Kei Satoのブログ一覧

今日も朝から外出につき早めのデスクワーク。
取り急ぎ昨日のレースのリザルトを公開しました。

次は変則的なスケジュールですが、最終戦の前に特別戦が開催されます。
内容は例年どおり1〜2名のドライバーによるセミ耐久の予定です。

東北660選手権　公式サイト

今回のツアー帯同における最大のハイライトかな？
アメリカ西部と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべる風景、古くは西部劇の舞台として知られCMなどでもよく使われ、ナバホ族の聖地として高い知名度を誇るモニュメント・バレー。

ナバホ族のリザベーションにあるためアメリカの国立公園ではないが、赤い大地にメサやビュートと呼ばれる巨岩が並ぶ景色は、まさしく地球の歴史と呼ぶに相応しい壮大さだ。

アテンドした方々にとっても絶対に外せないスポットらしく、日帰りで済ますにはあまりにもったいないということで、バレー内にある唯一のホテルを予約し宿泊することにした。

というワケで時間を気にせず聖地をハーレーでツーリング！



みなさん明らかにテンションが違う（笑）
夢にまで見たモニュメント・バレーを満喫中♪



時おりバイクを停めて記念撮影も。
世界的に有名な観光地だけあって海外からのお客さんも多数、みなさんカッコも決まっていただけにアチコチで声をかけられたり、一緒に写真を撮ってと頼まれたり大人気だった。



しばらくバレー内を走ってからビジターセンターに。
ホテルはその隣なので早めにチェックイン、夕方は部屋のテラスから絶景を堪能する。



ビジターセンターからの眺め。
左はレフト・ミトンで中央はライト・ミトン、右はメリック・ビュートと呼ばれている。


じつはモニュメント・バレーに泊まるのは自分も初めて。
予約が取りにくいことで有名なホテルなので本当にラッキー。
せっかくなので次回は部屋のテラスから見た夕方や朝の素晴らしい景色を。

アンテロープ・キャニオンとモニュメント・バレー。
世界的に高い知名度を誇るスポットをハシゴする贅沢な日。

西部劇の世界へ入る前に隣の町Kayentaで軽く腹ごしらえを。
モニュメント・バレーはナバホ族のリザベーション内にあって、そこでは一定の自治が認められておりアルコール類が禁止されており、それが適用されるのは旅行者であっても同様。

なのでギリギリ酒を飲めるのがアメリカ側の街であるKayentaというワケだ。

もっともバイクが中心の自分たちには関係ない話なので、手短に済ませるためバーガーキングに入ったところ、ガラスのショーケースに日本の国旗らしきモノが展示してある。



どうやら太平洋戦争で日本軍が使っていた装備品っぽい。
博物館なら分かるけどナゼKayenta、しかもバーガーキングの店内に？



答えはすぐ隣のショーケースにあった。
ナバホ・コード・トーカーズ、つまり暗号を使う通信兵のこと。
英語の他に独自の言語を使うナバホ族を起用し、サイパンやグアムといった南方での戦いに加えて、硫黄島や沖縄の上陸作戦にも投入されていたらしい。



Google翻訳っぽい日本語の説明もある。
日本人としては少し複雑な心境になるけどコレも歴史。



大戦を生き抜き1981年に亡くなった三川軍一中将の写真。
ナバホのコードトーカーズが関わった戦闘と縁が深いのだろうか。



三八式歩兵銃や弾薬入れや銃剣などなど。
説明によれば展示物はレプリカじゃなくすべて実物とか。


結局バーガーキングの店内に展示されている理由は分からずじまい。
さて、食事も終えたことだしいざモニュメント・バレーへ！

この日は朝イチでアンテロープ・キャニオンを観光。
昨日のホースシュー・ベンド以上に有名な絶景スポットで、Las Vegasから日帰りで強行するツアーがあるほどの人気、名前は知らなくとも写真では見たことがある人も多いはず。

