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NEOCAのブログ一覧

2014年03月30日 イイね!

航空科学館@桃園空港

今回は以前にアップした記事の<中略>にあたる部分のお話です。





台北・桃園空港に到着後、入国審査を経て、無事に台湾の土を踏むことに。


そして空港から送迎バスでホテルへと移動。



まあ移動と言っても、空港敷地内、しかも二本の滑走路に挟まれているという、凄い場所にあるホテルなのだが…


今回はこの「ノボテル台北桃園国際空港」に滞在。
まあ滞在と言っても飛行機の乗り継ぎにプラスαしただけの日程なので、わずか2泊だけ。
しかもチェックイン日は午後着、更に最終日は早朝発なので、あくまで「ちょっと寄り道」程度の滞在。

ちなみにここのホテル…空港敷地内にありながら、ターミナルから徒歩での到達は不可能と、やや微妙なロケーションで陸の孤島のような場所。
但し空港からの無料送迎バスが利用できるほか、事前の申告制ながら、高鉄(台湾新幹線)の桃園駅から空港へ向かう路線バスや、一部の空港行きリムジンバスがここのホテルでの下車を取り扱ってくれるなど、比較的利便性は高いのではないだろうか。


ここのホテル、斜め向かいはエバー航空の本社、そして隣は中華航空の本社という、明らかに空港の業務用スペースと言った場所に立地しているのだが…

実は中国語での表記は「台北諾富特華航桃園國際機場飯店」と書かれており、その名の通り、仏アコーホテルズの1ブランドであるノボテル(諾富特)と、中華航空(華航)の共同運営によるホテルなのである。
日本的に言えば、「ANAクラウンプラザホテル」みたいな感じだろうか。

個人的にノボテルやイビスと言った、アコーホテルズのホテルは「安心して泊まれる」という印象を持っており、また中華航空も好きな航空会社の一つなので、ここのホテルには期待したいところ。


先ずはロビーでチェックイン


流暢な英語と、洗練された対応で、チェックインはもちろん、チェックアウト後の送迎バスの予約まで、テキパキと処理してくれる。


そして部屋はこんな感じ


広く清潔な良い部屋ではあるのだが…

まあ1万円を越える価格なので、このくらいのクオリティはあって当然というのも正直な感想。

但し日本で1万円なら「こんなモノでしょう」と納得できそうな感じだが、ここは台湾。物価を考えると、相当に高価なホテルなのである。


そしてバスルーム



バスルームが、部屋からガラス越しに丸見えなのは如何なものか…とも思ったのだが、これは885系の運転室と同じで、マジックガラスで一瞬にして曇りガラスに変化するという仕掛けが組み込まれている。

そして海外ブランドながら、洗浄機付きのトイレも嬉しいところで…まあINAXの一番安いモデル並の洗浄感で、褒められたクオリティではないのだが、まあ最低限の合格ラインだけはクリアしているといった印象。





こうしてホテルに荷物を置いてから、出発。

とは言え、もう夕方近くなので、遠出をするわけではなく、ホテル前の公園(?)を通り抜けて、向かいの建物へ。



DC3がお出迎え



その他、民間・軍用問わず多くの飛行機に囲まれたココは、航空科学館。


ココも空港敷地内ではあるのだが、ホテルと一緒に陸の孤島状態の立地条件。(但しホテル-航空科学館は徒歩で行き来可能)

空港からの無料巡回バスがあるにはあるのだが、本数も限られ、意外に不便なため…ずっと気になっていたにも関わらず、今日まで訪れることの無かったスポットである。


そして館内へはいると、この方がお出迎え


まあ少し前までは、どこの施設にもこの方の銅像があったようなのだが…

民主化が進み、今では随分と数を減らしてしまったようで、こうして現役の銅像を見る機会も少ないのかも知れない。
(そして、あちこちで撤去された銅像がどこへ行くかというと…以前のブログで紹介したスポットなのである。)


