
先週末の土日(12月7日〜8日)に、妻の実家(和歌山県)に帰省と墓参りを兼ねて、紀伊半島南部に広がる「熊野古道(参詣道)」中辺路(なかへじ)の一部を行脚して来ました😊
12月7日(土)朝一で自宅を出発し、ハーバーハイウェイ〜阪神高速湾岸線〜阪和自動車道と南下して、11時過ぎ妻の実家(妻の姉夫婦宅)に到着した。
妻の姉夫婦と妻のお母さん(堺の自宅を引き払い同居している)との5人で、実家近くのお食事処に行き、わいわいと賑やかに昼食をいただいた。
ご自身の実家(この近く)の農業を継いでいるお義兄さんは仕事へと戻り、残る妻とお姉さんとお母さんの3人を乗せて、お姉さんご要望の「とれとれ市場 南紀白浜」へと向かい…

※「とれとれ市場 南紀白浜」施設も駐車場もデカイのだ💦
「とれとれ市場」の広大な駐車場の道路に面した側には、数多くの白い仮設テントが張られ、毎年恒例となっている「全国大陶器市」(11/16~12/15)が開催されていた。
食器から美術品まで約20万点が所狭しと並び、家庭用や業務用の器などを展示販売していた。
有田、伊万里、美濃、信楽、萩焼などの産地の陶器を、割安な価格の食器から高価な美術品まで多彩に展示販売されており、家具や刃物や食品を扱う業者もいた。
楽しく見て周ったのち結局は何も買わず(笑)、その後「とれとれ市場」の施設にも立ち寄り、圧倒的な数の全国各地で獲れた海鮮魚介類なども見て周った…
午後2時過ぎ、お姉さんとお母さんを実家まで送り届けた。
実家前でお二人さんとはお別れをして、次に本州最南端の辺りに在る妻の(亡くなった)父方のお墓に立ち寄り、草むしりと除草剤散布をして、その後しっかりお墓参りをして、お寺を出たのが午後4時過ぎ…
まだ日は落ちていないが、今日の予定…妻の実家帰省と墓参りを全て終え、今宵の宿へと向かう。

※メルキュール和歌山串本リゾート&スパ
今宵の宿「メルキュール和歌山串本リゾート&スパ」へは、午後4時半過ぎに到着。
広大な駐車場(約200台)には、既に1/4ほどの駐車スペースが埋まっており、ホテル施設に近い場所は既に満車状態だ…
元々混雑を避けて離れた場所に駐車(ドアパンチ被害予防)する私は、適度に離れた角スペースに停めた☺️
早速、ホテル施設に入り、妻がフロントカウンターでチェックインをしている間に、私はウェルカムドリンクコーナーで100%オレンジ🍊ジュースとおつまみを取り、眺めの良い席へと移動して腰を降ろす(笑)

※フロントの奥に在るウェルカムドリンクコーナー
チェックインを済ませた妻もやって来て、ドリンクとおつまみを堪能して部屋へと入る。
私達が泊まったのは927号室だ♪
9階の角部屋で、少し広い造り(extrabed×2付)のツインルーム。

※927号室はTV(左)側が少し広くextrabedが展開されていた
午後6時から1階ダイニングルームで、ビュッフェ形式の夕食が始まり、私と妻は思い思いのメニューを受皿に取り、私はまたいつもの悪いクセでアレもコレもと目移りしてしまい、ついつい多く取り過ぎてしまった💦
…で結果は、残しては勿体ないと、全て平らげて満腹状態に…(笑)

※1階ダイニングルームでは…

※様々な料理が用意されお好みメニューを選べる…

手前が私のプレートで茶色ばかりのガッツリメニュー(笑)で奥が妻のメニューだ
美味しい夕食を食べ終え、部屋に戻った私達は、早速1階の大浴場へと向かって、眺めの良い温泉♨️露天風呂をしっかりと満喫した👍

※露天風呂からは橋杭岩も望める👍
朝一からの長距離ドライブと、義実家への帰省と会食に墓参りと、丸一日の疲れもあり、午後10時過ぎにはベッド🛌に潜り込み…爆睡してしまった😅
(なんでも💤とデカいイビキをかいていたらしい…妻談(笑))
翌朝は、6時に起床してシャワー🚿を浴び、歯磨き🪥髭剃り🪒ドライヤーと、素早く身支度を整えて、朝7時から昨夜と同じ1階ダイニングへ赴き、昨夜と同じくビュッフェ形式の朝食をいただいた。
昨夜は、茶色ばかりのガッツリメニューだったので、少しは反省して…出来るだけ彩り豊かなカラフルで健康的なヘルシーメニューにした(笑)

