
横浜から転勤する際に前職場の方から頂いた横浜スタジアムの観戦チケット(バックネット裏指定席2枚)があり、先週息子と行ってきました。なお、当日の対戦カードは横浜-巨人戦であり、2位と3位の直接対決で盛り上がる要素抜群。
息子は横浜中華街ほか諸々行ってみたいところがあったとの事なので、みなとみらい地区の堪能デーとなりました。
私は横浜勤務の5年間で結局一度も行けなかった日産ギャラリーに行ってみたかったので、行程の一番最初にぶち込んでみました。
そして行ってビックリ知ってビックリ。日産自動車本社って横浜駅からみなとみらいに向かう「みなとみらいウォーク」の一部になっていたんですね。本社建物内を通路が通っていて、そのままギャラリーに入れるとは思ってませんでした。

日産本社が銀座にあった時のギャラリーには2回くらい行ったことがありましたが(確か180SXとグロリアのカタログを貰った記憶があります。NAでも良いので後期180SXは今でも欲しいぞ。)、会場は前より広いんですかね?多分広いのでしょう。
折角なので、クルマに興味が無い息子に手荷物を持たせ(笑)R35GT-R、V37スカイライン、RZ34に乗り込んで試座。
35GT-Rのコックピットは意外にもタイトでコンパクトな感じがして、ドライバーの包まれ感満々でイマドキのクルマよろしくドアの高さ感が凄く車体剛性が凄そう。想像するに速度感は希薄なんでしょうけど、サーキットではサクッと恐ろしいタイムが出るのでしょうね。
スカイラインはドラポジを含めてGT-Rと同様の感触でしたが、クーペ派の私としては2枚ドアが無いのが寂しいところ。

そしてGT-Rやスカイラインから乗り換えると、Zは乗り降りの時からドラポジの低さを感じます。
ただ、Z34やCKV35スカイライン等も同じでしたが、左ハンドル用のサイドブレーキ位置は操作性がやっぱり微妙です。
右ハンドル専用設計なR34では、サイドブレーキが絶妙な位置にあるの事に慣れてしまっている所為もあるんでしょうけど。

RZ34の近くに展示されていたS30Zのパトカーを見ると、イマドキのクルマと比較して本当に小さい!
まぁ、ここまで小さくなくても良いですけど、日産に限らずイマドキのスポーツカー(だけじゃ無いですが)はデカくて価格も高いのばっかりなので、もっとインテリアは簡素にして車重も軽くし、サイズは二回り程小さくして価格2~300万円台ゾーンにでもしないと、若者は買えませんで?!
(転職サイトとか見ても20代後半~30代ゾーンは年収300万~400万円台が殆どなのを見ても、若者がクルマを買えるようにするにはもっと安くしないと。)
高性能ターゲット層向けも販売戦略上は必要なんでしょうけど、ラインナップには気軽に遊べるスポーツカーがあって然るべきかと強く思います。

ニスモゾーンではRZ34にも乗ってみましたが、パワーシートが当然付いているんだろうと思っていた所に、手動操作のレカロシートが付いていて逆に新鮮でした(笑)
作り的にはスパルタン感が出ていて良いのですが、イメージ戦略的にもM/T車があった方が良かったのでは?コンソールの小さいA/Tレバーが逆に違和感を感じてしまいました。
イマドキはA/Tの方がサーキットタイムが速いのは充分解りますが、乗ってみるとやはり無骨なマインドの部分も必要かと思ってしまいました。
日産も今はラインナップが寂しくなっており、同一車種が複数展示されている状況なので、以前のように沢山の車種が並べられる日が来ることを、日産車乗りとして切に祈っております。

日産ギャラリーを出て新高島駅に向かう途中、ポケモンGOのポケストップで存在だけは知っていた京急本社ギャラリーを発見!
急遽息子に立ち寄りの許可を頂いて(笑)会場をチラ見だけしてきました。世代的にグッと萌える保存車輌が駅ホームを再現した場所に展示され、中にも入れます。

会場は決して広く無さそうに見えましたが、その他運転シミュレーターとHOゲージレイアウトが満ち満ちと配置されている様です。今回は本当にチラ見程度だったので、今度ちゃんと見に行くことにしましょう。
(奥にある駅の発車表示板が気になって仕方が無い。)

京急ギャラリーを出てから、みなとみらい線の新高島駅から乗車して馬車道駅にて下車後に赤レンガ倉庫方面へ歩き、息子が行きたがっていた海上保安庁の敷地にある「
海上保安資料館・横浜館」に向かいます。
資料館の場所は汽車道の終点である「旧横浜港駅跡地」の横でした。横浜港駅はてっきり貨物駅の荷扱いホームなのかと思い込んでましたが、説明書きを読むと貨物駅の一部を使って旅客扱いをしていた時代に使用していた旅客ホームだったんですね。
今なら赤レンガ倉庫が観光地になっているので旅客需要もありそうな気がしますが、当時は船舶乗船者向けで需要が無かったのかも知れませんね。
そう言えば昔は山下公園まで貨物線が伸びていて、そちらも一時期旅客営業をしていたそうです。