大きな改装もされておらず、二昔前の面影を濃厚に残したような展示スペースは、成田にある同様の施設を思い起こさせられる風情。






そして旅客機に関する展示は、中華航空とエバー航空がほぼ同じボリュームになるように取り扱われており、色々と配慮が働いていることが感じられる。

エバー航空の機内模型



不気味な客室乗務員人形



そして日本人客室乗務員が居ることもしっかりPRされている。


この安藤さんが実在の客室乗務員をモデルにしているかは不明…

と言うか、日本語はおろか、英語の説明すら不十分なため、基本的に漢字の意味で推測するしか無く、細かいことは全く解らないのである(汗


時代を感じさせる衛星電話



そして飛行機のパーツやメカニック的な展示もあるのだが、中国語の説明しか無いことに加え、私自身が「自分の乗れる乗り物」にしか興味がないため、殆ど素通り(汗



これまた台湾人には似ても似つかないマネキン…これは中華民国空軍の制服なのだとか。



そして中華民国を軸に、世界大戦時の航空機についての話題も


ココ台湾は、“国家として”は中華民国なのだと言うことを意識させられる。


そしてゼロ戦も



更に航空の延長で、宇宙に関する展示も



他にはモデルプレーンのコレクションもなかなかのボリューム。(旅客機であれば、一応私の守備範囲なので…)
しかも日本のエアラインのものも多く、思わず見入ってしまう。

但しあまり入れ替えは行われていないようで、なかなか懐かしい飛行機が多い。



そしてこれらの飛行機も懐かしの飛行機になりつつあるのだろうか…






更には、今は無きエアラインの飛行機も




カンタスばかり乗っていて、結局乗らず仕舞いだったアンセット


そして初めて見る、カムリの全面広告機体(台湾国内線で飛んでいたのだろう)



その他、こんなコーナーもあり、家族連れで賑わっている



こうして館内展示を見学し、次は展望塔へ。

ホテルと同様、二本の滑走路に挟まれた立地なので、飛行機を眺めるには良いかと思いきや…



凄い混雑



そして最後は売店コーナーへ



モデルプレーン等も扱っており、お土産コーナーとしての機能も持たせてはいるものの、基本的にはイートインコーナーを備えたコンビニといった風情。


しかし今日は行動範囲が空港内だけに限られていることもあり、品揃え的にも価格的にもコンビニがあるのは有り難く、色々と買い物をしておくことに。

とは言え、小銭を持って居らず、1000元札(≒\3300、但し物価の違いを考えると、それ以上に高額紙幣)を出したところ、「えっ!?」という顔をされてしまい、そこで英語で「ゴメンね。小銭が無くて…」と言うと、ようやく日本人だと認識されたようで、カタコトながら日本語で「オツリ、ダイジョウブネ!」「ニホンジン、デスカ?ヨウコソ!」と笑顔で返してくれる。





とは言え、日本のコンビニとは違い、夕食を買うほど充実しているわけでは無く…

かといって、送迎バスを利用して、市内や空港ターミナルまで食べに行くのも面倒なため、夕食はホテル内のレストランを利用することに。



まず最初に入口で「バイキングorアラカルト」を尋ねられ、バイキングを選択。席へと案内される。


ちなみにバイキング1人前が780元(≒\2580)、台湾ビールの生が250元(≒\830)、更にサービス料も加算され…

日本的に考えると「ホテルの夕食バイキングとしては良心的かも」と言った感じかも知れないが、台湾的に考えると目玉が飛び出そうなビックリ価格である。
まあ他に選択肢が無く、競争相手が無いとは言え…もう少し何とかならないのだろうかと感じてしまう料金である。


しかも席とビールを用意して貰い、最初の一皿を取りに行っている間に…東アジア系グループが現れて、用意されていた私のカトラリー類やビールを勝手に他の席へポイッとどけて、ズカズカと席を占領してしまう。

私が席へ戻って来た時には、係員とオバサン達が英語(中国語ではない)で言い合いをしている真っ最中。

しかしそのグループは「何だ従業員のクセに偉そうに客に指図しあがって」と言った感じの鼻についた態度で、一歩も譲る気配はなく…

困り果てた顔をしている若い係員を見ていると、これ以上のバトルを強要するのは可愛そうな気がして、そのグループに気付かれないようにそっと目配せして、新しく別の席を用意して貰うことに。
(ここでは詳細は書かないが、この後ホテル側からきちんとした対応がなされた。)


高い価格に、不快な客…と、すっかりケチがついてしまったのだが、実際に食事をスタートすると、和洋中取りそろえたバラエティ豊かな献立に加え、日本人の口にも合う味、更には係員が細かく目配りをして料理に気を配るなど、満足度は高い。




