました。
近隣にAmarilloという大きな街があるだけに、わざわざConwayで食事したり宿泊する人は少なかったんでしょう、向こうならお店も宿もよりどりみどりですしね。



クルマや外壁の落書きは来るたびに増えています。
それなりに人が訪れている何よりの証拠でしょう。
善意の旅人とは限らないので暗くなってからは遠慮したいけど。



天井は落ちてるし床は抜けてるし落書きだらけだし。
まぁ日本でも廃墟とか廃屋はコレと似たような感じですかね。
オーナーは別の土地に移住したらしいし、マトモに管理されていないのかな？



お隣にはコレまた廃墟と化したガスステーション跡。
Route 66沿いの『フィリップス66』なんて、ファンには最高すぎるロケーション。
クルマを置いて撮りたかったけどビンの破片などが散乱しているので中止。



コッチの内部はさほど荒らされていません。
いったい何年ごろまで営業していたんでしょうか。




よく分からないゾンビ推し（笑）。
確かに建物の奥にゾンビが潜んでいても不思議じゃない雰囲気ですが。


ちなみにConwayは市でも町でも村でもなく、非法人地域または未編入地域（Unincorporated Area）と呼ばれる、郡の一部だけど地方自治体に属しないコミュニティです。

1892年に作られたコミュニティで一時は郵便局や学校なども存在したものの、1940年代あたりからは衰退の一途をたどり2016年の人口はわずか3とのこと。

今から再び人が戻ってくることはないんだろうなぁ。
アメリカも日本と同様に地方の過疎化は進むいっぽう。


当日に書いていたBlogはコチラ。
アメリカ横断中！　〜11日目〜

この日の最終目標はキャデラック・ランチの日没を撮ること。
前に書いたとおりテキサス州のRoute 66は短いけど、見どころはそれに負けないどころか多すぎるくらいあって、ひとつひとつ訪れると逆に時間が足りなくなってしまうほどです。

なので前年や前々年に行ったところはサクッと済ませちゃいました。
ていうかRoute 66に入ってからずっとこんなんばっかだな（汗）。
やっぱ次はRoute 66の総集編みたいなレポートを書かないと。



ココらへんのRoute 66はインターステート40号線の側道みたいな扱い。
なので道に迷う可能性はほとんどないうえ、見晴らしもよく走っていて気持ちがいい。
ただし事故渋滞などが発生すると逃げ道がほとんどなくなっちゃうのは難点です。
この翌年はまさしく写真のあたりで1時間くらいの大渋滞にハマっちゃいました。



通称『ブリテンの斜塔』と言われる給水塔。
でもこの角度から見るとまっすぐに見えるんだよなぁ。
地盤沈下などで自然に傾いたワケではなく、ココにあったガスステーションか何かが、店の宣伝にしようと考えて傾かせたものの、残念ながら商売まで傾いてしまったようです。
根元の写真は前の年に撮っているので別の機会に。※1回目



続いて西半球で最大といわれる巨大な十字架。
ココも前の年に寄って色々と撮影しなので今回は遠景のみ。
そもそも教会なので自分のような無神論者が行くのは何だか気が引ける。
近くから撮った十字架はそれはそれで圧巻なので別の機会に。※2回目



そこそこ大きな街、Amarillo近郊でよく見る看板。
『FREE 72oz STEAK』って意味は分かりますよね？
72オンス（約2014g）のステーキが無料、そんな美味しい話があるんでしょうか。
予想できた人も多いと思いますが、当然タダになるのは完食した場合。
しかも1時間という制限がありサイドメニューもちゃんとつきます。



昼食は済ませたのでギフトショップに寄っただけ。
前の年に先輩カメラマンと朝昼を抜いて飢餓状態でココに着き、ふたりで「今なら72ozもイケるだろ！」と調子に乗っていたら、サンプルを見て即座に断念したのはいい思い出。
ちなみに最速タイムはアメリカの大食いタレントの女性で5分かからずだそうです。
その方は2枚を15分かからず完食という記録もお持ちとか（汗）。



自分には『ファラリスの雄牛』にしか見えない牛のオブジェ。
レストランだけじゃなくギフトショップとバーを併設、また隣にはモーテルもあるという多角経営ぶりで、営業時間が7:30から22:30までとかなり長いのもありがたい。
とはいえ朝から72ozステーキにチャレンジする人はいない……よね？
入り口にあったサンプルの画像はいずれ別の機会に。※3回目


うん、予想どおりめぼしい写真は前の年に撮ってますね。
そのときは隣のモーテルに泊まったんで、夜はココのバーで飲んでたんですよ。
フライの盛り合わせを頼んだらそこに『Mountain Oyster』と書いてあり、何だか分からずウェイトレスのおねーちゃんに聞くと、意味ありげに笑うだけで教えてくれません。

