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2025年08月14日 イイね!

久し振りの横浜で日産ギャラリー・中華街ほか経由でハマスタ野球観戦

久し振りの横浜で日産ギャラリー・中華街ほか経由でハマスタ野球観戦 横浜から転勤する際に前職場の方から頂いた横浜スタジアムの観戦チケット(バックネット裏指定席2枚)があり、先週息子と行ってきました。なお、当日の対戦カードは横浜-巨人戦であり、2位と3位の直接対決で盛り上がる要素抜群。

 息子は横浜中華街ほか諸々行ってみたいところがあったとの事なので、みなとみらい地区の堪能デーとなりました。
 私は横浜勤務の5年間で結局一度も行けなかった日産ギャラリーに行ってみたかったので、行程の一番最初にぶち込んでみました。

 そして行ってビックリ知ってビックリ。日産自動車本社って横浜駅からみなとみらいに向かう「みなとみらいウォーク」の一部になっていたんですね。本社建物内を通路が通っていて、そのままギャラリーに入れるとは思ってませんでした。


 日産本社が銀座にあった時のギャラリーには2回くらい行ったことがありましたが(確か180SXとグロリアのカタログを貰った記憶があります。NAでも良いので後期180SXは今でも欲しいぞ。)、会場は前より広いんですかね?多分広いのでしょう。

 折角なので、クルマに興味が無い息子に手荷物を持たせ(笑)R35GT-R、V37スカイライン、RZ34に乗り込んで試座。
 35GT-Rのコックピットは意外にもタイトでコンパクトな感じがして、ドライバーの包まれ感満々でイマドキのクルマよろしくドアの高さ感が凄く車体剛性が凄そう。想像するに速度感は希薄なんでしょうけど、サーキットではサクッと恐ろしいタイムが出るのでしょうね。

 スカイラインはドラポジを含めてGT-Rと同様の感触でしたが、クーペ派の私としては2枚ドアが無いのが寂しいところ。


 そしてGT-Rやスカイラインから乗り換えると、Zは乗り降りの時からドラポジの低さを感じます。
 ただ、Z34やCKV35スカイライン等も同じでしたが、左ハンドル用のサイドブレーキ位置は操作性がやっぱり微妙です。
 右ハンドル専用設計なR34では、サイドブレーキが絶妙な位置にあるの事に慣れてしまっている所為もあるんでしょうけど。


 RZ34の近くに展示されていたS30Zのパトカーを見ると、イマドキのクルマと比較して本当に小さい!

 まぁ、ここまで小さくなくても良いですけど、日産に限らずイマドキのスポーツカー(だけじゃ無いですが)はデカくて価格も高いのばっかりなので、もっとインテリアは簡素にして車重も軽くし、サイズは二回り程小さくして価格2~300万円台ゾーンにでもしないと、若者は買えませんで?!
(転職サイトとか見ても20代後半~30代ゾーンは年収300万~400万円台が殆どなのを見ても、若者がクルマを買えるようにするにはもっと安くしないと。)
 高性能ターゲット層向けも販売戦略上は必要なんでしょうけど、ラインナップには気軽に遊べるスポーツカーがあって然るべきかと強く思います。


 ニスモゾーンではRZ34にも乗ってみましたが、パワーシートが当然付いているんだろうと思っていた所に、手動操作のレカロシートが付いていて逆に新鮮でした(笑)

 作り的にはスパルタン感が出ていて良いのですが、イメージ戦略的にもM/T車があった方が良かったのでは?コンソールの小さいA/Tレバーが逆に違和感を感じてしまいました。

 イマドキはA/Tの方がサーキットタイムが速いのは充分解りますが、乗ってみるとやはり無骨なマインドの部分も必要かと思ってしまいました。
 日産も今はラインナップが寂しくなっており、同一車種が複数展示されている状況なので、以前のように沢山の車種が並べられる日が来ることを、日産車乗りとして切に祈っております。


 日産ギャラリーを出て新高島駅に向かう途中、ポケモンGOのポケストップで存在だけは知っていた京急本社ギャラリーを発見!

