この記事は2007年9月にアップし、後に諸般の事情により公開中止していた『「四国の旅」報告』シリーズを再編集したものです。
地図など終了したサービスへのリンクの削除、個人情報保護への対応、一部の文の書き直し、補足事項の追加、フォトギャラリーを記事に統合、など行っています。
道の駅での車中泊など、時代の変化で何かと議論されるようになった内容も含まれますが、あくまで2007年当時の話として軽く聞き流してください。また今の基準から見るとかなり荒い画像も多いですがご容赦ください。
四国の旅3日目の報告です。
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四国の旅も3日目。早くに目が覚めたので、そうそうにチェックアウトを済ませ、しまなみ街道を眺めることの出来る糸山公園で朝の散歩
少しお天気が心配…
さて今日なのだが、昨日門前払いされた日本食研の食文化博物館…実は門前払いされて直ぐに電話を掛け、本日11時からの見学(工場見学との抱き合わせ)を予約。
なので、それまでの中途半端に時間が余ってしまい、だらだらと市内を散策し、お土産を買い込んだりして時間を潰す羽目に。
そうこうしているうちに予約時間が近づいてきたので、昨日門前払いされた日本食研食文化博物館へと移動。
門前払いされた経緯でも書いたのだが、この食文化博物館は日本食研の工場見学とセットでしか見学出来ないため、先ずは工場見学からスタート。
これが日本食研の工場。何せ「宮殿」ブランドで焼き肉のタレを売り出したりしている会社なので…(苦笑
内部もこんな感じ
工場を宮殿にしてしまうセンスはさておき、この宮殿工場…よくある張りぼての豪華さではなく、かなり真剣に作られており、あまり安っぽさを感じさせないのが凄いところ。何でもウイーンに実在する宮殿がモデルなのだとか。
もちろん最新鋭の設備を備えた工場という側面もあり、これはこれで興味深かったのだが、当然ながら工場内は撮影禁止なので画像はなし。
この宮殿工場の見学を終え、更にハム・ソーセージ工場を見学した後はランチタイム。
有料かつ予約制(見学予約時に同時予約)で敷地内にある「レストラン食文化」なるレストランが利用できるのだが、基本的には社員向けのセルフサービスの社員食堂。しかし見学者には予約席が確保され、ウエイターによる配膳サービスが実施されるなど、社員よりも若干優遇される。
メニューは何種類かの中から選べたのだが、今回は週替わりの「世界料理」(¥840)なるメニューをチョイス。但し事前には週替わりのメニューの中身まではわからず当日のお楽しみとなる。
結局、どんな料理だったかというと…韓国料理
味の方は…基本的には社員食堂。しかし日本食研の社員食堂だけあって味付けなどはそれなりに気合いが入っているような気もする…そんな程度。
しかも世界料理という割には日本でも比較的お馴染みのメニューで、目新しさは特になし。これなら隣の家族連れが食べていたステーキセット(確か金額は同じ)のほうが良かったかも。
昼食を終えると、バンコショップなる売店と中庭の散策が可能。但し売店は基本的には社員向けの購買で、見学者向けに多少のオリジナルグッズ販売がある程度。
ちなみに“バンコ”とは焼き肉のタレ「晩餐館」シリーズのCMに出ている牛のキャラクターの事で、中庭もバンコだらけ。せっかくの立派な宮殿風工場とのミスマッチが何とも…(苦笑
そして午後はようやくお目当ての食文化博物館なのだが…せっかく充実した展示があるにも関わらず、ガイド同伴でサッと通り抜けながら、ごく一部の展示物を説明しただけ。
この充実ぶりなら丸一日でも楽しめそうなボリュームとクオリティにも関わらず、この工場見学との抱き合わせというシステム上、こんな形でしか見学出来ないのが残念な限り。(逆に何のためにこんなに充実した展示を用意しているのかが謎なのかも…)
そしてその後は、日本食研の社史やCMなどを展示した部屋を見学して、見学コースは終了。
日本食研を後に、次に向かうのは「野間馬ハイランド」という施設
日本の在来種の一つである野間馬と触れあえる施設で、乗馬や簡単な遊具などもあり、家族連れをターゲットにしているような様子。まあ今回は時間の関係もあり野間馬をサッと眺めるだけで終わり。
そしてそろそろ日も傾いてきたので、温泉で汗を流すことにして近場の温泉をサーチ。
(※この旅は夏の話です)
すると伊予三名湯の一つに数えられる本谷温泉が通り道近くにあることが判り、そちらへ足を運んでみることに。
ちなみに伊予三名湯とは、かの有名な道後温泉と、昨日の鈍川温泉、そしてこの本谷温泉を指すとのことで、これで伊予三名湯全てでの入浴を達成したという事にもなる。
そして今回は
本谷温泉館という施設で入浴することに。
※13年の間に、ドメインがhontani.comからhondani.comへ変更になっており、リンクを修正。何かこだわりがあったのだろうか…
本谷温泉館
写真で見てもわかるように、谷を見下ろす高台にあり、天気が良ければかなり遠くまで見通せたのではないかと。(まさか瀬戸内海まで…??)
