東京「中野サンプラザ」跡地 再開発断念で住民説明会
2025年5月29日 6時16分
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東京・中野区は地元のシンボルだった「中野サンプラザ」の跡地の再開発計画を断念したことを受け28日夜、住民への説明会を開き、区は今後、住民との意見交換や市場調査を行って、新たな計画の策定を急ぐ考えを示しました。
「中野サンプラザ」の跡地の再開発計画では、当初、超高層ビル1棟や多目的ホールなどを建設する予定でしたが、工事費の高騰で事業費が当初の見込みの2倍近くに膨らむおそれが出たことから区はこの計画を断念しました。
そして、28日夜、計画の断念後、初めてとなる説明会を開き、住民およそ60人が参加しました。
説明会では、区の担当者が計画の断念後に、一部の区民から要望があがっていた既存の建物を改修して使用する案について、試算の結果、費用が100億円以上にのぼり実現は難しいと説明しました。
そして、今後、住民との意見交換や市場調査を行って、新たな計画の策定を急ぐ考えを示しました。
これに対して、会場の参加者からは「新たなホールなどは早く整備してほしい」といった要望や「工事費が高騰するなかで新たな事業者は見つかるのか」などといった疑問の声があがっていました。
参加した20代の男性は「検討に時間がかかると、また計画が頓挫することになりかねない。区はスピード感を持って取り組んでほしい」と話していました。
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Posted at
2025/05/29 10:10:31