 急遽息子に立ち寄りの許可を頂いて(笑)会場をチラ見だけしてきました。世代的にグッと萌える保存車輌が駅ホームを再現した場所に展示され、中にも入れます。


 会場は決して広く無さそうに見えましたが、その他運転シミュレーターとHOゲージレイアウトが満ち満ちと配置されている様です。今回は本当にチラ見程度だったので、今度ちゃんと見に行くことにしましょう。

 (奥にある駅の発車表示板が気になって仕方が無い。)


 京急ギャラリーを出てから、みなとみらい線の新高島駅から乗車して馬車道駅にて下車後に赤レンガ倉庫方面へ歩き、息子が行きたがっていた海上保安庁の敷地にある「海上保安資料館・横浜館」に向かいます。

 資料館の場所は汽車道の終点である「旧横浜港駅跡地」の横でした。横浜港駅はてっきり貨物駅の荷扱いホームなのかと思い込んでましたが、説明書きを読むと貨物駅の一部を使って旅客扱いをしていた時代に使用していた旅客ホームだったんですね。

 今なら赤レンガ倉庫が観光地になっているので旅客需要もありそうな気がしますが、当時は船舶乗船者向けで需要が無かったのかも知れませんね。
 そう言えば昔は山下公園まで貨物線が伸びていて、そちらも一時期旅客営業をしていたそうです。


 資料館に到着。
 こちらは海上保安庁が北朝鮮の工作船領海侵入事件に対応した際、自爆・沈没した北朝鮮の船舶を引き上げ調査したものを保存・公開しているものです。


 沈没船だけでなく、海底から引き上げ回収した武器等も展示しています。当時の北朝鮮工作員は自爆により全員死亡したそうですが、身につけていた装備品や金日成バッジ等も展示してありました。


 工作船に格納していた小型船艇も展示されています。

 事件当時の銃撃戦の様子も映像が残されており、緊迫の記録映像がスクリーンで上映されています。


 現在も過酷な領海付近で活動して頂いている海上保安庁職員による数少ない広報の場であり、一度見てみる価値は充分にあるかと思います。
 因みに入場は無料で、見学者は結構おりました。

 なお、館内ではグッズも販売されており、ローレル模様があしらわれた帽子がカッコ良かったのですが中々に高価(4,500円位)だったので今回は見合わせることにしました(苦笑)。


 見学後、馬車道駅に戻ってからみなとみらい線終点の元町・中華街駅まで移動。

 全くもって久し振り感は無いのですが、見慣れた朝陽門から中華街に入りますが、兎に角凄い人です。


 取り敢えず腹が減ったので、息子が事前にチェックしていた「順海閣」と言うお店で遅い昼食を摂ることにしました。

 中華街のメインストリートは本当に観光客で激混みなのですが、路地に入ると一気に静かになる中華街の不思議さ。


 路地の中は比較的リーズナブルに食事ができるお店がひしめいていますが、美味しいお店を探すのも中々難しいところかと。時間も15時を回っていたので、結構どこも空いております。

 路地が空いているのは、若干怪しい雰囲気が漂っていることも無縁では無さそう。。。


 お目当てのお店(順海閣)はストリートの中程にありました。

 念のためメニューの価格帯チェックだけして(笑)お店に入ります。


 私は麺を頼みましたが、息子は飯(五目チャーハン)を注文。

 そして、このチャーハンが凄く美味かったのです。麺も悪くは無かったですが比較したら絶対チャーハンかなと。(個人の印象です)


 息子がネットでチェックして食べたがっていた牛肉とオイスターも注文。

 これ、本当に文句なしで美味かったです。息子の情報収集力に恐ろしさすら感じました。


 他にも諸々注文して結構お腹に溜まってしまい、少々頼みすぎたかと後悔している所に最後の黒ごま団子がキツかったのですが、あまりに美味くてペロッとたいらげてしまいました。