刺身や天麩羅など、「所詮は海外の日本食だろ?」と思っていたのだが、良い意味で裏切られることに。

あと「うどん」は「饂飩」ではなく、「烏龍」と当て字を使うとの事。
メニューには「烏龍麺」と記載されているが、決して“烏龍茶を練り込んだ麺”あるいは“烏龍茶スープに入った麺”などではなく、ごく普通の日本的な饂飩である。
(そういえば以前に某みん友さんから「烏龍茶だとおもってオーダーしたら、饂飩だった」というエピソードを伺ったことがあります。)

何でも「うどん」と発音しようとしても、「濁音が苦手」と「巻き舌」で、「うろん」と訛ってしまうのだとか。


またバーベキューコーナーや鍋(?)コーナーもあり、具材やソースを選んで盛ってコックに渡すと、その場で火を通してくれる。


なお上の洗濯鋏はコックに渡す際の目印となるもので、各テーブルに備えられている。
但しこのシステムに関する英語での説明が不足しており、ちょっと困惑したのも事実なのだが…


そしてデザートもガッツリと。


まあもう少し安ければ嬉しいのだが、料理の味やクオリティには満足。

あと客層は…まあ空港内のホテルなので、世界各国から色々なゲストが来ていて当然なのだろう。


こうして台湾1日目は終了。明日は丸一日台湾で過ごすことになるので、ちょっと遠出をすることにしてみたい。


<つづく>
Posted at 2014/03/30 22:54:40 | コメント(7) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記
2014年03月20日 イイね!

露天風呂とオーロラ

オスロからスカンジナビア航空で移動



偶々、東京特集が載っていた機内誌を読んでいると、こんなカクテルの紹介が


SAKEだけでなく、SHOSHUもメジャーに成りつつあるのかなと思いながら…個人的には某みん友さんを連想していたのだが(笑


そして偶々隣に座り合わせた、カリフォルニアから来たという日本通のご夫婦と、日英取り混ぜたルー語風の言語で会話。
つい先日も、札幌雪祭りをお目当てに来日されていたそうで…まさか北大西洋の洋上を飛ぶ飛行機の中で「サッポロクラシック」や「ソフトカツゲン」について語り合うとは…
(特にカツゲンは、日本人でも北海道在住経験者か、かなりの北海道通でなければ知らない商品のような…)


そしてこんな大地へと着陸



ホテルの送迎車に乗り込んで移動



到着したホテルは実に簡素な感じ



まあアイスランドのホテルの簡素さはよく解っていたことで…部屋の造りは素っ気なくとも、安全や清潔、また水事情など安心して滞在できる条件は揃っているので問題はない。

ちなみに今回の宿代は、一泊あたり朝食付きでISK17000、日本円にすると\15000強と言ったところ。

まあ民主党政権真っ盛りの前回と比べると、為替レートで3割ほど割高になっており、ノルウェーほどではないが物価高な感じは否めず。


そして今回は空港から20km、レイキャビク市街から40kmと、とても半端な場所にあるホテルなので、客室の窓から眺める光景はこんな感じ



チェックイン後、荷物を置いて、一息ついてから徒歩で出発



こんな道を歩き


お目当ての施設は2軒となり…なのだが、ここはアイスランド。

15分程と聞いていたのだが、普段車でしか動かない人の時間が当てにならない事は先刻承知。結局、のんびり歩いてたっぷり40分も掛かってしまうことに。


お目当ての施設が近づいてくると、不気味な色の池が見えてくる




この池は、地熱発電所の排水池で、この色はシリカによるもの。


そしてお目当ての施設に到着



指示に従って、体を洗い



世界最大の露天風呂で入浴



お気づきの方も多いかも知れないが、実はココ…3年前にも訪れたブルーラグーン

まあ今回は旅の終わりに、ちょっと寄り道して2泊だけのアイスランド滞在なので、ブルーラグーン近くのホテルを確保し、ひたすら温泉三昧と洒落込んでみたのである。

まあ冬場のアイスランドは…観光するにも制約が多く、しかも前回の旅でレイキャビク周辺は一通り足を運んでいるので、割り切って滞在型で温泉を楽しむことにした次第。

但し、実はもう一つ、冬場ならではのお楽しみもあるのだが…此方は気象条件次第なので、期待せず夜を待つことにしたい。


以前のブログでも詳細に取り上げているので、細かな事は省略するとして…


もちろんシリカパックも楽しみ


ちなみにモデルは私ではありません。写真を撮っていると、「俺を写せよ!」と言わんばかりにポーズを決めてくれたおじさんが居たので…


以前飲んだオリジナルカクテルは姿を消しており、今回はアイスランドのビールで一杯



そして同じ青色でも、ゲータレードなら売られていたのだが…



夏場と比べれば、かなり熱めの温度設定ではあるのだが、日本人的には「ちょっとぬるい」感じなので、夕暮れ時までのんびりと浸かることに。
(少しぬる過ぎて、出られなくなっていたという側面も…)



