
6日目は2パターンの行動予定が有りました。
一つは本来CRF号をトランポして来て目指す予定だった目的地へ。
もう一つは少し南下してからオロロンラインを周って戻ってくるルート。
街で聞き込みして決めました。
もう習慣になった朝5時起床。 セラミックヒーターのお陰で快適に眠れました。 恐らく外気はかなり下がった筈。
アクリル二重窓とバックドアが結露してましたから。

家族から野菜が足りないと指摘されたので、これ見よがしなメニューの朝食です。 (スマホがオートアップデートする画像を家のfire stick TVで確認されてます)

世知辛いですね。 持参したMac miniとタブレットで見積もりのお仕事してます。 ついでに旅の記録メモも軽く打ち込んでおきました。
少し遅めの8時にスタート、美深駅まで行って観光案内所で情報収集します。
CRF号で目指す筈だった“函岳”へのルートの通行止め情報と途中からの林道の路面状況を尋ねました。
まず、Googleマップでは通行止め表示されている箇所は誤表示だそうで。
路面は「イベント時にはマイクロバスも上りますヨ」と案内所のオネーサン。
cw号を指差して「あれでも行けますかね?」の僕に「全然平気ですよ」と勇気づけのお言葉を頂きました。 「但し、上の方の悪路は片道1時間以上はかかりますけど」なんて気にしません。 来られなかったCRF号の無念をはらすべく決行です!

国道からそれて数キロで始まりました未舗装路。
ここから27Kmのオフロード走行が始まります。
見た目、フラットダート? と、拍子抜け。

ところがどっこい、すぐに路面はガッタガタ、時速30キロが精一杯の悪路じゃないか。 ったく、オネーサンもといオバサン! 一瞬、『撤退』の文字が脳裏をよぎったけど、意を決して突き進みます。
急坂で唸るエンジン音と跳ね上げた石がフェンダーに当たる音に包まれる車内はそれはそれは・・・エライ騒ぎです。
しかも、完全なるジャンプ数回!
「普通、キャンカーでこんな事しないよナ」(笑)
やっと頂上まで10キロ地点の分岐点“加須美峠”に辿り着きました。

それでもたまにこんなフラットな路面も有り、多少のスピードUPは望めます。 いや〜、CRF号で来たかったな〜、楽しかったろうな〜。
前後の見通しが効くココで降車してシェル内状況を確認してみました。
すでに数台のオフロードバイクと四駆オフローダーとすれ違っていたので安全を期さないと。

絶え間ない大小の振動にTVモニターは飛び出ているわ、マットは倒れているは、ハンガーはアチコチ飛び散っているは、ごった返しの惨状でした。
もしバネプリロード落としていなかったら・・・。
ショック減衰2クリック緩めて、各所を養生テープで固定して再スタートします。

ようやく目標のレーダーが見えて来ましたが、道はそんなに甘く無い。
直線距離ならすぐに見えても、道はあさっての方向にくねりながら離れていっちゃいます。
結果、まだここから20分以上もかかりました。

やっと頂上の駐車場に到着しました。 ふう。
ものすごい埃まみれなcw号。 ごめんなさい、でもまだ帰りが有るけど。

改めて、こんなに北上してきたのだナ。

残りは徒歩で登ります。

標識の通り、360度見渡せる絶景のパノラマがそこに有りました。

標識のままに日本海側を望むと右奥に
拡大

うっすらと利尻富士が見えていますが、肉眼ではもっとはっきり見えました。

こっちは“大雪山”方向。 と言うか、360度全部この様な景色で画像を見返してもどっち方向か見分けられません。(笑)
まあ、雄大な景色だ事! 来て良かった!! ホント良かった!!!