 こちらのお店は点心が有名らしく、それも納得の美味しさ。他にも色々とあるので後日食べてみたいところです。


 お店を後にして、すぐ近くにある「横浜関帝廟」に向かいます。
 こちらも息子が行きたかった場所で、関羽様を祀っている寺院(?)だとか。
 私は三国志もパリピ孔明(笑)も見ていないので全然概要を知らないのですが、取り敢えず大きな線香を購入して参拝だけはしてきました。

 早口で説明された参拝ルールに気を取られて、肝心の関羽様像に気が付かない有様だったのは失敗でしたか。


 関帝廟道には門があるんですね。
 そしてこの門の近くにある「華都飯店」にも息子は行ってみたかった様ですが、少々食べ過ぎたので改めてのお楽しみにすることにしました。


 このお店の向かい側に中華学校があるのですが、壁に書かれた絵が妙に日本アニメっぽくて、相当影響を受けてんだろうなぁと思った次第。

 工業分野は中国に敗北状態ですが、サブカル文化については何となく負ける事は無い様な気がします。何となく。


 次に、息子が恐らく日本人は会員になれないので入れないだろうと言っていた「同郷会館」を見てみたいと言うので、目の前にあったその建物を外から見物。

 所謂雑居ビル?の様ですが、建物入口の奥からは中国語が飛び交っている様に聞こえました。
 こちらは中国の同郷の方が会員となって、部屋を貸し出している(らしい)場所だそうです。


 最後に中華街の中心部を通って、横浜スタジアムまで移動します。
 息子は中華街を相当気に入っているので、そう遠くない時にまた来ることになるでしょう。

 横浜スタジアムは巨人戦でなくても連日満員の様で何よりです。今回はプレーボール前に余裕をもって来られたので、事前にお土産チェックもできました。(夕日がまぶしい)


 プレー開始時の監督挨拶。三浦VS阿部ですが、私が野球に熱狂していた時代に現役で活躍されていた方達です。

 しかし満員のスタジアムを見ると横浜ベイスターズも人気球団になりましたよね。この日の巨人の応援者は3塁外野の半分と3塁内野席の一部と言う感じでしたよ。
 昔の横浜大洋ホエールズ時代を知る身としては涙ものです。


 帰宅列車に乗れる時間もあるため、観戦は同点の7回終了までおしまいです。結果は横浜敗戦だった様ですが、夏の夜空の野球観戦はオツな物でした。(夜風が気持ちよかった。)

 今回は野球観戦がマストの行程でしたが、息子も諸々見たいところに行けたので満足できたようです。また、私も行けてなかった日産ギャラリーに寄られたので満足した一日を過ごすことができました。

 あとこの地域で行ってみたいのは、大桟橋と原鉄道模型かな。
Posted at 2025/08/14 17:38:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行・地域 | 旅行/地域
2025年08月08日 イイね!

【埼玉・上尾市】うなぎ松本

【埼玉・上尾市】うなぎ松本 自宅から比較的近い所に良さげなうなぎ店がありましたので、備忘録的に記録しておきます。

 先日、私の父(スポンサー w)が「うなぎ食べたい」とウチの家族に誘ってきたので、以前から度々検索時に出てきた「うなぎ松本」さんへライチタイムに突入してきました。
 上尾市と言っても原市なので、さいたま市や伊奈町との境界部辺りになります。立地は基本的に住宅地の中でしょうか。


 土用の丑の日の関係か、7月と8月は席の予約をしていないとの事でしたので、お昼の開店時間(11時)前にお店へ行きましたが、開店時間と同時に続々とお客が入ってくる感じで、結構地元人気があるんだと感じました。