そして閉館時間(冬場20:00)まで粘ってみたものの、意外に日が長く、夜の露天風呂は体験できず。


そして帰りは毎時1本運行されている、無料送迎車でホテルへと戻ることに。(歩くと湯冷めしそうなので…)

それにしても、こんなシーズンオフのアイスランド…誰もいないのでは無いかと思っていたのだが、それが意外に賑わっていてビックリ。
しかも、日本人率が異様に高く…年輩のツアー客(添乗員がラグーン内でやたらと撮影サービスをやっている)、お一人様(若い女性が意外に多い)、更には学生のグループ旅行…と、かなりの日本人が居てビックリ。

しかしアイスランドって、いつからこんなメジャーな国になったのだろうかと、ちょっとビックリ。少なくともちょっと前までは、学生がグループで気軽に来るような国では無かったように思うのだが。(それに最近の学生さんはお金持ちなのね…)


そしてホテルのレストランで夕食。まあこの近辺には発電所・ホテル・スパくらいしか無いので、夕食の選択肢は事実上「ラグーンのレストラン」か、「ホテルのレストラン」の2択なのである。


先ずは日替わりスープをオーダー。フィッシュスープでISK1000(≒\910)


パッと見、ただのクリームスープに見えるのだが…

特に固形の魚介類が入っているわけではないのだが、クリームスープのまろやかさの中に、しっかりと魚介のエキスが入っており、磯の味がするなかなか美味しい逸品。

まあ個人的に、アイスランドの美味しいモノと言えば、スープとラム肉だと思っているので。


そして日替わりの「捕りたてフィッシュメニュー」をオーダー。白身魚の料理でISK3800(≒\3460)


肉厚な白身魚は、外側はパリッとしていて、内側はしっとりとジューシーに仕上がっておりナカナカ美味しい。

そして何気にマスタードを利かせたマヨネーズベースのソースも美味しく満足。
(実はアイスランドのマヨネーズベースのソースは凄まじく外れな事が多いので…)


こうして露天風呂と料理を満喫し、後は寝るだけ…かと思いきや、お楽しみはこれから。

一旦ベッドに入り、ウトウトしていた頃、けたたましく部屋の電話が鳴り、眠りを破られる。


実はここのホテル、事前にフロントで申込をしておけば、「オーロラが見えるよ」コールのサービスがあるのである。

流石に寒い中、ずっと空を見ている訳にもいかないので、このサービスは実に有り難いところ。

そして先程から「夜のお楽しみ」と言っていたのは、オーロラの事。決して北欧の美しい尾根遺産と…という話ではないのである。


そして事前にスタンバイ済みの三脚を抱えて、外へと飛び出す。
(そう言えば、デジタル化で高感度+手ぶれ補正の威力のお陰で…実は三脚を使うのは数年ぶり…汗)

で、ホテルから一歩出たトコロで写した写真がコレ



雲が多くて、今ひとつパッとしない感は否めないのだが、一泊目でアッサリと見られたというのは、かなりの幸運だろう。


何でもアラスカあたりでは、-30℃の世界で、何時間もテントでスタンバイしながら…それでも見られなかった、というような話も聞くので、0℃前後の気温で、しかもホテルから一歩出ただけで見られるというのは、かなり恵まれていると言えるだろう。

しかも暖かいホテルのロビーにはホットチョコレートなどもセルフサービスで用意され、また温室風のオーロラ観察ルームまであって、室内からでもオーロラを楽しめるという恵まれた環境なのである。


