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2012年01月24日 イイね!

シュガートレイン「五分車」に乗車 [台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 No.9]

※バックナンバーはこちらから。

#「また次回のアップは2月以降になる予定です。」…とは書いていたのですが、やはり時間の取れるときに出来るだけアップすることにしました。

#今回はやたら脱線が多いので、適当に読み飛ばしながら読んでいただければ幸いです。

#通貨について:この旅行記では、ニュー台湾ドル(新台幣)を“元”、日本円を“円”と表記しています。なおこの旅の段階での為替は1元≒2.6円を目安にしてください。




● 「五分車」を目指して


高雄のラブホ風ホテルで目覚め、急ぐわけでもないので、のんびり朝食をとってから出発。

再び高雄駅


但し台鐵(台湾鉄路管理局/国鉄に相当)ではなく、MRT(地下鉄)に乗車。



昨日も乗車した区間を逆走し、高鐵から乗り継いだ左営駅も通過し、更に北上。
いつの間にかMRTは地下から抜けて高架線を走り、20分以上かけて橋頭糖廠駅に到着。

そして駅の出口の真ん前、目と鼻の先が、今日の第一のお目当てであるトロッコ列車「五分車」乗り場。



ここにはその名の通り製糖工場(正式名称は台湾糖業公司高雄廠)があり、その所在地(高雄市橋頭区)から、通称「橋頭糖廠」と呼ばれている。


ちなみにこの台湾糖業公司という会社は…(Wikipediaより引用)

1946年5月1日に国民政府が日本統治時代の製糖会社(台灣製糖、鹽水港製糖、大日本製糖、明治製糖)の台湾にあった資産を接収・合併させて台糖(台湾糖業公司)を設立した。1950年代から1960年代にかけて台糖は大量の砂糖製品を輸出し、当時台湾の最大企業となった。台糖は現在でも台湾の最大の地主であり、農場を主に台湾各地に土地を所有している。

台湾の砂糖事業は400年前のオランダ統治時代に遡る事が出来るが、最近では斜陽産業に属している。本業である製糖の営業収入が衰退してきたので、台糖は1990年代から多角的経営に乗り出し、観光産業、花の栽培、バイオテクノロジーや小売業(コンビニエンスストアや量販店)を開始した。



そしてここ橋頭廠は、かつてサトウキビ輸送用のトロッコが運行されおり、その役割を終えた後も、上記の多角経営化の波に乗ってか観光鉄道として整備され、休日限定ながら観光トロッコとして運行が続けられている。それが今回乗車する「五分車」である。


ちなみに「五分車」とは、決して「所要時間が5分」という意味ではなく、「五分」すなわち「半分」という意味。(ちなみに実際の所要時間は片道約10分)

標準軌(2本のレールの間が1435mm)と比べて半分の軌間(762mm)であることからその名が付いたとのこと。
ちなみに日本では、国鉄が狭軌(1067mm)規格で敷設されていることから、標準軌のことを狭軌と比べて広いという意味で「広軌」と呼んでいることが多い。


(ここから少し面倒な解説が入るので、興味のない方は読み飛ばしてください)

単純に考えると、軌間が広い方が高速運転や輸送力の面で有利なのだが、一方で鉄道施設建設工事のコストが大きくなることもあり、用途などによって使い分けがなされている。


日本の国鉄では、明治当時の土木技術なども勘案のうえ、起伏の激しい日本の地形に合わせて狭軌が選択されたのだが、時代の変化とともに高速列車運転のネックとなってしまった。
土木技術も発展し、日本の地形においても広軌規格での路線建設に支障が無くなったとは言え、一度整備した鉄道網を広軌に改軌するのは他路線との連絡や直通という意味でも難しく、その後も国鉄の路線網は狭軌のまま発展していくことになる。


但し高速運転用に全く新しい路線を建設することになった新幹線では、最新の土木技術を活かして、全線広軌で建設され、更に新幹線車両を在来線直通させる山形・秋田の両新幹線においては、新幹線車両が通る区間だけを広軌に改軌するという手法が取られることとなった。
秋田新幹線の一部区間では、かつて複線だった区間に、狭軌と広軌の単線を並列に並べるという手法が用いられてはいるものの、それ以外の区間では新幹線以外の他の路線から直通列車を運行することが出来ず、在来線ネットワークの維持という意味では難しい問題も生じている。
(例えば寝台特急「あけぼの」は、かつて東北→奥羽線経由で運転されていたが、新幹線開業に伴う改軌により運行経路を上越→羽越線経由に変更し遠回りとなる新潟県経由で運行されている。当然距離が伸びる分、運賃も高くなっているのだが…)

また逆に、サトウキビ輸送用の糖業鉄道や、木材輸送用の森林鉄道など、特定の用途に特化して、特に輸送力や高速運転を求められない場合など、コスト面を考慮して、狭軌より狭い軌間(762mmが多い)で敷設される場合が多い。五分車もこの例にあてはまる。


しかしちょっと考えてみると、台湾鉄路管理局(かつての台湾総督府鉄道)も日本の国鉄に準じた狭軌であり、台湾高速鐵道やMRTの開業(ここ10年程の話である)に至るまで、台湾に標準軌路線は存在しないはずで、なぜ「広軌を基準とした“五分車”という名称になったのだろう?」「狭軌を基準にすれば“七分車”なのでは…」という疑問が湧いきてしまうのだが…



● トロッコ列車に乗車


さて話を旅に戻して、五分車の切符売り場の横に、時刻表が掲げられている。


休日のみの運行で、なおかつ本数も限られているとのことで、事前にこの時刻だけは調べており、10:30の便に間に合うように時間を見計らっていた。


そして往復で80元という、台湾の鉄道にしては破格に高い切符を購入。まあ観光鉄道でなおかつ保存費用なども嵩むのだろうから、文句を言うつもりなど無いのだが。

そして切符売り場の若い女性が切符を渡しながら、中国語で何か話しかけてきたのだが、私には理解できず。
すると間髪を入れずに、横から車掌(?)のお爺さんがカタコトの日本語で「11ジニ ココヘモドッテキナサイ」と通訳してくれた。

上の時刻表では10:30発だったはずで、「時間が変更になったのか?」と尋ねてみるが、首を振る。
その後もカタコトの日本語と、お互いに辿々しい英語で、ゼスチャーや筆談(というか図談)も含めて、相当時間をかけて、ようやく意味を理解。要するに「反対側の駅からここの駅へ戻ってくる列車が11:00に出発する」という話。
全て時刻表通りなのだが、乗り遅れてしまうと、次の便が13:00になり、2時間も待たなくてはいけないので「気をつけてね」という親切だったのである。


まあ日本が台湾を統治していたのは六十数年前の話。お爺さんもまだ当時は幼少だったのだろう。
その後、台湾を統治した蒋介石が日本語の使用を禁じるなどの政策をとったこともあり、お爺さんもそれ以来日本語を学ぶ機会もなく…と言った感じなのだろう。

