燃費という言葉は何となく使っていますが、よく考えてみると混乱する時もあります。
燃費とは燃料消費率の略(Wikipediaによる)なので、単位距離あたりの燃料消費を表すものだと考えたくなります。しかし実際には、単位燃料量あたりの走行距離を燃費と呼んでいるわけです。その結果、数値が高い方が燃費が低い(=燃費が良い)ことになり、直感的にわかりにくくなっていると思います。
Wikipediaによれば、燃費を表示するのに単位燃料量あたりの走行距離を用いているのは米国と日本で、欧州各国では「liter/100km」のように一定距離を走行するのに必要な燃料量を用いる、とあります。「燃費」という名称には、欧州の計算方法の方が合っているのでしょうか。いっそ日本でも、欧州のように燃費を「liter/100km」で計算するようにするわけにはいかないでしょうか。
現在の計算方法を変えないならば、「燃費」ではなく、「単位走行距離」とか「リッター走行距離」とか呼び方を変えるということも考えられます。
(アメリカではマイレージと呼んでいるので、ツジツマはあっています)
おそらく、このような議論は古くから繰り返されていて、でも結局「燃費」に落ち着いたのでしょうね。そのあたりの事情をご存じの方は教えてください。
(以下はWikipediaより引用)
· 「低燃費」とは「低燃料消費率」の意・略で、距離に対しての燃料消費量が少ない(=燃費が良い)という意味である。燃費の数値が低い(=燃費が悪い)という意味ではないので、注意が必要である。誤用防止のため「省燃費」と言う場合もある。
· 日本及び米国等では燃費を表示するのに、「km/liter」や「mile/gallon」といった単位燃料量あたりの走行距離を用いるのに対し、欧州各国では「liter/100km」のように一定距離を走行するのに必要な燃料量を用いる。前者はその数値が「大きいほど燃費が良い」ことになるが、後者では「小さいほうが燃費の良い」ことになる。
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Posted at
2010/01/16 07:59:16