駐車場に有るヒュッテでトイレをお借りして(無人でした)、シェル内で昼食を取りました。
車窓から雄大な景色を眺めながらの“ひやしうどん”は格別の味です。
食後のコーヒー飲んだらちょっとお昼寝をしてcw号も僕も休息取ります。
あたりはシーン、周りにはだーれもいません!
約1時間の仮眠後、外に出てみると黄/白カラーの道路パトカーが来ていたので「加須美峠から歌登方面の路面は荒れていますか」と質問する僕。
少しでもcw号(僕にも)に楽をさせてあげたくて。
「来た道戻った方が楽だよ」とのアドバイスを頂き従う事に。
登りでは忘れていた換気口(上下)にマスキングしてからの下山開始です。
下りはフロント荷重が増えるのでより一層の注意が必要で、特にアウト側が崖になっているヘアピンコーナーはアンダーステアに気を使います。

それでも登りより10分早い50分で舗装路の所まで降りて来ました。
クルマのまわりを一周して確認したけれど、傷等は無く埃まみれになっただけでした。 しかし、良くやったcw号! 2駆でLTタイヤで。
(この時は後述する問題に気が付いていない)

美深市街地までもどってまずは給油。
前日旭川で給油してから走行距離203Kmで14Lの給油は14.5Km/Lの燃費でした。 この日は殆ど2速走行だったからこれまでの最低燃費を記録。
そしてそのまま洗車が始まります。
サイドBOXから洗車道具(折り畳みバケツ/ブラシ)を下ろしています。
洗車しながらSSマンとの会話。
「利尻富士が見えましたよ」 「それは運が良い、年に数回だよ」
ほんとですか?

見事な汚れ様のタイヤ/ホイール

が、ピッカピカになりました。 きもちいいー!

「アレっ、無いっ!」 シェル固定ノブボルトが脱落してしまっていました。
丁番の差し込み部分とノブボルト穴のクリアランス分、僅かなガタ付きが緩む回転方向に作用した様です。 たったのコンマ何ミリなんだけど・・・。
30ミリもねじ込んでいるのに外れちゃうとは!
それ程の振動だったと言う事か。 ホント凄かったもんナ〜。
心配になったので各部を点検。
これ以外、外装も内装も歪みや狂いは無し。 良し×2上出来×2。
フレーム等の応力を受ける箇所をビス止めとか溶接固定だったらやばかったかも? (しなりや復元性の点で 僕の技術的な問題で)
図らずも自作シェルの耐久テストになっちゃいました。

今後舗装路を走行するには強度的に問題は無いと思うけれど、何よりみっともない。 と、言う事でSS所長さんに情報を戴き、名寄の街まで約20キロ走って調達しに来ました。 お勧めの1軒目には無く、2件目の“コメリ”でお目当てのノブボルトが見つかりました。

但し色違いですが贅沢は言えません。 でもちょっと恥しい。
スペアパーツは在庫してるから戻ったら換装しよう。

コスパを考えて夕食を買い出しして戻って来ました。
そのコンビニPで「ちょっと見せて下さい」は、お互い買い物途中と言う事で割と短時間で済みました。 ホッ。
cw号がこんなに綺麗になったのだから、昨日と同じく“びふか温泉”で僕の埃も洗い流します。
僕以外には3人しか入浴していなかったのは良いとして、サウナが休止中だったのが残念。 (この旅中、結構の確率でした)

オートサイトで二晩目の夕食はこんなもん。
あんかけ焼きそばチンして、フリーズドライ中華スープにお湯入れて。
わざわざ画像上げる意味有る?って夕食でした。(笑)
ま、記録なのでネ。

デザート食べたら今夜もMac miniでちょっとお仕事。
今はやりのリモートワークってやつですネ。
その後はアマゾンプライムビデオで映画を見てから午後11時に就寝。
8年前に果たせなかった目的をリベンジ出来ました。(クルマでだけど)
○この日の接触者(会話)数
美深観光案内所 1名
函岳P 2名
給油SS 2名
コメリ 1名
買い出し 2名
入浴受付 1名
の9名でした。
○cw号内覧会
美深コンビニP
※ 走行距離147Km、合計走行距離1920Kmと2000Km目前。
結果的にこの旅で一番少ない、けれど一番ハードな走行でした。
耐久性に自信アリ。【^_^)v