80を過ぎた方なら、完全な日本語を流暢に、しかも微妙なニュアンスまで使いこなし、更にデリケートな内容も行間で伝えてくるなど、驚くほど高い日本語能力を身に着けていることが多いのだが、それ以下の世代の場合、カタコトであるか、あるいは近年“外国語”として日本語を勉強した人が多いと言った印象。

現在の台湾では「日本語は英語と同じくらい通じる」と言われており、実際8割以上の人はカタコトであればどちらかの言葉を使えるような印象を受けたが、但しあくまでカタコトなので、簡単な会話なら問題ないものの、込み入った説明となると、どうもしっくり来ないのである。

逆に元々英国領だった香港の方が、日本語の通用度はぐっと下がるものの、英語能力が高く、英語でのコミュニケーションに抵抗がない人が多く、込み入った話がしやすいという印象も受ける。

まあ英語の通用度だけなら、アイスランドやオーストラリアの方が断然高いのだが、中華圏にいると漢字が読めるというメリットもあるので、言語的なストレスは断然低く感じられる。そして台湾や香港のような繁体字を使う地域なら尚更である。(逆に中華人民共和国は…)

少なくとも台湾では「込み入った話がしにくい」という事は感じるものの、特に「ストレス」とまで感じることは皆無に近かった。


また話を元に戻して、お爺さんに誘導され改札口を通り、トロッコ列車に対面。



先ずはトロッコを観察。

運転席内部の様子



サトウキビ運搬用トロッコを改造したと思われる客車



後付と思われる屋根は微妙に日本的な意匠



そしてトロッコのレール


ちなみに右手に見えているのは台湾鉄路管理局の在来線で狭軌。
左手の高架は先ほど乗ってきたMRTの路線(広軌)であり、見事に広軌-五分車(ナローゲージ)-狭軌の軌間の違う路線が並行して走っている。


駅名標(?)



そして出発時間となり、先ほどのお爺さんが一両ずつ扉を閉めて回る。

台湾の近距離鉄道やバスは飲食禁止のケースが多いので、念のため「コレ、飲んでいいか?」と聞いてみると「ダイジョブ!!」とのこと。


台湾にしては珍しく無糖で、日本で言う「爽健美茶」に近い味なので抵抗無く飲めるお茶であった。(台湾のお茶は緑茶だろうが烏龍茶だろうが加糖が一般的)
しかし暑いので、給水ないしでは厳しいのである。まあそう考えると、手軽に糖分を取れるように何でもかんでも加糖するというのもあるいみ合理的ではあるのだが…。


そしてトロッコは自転車並みの速度で走り始めるのだが、速度は遅くとも歴とした鉄道。踏切では当然こちらが優先となるのだが、休日だけ運行の臨時的な運行ということもあってか、遮断機などは設けられていない。

交通量の多い踏切は警備員が対応


交通量の少ない踏切は一旦停止で対応



なお踏切手前でトロッコはタイフォンをならすのだが、そのサインがコレ。


「慢」や「鳴」など、漢字を見ているだけでもなかなか楽しい。


そして並行するMRTに追い抜かれる。


いやMRTだけでなく自転車にすら追い抜かれているのだが…


トロッコは走り続ける




そしてサトウキビ運搬用だったのだろうか、構造物を横目に見て…



終点の「高雄花卉農園中心」駅に到着。


結構な混雑に見えるが、実際はトロッコ1両を1グループで占有できる程度の乗車率。実際私も“1人1グループ”で車両を占有できていた。


ホームから給水塔と思われる施設が見えている。



そして駅前で記念撮影タイム。



1977年まで現役で使われていたというSLが展示されている。


このSLを復活させて、実際にトロッコを牽引したら面白いと思うのだが…。


SLの案内板


製造国が「比利時」となっており、勝手に「フィリピンか…アメリカ領だったから、こうした機関車もノックダウン生産していたのかなぁ~」などと勝手に想像していたのだが、この旅行記をまとめるにあたり、改めて調べてみると「比利時」とは「ベルギー」の中国語表記。要はベルギー製なのである。

また「民国○○年」というのは、中国における中華民国建国(辛亥革命)の1912年を元年とする中華民国暦であり、日本で言うところの「大正」と一致している。(ちなみに金日成の生年を元年とする北朝鮮の「主体暦」とも一致している)
そのため「民国歴-14=昭和」となり、この機関車は昭和24年製造、昭和52年まで使用ということが理解できる。


ちなみにであるが、この旅をした2011年は「民国100年」となり、様々な記念イベントが行われたり、記念グッズなどが販売されたりしていた。

また台湾では日付を「100年11月5日」といった表記が一般的に行われており、「100年」なら問題はないのだが、これが「96年」と言われると民国96年(2007年)なのか、西暦1996年なんか、少し気をつけなくてはいけない。
(日本で「11年」といった場合に「平成11年」なのか「2011年」なのか…といった具合)

更に言うと、台湾には1945年以前は「日本」であり、使われていたのは日本の元号(「大正」や「昭和」)であった。
そのため歴史系博物館などではそれ以前の年号を「大正」や「昭和」で表し、それ以降を民国歴で表しているケースが多く見られる。(もちろん中国大陸における中華民国の歴史を表す場合は1945年以前でも民国歴となる。)


…と、やたら話が脱線するのだが、またまた話を旅に戻そう。

20分ほどトロッコの折り返し時間があるので、あたりを散策してみることに。

先ずは芝生の広場や駐車場を横切って散策スタート。


賑やかな音楽が聞こえてくるので、その方向へと歩いてみる。



「視覚迷宮」なる迷路のような遊具があったが、閉鎖中。



更に進むと、バーベキューサイトのような所に出て、休日を楽しむ人で大賑わい。


印象的なのは、この手の施設にありがちな放置ゴミがほとんど無いこと。やはり日本より台湾のほうがマナーが数段良いように感じる。


そしてステージでは演奏が行われている。


演奏曲目はJ-POPのメドレーで、聞き覚えのある曲が次々と流れてくる。しかも日本語そのままで歌っているのが凄いところ。

台湾では日本の曲が普通に歌われているようで、街角で屋外カラオケ大会(?)をしている人を多く見かけたのだが、歌われているのは専ら日本の演歌。
まあ台湾で「津軽海峡、冬景~色~」と歌われても、何だかピンとこないのだが…


バルーンアートも行われている



そして暑さもあって、「台糖冰品」という店に吸い込まれる。


そこで見慣れない紅茶色のアイスが目に付いた。


英語で「コレは何?」と聞いてみると、「酵母」と書かれた札を指さして教えてくれる。
しかし「酵母」を言われてもピンと来ないので、とりあえず注文してみることに。


カップに酵母アイスを盛り、その上にアズキをかけて完成。


ちなみに「椀冰+招牌紅豆」シリーズの1商品で。正式名称は「紅豆酵母冰淇淋」(35元)と言うようだ。

味の方は…意外に和風の味わいで、甘さ控えめでなかなか美味しい。まあ大人の味といった感じだろうか。しかし「酵母」とは何なのか、どうも釈然としないのだが、まあ美味しいからOKということにしよう。(例えようがない味なので、説明に困っているというのが実情)
なお「酵母」の生成物は含まれていない様子なので、子供が食べても大丈夫だろう。


