大層なタイトルに見えますが、最近ちょっと気になった事がありまして。(今回は備忘録も兼ねているので長いです)
そう言えば10年以上前に同じような内容の日記を書いたハズですが、検索しても全然出てこない。あの記憶は幻????
以前から電子版のマンガを通勤中の電車内でよく読んでいるのですが、今は引退されている作家さんに、電子版書籍の印税(正確には印税とは言わないらしいですね?)は、どの電子版書籍購入サイトであってもちゃんと支払われているのかな?と思いまして。
と言うのはサイトによっては、例えばコミック単行本1巻単位で購入するタイプにしろ1話ずつ購入するタイプのサイトにしろ、多くのサイトで期間限定「0円で○○話読める!」とか「1話あたり○円割引!」とかあるじゃないですか。
そうなると、その割引分の料金負担は誰(サイト運営会社なのか作家さんなのか)がしているのかな?と疑問に思った訳で。
もし作家さんが負担する場合、サイト掲載契約はチャンとしているんだと思いますけど、引退した人の場合も割安な印税?が支払われてしまうので、押しの作家さんに課金をしたい場合は定価の時に購入する方が良いのかな?とか思った次第です。
いや、なんでこんな事気にするのかと言うと、引退したとは言え、押しの作家さんにはちゃんとしたお金を払っておきたいから。(紙の書籍の場合は、初版・重版等の印刷毎に支払われているので問題なし?という認識で合っていますかね?)
こんな事を急に気にし始めたのは・・・
私は昔から凄い量のマンガを読んでいましたが、段々読む時間が無くなってきて積みマンガが大量に発生し、結局読めなかった本を一部を残し大量に売却しましたが、一部のシリーズだけは未読の状態で手元に残していました。
その残していた本も長い間未読のまま放置しており、最近ふと思い立って読み始めたのですが、取っておいてあった本は最も新しいモノでも2010年9月頃発行と、約11年も経っていました。(勿論話なんて殆ど忘れていたので最初から読み直した(笑)))
そうなると、続きを読もうと思って買おうと思っても大半が廃盤になっていたり、作家さん自身も休載・引退してたりして焦りまして(笑)、しかもWeb版であっても販売されていない本が結構あることと、Web版自体が最近急に進んだ私の老眼(汗)だと猛烈に読み辛くなってきたことから、極力紙の書籍を買い始めることにしました。(紙媒体は非常に読みやすく、年寄りに優しいです♪)
あと廃盤の単行本の場合は恐らく書店のデッドストックでもあるだろう、と言う事で極力新品で購入したかったのですが、今探してみると、本当にリアル店舗の書店が無くなっていてビックリ(汗)
残っている実店舗も可能な限り探し回りましたが(先日秋葉原に行ったのもそのため)、結果的に結構な数をアマゾンをはじめとするWeb店舗での購入になりました。
そして探し始めてみて思ったのは、実質引退されている作家さんだと新品の購入は本当に大変でした(笑)
この児玉樹(こだまみき)先生の本は、同時期に連載していた2作品を途中まで購入済みで、それらの連載が終了した後に新たな2作品の連絡が始まりましたが、1本は完結したものの、もう1本は休載の末に打ち切りとなったらしく、単行本未収録の話もある様です。(SNSは未更新のまま止まっている)
一応、未購入の単行本は全て新品の在庫品で買えましたが、一部スッゴい定価が高いDVD付き限定版が1冊限り在庫有りで、仕方なくそちらを購入したとかもありましたが、まぁ買えただけ良かった。
今でも好きな作家さんなので是非とも復活して頂きたいですね。止まった連載の続きも気になりますし。
現在は連載中であっても、最近は紙媒体の発行部数が少ないのか、初めの頃の単行本購入が大変だった例も。
この天野こずえ先生の「あまんちゅ」は、前作のARIA読了後すぐに買い始めたモノの、1巻から全く手を付けずに数巻目まで購入したところで止まっていました(当然全部未読)。
こちらは実店舗だと初期の巻の在庫が薄くて、なんとか最新刊まで書店の実店舗で購入できましたが、とにかく未読の巻数が多くて読むのが大変だった。しかも話の流れ的にもうすぐ終わってしまいそうな勢いですが(汗)