 席はテーブル席と小上がり席がメインで、カウンター席が少々。

 父と私と息子が普通のうな重を注文しましたが、タレ・焼き共に当たりです。とても美味しい。


 奥様は白焼きとライスのセット。ライスも吸い物と新香が付くので安心。

 こちらも美味しかったそうです。


 そのほか、野菜とナマズの天ぷら盛り合わせ。ボリュームが結構あり2皿頼んだのは失敗でしたが、持ち帰り用の入れ物を頂けたので、晩ご飯に美味しく頂きました。

 なお、なまずの蒲焼きはやっていない様です。残念。


 諸々頼みましたが、ドジョウの唐揚げが実に美味かった。

 結構これ系のお店に行くとドジョウを頼みますが、割と外しが無いイメージありますね。ドジョウちゃん可愛いんですけどね。


 食が親父臭い息子(中1・来年は中二病候補)は鯉こくとアサリの酒蒸しを注文。
 魚介に弱い私には、好んで魚介類を食べられる息子が凄く羨ましいのです。

 近隣にも大型のうなぎ店がありますが、そちらはいつも混んでいますし、今後はこのお店に変えても良いかなと思いました。
Posted at 2025/08/08 14:08:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行・地域 | 旅行/地域
2025年08月06日 イイね!

今年の桃が届きました(福島県のまるげん果樹園から)

今年の桃が届きました(福島県のまるげん果樹園から) 今年も注文しました、福島県福島市の大笹生インター(道の駅ふくしま)近くにある、まるげん果樹園の桃です。

 単純に私のHNと同じ名前だから買っているだけでは無く、こちらの果樹園の「白鳳」と言う柔らかい品種の味が絶品なので、毎年必ずリピートしているのです。(桃狩りは好きな品種の生育時期を合わせるのが恐ろしく難しいので、最近はやっていません。)

 福島県では一般的に「あかつき」を代表とする堅い品種が売れているようですが、一部白鳳も取り扱っているので、毎年早めに注文して事前に押さえることにしてます。

 その際白鳳とは別に、あかつきや黄桃等の他品種も一緒に注文しており、今年は定番のあかつきを注文(2025年版の注文書に黄桃がラインナップに無かった)。
 例年、それぞれの収穫時期はずれているのですが、高温の異常気象の所為か今年は同じ時期に収穫になったとの事です。
(送料のことがあるので、両方を同送するか時期をずらして別送するか確認の電話が来ました。)

 電話の後収穫したものを当日発送するとのことでしたが、電話を頂いた日は埼玉で猛暑日でしたので盆地の福島も似たような気温だったでしょう。農家の皆様、酷暑の中での収穫作業お疲れ様です。

 今年のあかつきは例年以上に柔らかめで甘みが強く、白鳳共々、大変美味しく頂きました。(堅い品種好きの方的にはどうなのかな?)自然の恵みに感謝です。
Posted at 2025/08/06 17:57:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行・地域 | 旅行/地域
2025年07月29日 イイね!

オーディオラックの棚崩落のついでにアンプを修理してみた

オーディオラックの棚崩落のついでにアンプを修理してみた★カセットテープネタに続いてもうひと記録★

 カセットデッキを売却してから約1月後、若月のオーディオラックに収めていたアンプが崩落しました(汗)
 ※ 崩落現場の写真は撮ったのですが何故か見つからず。

 ラック中段の固定棚へ非常に重いアンプを乗せており、運悪くそこの固定ビス部分の棚が崩壊してたのが原因。
 ラック自体も30年位前に購入したものですし、じわじわと崩壊が進んでいたのでしょう。


 本ラックの若月と言うメーカーは相当昔に倒産してしまいましたが、作りは非常に良いので今更買い換えるのもナンだし、取り敢えずL字ステーで固定することにしました。(因みにTV台も同じ若月製で、同時期に買ったものです。)

 L字ステー付属のネジで簡単に付けられると思ってたら、ラックの縦壁も棚も集成材のくせに恐ろしく堅くて、結局電動ドリル&ドライバーを使ってやっとネジが入りました。
 このモデルのラックは1990年代頃のバブル時代から販売されていた記憶があり、当時の製品はマジでお金がかかっているんですね。
(因みに購入したのが秋葉原の石丸電気ソフトワンというのが時代を感じます(笑))


 崩落したアンプを救出するついでに、本来ベルト駆動で開くはずのアンプ前面操作パネルが開かなくなった現象の修理をしてみる事にしました。
 このアンプはSONYの「TA-V777ES」と言うAVアンプで、秋葉原のラジオ会館(改築前)にあった中古オーディオショップにて購入したものですが、長いこと現役で活躍してくれています。SONYのESシリーズは価格と性能のバランスが恐ろしく高くて、今でもお気に入りなのです。