ゆっくり休んでいきたいところだが、トロッコの折り返し発車時間が迫っているので、アイスを片手に駅へと戻る。


ちなみにこのトロッコは両端に機関車が連結されており、機廻しなどは行われず、そのまま折り返してゆく。というか、完全な棒線で機廻し線など一切無いのだが。

まだアイスを食べ終えていなかったので、先ほどのお爺さんに「コレ食べて良いか?」と聞いてみると、「ダイジョブ、ダイジョブ!!」との返答。何だか小島よしおが頭の中に浮かんできたのだが…



● 製糖工場跡を散策


こうして五分車の旅を終え、再び橋頭糖廠駅へと戻ってくる。

この近辺は、かつての製糖工場跡を活かして、アートなどで再開発が行われているとのことで、こちらも少し散策してみることにしたい。


まずMRTの駅前に、かつての門のような構造物を発見。



圧搾機の歯車も転がっている。



そして静かな雰囲気の通りへと出る。


両側の木には張り紙がしてあり…



少し歩くと「糖展館」という建物がある。(ちなみに背後の高架駅はMRT橋頭糖廠駅)


しかし入口にはカーテンが引かれており、新しい建物へ移転したようなことが漢字で書かれた張り紙がされており、中へは入れず。
それにしても灯籠が建っているなど、いかにも日本的な雰囲気。


近くを見渡すと、真新しい「台糖館」なる建物が目に付いたので入ってみることに。


こちらが新しくオープンした施設なのだが、内部は完全に売店といった雰囲気。お土産品や飲物などが中心で、まるで「道の駅」の売店といった感じだろうか。


そして近くにはかつての社宅(?)を改装したレストランやカフェが並ぶゾーンがある。


事前の下調べでは、「廃墟のよう」との事だったが、MRTの開業に合わせてか随分と綺麗に改装されてしまったようだ。

ただ全体的にお洒落な店になってしまっており、往時を偲ぶと言う意味では、少々残念かもしれない。
また移転前の「糖展館」の今後も気になるところで、出来ることなら産業遺産としての保存を願いたいところなのだが…


更に歩いていくとアートなゾーンへと突入。こちらは昔ながらの建物が比較的保存されているようだ。

先ずは「雨豆樹劇場」なるスペース。



そしてかつての「招待所」を活用した「白屋」というアート展示場。


ただこの先は有料ということもあり、とりあえず周囲の道を歩いて入場するかどうか内部を偵察。塀が低いので、敷地内の様子だけは普通に道から見えている。


まず目に付いたのが、煉瓦造りのかつての給水塔。


あとはかつての招待所の建物がカフェになっているなど、アートな空間へと生まれ変わっているようだが、元々アートへの関心は薄く、産業遺産の展示的な施設でも無さそうなので、今回はオミットすることに決定。


かつての社宅であろうか、味わいのある建物を見ながら駅へと戻る。



ちょっと分かり難いのだが、灯籠が建っているなど、妙に日本的な趣が感じられる。もしかしたらかつては神社などあったのかも知れない。


こうして橋頭糖廠の散策を終え、駅へと戻り、MRTで次なる目的地へと向かうことにする。



<つづく> ※次回は鉄道ネタはお休みで、高雄観光編になります。
Posted at 2012/01/24 17:09:28 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2012年01月21日 イイね!

高雄の宿と六合観光夜市 [台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 No.8]

※バックナンバーはこちらから。

#今回は鉄道ネタは登場しません。
#また次回のアップは2月以降になる予定です。

#通貨について:この旅行記では、ニュー台湾ドル(新台幣)を“元”、日本円を“円”と表記しています。なおこの旅の段階での為替は1元≒2.6円を目安にしてください。




● 落ち着かないホテルにチェックイン


台湾高速鐵道(高鐵/台湾新幹線)の乗車体験を終え、台湾南部最大の都市・高雄へと到着。



駅から5分ほど歩き…



先ずはホテルへとチェックイン。


チェックインしたのは「舜鈺商務旅館」という宿で、一泊朝食付きで850元(≒2210円)という価格。日本の価格では格安に思えるが、台湾の地方都市の相場や設備から考えると…やや安い感じなのだろうか。


外見も立派で、その名の通りビジネスホテルかと思いきや…

館内通路



客室



…“商務旅館”というネーミングに反して完全にラブホ調。

以前にも書いたように、台湾では安宿とラブホの区別はなく、これが普通と言えば普通。
ただどうしても意匠など“ビジホ調”と“ラブホ調”それぞれの施設があるので、どうしても気になる人はよく考えて施設を選べば良いだけの話である。

まあ今回の宿はラブホ調なので、やや落ち着かない気もするのだが、まあ基本寝るだけなので、値段も考慮して、これで十分だろう。
なおフロントでは日本語は全く通じないようだが、一通りの英語は問題なく通じるようだ。


ただ一点だけ不満だったのが…


台湾の場合、生水は飲めないので、一度ポットで沸騰させる必要があるのだが…ここはポットが無く、こういうお湯の出る蛇口があるだけ。

清掃はきっちりされているようだが、流石にこの水を飲む勇気はなく、コンビニでミネラルウォーターを買ってきて使用することにした。


そしてここの宿の素晴らしいところは、人口密度が高く建物が密集している台湾にあって、珍しくほぼ全ての部屋が外部に面していること。


やはり朝日で気持ちよく目覚めたいのである。
朝、真っ暗の中で目覚め、電気のスイッチを探し、時間を見て、ようやく「朝か」と感じる…何だかスッキリしないのである。
「白夜も嫌」「真っ暗な朝も嫌」…我ながら何とワガママな日本人なのだろうか。


また避難図に「空襲時請至地下室避難」と書かれているのが、台湾海峡事情を抱えるお国柄だろうか。

ちなみに、その地下室は食堂として使用されており、翌朝の朝食もこちらで提供された。



バイキングではなく、食パン+αのシンプルなメニューだが、客が着席してから焼いてくれるのが嬉しいところ。

ちなみにコーヒーは最初から甘く味付けされており、こちらは人を選ぶかも知れない。



● 台湾一の夜市へ


宿に荷物を置いて、街へと出掛ける。先ほど駅弁を食べたばかりではあるが、折角なので夜市で軽く地元の味を楽しんでみることにしたい。


高雄は台湾南部で最大の街であると同時に、台湾最大の貿易港を擁し、工業都市としても有名である。


垢抜けた活気ある街を歩く。




看板など見ていると、どこの国にいるのかわからなくなってくる。




そして到着したのが「六合観光夜市」


何でも中華民国交通部観光局が実施したアンケートで、台湾中の夜市の中でナンバーワンに選ばれた夜市なのだとか。


なるほど多くの観光客や地元客で賑わっている。


海外からのツアー客もバスで乗りつけて、時計と睨めっこしながら夜市の雰囲気を楽しんでいる。もちろん日本からの観光客の姿も見かける。


ここの夜市は、完全に歩行者天国になっており、道の両側の店舗からガスや水道などのインフラを引き出して屋台を営業している。


それ故、活気ある屋台の店先で食べても良いし、奥の店内に腰を落ち着けて食べても良い。
また単純な屋台とは違って、衛生面でも安心できるように感じられる。


そして港町と言うこともあり、海産物を扱う屋台も多く見られる。




で、まず最初はセブンイレブンでコレを調達。


台湾でビールと言えば、台湾ビールの「ゴールドメダル」ばかりが目立つのだが、「龍泉ビール」なる銘柄が売られていたので、こちらをチョイス。南部のセブンイレブンで時々見かける銘柄である。