しかしその後オーロラは、そのままパッとしないまま、自然と消えてしまったので、隣の発電所の夜景など撮影して、部屋へと戻って寝ることに。



翌朝の朝食はバイキング。北欧らしくサーモンや魚の酢漬けも用意されている。



そしてホテルの人から、ブルーラグーンへの近道を教えて貰い、こんな道を歩いて、再びブルーラグーンへ。


そして1日、ブルーラグーンで過ごす事になるのだが…同じような内容を繰り返しても仕方がないので、この部分は省略。

今までと違うことと言えば、水中マッサージを体験したことくらいで…ラグーン内に浮かべた状態でのマッサージなので、強くゴリゴリやるタイプのマッサージではなく、どちらかというと「体をさする」を言った感じではあるのだが、それでも終わってみるとかなり体が軽くなったような気がする。


で、ブルーラグーン内のレストランで夕食を食べるつもりで、6時頃にはスパゾーンをチェックアウトしたものの…ココのレストランは夕方前で既に閉店。

そうなると、もうラグーンにも戻れず、夕食もまたホテルで食べるしかないので、トボトボとホテルまで戻る事に。



そして二日連続でホテルのレストランの暖簾をくぐり…

先ずは日替わりスープ。今日はカリフラワースープ(お値段は昨日と同じISK1000)



そして、やはりアイスランドへ来たならラムを食べなければならない(私見)と言うことで…ちなみにお値段はISK4600(≒\4200)


やはり何度食べても、アイスランドのラムは臭みもなく柔らかく、実に絶品。

アイスランドと言えば、手長エビをはじめとする海産物が名物だと思われているようだが、個人的には誰が何と言おうが「アイスランドではラム肉が一番」だと断言したい。

もちろん海産物も美味しいのだが、ラム肉は世界一と言っても過言ではなく、アイスランドでラム肉を食べないのは大損である。
更に一言付け加えると、私自身ラムの臭みが苦手で、他の国では「名物だから一応食べる」程度にしか食べないにもかかわらず、アイスランドでは「ラム」「ラム」と騒いでいる…アイスランドのラム肉はそれほど美味しいのである。


そしてその後は…恐るべき強運で、二日連続オーロラが出現。



「今日もパッとしないなぁ…」などと思いながら、余所見してオリオン座など撮影していると…



オーロラの活動が段々派手になってきて





最後はオーロラのダンス状態



ただ見られるだけでもラッキーなオーロラを、二日連続で、しかもナカナカ派手に活動している状態でじっくりと観察できるという、恐るべき強運。
…これで今年の運を使い果たしたとかで無いことを祈りたい

しかもホットチョコレート片手に、暖かい室内を行き来しながらと言う、何とも気楽な雰囲気。
ちなみにカメラは長時間露光なので、シャッターだけ押して、そのまま室内へ駆け込んで暖を取り、再び外に出て仕上がりを確認…と、何処までもお気楽モード。


とは言え、ついつい興奮してしまい、夜遅くまでオーロラを見ていたため…寝坊して、朝食を食べている時間が無かったというオチ。

更にホテルの送迎車で空港へ出向くと…アイスランド航空利用であれば、何時でもチェックイン出来るのだが、スカンジナビア航空となると、チェックインカウンターのオープン時間が限られるので、ロビーでかなり待つ羽目になり、これなら朝食を食べてきても良かった…と、ダブルのオチ。


ロビーでボンヤリしていても仕方がないので、一角にあったカフェで朝食を取ることに。



サーモンホットサンドと、日替わりスープ(中身は確認せず)をオーダー。

そして運ばれてきたのがコレ。


サーモンホットサンドは実に美味しいのだが…

日替わりスープのほうは、蓋がしてあり「2分待ってね」との事。

2分待って蓋を取ってみると…何とアイスランド風のクリームスープに、タイ風グリーンカレー味のインスタントラーメンをブレンドしたような味。
スープにインスタントラーメンのスープを溶かし込み、後からクルトン代わりに砕いた麺を載せたような、実に個性的なスープ。

「2分待ってね」というのは、麺(を砕いたもの)がスープに馴染むのを待てということだったのである。

味の方は…確かに個性的で、面白いとは思うのだが…やはり日本人の感覚では「インスタントラーメンって、何だよ…」というのが正直な感想。
しかもお値段がお値段(ISK1000≒\910)で、それも考慮に入れてしまうので…正直、「面白いアイデアだ!」という感想よりも、ガッカリ感が勝ってしまうのが素直な感想。


そしてチェックインカウンターで「レイキャビク→オスロ」「オスロ→フランクフルト」「フランクフルト→成田」の3便をまとめてスルーチェックインして貰う。
実はチケットの関係で、ちょっと不安なことがあったのだが…まあスルーチェックインしてしまえば此方のものである。


