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NEOCAのブログ一覧

2012年04月25日 イイね!

小松牛乳@霧多布 北海道浜中町 [お出かけ回想No.16]

#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。


釧路-根室の中間にある浜中町。

今回登場するのは、国道からは少し寄り道になりますが、霧多布の小松牧場。


場所は霧多布岬で有名な霧多布の陸繋島の西部。

地図でみると、浜中町役場の真裏(南)なのですが、少し分かりにくく…西海岸の海沿いを走る道路を走っていけば解ると思います。


で、「牛乳直売」と書かれているので、敷地内に入っていくと…


完全に牧場の中。


一角に小屋があり…


ここで声を掛けると、女将さんが作業の手を止めて出迎えてくれます。


で、牛乳はどれも一本¥100。


白牛乳は、決して「脂がベトベトにひっついている」ような凄い牛乳ではありませんが、シンプルで普通に美味しい牛乳。
コーヒー牛乳の印象はよく覚えていませんが、ここのフルーツ牛乳は絶品ですよ。

何より絞りたて、出来立ての牛乳を酪農家の庭先で飲めるわけですから、ドライブの一休みにはもう最高のシチュエーションですね。

それに作業中でも嫌な顔一つせず、笑顔で出迎えてくれてくれる女将さんの魅力も大きいですね。

ただ、何度も何度もお呼び立てするのは申し訳ないので、私はいつも「白牛乳と、コーヒー牛乳と、フルーツ牛乳!!」と一気に買ってしまいます^^v
お腹の調子に問題がなければ、是非是非大人買いをオススメします(笑

あと冬場はホットミルクもあるという噂があるのですが、私は未確認です。


ちなみにこの小松牛乳(北陸方面にも同名の会社があるようですが)は、この地域では比較的知られたローカルな牛乳。
札幌でいうところの倉島乳業や新札幌乳業、あるいは町村乳業のような感じなのでしょうかね。(例えがローカルすぎ…--;)

…なので、わざわざ牧場までこなくても、近隣の温泉や、浜中町役場でも売っているのですが、やはり牧場の雰囲気と女将さんの魅力で、近くまで来ると必ず寄っていくスポットですね。



で、ここは牛乳瓶の持ち出しがOKなのかは解りませんが、牛乳片手に景色を眺められそうな近隣のスポットも序でに紹介。


霧多布の陸繋島や、初代ムツゴロウ王国のあった嶮暮帰島、そして霧多布湿原などを見渡せる琵琶瀬展望台。(車なら10分掛からないはず)



そしてここから、厚岸町まで海岸線を走る北海道道123号線は、様々な岬や湿原、奇岩などを見られる絶景ライン。

…なのですが、こんな写真しか(大汗




で、厚岸大橋を渡ったところにある道の駅からの光景


少し時季外れですが、厚岸と言えば牡蠣。特に厚岸のシングルシード(かきえもん)はその品質ではピカイチ。但しお値段もそれなりにしますが…

ここの道の駅でもバーベキューコーナー付きの直売所があり、ワイルドに味わうことも出来るのですが、私は厚岸市街地にある「鈴木旅館」という旅館を定宿にしており、家庭的な味付けで、地元の素材を活かした料理を満喫させてくれます。


お値段は二食付きで6~8千円、とまあ普通の旅館並みですが、料理を考えるとなかなか良い感じのお宿だと思います。
それにここの旅館にも親切な女将さんがいて、ついつい「帰ってきた」ような気分で気持ちよく滞在できるのが何よりの魅力。

但し鉄筋造りながら、それなりに年代物の建物のようで、バストイレ無しなど、やや時代遅れな面があることは否めませんが。


なお北海道で、この二食付き6~8千円クラスの旅館だと、この鈴木旅館と、稚内の山一旅館が特に置きに入り。
どちらも家庭的な雰囲気ながら、地元の素材を活かしたビックリするような内容のお料理が出て来るうえ、どちらも素敵な女将さんがいらっしゃるんですよね。

写真がないので、詳細な紹介はしませんが、建物に関しては最近新築された山一旅館のほうが立派ですね。
綺麗で落ち着いた和室にバストイレ付き、更にエレベーターもあって、駐車場も広い…といった具合でしょうか。




牡蠣の話題が出たところでオマケ。

味で選ぶなら、厚岸産なのですが、沢山食べたいときはリーズナブルなサロマ湖産の牡蠣がオススメ。

何せ一斗缶で売っていたりするくらいで、(その年の豊作・不作にもよりますが)1万円出せば、一斗缶入りの牡蠣が2~3缶買えてしまいます。
中には一斗缶をそのまま火に掛けて、豪快に酒蒸しにしてしまう…なんて話もあるくらいです。


