三木たかし氏の葬儀の映像で実の妹である黛ジュンの顔を久しぶりに見ました。
「私は兄に褒められたくて、一生懸命頑張ってきたんです。これから先、どうやって歌っていけばいいのか、今は考えられません」
最愛の兄を亡くした妹、黛ジュンの悲痛なコメントです。あらためて冥福をお祈りいたします。
私がまだ小学校の頃、黛ジュンは次々とヒットを飛ばし人気を博していました。自慢ではありませんが、私は彼女のデビュー当時からのファンです。当時はまだアイドルという言葉はなかったと思いますが、間違いなく彼女は日本で最初のアイドル歌手であります。(正真正銘のアイドルという言葉で呼ばれた女性歌手は、その後の天地真理、南沙織になるでしょうか。)しかし、黛ジュンは「可愛いければよい。歌は二の次。」のようなアイドルとはもちろん違います。昭和43年には日本レコード大賞を「天使の誘惑」で獲得しているのです。
昭和42年には、ミニの女王と呼ばれたツイッギーが来日し、ミニスカートが大流行しました。飛行機から降り立った時のツイッギーのミニスカート姿が今でも鮮やかに思い出されます。美空ひばりが迫力のあるミニ姿で、真っ赤な太陽を歌っていたのも印象的でした。黛ジュンもミニスカートで、若い男性ファンを魅了していました。私もテレビの前で彼女の歌う姿を見てはどきどきしていたものでした。彼女は私にとって、初めてファンといえる歌手であり、アイドルでした。
今、千葉県知事の森田健作氏は彼女の映画「夕月」の相手役として芸能界にデビューしたのでした。主題曲「夕月」(作詞:なかにし礼 作曲:三木たかし)は名曲ですね。
黛ジュンは今でも私のアイドルです。応援し続けます。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2009/05/20 21:14:22