こんばんは。
こんな時だからこそ、マイカー「チェイサーTRDスポーツ」を解説してみたいと思います。何分、資料が少ない車種ですが、宜しくお願いいたします。
97年、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)参戦記念車両として、TRDのコンプリートカーとして発売されました。ツアラー系3グレード(ツアラーV、ツアラーS、ツアラー)に設定され、ベース車両+30万円が新車価格だったと言われています。ベースグレード同様にツアラーS以外にMT車の設定もありました。
いまでいう、GRグレード的な車種になります。
ただし外観のモディファイがメインで、中身は『どノーマル』ですが・・・
仕様はおおまかに3形態あると思われます。
①前期型ベース
②後期型ベース
③後期型ベース(エアロバンパーのデザイン変更後)
マイカーは②に該当します。
エアロパーツは、前期ベースは一部純正OP品を流用していましたが、
後期ベースは全てTRD製専用品となっています。
エンジンルームに貼られているステッカーが本物の証。
チェイサーゆえに大改造されてしまった個体もあり、
本当にTRDスポーツだか分からないような車両もあります。
新車時はTRDの工場で架装。
持ち込み登録のため、型式番号が2種類存在します。
※ツアラーSの場合
ベース車両形式 GF‐JZX100‐BTASF
特装車型式 GF‐JZX100‐VPASDA
ボディ番号が分からないと専用部品は供給されません。
(今はほとんどが製廃と思われますが)
また、持ち込み登録車のため車検証の型式番号は「空欄」となります。
※外装関係のおさらい
①エアロバンパー 要リーンホースメント切断加工
②サイドマッドガード 要穴あけ加工
リアスポイラーはウイング部がアルミ製となります。
取付け穴の位置も純正リアスポとは異なります。
ボルト部分は裏側から「黒いステッカー」で封印されていますが、なんらかの理由でスポイラーを外したことがある個体は、このステッカーが消失しています。
内装に関しても僅かな違いがあります。
本皮巻きシフトノブに加えて、
ツアラーV、ツアラーSのみ「本皮巻きディンプル付きステアリングホイール」が装着されています。
シリーズ全体の販売台数は6000台前後らしい?
残存数はかなり少ないと思われます。
※資料
TRDオールパーツカタログ2010年版
TRDスポーツ専用カタログ97年版および98年版
ウイングがアルミなの、いま知りました・・・
オーナーでもよく分からない部分が多い車種です。
先日、某駐車場で「本物のTRD♪」と車を覗いて下さった方がおりました。
嬉しくなって、整理してみました。
Posted at 2020/04/12 21:22:37 | |
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