先日訪問したホンダコレクションホール。
いよいよ本題です。
いましたJTCCチェイサー。
1998年に関谷正徳選手がドライブ、JTCC最後のチャンピオンカーです。
土日祝日開催のオリエンテーションで、禁断のドアオープン♪
一応、セダンなので、JTCC仕様も後ろのドアが開きます。
ボディ剛性アップを狙った、ロールゲージが物々しい雰囲気です。
助手席側から望むコクピット。
ダッシュボードとピラーの位置が「市販車と同じ」となります。
ステアリングコラムは延長され、ルームミラーや座席が後退。
クルマの重心を少しでも低く中央に・・・JTCCチェイサーの開発課題でもありました。
何度みても飽きないエンジンルーム。
エンジンは1Jではなく3Sの縦置き。
エンジン配置はエクシヴ等で流行した『リバースヘッド』ではなく、通常の配置。
この角度だと、いかにエンジンが後退してるのかが分かります。
行き場を失ったエキゾーストパイプが、ねじれながら後方に・・・
実際にサーキットで闘ったのは97年と98年のわずか2年。
しかも、最後はライバル不在・・・。
大柄のボディ、足りない空力性能、FRゆえのフリクションロス。
正直、遅かった(涙)
決して良いレーシングマシンではなかったものの、ライバルと奮闘する姿が格好良かった。
D1マシンや市販車とは違った魅力があると思います。
最後になりましたが、一般来場者がここまでマシン細部を観察できる機会は滅多にありません。企画してくださったホンダコレクションホールの皆様、車両を提供してくれたトヨタの関係者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
※ホンダコレクションホール(ツインリンクもてぎ内)企画展示
「34連敗からの挽回劇 JTCCシビック&アコード挑戦記」
2018年12月10日(月)まで開催予定
一部車両のボンネットやドアを開ける「オリエンテーション」は土日祝日開催ですので、事前にコレクションホールのホームページにてご確認下さい。
Posted at 2018/09/22 19:55:06 | |
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