#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。
…って、「このシリーズ、まだ続いていたのかよ!」と突っ込まれそうなくらいに久しぶりのアップですね(汗
青函トンネル(正式名称は「海峡線」)を含む青森-函館間のJR線は総称して「津軽海峡線」と称されており…
今では特急「スーパー白鳥」や急行「はまなす」
古くは快速「海峡」や特急「はつかり」
…と言った青函トンネル経由の優等列車がバンバンと通り過ぎていく。
しかし細かいことを言えば、北海道内の木古内-五稜郭間は、青函トンネル開業前から存在し、五稜郭駅-(木古内駅)-江差駅を結んでいた「江差線」の路線に乗り入れており、「津軽海峡線」から外れる木古内駅-江差駅の区間は完全なるローカル線になっている。
で、こんなニュースが流れてきたので…
JR北海道、木古内-江差の廃止を検討 バスに転換へ
(産経新聞 2012.8.8)
JR北海道が江差線木古内-江差間(42・1キロ)の廃止を検討していることが8日、分かった。同社はバス路線への転換を想定しており、木古内町など沿線3町と協議を進めたい考えだ。
JR北海道によると、対象区間は山間部で利用者が少なく、昨年度の1キロ当たりの1日平均利用者数は41人と、同社の路線で最低。3町は「収支が悪いという説明は受けているが、廃止は寝耳に水だ」などとしている。
一方、江差線木古内-五稜郭間は、2015年度の北海道新幹線新青森-新函館間開業に伴い、第三セクター鉄道として存続することが決まっている。
まあ正直、驚くほど閑散とした路線で、しかも平行の道道(国道ではない)も数年前の段階では、殆どの区間で1.5車線という、北海道では珍しい狭窄な路線。
逆に言うと、それだけでも十分需要に応えられるということなのだろう。
(函館-江差間は、鉄道路線とは大きく離れた鶉経由の国道がメインルートになっており、更に言うとそちらの国道を経由して走るバスが江差へのメインアクセスルート。)
…とは言え、この路線には比較的有名な「湯ノ岱温泉」が存在しており、個人的にお気に入りの温泉の一つなので、今回紹介することにしたい。
「北の大地の始発駅」とアピールしている木古内駅
正確には「江差線の中間駅」に過ぎないのだが、海峡線(青函トンネル)と通ってきた列車が、この駅から道内の在来線に入っていくので、まあ「始発駅」というのも間違いではないのだが…
で、ここの駅前に「急行食堂」という、ネーミングの食堂があり、名物は焼きそば。
10年ほど前は他のメニューもあったものの、メニューに「体調が悪いので、すぐに出来る焼きそばをオススメします」と書かれていたり、他のメニューをオーダーしてもアレコレ説得されて最終的に焼きそばをオーダーすることになると言う不思議なお店。
残念ながら、店・焼きそばとも写真はなかったので、
食べログへのリンクを張っておきます。
昭和な雰囲気の店や、癖の強い女将さんの記憶はあるものの、肝心の焼きそばの記憶が全くないのが不思議なところ。
しかしこの女将さん…食べログでも色々紹介されていますが、実際かなりインパクトのある方。
また最後に訪問したのは数年前で、既に80前後になられていたはずなのだが…私の印象では50~60代に感じており、かなり若々しい方であることは確か。
(パートさんと印象がごっちゃになっている可能性もあるのだが)
で、北海道に住んでいた頃、車で何度も訪れていた湯ノ岱温泉なのだが、列車で訪問したのは平成14年が最後。
その時使用したトクトクきっぷが残っていました。
札幌-函館間の特急に乗れるオフピーク往復券(朝と夜の列車に限定)と、函館エリアのフリーパスがセットになったもので、今でも存在しているかは不明。
(JR北海道はこうした“比較的空いている列車”に限定した、割引率の高い商品を設定することが多く、便利に使っていた)
函館から木古内までは、特急や(当時は快速「海峡」も)で簡単に来れるものの、この先、江差までは1日数本の普通列車のみの運転。しかもキハ40による単行運転が殆ど。
しかし画像が残っていなかったので、根室本線のキハ40の画像で代用(大汗
そして湯ノ岱駅で途中下車
交換設備があり、タブレット交換も行われる駅で駅員さんも常駐。
そして当時は硬券入場券や、青春18きっぷの“ナマ券”も扱っていた。(今でも扱っているかは不明)
しかし茨城デスティネーションキャンペーン専用の乗車券袋に入れてくれる大雑把さが素敵。
(実はこの乗車券袋…タダの封筒ではなく、裏面がドリンク引換券になっている)
但しキャンペーン終了後なので、「有効活用」といえるのかも知れないが、そもそもキャンペーン期間中に、この駅で茨城県内を目的地とする切符が何枚売れたのかは謎。
そして温泉街(と言っても2軒だけ)まで歩くと10分くらいは掛かるのだが、視界を遮るものもなく、駅から温泉が見えているので、気分的にはかなり楽。
しかし温泉までたどり着いたものの、事前のリサーチ不足で、「保養センター」という日帰り入浴施設は定休日。
隣の「湯ノ岱荘」という宿で聞いてみるものの、大浴場清掃中で入浴不可
2軒しかない温泉施設の両方で入浴できないという事態…
「しまったなぁ」と思っていると、「せっかく来て頂きましたので、少し小さいですが家族風呂で良ければ」とご厚意で入浴させて貰えることに。
有馬温泉や豊平峡温泉に通ずる、鉄分たっぷりの「金泉」で、更に析出物が床にこびりついている程で、如何にも「効きそう」な温泉。
湯ノ岱温泉以外にも、“天の川駅”や、中世以来、蝦夷地における和人の拠点があった上ノ国・江差の遺跡など、色々見所はあるものの、写真が残っていないので、今回はパス。
最後にオマケ。
上ノ国の道の駅(江差線から歩くのは少し無理がある)
確か元々が図書館か何かで、「道の駅」としては全くもの足らない(特に売店や飲食設備など)ものの、それでも景色の良さはなかなかで、ココを通るといつも休憩していました。
で、古くからのお友達の方には、見覚えがあるかと思われるこの写真もここで撮影したもの。
ブログ一覧 |
お出かけ回想 | 日記
Posted at
2012/08/10 14:16:39