で、サロマ湖の道の駅のスナックコーナーで¥400だったか¥420だったかの「焼き牡蠣」(蒸し牡蠣だったかも…)をオーダー。
正直なところ値段から考えて2~3個程度かと思っていたのですが…


運ばれてきたお盆を見てビックリ。


思わずフリーズしてしまいましたよ。

しかしお店の人にとっては意外な反応だったようで、「何でこの人、フリーズしているのだろう…」といった感じで不思議そうな顔をしてましたね。
Posted at 2012/04/25 00:45:15 | コメント(10) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2012年04月23日 イイね!

古平高校と積丹半島の温泉 北海道積丹 [お出かけ回想No.15]

古平高校と積丹半島の温泉 北海道積丹 [お出かけ回想No.15] #このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。






←今回登場するのは…北海道は積丹半島にある古平高校




まあ何の変哲も無さそうですが…


暖房が効いているのかな


いやいや、この写真は7月のもの。


校舎内にはいると


ん!?学校にガチャガチャが置いてある??


実はこの古平高校そのものは既に廃校になっており、その校舎を活用してこんな施設が…


はい。温泉です。校舎は「日本海ふるびら温泉 一望館」という施設に生まれ変わっていました。

教室を2つほどぶち抜いたような浴室に、鉄分タップリの黄土色の温泉…
学校風な時計もまた良い味を出していますね。


校舎も角度を変えてみれば…


デカデカと温泉マークが付いています。


「一望館」というネーミングではあるものの、残念ながら浴室から直接海は見えず。

しかし高台に位置しているので、敷地内からの眺めはなかなか。



しかし、このブログをアップするに当たって調べてみると残念な事が判明。

この学校温泉は、施設の老朽化のため取り壊され、隣地に真新しい温泉施設が出来ているとのこと。

まあ元々校舎だったものを、無理矢理改造していたわけで、建物の耐久性などを考えると良い改造では無さそうですからね…

味のある温泉施設が消えてしまったことは残念ですが、新しい施設は露天風呂などもあるようで、港を見下ろす眺めの良い温泉に生まれ変わったのなら、それはそれで良いことなのでしょう。




で、ここ積丹半島の古平は海の幸の美味しいところ。

温泉の近くには「冨久寿司」や「ふじ鮨」といった、道内では比較的広く知られている寿司屋さんが存在しています。

まあ田舎のお寿司屋さんなので、洗練されたサービスを期待してはいけませんが、比較的良心的な価格と、鮮度の良い魚介類を楽しめることは間違いありません。


冨久寿司



とは言え、写真の「雲丹ちらし」は2~3千円していたかも知れません。




そして積丹半島とその近辺は温泉の宝庫。

黄土色の炭酸泉という素晴らしい泉質の神恵内温泉「神恵内998リフレッシュプラザ」や、日本海に沈み行く夕陽を眺める露天風呂のある「岬の湯しゃこたん」など、個性派温泉が揃っています。

但し、当時はブログで紹介することなど想定していなかったので、あまり写真が無く、夕暮れ前の「岬の湯しゃこたん」の建物のみ紹介。


この「岬の湯しゃこたん」…夕陽は素晴らしいのですが、泉質自慢の積丹半島にあって、循環式というやや残念な施設でもあります。

一方の「神恵内998リフレッシュプラザ」は自然災害や、こびりつく湯ノ花の処理のために休館が多く、意外と訪問しにくい温泉ではありますが、北海道でも指折りのお気に入りの温泉ですね。(写真があればじっくり紹介したいんですけどね)



積丹半島の付け根の岩内町にある「聖観湯」


高級旅館の内湯で、木造の落ち着いた風情が素敵な温泉でしたが…後に閉館し、
リーズナブルな温泉旅館として再オープンしているとのこと。
浴室などどのように変化しているかは解りませんが、「聖観湯」当時は北海道でも指折りのお気に入り温泉でした。浴室内の写真な無いのが残念…。



そして最後は同じく積丹半島の付け根にある余市川温泉「宇宙の湯」


見た目は普通の銭湯で…設備も完全に普通の銭湯。(但しお湯は天然温泉)

しかしスペースシャトルを乗っけたり、「宇宙の湯」などと大層な名前を名乗っているのは…実はここ宇宙飛行士の毛利衛氏のご実家なのです。


なお近くのニッカウヰスキーの余市工場は、なかなか味のある建物。


余市駅から徒歩すぐなので、車を置いて普通にウイスキー工場見学&試飲を楽しんでも良いのですが…

ここの売店で売られている“余市名物のリンゴをお酒に漬け込んで、更にチョコでコーティングしたお菓子”が絶品なので、一度お試しあれ^^
(ごめんなさい…正式名称を失念しました)
Posted at 2012/04/23 22:31:34 | コメント(7) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2012年04月22日 イイね!