そして折角なので、魚料理を食べたいと思い、目に付いた「[魚土][魚乇][魚][火庚]」の店に入る。日本語で無理矢理書いても訳がわからなくなるだけなので、画像を…


ちなみに「[魚土][魚乇][魚]」とは、「サワラ」、そして「[火庚]」とは「あんかけ」の意。

日本的に言うと「サワラのあんかけ」と言うことになるのだが…


サワラの唐揚げにあんかけを掛けた感じで、申し訳程度にビーフンが入っている。(小麦麺もチョイス可能)
サワラの白身も、シンプルなあんかけも、サッパリしていて食べやすい。


ちなみに屋台の裏側はこんな感じ。


右手の赤いシャツのおばさんが唐揚げを揚げており、その唐揚げを丼に入れ、左手の屋台の鍋であんかけを掛け、手際よくトッピングを載せて完成。

ちなみに日本語は通じなかったが、メモに書いたり、メニューを指さしたりで、特に支障なく注文できた。


食事を終え、今度は〆に海鮮系の粥を食べたいと思い、夜市を歩いていると「鮑魚海産粥」の看板を上げた店が目に入ってきた。



そこそこ客も入っており、問題はない店だろうと判断し、店員に声を掛け「鮑魚海産粥」を注文。奥の席に着く。



そして運ばれてきた「鮑魚海産粥」(90元≒234円)


海老、貝、烏賊(蛸?)、それに鮑まで入った豪華版の粥である。

但し粥と言っても、どちらかと言えば「米入りスープ」といった感じで、あまり腹には溜まらない。まあ〆なので、これくらいスッキリしていたほうが有り難いのだが。

美味しいダシが出ており、スープは美味しいのだが…
海老の皮や、貝殻もそのまま入っており、しかも日本的な感覚では「もう少ししっかり砂抜きをしても…」といった感じ。食べるのが結構面倒くさい。
そして薄く切られた鮑もそこそこ入っており、満足感は高い。

香港で食べた鮑粥がHK$148(≒1480円)もしたことを考えると、コストパフォーマンスも高いだろう。
但し素材から出るダシを活かした台湾と、中華風のしっかりした味付けの香港で、随分と雰囲気の違う食べ物に仕上がっている。


ちなみにここの店のメニュー表はこんな感じ。


ここの店は、屋台では珍しくビールや「金門高梁」と呼ばれる地酒も扱っている。


で、この日はこれでホテルへと戻ったのだが、翌日もここ六合観光夜市で夕食を食べることになったので、今回まとめて紹介しておくことにしたい。

高雄から少し北にある台南の名物である「担仔麺」(担々麺)




そして台湾風のそぼろ飯である「魯肉飯」


単純なそぼろ飯ではなく、日本で言うところの「牛丼のつゆ」が掛かっており、「牛丼の“肉”が“そぼろ”に変わったバージョン」とも言えるだろう。そして日本人にも親しみやすい味に仕上がっている。

ちなみにこの「つゆ」こそ、各店ごとに受け継がれた秘伝の味なのだとか。
そして客によっては、そぼろ抜きで「つゆ掛けご飯」を注文している人も見かけた。

台湾の屋台は結構アバウトな面があり、メニューなど臨機応変に対応して貰えるようだ。但し語学が出来ないと、込み入った注文はかなり厳しそうだが…。
また材料の品切れなどで、店側から「ちょっと材料を替えた代替メニュー」を提案される事も経験することになるのだが、この話はまた改めて紹介することにしたい。


そして台湾の屋台料理の特徴としては、「器が小さい」という点も挙げられるだろう。
担仔麺も魯肉飯も日本で言うところの「お茶碗」サイズであり、屋台を回って色々な料理を少しずつ食べられるので有り難いシステムである。



<つづく>
Posted at 2012/01/21 23:04:13 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2012年01月20日 イイね!

新幹線300系

この3月で引退の決まった、新幹線300系…


初代「のぞみ」として、華々しくデビューしたものの、当時の「のぞみ」は贅沢な乗り物の印象が強く、利用する機会はなく…それに0系「ウエストひかり」など乗り得列車が多く、味気ない300系に魅力を感じなかったというのも一つかも知れない。

そしてその後「のぞみ」が一般化したものの、「折角乗るのなら、最新の車両に…」と、500系や700系を狙って乗るようになったため、またまた300系を利用する機会はなく…

よくよく考えたら、「結局、乗ったことあったかな…」というのが正直なところ。
(1998年に静岡-名古屋で利用した「ひかり」が300系だったような気もしなくは無いのだが、確証は無し。)


と、いうことで、今回の名古屋出張で300系を狙ってみることに。

しかし調べてみると、既に「のぞみ」運用は無く、「ひかり」として東京-新大阪/岡山に合計2往復、「こだま」として東京-新大阪に合計2往復(うち下り1便は東京→三島、三島→新大阪に分割)と岡山-博多に1往復のみと、300系運用列車は既に風前の灯火。

往路で利用できそうな列車もなく、帰路の「ひかり477号」で名古屋→新大阪に乗車することにした。


今回は奮発してポケットマネーでグリーン車に乗車。

大きな声では言えないのだが、いつも使うやり方で「のぞみ」普通指定券からの変更扱いにしたので、ご祝儀だと笑って済ませられる程度の出費で済んだのだが…


東京からの岡山行き「ひかり477号」が名古屋駅に入線。



早速乗り込む。



普通車



グリーン車



グリーン車シート



オーディオサービスと読書灯の操作部



デッキに残る公衆電話と列車名表示器


そういえば昔は新幹線の車内で「○○様、お電話が入っております…」という呼び出し放送が入っていたのだが、今でも呼び出しサービスはやっているのだろうか??


車販準備室(元々は売店)



まあ新大阪までの約1時間だけの乗車になってしまったが、引退前に1度乗っておくことが出来て満足。



そういえば山陽新幹線で余生を送っている100系も一緒に引退とのことだが、こちらは「グランドひかり」で食堂車を利用したことや、山陽新幹線で2×2シート改造後の「こだま」としても利用したことがあるので、お別れ乗車は考えていない。


2009年夏に新下関→新岩国で最後に利用した100系(新岩国駅にて撮影)
Posted at 2012/01/20 20:45:37 | コメント(9) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2012年) | 日記
2012年01月10日 イイね!