 全面操作パネルは電動ボタンで開閉するのですが、ベルト駆動なのでトラブルが良く発生するようです。(CDプレーヤーのトレイが動かなくなるのと同じ。)
 なお、アンプ本体の重量が単体で24.5㎏もあり、作業中に肩甲骨を痛めてしまい数日苦しみました(笑)


 このアンプの発売は1999年と古いためメーカー修理は既にできないのですが、辛うじてネット上に修理レポートサイトが見つかったので、取り敢えず上蓋を外してみることに。

 うん、恐ろしい物量のコンデンサ類が中に仕込まれています。電源トランスもヒートシンクも馬鹿でかくて、ヘビー級の重量に納得。


 前面パネルを外すためには外すネジが数本中々見つからず四苦八苦しましたが、結局上蓋だけで無く底側ベース(脚が固定されているパネル)も全部外さないと必要ネジが出てこないと言うオチでした。
 何しろ24.5㎏ですから、ひっくり返すのも大変なんです。

 そして前面パネルを外すと、該当のプーリーにかけてあるゴムベルトが溶けていました。写真では崩れてしまっていますが、最初開けた時はゴムベルトの形をしたまま液状に溶けていたんです。


 最初ゴムが溶けているのに気づかず、ベルトを指で外そうとしたらドロッと液状に崩れた訳ですが、この溶けたゴムが手につくと全然落ちない!(KUREのシトラスクリーンでも落ちなくて、風呂で数日洗ってやっと落ちました。)

 周辺パーツに飛び散った溶解ゴムをアルコールで清掃しましたが手間が凄くて、カセットデッキの修理価格の中に「劣化ゴムの清掃」という項目がある理由が良く解りました。


 プーリーの清掃が終わり、Amazonで購入した汎用ゴムベルト(サイズは適当)を装着して、手動でパネル開閉動作の確認をした後に、パネル類を元に戻してゆきます。


 電源を入れて最終動作確認して15年振りくらいにパネル開閉復活!
 動くべきものがキチンと動くのは気持ちが良いものです。


 なお、ラックに戻す際にアンプは一番下に置くことにしました。アンプ以外は現在アナログレコードプレーヤーしか持って無いので、プレーヤー上の高さ空間を贅沢に確保して棚を設置。

 改めて見るとラック内がスカスカではあるので、安いCDプレーヤーと中古グライコを入れてみたいと妄想する今日この頃です。
Posted at 2025/07/29 17:43:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ・AV機器 | 音楽/映画/テレビ
2025年07月28日 イイね!

【需要無し】令和の時代に高級オーディオカセットテープの試聴レポ(デッキ修理・売却時の個人的記録)

【需要無し】令和の時代に高級オーディオカセットテープの試聴レポ(デッキ修理・売却時の個人的記録)★今回のネタは完全に自分への備忘録ですが、読んだ方にもし需要があったりした場合は私が喜びます★

 少し前の事ですが、手持ちのオーディオ類でレコードプレーヤーを除き(実質)最後まで残していた3ヘッドカセットデッキを売却しました。
 このデッキはSONYのTC-K555ESJと言うドルビーS搭載の3ヘッドデッキでしたが、フルオーバーホール後に大して使わずに7~8年放置していたらカセット挿入扉が開閉しなくなり、テープ走行系も動かなくなってしいました。

 SONYのサイトで調べると既に修理受付は不可能(と言うか全国各地にあったサービスセンター自体が、殆ど閉鎖されていた)であり、諸々調べてみると、技術者が個人で修理を請け負うサービスが結構あることが解りました。
 と言うことは、15年くらい前にベータビデオデッキ修理で持ち込んだ大宮のサービスセンターは既に存在しないのか・・・悲しい。