幻の「ぶどう海老」と羅臼の温泉 北海道羅臼 [お出かけ回想No.14]

幻の「ぶどう海老」と羅臼の温泉 北海道羅臼 [お出かけ回想No.14]#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。






←北海道の最果て、羅臼にある道の駅です。


で、ここ羅臼で7月~8月に掛けて食べられる幻の海老…


見たまんまのネーミングで「ぶどう海老」と呼ばれる希少な海老。


元々生息数が少ない海老なのだが、基本的に「他の海老を捕っていたら紛れ込んでくる」程度の漁獲量しかないため、相当高価な幻の海老。

唯一、まとまった漁獲量があるのがここ羅臼なのだが、それでも漁期が限られ、しかも他の海老(ボタン海老など)と一括の漁獲枠制限があるため、見ての通りのお値段。


で、道の駅にある舟木水産の店では、刺身などはその場で調理してくれるので、食べてみることに。


これで一本千円…

味の方は、ボタン海老をギュッと圧縮したような、ドロッと濃い味。
確かに他ではなかなかお目にかかれない幻の味…

なお“緑色のラズベリー”みたいなものが、ぶどう海老の卵。
他の海老がトビッコのような、小さな卵を多数持つのに対し、このサイズの卵が少ししか入っていないわけで、繁殖力にも限りがあり、個体数が少ないというのも納得ですね。


で、「一生に一度」と言いつつ、5年後にまた食べる機会が…
(羅臼という場所が場所で、しかも7月からの短い漁期に羅臼を訪れる機会はそうそう無いですね。)

ただこの時は、水揚げの関係で冷凍品しかなく…


それでもお刺身をオーダーし、それとシマ海老も一緒に…


すでに数年前の話なので、食べ比べをしたのか、あるいはオマケだったのか…記憶は不確か。

そして5年のブランクがあるので、生と冷凍との味の違いはコメント不能。


で、この舟木水産がお食事処をオープンしたとのことで、そちらで遅めの朝食。



「北の国から」に登場した、「純の番屋」をイメージした建物。(現物は道路でアクセスできない場所に立地しているのだとか。)


まあ水産会社直営だけあって、それなりに良心的な価格。


恐ろしく脂ののったカレイの定食。


一品ものも色々あり、更に交渉で「半人前」といったオーダーも可能。(食べかけなので一部加工しています。)


ただ残念なのは昼間しか営業していないうえ、場所が場所だけに「一杯」できないことでしょうか…




で、羅臼の道の駅は地理的条件もあって、なかなか来ることも少なく…


それ故、この年の道の駅完全制覇でもここだけが残ってしまい、最後にわざわざ羅臼まで出向いて制覇した次第。

それゆえ、完全制覇の達成はここ「道の駅らうす」となり、この駅で賞状の発行を受けました。(…と、ここは自慢モード^^;)


場所が場所だけに、ここまで来たら、そのまま車中泊する事が多かったのだが、元々このは車中泊好適地。

車で直ぐの場所にコンビニもあって、酒や弁当も調達でき(個人情報に関わるものが写っていたので、画像加工をしています。)


10分も走れば、無料温泉もあり


但し当時のカメラでは夜間に屋外撮影など難しいので、向かいのらうす第一ホテルの温泉(日帰りOK)の写真で代用。




まあ熊ノ湯は混雑も激しく、野湯で石鹸の利用などにも成約があり、更に盗難も発生しているようなので、野湯に拘らなければホテルでの入浴のほうがオススメです。


そして静かな野湯に入りたいなら、夏季限定ながら、知床岬方面へ30分ほど走ったところにある相泊温泉がオススメ。

海岸に位置する簡易浴場


毎年、冬の間に埋まってしまい、夏前に重機で掘り出して、夏季限定で営業…という温泉。当然荒天時は入浴不可。

海を望める湯船



で、先ほど「知床岬方面へ…」などと書いてしまいましたが、車が入れる道があるのはここ相泊まで。
(ちなみに歩道があるわけでもないので、一般人が知床岬へ到達するのは不可能ですので、誤解の無いよう)


で、道道(県道相当。北海道道の略。)の終点の写真なのですが…


みんカラ7年目にして初登場、エクス君の先代の愛車レガ君です。

荷物の積載性や悪路走行などではエクスに引けを取るものの、特にワインディング走行などでの安定感・楽しさは全く別世界の素晴らしさ。

で、ディーラーの対応がどうの、水平対向エンジンの信頼性がどうの…と、色々問題点を実体験しつつも、それでも今回弟分にあたるインプレッサが後釜に決まったわけで…やはりスバル車って凄いのかも(笑
Posted at 2012/04/22 19:22:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2012年04月04日 イイね!