台湾高速鐵道の標準車で高雄へ [台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 No.7]

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#通貨について:この旅行記では、ニュー台湾ドル(新台幣)を“元”、日本円を“円”と表記しています。なおこの旅の段階での為替は1元≒2.6円を目安にしてください。



● 在来線で新烏日へ


台湾西海岸中部の町・彰化で、町歩きと扇形機関車庫見学を楽しみ、今度は台湾西南部の主要都市・高雄へと移動する。

彰化から、台湾鉄路管理局(台鐵)の在来線でそのまま高雄へ向かえば、時間はやや掛かるものの乗り換え無しで楽に移動できるのだが、今回は台湾高速鐵道(高鐵:台湾新幹線)への乗車が旅の目玉の一つであることから、敢えて逆行や乗り継ぎを厭わずそちらを利用することにする。


高鐵の台中駅までは、基本的に往路と同じルートを逆行する格好になる。

で、彰化駅で新烏日駅(在来線の駅名。高鐵の台中駅に併設)までの切符を買おうとするも…券売機にボタンが無く購入不可。
そもそも新烏日駅は、2007年の高鐵台中駅開業に合わせて新設された駅ということもあり、それ以前からの券売機が更新されていない様子。

ちょっと考えて、新烏日駅から800m程先にある烏日駅(こちらは昔から在来線に存在する駅)までの券を購入。

区間車料金で15元と金額が同じであり、しかも烏日駅までの切符なら新烏日駅を行き過ぎる格好であり、まあ問題は無いだろうという判断。
(ちなみに台湾では、近距離切符でも日本のような「乗車駅からの金額表示」ではなく、「乗車駅と下車駅を明示」した切符が発行される。)

そもそも券売機に駅名が入っていないという事が原因でもあり、決して金額や区間を誤魔化している訳でもないので、もし何か言われたとしても「話せばわかってくれる」だろうという判断である。
但しこれは台湾というお国柄を勘案しての判断であり、もし他の国であればこれを言いがかりにして賄賂(表向きは「罰金」)を要求されたりしかねないので、自分で判断せず、係員に申し出て指示を仰いでいただろう。


そして帰宅ラッシュで混み合う区間車(普通電車)に乗車。車両は往路と同じ韓国製の車両。

(新烏日駅到着後に撮影)


ラッシュ時に掛かってしまったため、車内は大混雑。

何とか乗り込んでドア近くに立って居たのだが…台湾の電車には「乗務員用ドア」というものが存在せず、車掌は一般の乗客用ドアに乗り込んできて、上部にあるスイッチでドア開閉を行っている。


そのため毎回車掌が混雑した車内に割り込んできて、ますます混雑に拍車が掛かってしまう。
ちなみに車掌は毎回、「キーを差す→ドア開閉操作をする→キーを抜く」という手順を踏んでおり、これを満員電車で行っているのだから、結構面倒なのである。

しかしながら、これが台湾ではごく一般的な方式であり、高鐵(台湾新幹線)においても同様の方式となっており、高鐵の700T型車両は日本の700系新幹線ベースの車両であるにもかかわらず、わざわざ乗務員用ドアを省略しているのである。(乗務員は旅客用ドアから出入りする。)


さてドア付近に立っていたお陰で、思わぬ発見も。

途中、数分停車したこの駅…


拡大して


そう「成功駅」という、何とも縁起の良い名前。
ちょうどドアの前にいたので、停車時間にちょっとだけ写真撮影。


日本でも旧「幸福駅」、旧「愛国駅」、「学駅」など、「縁起駅名」として持て囃されているが、ここ台湾にも「成功駅」のほか「永康駅」、「保安駅」など駅名が縁起がよいとされている駅がいくつもあり、日本同様に記念入場券など販売されている。

実際に降り立つことはなかったが、「永康→保安」の御守り袋付き木製記念乗車券など、今回の旅で入手することが出来た。




● 台湾の「便當」を購入


そして新烏日駅に到着。ここで高鐵へ乗り換えである。

まず在来線の改札を出たところにある「台鐵本舗」という、鉄分の濃い売店(グッズ売り場兼売店のような感じの店)に立ち寄る。

なかなか面白い鉄道グッズを色々と取りそろえているのだが、今回はリュック一つと荷物を極限に減らしているため、お土産類は台湾一周を終えた後、帰国前に台北でまとめて調達することにしており、今回は完全にスルー。


で、何を買ったかと言えば「便當」…そう「弁当」、すなわち駅弁。


台湾では日本統治時代の名残で、「便當」(発音も「ベントー」)と呼ばれており、駅弁文化が存在しているのである。

但し日本の駅弁とは色々な違いが存在し、先ず第一に「冷えたものは食べない」という台湾の食文化の関係上、便當は絶対に保温された状態で販売されており、ここの売店ではカウンターのガラス戸付きの保温ケースで販売されている。

なおこの他の販売方式としては、店員に申し出て保温ボックス(クーラーボックスのようなもの)から出して貰う、あるいは車内販売では毛布のようなものに包んで持ち歩く、といった方法をとっているのを見かけた。


ちなみに中身はこんな感じ。


台湾の便當はどこの駅でも「ご飯の上にカツ・煮卵・野菜・ハム」と判で押したようにワンパターン。ちなみにコンビニ弁当(こちらは冷蔵庫→レンジでチン)でも全く同じ献立である。

但し業者によっては、この定番品の他に、「カツがチャーシューに変わっている」など気持ち程度のバリエーションを選べるところがあったり、あるいはベジタリアン向けの商品があったりもするのだが、あくまで「ご飯の上におかず」という形式は完全に固定されているようだ。

なお今回の旅では何度か便當のお世話になることになるので、こうしたバリエーションについても、その都度紹介していくこととしたい。



● 高鐵の標準車を体験


購入した「便當」を脇に抱え、高鐵の台中駅へと移動。



ちょうど数分後に左営行きの速達タイプの列車(台北市内の板橋駅を出ると、台中、そして終点の左営しか停車しない列車。日本で言うところの「のぞみ」的な列車)があったので、あわてて券売機で切符を購入し、改札を通る。
(ちなみに午前中に台北駅の券売機で切符を購入したときは、日本のクレジットカードは使用できなかったが、ここ台中駅では問題なく使用することが出来た。)

するとちょうど列車が入線してくるところで、ダッシュでホームへと駆け上がる。

ホントにギリギリ…かと思いきや、台湾の列車は各駅での停車時間が長めなので、実はそこまで焦る必要はなかったのだが…



そして本日2回目の台湾高速鐵道700T型に乗り込む。

※午前中に台北駅で撮影した画像。そしてこの画像は4回目の使い回し…


午前中の台北→台中では、各駅停車タイプ(日本で言う「こだま」的な列車)を利用して、グリーン車相当の「商務車」で寛いだのだが、今回は乗り比べという意味もあり「標準車」を利用。→ちなみに「商務車」の乗車レポートはこちら。