今朝の食卓…

妻の朝食プレート

私の朝食プレート…健康的でしょ?
朝食を美味しくいただいただ私達は、部屋に戻り荷物を片付け準備を整えて、旅行バッグ👜を持ってエレベーター🛗に乗り込んだ。
1階のフロントカウンターまで行き、朝のチェックアウトも妻がやってくれた。
ホテル施設を出て、駐車場を愛車の停めてある場所まで行くと、周りも駐車しているクルマだらけ…となっていた。
やはり、土曜日の宿泊だけあって、ホテルの部屋もほぼ埋まっていたみたいだ(笑)

※この左手前辺りにホテルの駐車場🅿️が更に広がっている…
12月8日(日)の帰省&墓参り旅2日目は、完全プライベートのレジャー満喫日だ😄
午前8時15分、愛車に乗り込みエンジンに火🔥を入れ発車する。
ホテルを出発して、紀伊半島東側の海岸線を北上して行くと、右手に国の名勝天然記念物に指定されている「橋杭岩」が見えて来て、その周りの海面に朝陽が反射してキラキラ✨と輝く…
更に北上を続け、9時過ぎに「大門坂」駐車場🅿️に到着した。

「大門坂」駐車場でポツンと停まっている愛車(笑)

右「大門坂観光案内所」と左「公衆トイレ」
「日本三大古道」のひとつ「熊野古道」は、古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇や女院から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣した古道。
「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられている。
田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(おおへち)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)が、「熊野参詣道」として世界遺産に登録されている。
その中でも最も多くの参詣者が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路…
「大門坂」はその中辺路の一部であり、「熊野那智大社」への長さ約640m高低差約100mの石畳が続く参詣道である。
「大門坂」駐車場に在る「大門坂観光案内所」は、まだ開いておらず、カウンター前にあるパンフレットだけ取り、トイレだけ済ませて「大門坂」入口へと向かう…

朝9時過ぎだが次々と参詣者が登り始める…

「紀伊山地の霊場と参詣道」「熊野参詣道中辺路」

「大阪屋旅館跡」南方熊楠が3年間滞在した…

「那智の七石 鏡石 祈り石」

「平安衣装屋」さんの主な客はインバウンド外国人

夫婦杉は樹齢800年…後姿のお二人も夫婦?

「大門坂」の石畳が続く…

「大門坂」の途中で…何か在るゾ

「多富気王子跡」熊野参詣道中辺路にある最後の王子社

周りの樹々から木洩れ日が射し込む…
昔は、この石畳の坂の上には“大門”があったので「大門坂」と呼ばれるようになった。
今は無き大門の辺りは、踊り場のような平地となっていて駐車場🅿️も在り、そこからまた階段での「表参道」が続く…
「表参道」入口の角には郵便局が在り、懐かしい赤ポストも立っている。

「表参道」入口の那智山郵便局と懐かしの赤ポスト(笑)

「熊野那智大社」まであと少し…

「熊野那智大社」階段下の鳥居⛩️

境内まで最後の階段…もうちょっとだ!

階段を登り切り振り返ると…いい眺めだ♪
「熊野那智大社」は、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」と共に「熊野三山」の一つであり、「那智山清岸渡寺」と共に熊野信仰の中心地として栄華を極め、古来より多くの人々の信仰を集め、今なお多くの参詣者が訪れている。
467段に及ぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約500mに位置しており、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を御主神としてそれぞれの神様をお祀りしている。
境内には、日本サッカー協会のロゴにもなっている「八咫烏(やたからす)」の烏石や、樹齢850年の大楠が茂っている。

いよいよ境内をゆく…

「熊野那智大社」本殿だ

本殿の左手「御縣彦社」がある…

日本サッカー協会のシンボル「八咫烏」だ

御縣彦社 初祭神 賀茂建角身命(八咫烏)
八咫烏は、神倭磐余彦命(神武天皇)を熊野から大和(奈良の橿原)まで道案内をしたといわれる鳥であり、熊野の神様のお使いとされている。
無事に道案内を終えた八咫烏は熊野に戻り、当社で石に姿を変えて休んでいると伝えられている。