西子湾と打狗鐵道故事館へ [台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 No.12]

※バックナンバーはこちらから。

#通貨について:この旅行記では、ニュー台湾ドル(新台幣)を“元”、日本円を“円”と表記しています。なおこの旅の段階での為替は1元≒2.6円を目安にしてください。



● 思いつきで西子湾へ


高雄で2回目の朝を迎え、今日もまた高雄願景館(旧・高雄駅舎)を横目にMRT(地下鉄)で出発。




今日最初の目的地は、昨日振られた「打狗鉄道鐵道故事館」というミュージアム。前回も書いたように、廃線となった旧高雄港駅の駅舎を活用した鉄道博物館である。


旧高雄港駅の事実上の代替を担っているMRT西子湾駅の出口を出ると、目と鼻の先にミュージアムが建っている。



しかし、スケジュールが半日押しになってきたことも勘案し、「開館(10:00)と同時に入って…」を意気込んで出向いたのだが、何と30分以上も前に到着してしまった。

周囲の散策は昨夜に済ませているので、「どうやって時間を潰すか…」と勘案していたところ、目の前に停まっていたマイクロバスが目に飛び込んできた。


これはMRTの駅名にもなっている景勝地「西子湾」へと向かうバス。
西子湾は「夕陽の名所」とされているものの、それ以外にも「旧英国領事館官邸」が一般公開されているなど、「夕陽」限定のスポットでも無さそうなので、思いつきで乗車してみることに。
まあスケジュールが半日押しになっているとは言え、台湾最南端方面をカットしたため、行程にはある程度の余裕があるのである。


バスの車内


西子湾の奥に、名門大学である中山大学のキャンパスがあることもあってか、通学の学生と思われる若者の姿も見られる。
(ちなみに「中山」とは孫文のこと。大陸にも同名の大学が存在しているが、当然無関係。また「中正」…つまり蒋介石と並んで、台湾の道路や公園などの名前に「中山路」「中正公園」と名付けられていることも多い。)


そしてバスは運河を迂回し…


歴史ある赤門を眺めつつ…(ピンぼけご容赦)



ものの5分ほどで、如何にも景勝地な雰囲気のパーキングに到着。


日本でもよくありそうな「景勝地に設けられたパーキング」的な雰囲気である。
そして多くの観光客(専ら中華人民共和国か?)や、散歩あるいはハイキング的に訪れる人の姿が見られる。


そしてお目当ての旧英国領事館官邸はと言うと…


どうやら丘の上のようだ。

帰りのバスの時間だけ調べて、覚悟を決めて上り始める。


そしてようやく登り切って…(ブログだと一瞬だが)



まずは正面に見えている寺院に参拝。まあ台湾の寺院は既に何回も登場しているので、簡単に…




そしてお目当ての旧英国領事館官邸はと言うと…



残念ながら、11月・12月は補修工事のため、年内一杯はクローズされているではないか。

実は階段の下にも「暫停営業」と書かれていたのだが、本来「暫く営業を停する」と解釈しなければいけないところ、漢字だけ見て「暫定営業」…つまり「(工事期間につき)制約付きで一部公開」という意味に捉えてしまっていたのである。
少しは中国語を勉強した方が良いことは確かだろう。(苦笑


とは言え、折角上ってきたので、景勝地「西子湾」の景色を楽しんでから下りることにする。


ちなみに右手に写っている赤煉瓦の門柱風建造物は、例の中山大学のゲートである。


そして階段を下りて、バス停に荷物を置いて少し周囲を散策してみることに…


すると定刻の15分も前なのに、マイクロバスがスーっと通過して行くではないか。
慌てて手を振ってアピールすると、バスが止まってくれたので、慌てて乗り込んでみると…何と貸し切り車。実に恥ずかしい思いをしつつ、丁重にお詫びしてバスを降りる。
しかしわざわざバスを止めてまで事情を説明してくれるとは何と親切な事のだろうか。