車内の様子


…はい、ワンパターンな悪戯です(汗


上の写真は日本の新幹線700系のもの、本物は…


商務車(グリーン車)同様、やはり兄弟車だけあって、意匠などに共通点が多く見られる。


ちなみに座席はこんな感じ。


基本的には日本の新幹線と同じだが、今回の座席は「緊急出口」座席であり、脱出用ハンマーなるものが備えられている。


同じようなハンマーを、パリ-ベルリン間で利用した夜行列車「シティナイトライン」でも見かけている。

「台湾高速鐵道は最初は欧州方式の車両を導入予定だったが、後に車両だけ日本方式の新幹線車両に変更したが、線路などの設備は欧州規格のため、日本・欧州双方の安全基準を満たさなくてはいけなくなった…」
…という話から考えると、この脱出用ハンマーは欧州の安全基準を満たすために設置されているのではないだろうか、と推測はしてみるものの、裏付けを取ったわけでもないので、これは素人の勝手な想像として聞き流していただきたい。


ちなみに今回利用した標準車の「対号座」(指定席)はガラガラ。今回も3人掛けのシートを一人で使用することが出来た。
さらにその気になれば向かい合わせにして6人分のシートで寛ぐこともできたのだが。

おそらくこれは台湾北部の台北都市圏への人口の一極集中により、台北から遠ざかるほど輸送需要が少なくなっていくという要因もあるのだろう。
実際、台中駅で降りる人は随分と居たのだが、逆に私のように台中から乗り込む乗客はほとんどおらず、こんな調子なので南下するほど車内はガラガラになっていくのである。

ただ「自由座」(自由席)は値段が若干安いこともあってか、それなりに利用客がいる様子。
パッと見ではあるのだが、乗客密度が高い順に「自由座>商務車>>>対号座」といった具合である。

自由座はどこの区間でも、それなりに乗っている印象でだが、対号座はハッキリ言ってガラガラ。もしかすると高い商務車に乗るよりも快適かも知れない。


そんなことを観察している間に、列車は制限速度300kmをギリギリ越えない速度で飛ばしてゆく。



ちなみにこの列車の台中-左営間の所要時間は44分。あまりのんびりしている時間もなく、あわてて駅弁を食べることになってしまった。

なお飲物を買い忘れてしまったため、車内の自販機で購入。台湾の市価よりやや高いのかも知れないが、それでも日本の市価より安いくらいだろうか。


そしてあっという間に左営駅へ到着。


現段階では、ここ左営駅が終着駅であり、高雄市内へは在来線、あるいはMRT(高雄捷運:地下鉄)へ乗り継ぎとなる。(在来線なら2駅)
但し高雄駅までの延伸工事が進められており、近いうちに乗り継ぎ無しで高雄の中心部まで直通できるようになる。

高雄駅を東京駅に例えると、左営駅は上野駅…と言った感じだろうか。

ちなみに台北側も、今では台北駅まで高鐵が乗り入れているが、2007年の開業当時は手前の板橋駅(台北駅から在来線で2駅)が始発駅となっていた。


そして高雄市内へと移動するわけだが、併設の新左営駅(台中同様、駅名の命名方法が分かり難く、在来線の左営駅は1.9km離れた全く別の場所にある。)からの在来線でも良かったのだが、何となくMRTのほうが便利そうに思えてそちらを選択。


長い長いエスカレーターで地下へと潜り、MRT乗り場へと向かう。

そして券売機で値段を確かめて切符を購入。

出てきた切符は…


再利用可能型のコインタイプ。ICチップが埋め込まれており、入場時には「タッチ」、そして下車時には「タッチして回収口へ入れる」というシステム。


上の写真は出口側改札機なのだが、ちょっと出っ張った場所にタッチし、そのまま穴に投入して退出することになる。


そしてホームへと下りる。


MRTでは「左営」駅が正式名称だが、別の場所にある在来線の区別や、高鐵利用者への配慮か「左営/高鐵」という風に表記している。

また沿線の各駅の英語表記も、単純に音を英語表記するのではなく、駅名の意味を意訳した英語名を表記しており、非常にわかりやすい。
例えば、「生態園區駅」は「Ecological District Station」、「巨蛋駅」は「Kaohsiung Arena Station」(高雄アリーナ、外観から別名「巨蛋(ビッグエッグ)」の最寄り駅のため)、そして高雄駅も敢えて、「高雄車站」英語では「Kaohsiung Main Station」と名乗っている。


ちなみにMRT車内の様子はこんな感じ。


ややプラスチッキーで味気ない気もするが、短距離乗車が前提のMRTならこれで十分なのだろう。むしろシート面の清掃など簡便で合理化にも役立っているのかも知れない。


そして高雄駅へと到着。


写真右側が台鐵(在来線)の高雄駅舎である。その他、学習塾(補習班)の看板がやたらと目に付く。


そして高雄駅から、MTR駅への出口を挟んだ反対側にも、レトロな駅舎が…


ちなみにこちらは日本統治時代に帝冠様式で建てられた歴史ある駅舎。2002年に現役駅舎としての役割は終えたものの、保存を望む声が多く、わざわざ82.6mも曳家するという大々的な工事を行ってまで保存されることになったのだとか。

中には日本統治時代の建造物をまるで汚らわしいもののように邪険にする国もあるが、日本統治そのものの是非は別の問題として、建造物などの遺産については「価値」を冷静に検討して、貴重な文化財として保存していこうという姿勢は良いことだと思う。


ちなみにこの旧駅舎は、町のシンボルとして「高雄願景館」と名付けられ、内部には高雄の誇る建造物の模型などを展示している。


なお将来的に高鐵の延伸などで高雄駅が拡張された時には、この建物を駅の玄関として再活用しようという計画もあるのだとか。


こうして鉄分の濃い旅をしてきたわけだが、次回はホテルの紹介と、夜市(ナイトマーケット)での夕食の話題で、鉄道は一回お休み。

その次から、高雄市内の鉄道遺産などを回る予定である。


<つづく>
Posted at 2012/01/10 01:29:34 | コメント(7) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2012年01月07日 イイね!

再びアイスランドへ~VOXでディナー [アイスランド&グリーンランドの旅報告No.15]

「アイスランド&グリーンランド旅の報告」のバックナンバーはこちら



● グリーンランドとの別れ


旅5日目は、2泊3日のグリーンランド滞在最終日。基本的にアイスランドへ戻るだけの移動日である。但し時差の関係で思っているほど時間に余裕はない。


朝食を終えて、まずはホテルの売店でお土産選び。


但し場所柄、めぼしいアイテムは殆ど無く、しかもビックリするほど高いプライスがついているのである。
とりあえずTシャツなどを買ったものの、サイズや色の欠品があまりに多いのが残念。

自分には今まで見たことのないような雄大な景色の数々を目に焼き付けられて「良い思い出」というお土産が出来たのだが、人に渡せるようなお土産はほとんど無し。
しかしこうして長々旅に出るには、日頃の仕事ぶりに加えて、お土産の一つや二つは必要不可欠なので、アイスランドに戻ってから、しっかりと調達することにしたい。