日本サッカー協会のシンボル「八咫烏」

「那智」の樟は樹齢850年…

那智の樟(くす) 樟霊社胎内くぐり

胎内くぐり入口(根元から入り)

胎内くぐり出口(幹から出て来る)
「那智山清岸渡寺」は、千日の滝行をされた花山法皇が永延2年(988)に御幸され、西国三十三所第一番札所として定められ、多くの信者や参詣者が全国から訪れている。

「那智山清岸渡寺」
「那智山清岸渡寺」本堂の裏手からの眺めが良く、那智の滝との調和が美しい朱色の三重塔が必見のフォトスポットとなっている。

境内裏手からの「那智の滝」…三重塔は工事中で残念!

境内からの下り階段途中に紅葉🍁が…

中門をくぐると眺めの良い景色が(笑)
「熊野那智大社」6つの社殿から、約800m離れた場所に在る「那智の滝」を真正面に望める「飛瀧神社」を目指して歩を進めた。
途中、“鎌倉時代の石段”を通る際、両脇に竹林が在り、竹の奥に黄色から赤色へのグラデーションがとっても綺麗な紅葉🍁が見えた。

竹の奥には綺麗な紅葉が…

グラデーション鮮やかに…

色付いていた😃

竹林内にある「伏し拝み」案内板には…
ここは飛瀧神社である那智御瀧の遥拝所である。
礎石は往古の建物跡であり、下方に向かう石段は鎌倉積みの石段の原形をそのままに残している。
…と、ある。
この先に在る「那智の滝」は、「飛瀧神社」(熊野那智大社の別宮)のご神体として、古(いにしえ)より人々の畏敬を集め「一の滝」とも呼ばれる日本三大名滝の一つ。

石の階段を降りて来た先に在る「飛瀧神社」から…

真正面に見える「那智の滝」

「飛滝神社」の…

鳥居から望む「那智の滝」
しばらく「那智の滝」をゆっくりと観て、紅葉🍁の散策に、緑のマイナスイオン浴をしながら歩を進め、愛車を停めてある「大門」駐車場🅿️まで、戻って来た。
「大門坂」駐車場で、先にお手洗いだけ済ませて、愛車に乗り込み再びエンジンに火🔥を入れ、ここからは「給油」と「食事」を挟みながら帰路につく。
R42沿い下里駅近くのセルフ式ガソリンスタンド「ENEOSサンドリーム下里SS」でハイオク満タン(186円×32.30L=6,008円)にして、更に南下を続け…
紀伊姫駅を過ぎると左手の先に見えてきた。
吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されている「橋杭岩(はしくいいわ)」だ。
串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っている。
海の浸食により岩の硬い部分だけが残り、あたかも橋の杭だけが立っているように見えるこの奇岩には、その昔、弘法大師と天の邪鬼が賭をして、一夜にして立てたという伝説も伝わっている。

「道の駅くしもと橋杭岩」の…

駐車場🅿️に停め…

駐車場の海寄り遊歩道から…

海を眺め…

「橋杭岩」を…

しっかり堪能した(笑)
そのあとは、中辺路散策で歩き回り腹も減ってきたので、「道の駅」のR42向かい側に在る「レストラン空海」に入った。

目の前のR42を渡り…

正面に在る「空海」に入る
店内は、割と落ち着いた雰囲気で、12時を過ぎていたが、まだ空席がいくつか有った👍
妻は「まぐろレアカツセット」を、私は「とんかつセット」をオーダーした。

妻の「まぐろレアカツセット」(税込1,700円)

私の「とんかつセット」デミグラスソース(税込1,600円)

窓際の席に陣取り景色を満喫しながら美味しくいただく

私の席からは愛車が確認出来て安心だ(笑)
食事の後は、アイス珈琲(税込400円×2)をいただき、しっかりとランチタイムでリフレッシュが出来た😃
昼食のあとは、レーダーオートクルーズとレーンキープをONにして、ひたすら北上を続け(トイレ休憩2回)、途中「紀の川市」に在るウチ(ホント家)のお墓参りだけ立ち寄り、神戸ポートアイランドの自宅まで約260km(約5時間)の長旅を終えた。
皆さま、ロングランにお付き合いいただき、ありがとうございます😊