資料館に到着。
こちらは海上保安庁が北朝鮮の工作船領海侵入事件に対応した際、自爆・沈没した北朝鮮の船舶を引き上げ調査したものを保存・公開しているものです。

沈没船だけでなく、海底から引き上げ回収した武器等も展示しています。当時の北朝鮮工作員は自爆により全員死亡したそうですが、身につけていた装備品や金日成バッジ等も展示してありました。

工作船に格納していた小型船艇も展示されています。
事件当時の銃撃戦の様子も映像が残されており、緊迫の記録映像がスクリーンで上映されています。

現在も過酷な領海付近で活動して頂いている海上保安庁職員による数少ない広報の場であり、一度見てみる価値は充分にあるかと思います。
因みに入場は無料で、見学者は結構おりました。
なお、館内ではグッズも販売されており、ローレル模様があしらわれた帽子がカッコ良かったのですが中々に高価(4,500円位)だったので今回は見合わせることにしました(苦笑)。

見学後、馬車道駅に戻ってからみなとみらい線終点の元町・中華街駅まで移動。
全くもって久し振り感は無いのですが、見慣れた朝陽門から中華街に入りますが、兎に角凄い人です。

取り敢えず腹が減ったので、息子が事前にチェックしていた「
順海閣」と言うお店で遅い昼食を摂ることにしました。
中華街のメインストリートは本当に観光客で激混みなのですが、路地に入ると一気に静かになる中華街の不思議さ。

路地の中は比較的リーズナブルに食事ができるお店がひしめいていますが、美味しいお店を探すのも中々難しいところかと。時間も15時を回っていたので、結構どこも空いております。
路地が空いているのは、若干怪しい雰囲気が漂っていることも無縁では無さそう。。。

お目当てのお店(順海閣)はストリートの中程にありました。
念のためメニューの価格帯チェックだけして(笑)お店に入ります。

私は麺を頼みましたが、息子は飯(五目チャーハン)を注文。
そして、このチャーハンが凄く美味かったのです。麺も悪くは無かったですが比較したら絶対チャーハンかなと。(個人の印象です)

息子がネットでチェックして食べたがっていた牛肉とオイスターも注文。
これ、本当に文句なしで美味かったです。息子の情報収集力に恐ろしさすら感じました。

他にも諸々注文して結構お腹に溜まってしまい、少々頼みすぎたかと後悔している所に最後の黒ごま団子がキツかったのですが、あまりに美味くてペロッとたいらげてしまいました。
こちらのお店は点心が有名らしく、それも納得の美味しさ。他にも色々とあるので後日食べてみたいところです。

お店を後にして、すぐ近くにある「
横浜関帝廟」に向かいます。
こちらも息子が行きたかった場所で、関羽様を祀っている寺院(?)だとか。
私は三国志もパリピ孔明(笑)も見ていないので全然概要を知らないのですが、取り敢えず大きな線香を購入して参拝だけはしてきました。
早口で説明された参拝ルールに気を取られて、肝心の関羽様像に気が付かない有様だったのは失敗でしたか。

関帝廟道には門があるんですね。
そしてこの門の近くにある「
華都飯店」にも息子は行ってみたかった様ですが、少々食べ過ぎたので改めてのお楽しみにすることにしました。

このお店の向かい側に中華学校があるのですが、壁に書かれた絵が妙に日本アニメっぽくて、相当影響を受けてんだろうなぁと思った次第。
工業分野は中国に敗北状態ですが、サブカル文化については何となく負ける事は無い様な気がします。何となく。

次に、息子が恐らく日本人は会員になれないので入れないだろうと言っていた「同郷会館」を見てみたいと言うので、目の前にあったその建物を外から見物。
所謂雑居ビル?の様ですが、建物入口の奥からは中国語が飛び交っている様に聞こえました。
こちらは中国の同郷の方が会員となって、部屋を貸し出している(らしい)場所だそうです。

最後に中華街の中心部を通って、横浜スタジアムまで移動します。
息子は中華街を相当気に入っているので、そう遠くない時にまた来ることになるでしょう。
横浜スタジアムは巨人戦でなくても連日満員の様で何よりです。今回はプレーボール前に余裕をもって来られたので、事前にお土産チェックもできました。(夕日がまぶしい)

プレー開始時の監督挨拶。三浦VS阿部ですが、私が野球に熱狂していた時代に現役で活躍されていた方達です。
しかし満員のスタジアムを見ると横浜ベイスターズも人気球団になりましたよね。この日の巨人の応援者は3塁外野の半分と3塁内野席の一部と言う感じでしたよ。
昔の横浜大洋ホエールズ時代を知る身としては涙ものです。

帰宅列車に乗れる時間もあるため、観戦は同点の7回終了までおしまいです。結果は横浜敗戦だった様ですが、夏の夜空の野球観戦はオツな物でした。(夜風が気持ちよかった。)
今回は野球観戦がマストの行程でしたが、息子も諸々見たいところに行けたので満足できたようです。また、私も行けてなかった日産ギャラリーに寄られたので満足した一日を過ごすことができました。
あとこの地域で行ってみたいのは、大桟橋と原鉄道模型かな。