 調べた個人修理サービスの中から1箇所をチョイスして修理を依頼してチューニング含め見事復活となったのですが、折角修理しても気の利いたCDプレーヤーは既に手元には無く、ダビング(笑)用途として今後録音する機会も無いことから、また壊れる前に売却することにしました。


 また、手持ちで割と高級なグレードのカセットテープが未開封のまま何本もあったので併せて売却したのですが、改めて手持ちの録音済みカセットテープを聴いてみると、令和のデジタルサウンドに慣れた耳であっても恐ろしく高音質であったことに驚きました。
 折角なので、いまさら誰の&何の参考にもなりませんが(笑)カセットテープの所感を残しておこと思った次第です。

 録音済みテープには、このSONY機を買う前に使っていたVictor製のCDプレーヤーと3ヘッドデッキ(記憶では確かXL-Z521とTD-V631)の組み合わせで録音したテープもありましたが、そちらも十二分に良い音で録音されていました。


 本デッキは1993年に発売された、当時のSONYフラッグシップ(ESシリーズ内)モデルでした。
 確か1980年代からES⇒ESD⇒ESG⇒ESL⇒ESA⇒ESJみたいな名称で次々にモデルチェンジして発売されてた記憶(30~40年前頃の記憶)があり、このESJ以降ドルビーNRのSタイプが搭載されたはずです。

 高音質モデルの定番中の定番であるオートリバース無しの3ヘッドデュアルキャプスタン構造ですが、録再ヘッドにアモルファス(非晶質)合金を使ったり、テープ送りのキャプスタン軸に人工サファイアを使ったりと、これでもかと言うバブル時代感が満載で嬉しくなってしまいます(笑)


 そして手持ちの放出した未開封カセットテープ群(写真は一部)。やはりカビを生やして腐らすのは勿体ないのですから。

 元々SONY派だったのでSONY製品が多いですが、AXIA(富士フイルム)も少し残っていました。記憶ではmaxell(日立)のMetal VertexやUD系列なんかも残してた記憶がありましたが、過去に手放していたのか残ってませんでした。


 そして1本だけ開封して結局未使用だった、Masterシリーズの第2世代「Super Metal Master」。確か1本2,000円位した記憶がありますが、カセット本体がオールセラミック製でケースがアルミ製とバブル臭満載な拘りが凄い。

 第1世代のMetal Masterはそれなりに使用しましたが、当時はCDプレーヤー(SONY CDP-777ESAを所有)もカセットデッキ(本機)もセットで揃ってた時代に、なぜSuperの方は1度も録再しなかったのか不思議でならず大変勿体無いことをしました。(その頃にはCDをレンタルでは無く、中古店やネット通販で簡単に手に入る時代になっていたからか?)

 今回手放す前に録音してみれば良かったのでは?という話もありますが、録音ソース側の機器に納得いくものが無いので泣く泣く未使用品としてデッキとの抱き合わせで手放しました。


 さて、ここから一部だけですが、今更ながらのカセットテープ試聴レポート。SONY製品から5種類です。


【HF-Pro・TypeⅠ(Normal)】
 非常に柔らかい音で、特に低音が豊かな感じが印象的。
 とは言え高音もしっかり出ていて物足りない感じは皆無だが誇張した感じも無い。所謂ノーマルテープらしい音と言えるだろうが、中低音の柔らかい気持ちよさが特に好印象。
 ※写真は未開封が最終モデルで、録音済みは1世代前のもの(モデル名が中央では無く右上の線上に印字される)。

 SONYのノーマルテープ(HFシリーズ)はラインナップが多かったが、この1グレード下のHF-ESだと全般的に音のクリア感や豊かさが落ちて格下感を感じられたので、このProグレードは相当抜きん出た性能だった様です。


【UX-Pro・TypeⅡ(High)】
 低音から高音まで音がハッキリ&クッキリ表現され、特にロック系のアタック音はパワフルな音が印象的。ダイナミックレンジが広いと言う表現がピッタリな実力モデルと言った感じで、個人的に好きなテープです。