スロット・キャニオンと呼ばれる幅の狭い峡谷で、鉄砲水と砂が長い年月をかけて岩の表面を少しずつ削り、美しい壁面と頭上からの光で神秘的な風景を作り出している。

アンテロープ・キャニオンはアッパーとロアーのふたつがあり、この日は平坦で歩きやすいため多くの観光客が訪れるアッパーのみ、個人的にはロアーのほうが好みなんだけど（笑）

というワケでまずはキャニオン内の風景をいくつか。





光がほぼ真上から差し込む時間帯だったので写真的には決してベストじゃない。
とはいえ大自然が作り上げた奇跡といえる造形の素晴らしさは十分に伝わると思う。



アンテロープ・キャニオンはナバホ族の貴重な観光資源。
なので個人で勝手に入ることはできず、現地のツアーを利用することになる。
キャニオンの入り口から離れた駐車場にクルマを停め、トラックに乗り換えて赤い砂に覆われた大地を進むのだが、その道中はまるで火星の地表を走っているかのよう。



アッパーは特に観光客が多く途中で何台ものトラックとすれ違う。
ガイドさんも非常に分かりやすい英語で話してくれるし、スマホやカメラの使い方にも長けているので、お願いすれば記念写真なども手ブレすることなく撮ってくれるのが嬉しい。



ビルシュタインのダンパーにトーヨーのオープンカントリー。
なおタイヤは10㎝くらいフェンダーからハミ出している模様（汗）
アメリカじゃ一般公道でもよく見かけるけど日本じゃあり得ないよね〜。


このときスルーしたロアーの説明をカンタンに。
平坦なアッパーと異なりハシゴに近い急な階段が多数、それ以外でも足場の悪い場所ばかりで訪れる人は少なめ、なのでじっくり写真を撮りたいならロアーのほうがオススメかも。

グランドキャニオンから北へ。
次の目的地はホースシューベンドだ。

国立公園でも州立公園でもないが知名度はかなり高く、いわゆる『グランドサークル』を巡る観光ツアーであれば、間違いなく組み込まれるであろう絶景スポットのひとつ。

順序は逆になるけど先にホースシューベンドの画像から。



ホースシューとは馬の蹄を保護するU字型の道具。
高さ300mから見下ろすグランドキャニオンを作ったコロラド川、スケールが壮大すぎて距離感がイマイチつかみにくいけど、落ちたら100％命はないことだけは理解できる。

近年は観光客が爆発的に増えており、それに伴い転落事故も急増中とのこと。
原因の多くはSNS映えを狙った自撮りだろうな……高い場所が苦手な自分には理解できん。

そのため2018年には事故を防ぐための柵が設置されたらしい。
このとき以降は現地へ行っていないので何ともいえないが、口コミを見ると全景を入れた写真が撮りにくいとか、どちらかというと否定的な意見が多いように感じる。

とんでもない風景を目にしてテンションが上がるのは分かる、でも自分の油断や不注意で命を落としたらシャレにならないし、観光地の魅力を削いでしまうことにも繋がりかねない。

特に写真撮影は節度を持ってやらないとね。



絶景スポットじゃないがこの近くでは巨大な建造物も。
写真はナバホ族の自治区にある火力発電所で、自分たちが居住するエリアに電気を供給。
そういや2019年に閉鎖なんて報道があったけどその後はどうなったんだろう？



3時間ほど遡ってコチラはキャメロン・トレーディングポスト。
かつては先住民族たちの交易所だったところに、ガスステーション／レストラン／ギフトショップ／ミュージアムなど、様々な施設を集約した旅人のオアシス的なスポットだ。



せっかくなのでランチはナバホ族の郷土料理を。



アメリカの田舎でよく見かける、隙間がやたら広い側溝のフタ。
聞いた話では放牧している馬や牛などが逃げないための策らしい。
ただ写真の手前を歩けば難なく通過できるような気がしてならない（笑）


ちなみにイチバン上で紹介したホースシューベンド、当時は入場が無料だったけど現在は駐車料金が必要らしい、といってもクルマ1台なので維持管理を考えれば妥当なところか。