サーブされる前にGoogleで調べたところ……。
知ってしまうと特に男性にとっては食べにくくなる食材で、しかも画像検索で調理前の状態を見ちゃったモンだから、何も知らない先輩カメラマンにすべて食べさせました（笑）。

日本で食べられるところはあるんだろうか？
興味がある人はアメリカ中西部の伝統料理らしいのでゼヒどうぞ。

ま、ひとことで言うなら牛のキ○タマですキ○タマ（笑）。


当日に書いていたBlogはコチラ。
アメリカ横断中！　〜11日目〜

数日前の話なんですけどね……。
用事があり朝イチで少し北のほうに行ったんですよ。
そっちは1時間もかからず片付いたけど、そのまま帰るのも何だかもったいない。

お友達と昼メシくらい食べようってことになり、それまでのヒマ潰しに何かないかと話していたら、近くに気になるスポットがあるらしくドライブがてら行ってみようと。

なんでも「南の海みたいな写真が撮れる」とのこと。
ココは内陸どころか山奥もいいところ、あまり期待もせずに行ったらビックリ。




何も言われなきゃ沖縄あたりの離島かと思っちゃう。
自分が今まで見たなかで最高にキレイだった海は波照間島。
青くなっている理由が違うとはいえ、コレは匹敵しているんじゃないかな？




クルマを停めて水辺をトレッキング。
といっても写真を撮りながら歩いて30分くらい。
平日のせいか人もほとんどおらず気持ちよく散歩できました。




有名な温泉地だけに水辺にはこんな施設も。
そういえばコッチは硫黄臭がほとんどなかったな。




と思いきや対岸はかなり強めの硫黄臭です。
どっかで見たような景色……あ、北海道は弟子屈の硫黄山か。




温泉水で淹れたコーヒーを飲みつつ休憩。
次は新緑がキレイな時期に来て撮影も楽しみたいなぁ。


場所はあえて書きません。
有名すぎないがゆえに静かな環境が保たれていると思うので。

それにしても県内にこんな素晴らしい場所があったとは。
9月にアメリカから知人が来るので、ココも案内する候補のひとつだな。

テキサス州の北部をインターステートに沿って走るRoute 66。
全線走破を謳うなら基本は下道を走らなきゃウソだし、ドライブの楽しさも下道のほうが上なんですが、ココはフリーウェイ上に立ち寄りたいスポットがあったりします。

ま、言ってしまえば単なるレストエリア。
日本のサービスエリアや道の駅のように施設が充実しているワケでも、モノ珍しい観光資源があるワケでもないものの、個人的にはテキサス感（笑）が満載でお気に入りなんです。

テキサスといえば『大きい』ってイメージ。
面積はアラスカを除くアメリカすべての州でトップだし、Route 66でいえば72ozの巨大ステーキを出す店があり、名所のひとつキャデラック・ランチも壮大というか豪快。

ついでにいうならアメリカの国旗は小さな星が50個、対してテキサスの州旗は巨大な星がひとつだけと、コレまた上で書いたイメージを裏付けるようなデザインだったり。

さて、脱線しすぎないうちに話を元に戻しましよう。



Route 66と並んで走るインターステート40号線で唯一のレストエリア。
このピラミッドというか砦みたいな巨大な建物にまず圧倒されちゃいます。



ほら、もう『テキサス』って感じでしょ（笑）？
内部の施設もめちゃめちゃ充実しているだろうと嫌が応にも期待が高まります。



ちなみにテキサスの州旗にもある大きなひとつ星。
ローン・スターと呼ばれるテキサスの代名詞みたいな存在で、ココに限らず州内ではいたるところに使われており、自分たちの州に対する愛着とプライドがよーく分かります。
テキサス州はアメリカでも特に独立独歩の精神が強い地域といわれ、それはテキサス州の歴史とも深く関わってくるんですが、そっちのネタはまた機会を改めてお話しようかと。
書いたら長くなり過ぎるのが目に見えているんで（汗）。



裏手のバルコニーの手すりもローン・スター。
日本で国旗のデザインをこんな風に使ったら、おかしな連中にイチャモンつけられそう。
国旗や国歌つまり自分が生まれ育った国を愛するのはしごく当然だと思いますけどね。



せっかくなので中に入ってみましょう。
レストランもギフトショップもなく、カンタンな展示と自販機があるだけ。
このときはインフォメーションのカウンターも無人でちょっと拍子抜け。



外にはピクニックエリアがありました。
こんな景色を見ながらBBQしたら最高だろうなぁ。


フリーウェイのレストエリアは東海岸のほうが何かと充実。
そして西へ行くに従って設備が簡素化されていくような気が。

明日からは再び下道、Route 66に戻ります。
テキサス州で最大の見どころであるキャデラック・ランチもすぐ！


当日に書いていたBlogはコチラ。
アメリカ横断中！　〜11日目