そして送迎時間を確認しようと、ロビーの案内モニターを見てみるも、データーが更新されておらず、一昨日の送迎時間がそのまま表示されている。
フロントで聞いてみるも、「また声をかけるよ」といった感じで、どうもアバウト。

まあ往路でわかったようにヘリの運航そのものがアバウトなので、適当に見計らって送迎して貰える方が有り難いのかも知れない。


準備万端整えて、ロビーで寛いで送迎を待ち、ヘリポートへ。
ここでホテルのスタッフとはお別れ。フロント業務から、レストランの給仕、そしてガイドツアーに送迎と、様々な場面でお世話になる機会も多く、僅か3日間とは言え、別れはちょっと寂しい。


しかし別れを惜しんでいるうちにヘリが到着。


慌てて待合所に駆け込んでチェックインしようとするも、係員は荷扱いで手がいっぱいで、「チェックイン?ちょっと待っててね」といった具合。
まあこぢんまりとしたヘリポートで、しかも一度は顔を出しているので「チェックインは締め切ったよ」とは言わないだろう。


と、言うことで、しばらく待合室で待機。

折り返しのヘリで到着した家族(?)を出迎えに来たのだろうか、デンマーク国旗を振って到着客を待ちわびる子供達の姿があった。


この家族を見ていると、欧米人とイヌイットの混血のため、顔の造りなどで血縁関係を認識できる半面、兄弟でも明らかに欧米人系の特徴が強い子と、イヌイット系の特徴の強い子にハッキリ分かれている。
ちなみにちょうど中間のような感じの子だと、驚くほど見事に日本人的な雰囲気を醸している。(但し鼻筋が通っているので、日本人としては端正すぎる気もするが)


そうしているうちに、チェックインカウンターの係員がわざわざ「チェックインでしたよね?」と声をかけに来てくれ、チェックイン完了。


そして引き続き搭乗開始。

とは言え、特に改札機があるわけではなく、駐機場へのドアの前に、チェックインから荷扱いまで何役もこなす係員が立ち、一枚一枚搭乗券をチェックする形である。

が、しかし「このチケットは次の便だよ」とのこと。
「定刻10分前の搭乗」かと思っていたのだが、ヘリに遅れが生じており、実は「35分遅れの前の便」だったのである。


そうなるとアンマサリク-クルスクは1機のヘリが往復しているので、片道10分、乗降や荷扱いの時間も含めると30分は待たなくてはいけないだろう。

一昨日は間引き運行(?)をしていたヘリだが、今日は慌ただしい運行…タテマエでは定期便でも、実質的にはオンデマンドに近い運行形態なのかも知れない。


その後は一旦、外に出てグリーンランドの空気を吸っておくことに。

ちょうど先ほどのヘリで到着した人々が、迎えの人々と一緒に車で出発していくところ。
ここアンマサリクには「自家用車」が少ないこともあってか、2~3台あると思われるRAV4によるタクシーが大活躍している。


しかしそれ以外にも、明らかに公用車・社有車といった車での送迎が多く、救急車まで登場。


まあ絶対的な車の数が少ないので、あらゆる車をフル活用しているのか、あるいは出張の送迎ならOKなのか…理由はよくわからないが、まあこんな感じなのである。


そして先ほどのヘリが戻ってきて、今度こそ搭乗開始。



往路と違って、乗客も多く、荷物まで含めて機内はすし詰め状態。往路と同じく、側面の窓に面した席に着席。


但し今度は隣にも乗客がおり、例えるなら路線バスの2人掛けの席より狭いくらいなので、そこに男2人でかなり窮屈である。


そしていよいよ離陸。


まあ往路にも見た景色で、しかも往路の方がお天気が良かったので…

写真を撮っていると、隣に座っているイヌイットの男性がスマートフォンに保存していた四季折々の写真を見せてくれた。うるさいヘリの機内なのでゼスチャーで会話(?)を楽しむ。


そして着陸前にはクルスクの市街地を眼下に見る。



ここクルスクには、今回滞在したホテルアンマサリクの姉妹店のホテルクルスクがあり、宿泊もできるとのこと。


機窓から見る限り、街外れの中途半端な場所に位置しており、ホテルアンマサリクとは違って、大自然の中に滞在している感を味わえるのではないかと思う。


そしてクルスク空港へ到着。


本来は1時間半程度の待ち時間だったのだが、ヘリが遅れ、やや中途半端な待ち時間になってしまったので、大人しく空港で待機することに。
それに次に乗る便はグリーンランドからアイスランドへの国際線ということもあり、時間には余裕も見ておいた方が良いだろう。

そして待合所にはいると、先に到着していたフランス人夫妻と再会。同じパッケージで申し込んでいる筈だが、微妙にフライトが違っているようだ。


まあ往路にも立ち寄っているので、特に新しい発見があるわけでもないのだが…

空港の建物まわりを散歩していると、建物付近だけは金網があるのだが、それも穴だらけ。


しかも数十m歩くと、金網すらなく、その気になればいくらでも駐機場や滑走路に入ることができる。

しかしまさかそんな事をする人は居ないだろう、と思っていると…


流石にこれには空港係員が飛び出してきて、大声を上げて追い出していた。


そして搭乗開始。

フランス人夫妻はもう一本後の飛行機とのことで、ここでお別れ。
私の場合はズムーズに乗り継ぎが出来ているが、フランス人夫妻はかなりの待ち時間のようだ。これは申し込み順なのだろうか。


セキュリティーチェックコーナーへ入り、いつも通り荷物をX線検査機のベルトコンベアに載せ、トレイにポケットの中身を出しはじめたのだが…係員に制止され「パスポートだけ見せろ」とのこと。

パスポートを見せると、それだけで「OK」となり、手荷物チェックは省略。一緒にいた台湾からの旅行者は飲みかけのお酒すら持込OKになっていた。何ともアバウトなセキュリティチェックである。


そして往路と同じくフォッカーF50に搭乗。


ちなみに1人乗務の客室乗務員も往路と同じ人。
更に言うと、この後ももう一度同じ客室乗務員さんにお世話になることになるのだが。


そしてついにグリーンランドともお別れ。


僅か3日の滞在ではあったのだが、何だか随分長いこと滞在していたような気分である。
(「旅の報告」シリーズが遅れがちで、何ヶ月も掛かってしまっていた…という点に関してはご容赦ください。)


そして前にも少し紹介していたが、往路のサンドイッチとは随分とギャップのある立派な機内食が登場して、ちょっとビックリ。




● アイスランド1のレストラン「VOX」へ


そして3日ぶりにアイスランドへと帰還。

レイキャビック名物(?)のハットルグリムス教会や、テーブルマウンテンが出迎えてくれる。


グリーンランドから戻ると、レイキャビックが随分と都会に思えるから不思議。(首都とはいえ、規模的には帯広市程度の都市である。)


レイキャビック(ドメスティック)空港ターミナル



そして路線バス一本で、グリーンランドへの出発前に滞在した「ヒルトンノルディカ」へと戻る。


今日からは違う安いホテルに移るのだが、グリーンランド滞在中にスーツケースを預けているので、何はともあれヒルトンに寄らなくてはならないのである。

上の写真は…時計に表示されている時間に注目。
相変わらずの白夜で「ディナー」といった雰囲気ではないのだが、ヒルトンホテル内の「VOX」レストランはアイスランド1のレストランとして名高いので、思い切ってチャレンジすることにしたい。