なおここの施設は本館・新館それぞれに浴室があり両方の浴室を体験してみることに。
本館は内湯のみだがサウナがあり景色が良い、もう一方の新館は露天風呂あり、とそれぞれに特徴があって面白いところ。しかしながら一度着衣しないといけない構造なのがちょっと面倒。
本館浴室
※写真が残っているということは空いていたということで…やはり露天風呂のある新館が人気だったという事なのだろうか。
そして入浴を済ませたあとは、日程的なこともあり日が暮れてしまうまでに少しでも高知方面へ進んでおくことにして南下を開始。
寒風山トンネルを抜けて高知県に入った所にある道の駅「木の香」まで足を進めてから車中泊。
※当時は特に道の駅での車中泊が問題視されるようなご時世ではなかったので、この先は昔話として聞き流してください
道の駅「木の香」横の土手から(翌朝撮影)
車中泊地としては携帯が圏外という点で若干気にはなったものの、ここの道の駅は宿泊施設も併設されているので万が一の場合でも何とかなるだろうという判断。
(※13年前で、しかも当時はヴォーダフォンだったので)
しかし標高が高いこともあってか涼しく、しかも道の駅そのものが国道からは川を挟んだ場所にあって静か、と携帯以外はむしろかなりの車中泊好適地。まあ一晩くらい携帯が通じない場所でゆっくり休むのも悪くはないだろう。
そしてココの道の駅は温泉完備…しかしつい先ほどさっき本谷温泉で汗を流したばかりなので、先ずは夕食タイム。
ちなみに
(※当時の話です)ここの道の駅は高知市内の某ホテルが運営受託しており、サービスのレベルもかなり高い。
そしてオーダーしたのは「地元産の豆腐のステーキ」
ソースがなかなか美味しく、ボリュームも充分。しかもヘルシー。
そして右上に合成してある塩味のアイスをデザートに頂くことに。
塩味と言っても、塩辛いわけではなく、ほどよく甘みが引き立つ程度の塩加減。甘すぎずしかも柔らかくこれまた美味。
※そしてこのあと温泉に入ったかは…当時の記録が残っておらず不明。しかしWEBの写真などを元に記憶を辿ると、どうも朝風呂を利用したような記憶が…
<つづく>
オリジナルの記事に頂戴していたコメントを転載します。
ぷーある茶 さん
2007/09/08 21:54:50
あんな宮殿建てるとは、日本食研はタレで儲けてるんだぁ( ゚Д゚)。。
・・・と思いましたが、食事の写真とバンコなるキャラの像がたくさん建ってるのを見ると、「伊達と酔狂」で宮殿風にしたんですな(・ω・)
コメントへの返答
2007/09/08 22:35:30
私の場合、宮殿だけ見ると…と思ってしまうのですが、バンコがいっぱい居る様子を見てしまうと、これはこれで微笑ましく思えるから不思議です。
どちらにせよ凄い会社であることだけは間違いないようです。
11111 さん
2007/09/08 22:05:12
はじめまして、日本食研は昔就職試験受けにいったときに、やたらいろんな物くれたり工場見学しました(当時は旧の工場ですが)。しかし社長の趣味でしょうか、凄い会社ですね。
本谷温泉は私も愛媛の西条に転勤になった時に行きました。山奥でゆったりして、庭園と渓谷がみごとでした。
西条にも源泉かけ流しの温泉ありますので、行ってみてくださいね。
コメントへの返答
2007/09/08 22:20:02
どうも。はじめまして。
ここはホント凄い会社で、ここの社長もまた凄い…と感じさせられました。
本谷温泉はホントに良いところだな~と感じました。庭園も結構綺麗に整備されてましたしね。
西条にも源泉かけ流しの温泉が…情報ありがとうございます。次の機会に探してみたいと思います!
妙延寺 さん
2007/09/09 00:57:49
(^0^)どーもー!
確かに日本食研は個性的ですね。
道の駅 木の香は いい感じのロケーションですね、涼しいのは虫も入って来ないでしょうから車中泊に ピッタシω・Vgoo~
夕飯は軽く済ませたんですね?車中泊はダブルホールディングのラゲッジルームで?
身長があるとやや斜めでないと寝られません。
コメントへの返答
2007/09/09 15:03:45
この夕食、写真で見るとボリューム無いように思えるかも知れませんが、豆腐とそれにかかっているソースで相当なボリュームだったですよ…
車中泊はいつもラゲッジルームですね。身長は170弱ですが、寝れなくは無いですね。ただ座面は取り外しておかないとちょっと辛いかもしれません。