 これまた1グレード下のUX-Sだとクリア感及びダイナミック感がガクンと落ちてたので、ハイポジもProグレードの名に恥じない作りだった様です。
 もしかするとProの上位にMasterグレードがあるので、解りやすい個性を出して差別化を図ったのかも知れません。

 因みにこのUX-ProとノーマルのHF-Pro(前述)はテープガイド部分にセラミックブロックが仕込まれており(効果は忘れた)非常に凝ったカセット構造になっています。
 ※写真は共に最終モデルですが、1世代前は他モデル同様に右上の線上にモデル名が入るデザインでした。


【UX-Master・TypeⅡ(High)】
 ハイポジのフラッグシップモデルのMasterグレードで、カセット本体が全部セラミック製という気合いが入りまくったテープですが、個人的には優等生を狙いすぎたのか低音から高音まで非常に綺麗に出てはいるものの、それ以上でもそれ以下でも無いと言う印象で、妙にパワーの無いメタルテープという印象でした。

 いや、全然いい音なんですけど、何故か印象が薄くてですね。結局の所、音が好みでは無かったのだと思うのです。
 他グレードがモデルチェンジした際にも、このMasterグレードだけは継続販売だったので、作る側も差別化が色々難しかったのかな?と想像しています。


【Metal-S・TypeⅣ(Metal)】
 メタルテープの最廉価モデルでしたが、なかなかにメタルテープらしいクリア&パワフルで優秀な音を出してくれて、個人的に大好きなテープです。
 正直、この後世に多数発売された廉価版のメタルテープ群よりも音にパワーがあると言うか、楽器の質感表現が凄く良かった印象があります。

 この一つ上位にMetal-ESと言うグレードがありましたが、価格差程の違いを感じなかったので、当時は安いこちらを愛用していました。


【Metal-Master・TypeⅣ(Metal)】
 もう文句なんて一つも無い、圧倒的な音とはこの事でしょうね。今聴いても本当に度肝を抜くほど良い音です。
 CDからダビング(敢えてコピーとは言わない)したものなのに、高音・低音とかの再現性が良いとか言うレベルでは無く、何か鳴らしている楽器が普及品から高級品になった様な錯覚まで覚えます。

 当時のアナログ技術の限界をメーカーが突き詰めたんでしょうね。フルセラミックのボディ採用など含め、開発者の意地と根性を見た気がします。

 これを聴くと、やはり後継のSuperMetalMasterの実力を聴いておきたかったです。今更ですが。


 レポは以上です。今更過ぎて情報の需要は皆無でしょうが、今後のカセットテープ購入時の参考にしてください(笑)

 折角なので音の雰囲気だけでも記録したくて、スピーカーからの音をスマホ(iPhone14)で撮ってみましたが、マイク性能が冗談抜きに凄いですね。撮影後に聴いてみたら再現性に驚いたのと、PCで聴いても凄いんだから並のビデオカメラは要らないんじゃね?と思ってしまいました。

 流石に収録されている曲に著作権あるでしょうから、動画の公開は無理そうです。(最近ホント厳しいらしい)

 あと、一度で良いのでType-Ⅲ(FeCr(フェリクローム))テープの音を聴いてみたかったです。(SONYは対応デッキを結構長く作っていたらしい)
 自分が小学生くらいの頃、家にあったONKYOのステレオコンポにはTypeⅠ~Ⅲまでのテープセレクトスイッチがあったのを懐かしく思い出し、ネットでオーディオ機器のデータベースを見つけたのですが、当時(40年以上前)家にあったデッキも掲載されていてビックリ。
 https://audio-heritage.jp/ONKYO/player/ta-630.html

 こんな型番だったんだ・・・今更ながら初めて知りました。当時は高音側がNormalだと15Khz迄だったのね。

 アナログテープを聴く時間は昔の思い出がよみがえり、とても良い時間を頂くことができました。(満足)
Posted at 2025/07/28 18:55:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | AV機器 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「久し振りの横浜で日産ギャラリー・中華街ほか経由でハマスタ野球観戦 http://cvw.jp/b/295230/48599565/
何シテル?   08/14 17:38
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