そして改めて周囲を散策。


非常に賑わっている観光地ということもあってか、海辺へは出ることが出来ず。
それゆえ、ただ海岸に設けられたプロムナードを歩きつつ、灯台など周囲の景観を眺めて過ごす。



● 打狗鉄道鐵道故事館にリベンジ


こうして西子湾散策を終え、再びマイクロバスで西子湾駅へと戻る。

ちなみにバス運賃の支払いはICカードで行っているのだが、往路はMRTからの乗り継ぎ割引が適応されてか6元(≒16円)、復路は12元(≒31円)と若干運賃が違っていた。どちらにせよ日本の感覚からすると安すぎて申し訳ないような運賃である。


そして今度こそ打狗鉄道鐵道故事館を見学。



内部はかつての駅舎をそのまま活かした展示スペースになっている。


ちなみにカウンターに2人のスタッフが待機しているものの、入場は無料。
そしてこのスタッフ、おそらく学生バイトなのだろうが、販売品の購入や質問など、こちらから声を掛けない限り、自分の勉強に熱中している。(但し声を掛ければ、嫌な顔などせず、丁寧に対応してくれる。)
特に覗き見るつもりはなかったのだが、たまたま見えたノートに、中国語で化学結合について書かれており、ちょっと興味深かった。


机の上には各種の切符類や、駅で使っていた鋏などの小物類が展示されている。



そして駅長室や応接室など自由に開放されている。




資料コーナー


日本の鉄道雑誌のバックナンバーも揃っており、台湾に関する記事をコピーしたものも展示されている。



そして室内の壁や棚の上などのスペースに、かつて使用した行先案内板や、窓口案内板なども展示されている。



ただ全体的に、あくまでメインは「昔の駅をそのまま開放している」事であり、こうした往時のアイテム類などはお世辞にも整理されているとは言い難く、体系的な収集をしている訳でもなさそう。
そういう意味ではミュージアムというより、かつての鉄道を偲ぶ記念館的な要素が強いのだろう。


そしてかつてのホームへと出てみる。



駅名標がそのまま残されている。


そして往時の写真。


この高雄港駅近辺を撮したもので、前回・今回と歩いてきた広く長閑なヤードが、かつてこんなに賑わっていたのかと驚かされる。


で、昨日も見てきたヤード跡を昼間に再び散策してみる。




レールなど残しつつも、芝生やベンチで公園の要素を強め、更に木道を整備して自転車が通りやすくなっている。
実際、廃線跡のサイクリングロードを通って、このミュージアムまで自転車で訪問する人も多いようだ。


そして最後に駅構内の保存SL。

まずは日本統治時代に持ち込まれたCT259(日本名C55 9)


1938年三菱重工製で、戦後も1961年までメイン幹線である台北-高雄間で速達列車用として使われ、その後他線区で余生を送った後に廃車。台南市内で保存された後、このミュージアムへと引き取られてきたとのこと。


今にも走り出しそうだが、あくまで静態保存。しかし違う角度から見ると補修作業が行われているなど、維持管理はしっかりとされているようだ。



そしてもう1両はDT609(日本の9600型と同型)


こちらは1929年汽車製造会社で台湾向けに製造され、旧名は「1101」→台湾総督府鉄道「828」とのこと。


こうしてミュージアム見学を終え、最後に室内で販売品(特にミュージアムショップという形態ではなく、展示室内に時々販売品が置かれている)を眺めていると、台湾で出版された鉄道関係の書籍が目についた。


いわゆる「撮り鉄」向けから、ダイヤ関係、鉄道史関係、月刊誌など、実に多種多様な鉄道関係の本が出版されているようだ。それだけ台湾に鉄道文化が浸透していると言うことなのだろう。

但し価格はというと、日本より「気持ち安いかも」程度で、台湾の物価を考えると、結構高価な本ということになるのだろう。但しカラー写真を多用するなど、それなりに立派な造りの本ではあるのだが。

実は今回の台湾の旅はリュック一つに軽量化しているので、あまり途中で荷物を増やしたくないという判断もあって、あまりアレコレは買わなかったが、2冊ほど買い求めてミュージアムを後にする。

学生バイト風の係員は丁寧に対応してくれ、最後は「アリガト」と外まで見送ってくれた。


そして高雄港線の代替を担うMRTで高雄駅へと戻り、次なるスポットへ向けて出発である。




<つづく>
Posted at 2012/04/04 05:08:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記

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何シテル?   02/16 23:07
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