連載の終盤に付録の「0.5巻」が付いた限定版の発売が連発していて、限定版(特装版)に拘ると大変だったのが武梨えり先生の「かんなぎ」。
しかも連載中に作者が大病を患い、長期休載期間があったとか全然知りませんでしたし、当然現在は連載も完結し、その後の連載作品もあるのですが実店舗では在庫が全く見つからず現時点でまだ未入手の状態。
昔120巻位までは買っていた、有名な秋本治先生の「こち亀」。
一応終盤から200巻まで買ってみましたが、登場人物が変わりすぎて、色々と解らなくなっていました(笑)最近201巻が出たようですね。
最近の売れ筋作品を調べてみると、ラノベ原作モノが結構多い印象ですね。まずタイトルが長い(笑)
そして、やたら異世界転生ものが多いのは気のせい?基本的な話の流れがパターン化している様な気もしますが、その中でも独創的な世界観やストーリーで話を面白く作り上げている作家さんに注目しています。
基本Web版を読んで終わっていますが、話や絵が気に入ったりすると紙の単行本に切り替えて購入しています。
最近気に入っているのはこの辺り(糸町秋音先生・青乃下先生・柚アンコ先生ほか)です。
女性向けコミックも原作モノが多い印象ですが?あまりジャンル的な造詣は深くありませんし、掲載雑誌自体も知らないので詳しい事は何も解りませんが、今はこのジャンルって何て呼ばれてるんでしょうか?
こちらで読んでいるのは異世界転生モノでの検索履歴から繋がった作品群なので恐らくジャンル的に偏りはあると思いますが、作品的に話とか絵柄が気に入ったもの紙の単行本に切り替えて購入しています。
現在気に入っているのはこの辺り(藤小豆先生・梶山ミカ先生・野口芽衣先生)です。
いま購入するのに一番苦労しているのが、宮尾岳先生の自転車マンガ「アオバ自転車店」シリーズ。
発刊巻数(ペース)が非常に多く、単行本も20巻を区切りにシリーズが変わるため旧シリーズは一気に廃刊となり、ネット書店でもアッという間に在庫が無くなってきます。現在マトモに買えるのは最新シリーズですが、書店置きが何故か殆ど無い。
現在第2期シリーズ~3期シリーズを中心に在庫ある分からネットで購入していますが、既に中古のみになっている巻もあることから、そちらは仕方なく中古品で買っています。
それでも中古実店舗のブックオフ等でも殆ど在庫を見かけないのが厳しい。発行部数が少ないんでしょうね。今一番購入するのに苦労しています。
最後に私のバイブル、石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」シリーズ。
相当前の事ですが、作者逝去後に新聞広告で連載当時のアシスタントスタッフが作者のノートを元にした最終章「完結編」を刊行すると言う記事を見て絶対買う!と思ったモノの行動には移しておらず、ここ最近ようやく買い集めることができました。(一応大きな書店に全巻在庫があったのは助かりました。)
天使編等で過去2回連載中断した作品ですが、この完結編で本当に完結できました。ラストの003の台詞が作品の最後を全て纏めてくれたのではないでしょうか。
恐らくこの最後の内容が彼ら9人を救う最善の結末だったと思いますが、それにしても作者が亡くなった後に、こうしてシリーズのラスト飾られた事は、実は非常に幸せな作品だったのでは?と思いました。
この完結編の絵柄が元々の連載時と全く変わらないのは、作者存命中当時からアシスタント達の手によって絵の多くが描かれていたのかもですね。
そんな事を想像すると、「こち亀」に昔出てきた、作品の殆どをアシスタント達が描いていて、先生は主人公の目玉しか描かない話を思い出しますけど(笑)
そして、完結編を読了した直後に、岡崎つぐお先生による009が連載されていてビックリ。
書店で単行本があったので思わず買ってみましたが、岡崎作品の単行本を買うのは「どきどきハートビート(1986-1987)」以来でしたよ。もう30年以上前(笑)
備忘録的に日記に起こしてみましたが、仕事のストレスの所為か、なんだか読みまくっていますね(汗)これはイカンです。
それにしても昔と変わらず読むジャンルの悪食感が凄いですが、5年・10年後に読むモノがどう変わっているのか、その時にこの日記を読み直すのが楽しみです(笑)