今日は「サーキット走行をしてみてはどうでしょうか。」ということについて書きます。
今は、ジムカーナという競技をメインにしている私ですが、昨年まではTSタカタサーキットで耐久レースにも参加していましたし、先日も阿讃サーキットで開催される阿讃バトルカップに参加したくらいサーキット走行は大好きです。
アクセル全開で走ったり、コーナーを上手く駆け抜けたりしたときの爽快感、タイムが伸びたときの喜びは経験した人であれば説明不要だと思います。
私も走ることが趣味で、日頃の生活の活力になっています(笑)が、未経験の人たちにとっては、やっぱりいろんな思いがあって踏み込めずにいる人も多いのではないかと思います。
未経験者にとっては、「やっぱり怖い・・・上手く走れなかったどうしよう・・・クルマがサーキットを走れる仕様じゃない。」などいろいろな思いはあろうかと思います。
何故、サーキット走行を勧めるかは後から書くことにしますが、踏み込めずにいる理由が、メンタルの部分であれば、是非そこは「考え方」でクリアしていただければと思います。
▼怖い・・・上手く走れなかったらどうしよう・・・
最初はだれでも怖いと思いますし、ものすごく緊張すると思います。
私も初めて走る場所は緊張します。
でも、それでいいと思います。その適度な緊張状態の間は用心しますし、自分自身とクルマを過信しないから、リスクを抑えられるからです。
そうは言っても肩に力が入りまくった状態では、走りもガチガチになってしまうと思いますので、心のゆとりを持つためにも、サーキット走行が初めての場合、走りに行こうとするサーキットに慣れている人と一緒に行くことをオススメします。
不慣れな人同士で行っても、おっかなびっくりのままです。そのサーキットのルール、走行料、準備した方がいいものなど事前にリサーチしていくだけでも安心です。
▼上手く走れないのは、当たり前くらいの気持ち
サーキットを走り慣れている人や、そこをホームコースにしている人たちと同じようにいきなり走れるものではありませんからね。
実際に走っている最中も「怖い」と思うと、操作自体にも影響が出たり、体が硬直して緊急時の判断や操作にも悪影響が出たりする恐れがあります。
徐々にスピードを上げながら周回し、最初はコース全部を攻略しようとせず、一つ一つのコーナーを攻略していくことに集中した方が、結果として安全かつタイムも好結果を残せるハズです。
あと、サーキットへ行ったとき、走りに来ている人に自分から「今日、ココを初めて走ります。クルマは◎◎です。よろしくお願いします」と声をかけておくこともいいと思います。
初心者がいるとわかれば、それを踏まえて周囲も走ってくれますから。
▼クルマがサーキットを走れる仕様じゃない
どこまでヤレば走れる仕様かどうかですが、サーキットをバリバリ走っているクルマを目標にすると、「まだあの部品が変わっていない・・・、マフラーがノーマルだ・・・」といったように余計なことを考えてしまいます。
タイムを追及していくと、ノーマルのままでは追いつかない部分や、ドライバーの意図するクルマの動きに合わないところも出てきますが、そんなことは二の次です。
まず、走ってみて不満に感じるところが出て、そこを改良していくという方が長く趣味を続けられますし、余計な出費を抑えることができます。
雑誌やネットで得た情報を参考にするのはいいと思いますが、吟味せずにチューニングを進めていくのは、結果、ドライバーが扱えない仕様のクルマになったり、乗りにくい仕様にもなったりしかねません。
よほど無茶な運転をしない限り、また整備が不行き届きでない限り、クルマは簡単には壊れませんからね。
ノーマルの足回りがフワフワして不安な状況であれば、最初は足回りを交換するだけでも十分OKと思います。
ただ、足回り交換といっても、これほど奥の深いものはありません。
車高調を付けたらそれでOKというものではなく、アライメントを含め、必ずセットアップが必要になるため、そういう意味でもノーマルの足の限界を知ってから足回り交換に着手しても遅くはないと思います。
やってはいけないのが、抜けたショックにハイグリップタイヤを履かせて走ること。
これはグリップの低いタイヤで走るよりかえって横転のリスクも高まるのでおススメしません。
前置きが長くなりましたが、
何故、サーキット走行をお勧めするか。
それは、端的に書くと、
公道では試すことができないことがサーキットではでき、それによって走る楽しさを味わえるだけでなく、運転技術が向上し、公道での危険回避等でも確実に役立つことです。
一般の道路でも、運転の上手い人の横に乗ると、加減速時にガクガクすることがなく、クルマに不自然な動きがありません。
逆にアヤシイ運転の人は、内掛けハンドルだったり、ふんぞり返って運転したり、信号が変わる前のブレーキングでクルマがカクンっとなる度合が酷かったり・・・(笑)
まぁ、書けばいろいろとありますが、自分の中では「上手いだろ!?」と勘違いしている人は多々います。
クルマ酔いが酷い人は、ひょっとすると、同乗したクルマのドライバーにも原因があることもよくある話です。
私も独りよがりにならないよう、競技等の走行後にいつも反省し、スキルアップに努めていますが、
ドライビングの鍛錬に終わりはないと思います。
後編では、走行前のメンテナンスについて書きます。
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Posted at
2015/11/13 00:45:29