まあ価格面は「円高・クローナ安」で随分とお手軽で、日本人の感覚からすると「ヒルトンとしては破格」と思える値段である。
ちなみに4皿のコースでISK7900(≒\5700)、それぞれの更に合うワインがセットでISK14400(≒\10350)といった具合ある。

しかし最大の難関としては…汚らしい一人旅の男が1人で入るには、気分的に敷居が高すぎることなのである。


で、勇気を出して入っては見たものの、「1人客はレストラン利用不可。」とのことで、レストラン入り口付近に設けられた「ビストロコーナー」へと案内される。

どうやら、ここVOXには高級アイスランド料理店という顔と、ホテル宿泊客向けの喫食設備という顔があり、その両方に対応できるように、入口付近(通常なら待合室)にテーブルを設け、「ビストロ」としてやや低価格なメニューを提供しているようだ。
またテーブル配置など、1人客や少人数客にも配慮した空間になっているが、同時に高級レストランの一角と言うこともあり、洗練された落ち着いた雰囲気である。
またスタッフや厨房も完全にレストランを共通なので、サービスや料理には何ら不満はない。

残念ながら目玉のワインがセットになったコースは試せなかったが、ビストロのコーナーは1人でも全然気軽に入れるので、必要以上に構える必要は無かったのかも知れない。


そして「シェフお勧めの3皿コース」というものをオーダー。ちなみにお値段はISK6500(≒\4700)とヒルトンホテル内でのディナーとしてはお手軽なほうだろう。但し“ヒルトンとしては”の話ではあるのだが…。

またメインがラムとの事だったので、赤ワインのお勧めを聞いて一緒にオーダー。
ちなみにアイスランド国内のワインは、ほぼ輸入品。フランス・スペイン・チリ・オーストラリア…と有名どころのものが多い。

なおアイスランド産ワインも無いわけではなく、これがあり得ないほどに強烈なのだが、こちらはまた後日紹介することにしたい。


先ずは前菜。料理名を控えるのを忘れたが、「素揚げ魚のシーザーサラダ」といった感じだろうか。


ここアイスランドは漁業国ということもあり、魚介類のレベルはなかなか高い。
しかも味の好みなど日本人にも近いところが多く、安心して食事を楽しめる。
なお付け合わせのパンはしっとりとした風味の良いパンで、これも素晴らしい。まだまだスターターの段階なのに、ついついガツガツ食べてしまった。


そしてメインのラム料理。


良くある上品な盛りつけの洋食ではなく、結構ガッツリなのが嬉しいところ。
但しこれはアイスランド全体に共通しているようで、ほとんどの店で新鮮で豊富な食材をガッツリと提供してくれる。

またアイスランドで肉というと、ビーフではなく、ラムがメイン。
実際、国中に羊が飼われており、肉も新鮮。臭みが殆ど無く、ちょっと柔らかいビーフといった感じで、ラムに抵抗がある人でもスルスル食べられるだろう。

北海道辺りでそこそこ高級なラムを食べても、アイスランドの一般的なラムの足下にも及ばないように感じる。
(そもそも日本の安いラムのクオリティが低すぎるのが原因かも知れない。日本のラム肉は価格と味がわかりやすく反映されるので、、、日本の安いラム肉をラム肉とは思って欲しくないのだが…)

しかも一般的に広く(ビーフ以上に)食べられている食材なので、口に入る機会も多い。
ちなみに他にアイスランドで良く出てくる食材といえば、鱈・大鮃・海老、そして時々豚といった感じだろうか。


但し地域的に新鮮な野菜はなかなか手に入らないので、付け合わせ類は日本で言うチェーンの定食店並の食材かも知れない。
(但し材料は似たり寄ったりでも、ソースなど味付けで勝負しているので、“同じ”という話ではないのだが)


そしてその傾向が顕著に出てしまうのがデザート。


まあ見ての通りで、日本のヒルトンでは先ず出てこない内容だろう。
まあ別に美味しくないわけではないのだが、ヒルトンに期待するレベルのものとは言えないだろう。
例えるなら、温泉旅館で凝った懐石料理を食べた後に、オマケ程度に出てくるデザートのクオリティだろうか。(別に安物でも無いが、メインの懐石ほど凝ってもいない“とりあえず”出している…といった感じのもの)


まあアイスランド全体がこんな感じなので、この後のアイスランド滞在中、デザートは省略して「スターター+メイン」あるいは「スープ+スターター+メイン」という組み合わせでオーダーすることが多くなった。

なお今回のディナーでは、スープが登場しなかったが、今後の日程で何度も登場するアイスランドのスープは、野菜でも肉でも日本人好みのテイストで、なかなか最高に美味しいのである。


そしてディナーを終え、フロントでスーツケースをピックアップしてから、夜10時台とは思えないレイキャビック市内を数百mあるいて今宵の宿へ。




そして最高級のヒルトンから一変してエコノミークラスとなるホテルキャビンへ到着。


なおアイスランドのホテルについては、以前のブログで紹介しているので、今回は割愛することにしたい。




<つづく>


撮影機材
・SONY α200 + SONY CarlZeiss T* Vario-Sonnar 3.5-4.5/16-80(24-120)[SAL1680Z] and SIGMA 10-20(15-30)mm F4-5.6 EX DC and TAMRON SP AF 18-250mm Di II LD Aspherical [IF] Macro [Model A18]
・SONY CyberShot DSC-TX5 (CarlZeiss T* Vario-Tessar 3.5-4.6/4.43-17.7(25-100))
・MINOLTA αsweet II + MINOLTA AF 24-105mm F3.5-4.5 + FUJICHROME PROVIA 100F or VELVIA 100F



※なおグリーンランドに関しては、日本語で書かれた資料も少なく、今回の旅行記の執筆にあたっても、断片的な情報から判断していたり、また資料や現地で見聞きした英語を私の拙い英語力で解釈しているものが多くあります。
当然のように正確さを欠いていたり、間違いもあることが予想されます。

地名などのカタカナ表記はWikipedia等を参照しておりますが、日本語での統一的な記載が定まっていないうえ、私自身がデンマーク語やカラーリット語が読めるわけでもなく、正確さを欠いている可能性があります。

また文中で“旧市街”“新市街”“流氷の見える丘”といった日本語の呼称を用いていますが、当然現地にこのような日本語訳が存在している訳はなく、私の理解に基づいて、あくまで便宜的に名付けたものにすぎません。

以上、ご了解のうえ、あくまで“無責任な素人の日記”としてお読みください。
間違ってもこのいい加減な旅行記を根拠にした論などなさらないようにお願いいたします。
また何か間違いがあっても当方では一切責任を持ちません。(ご指摘やご教授は歓迎いたします)
Posted at 2012/01/07 23:58:50 | コメント(6) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記

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