免税店でアイスランド名物の苔酒など眺めて


荷物をスルーした状態で、乗り継ぎがあるので、ジッパーに入る範囲のミニチュアボトルしか買えないのが残念なところではあるのだが…
(と、言いつつ、ここの空港には“到着免税店”というものがあるので、事前にしっかり仕入れて、スーツケースに何本か入れていたりもするのだが・笑)

実はアイスランドの酒は「美味いもの」「個性的なもの」が揃っており、実に面白いのである。但し「美味いもの=個性的なもの」では無いので要注意ではあるのだが…

※今回もみん友さん向けの分が若干ありますので、プチオフでお会いしたり、あるいはパーツ交換などする機会のあった方にお渡ししたいと思っております。


そして「サガラウンジ」という、佐賀空港にありそうなネーミングのラウンジで一休み。



ビールやスープもしっかり頂いて…(汗


それにしても、ココはアイスランド航空が所有するラウンジなのだが…小規模ながら、シャワールームまでしっかり備え、またブルーラグーンブランドのアメニティをおいていたり、更にドリンクやつまみ類も充実しており、何より絶対的な利用者が少なく客層的にも落ち着いていて…(そりゃSFCをばら撒いているような会社とは違うわけで…)何気に良いラウンジなのである。


そして搭乗ゲートへ向かうものの…そこにはスカンジナビア航空の機体の姿はなく、JetTimeという聞いたことのない会社の機体が待機している。


「ホントにコレかな?」と不安になり、案内板や係員に確認してみるものの、これが間違いなくオスロ行きのスカンジナビア航空とのこと。

「スカンジナビア航空の地域子会社か何かかな」と思っていたのだが、後で調べてみたところ、主にウエットリース専門の航空会社で、スカンジナビア航空以外にも、グリーンランド航空など各社から便の運行を受託し、JetTimeの自社機材と乗務員で実際の運行を行っている会社だとのこと。

要はスカンジナビア航空が、一部の便をアウトソーシングして、JetTime社がその運行を請け負っているという事のようだ。
(もちろんスカンジナビア航空便としての運航なので、予約や問い合わせは全てスカンジナビア航空が対応)


しかしこのJetTime社の機材…座席がLCC並の狭さで、窓側の席だと、私程度の体型でも肩が常時壁に当たっている状態。



そしてオスロへ向けて離陸。

ケプラヴィーク国際空港の全容が見下ろせる


こうしてみると、アイスランドの首都空港であり、欧州と北米と結ぶハブとしての機能を持つ空港の割には随分とこぢんまりとしている。


今回は足を踏み入れなかったレイキャビクの市街地を眺めて



北大西洋を越えて、オスロ空港に離陸…したのは良いのだが、空港施設の除雪作業が行われているため、なかなかスポットまで辿り着けず。



そしてスポットに到着する頃には、フランクフルト行きの搭乗開始となっており、飛行機を駆け降りて、乗り継ぎ用のセキュリティチェックを通過。しかしこんな時に限って金属探知機が作動…(ベルトなどの要因は全て取り除いていたので、原因は不明。体内の鉄分か??)

そして幸いなことにフランクフルト行きの搭乗口は、セキュリティチェックを抜けて、階段を下りた目の前。


しかし雪のためオスロ空港は大混乱しており、心配するまでもなくフランクフルト行きは15分遅れの見込みとのことで一安心。

のんびりと機体の写真を撮る余裕も



そして実際の出発は二十数分遅れ。更にスポットを離れた後に、デアイシングの作業が始まり…



この調子では1時間程の遅れになっている筈で、フランクフルトでの乗り継ぎ時間が2時間弱であることを考えると…まあスルーチェックイン済みなので、万が一のことがあっても、そこまで心配しなくても良いとは解っていても…

まあ心配したところで、私に出来ることなど何もないので、機内販売で酔うことに(笑


既にノルウェーとアイスランドで、北欧の物価の洗礼を受けているので、機内販売の価格設定には何も驚かず、むしろ北欧の航空会社でこの価格なら…と、良心的な気すらしてしまうから不思議。

で、このホットラップ。トマトソース&チーズでピザ風に仕立てられているのだが、何気に激旨…


そしてドイツの夜景を見下ろしつつ



フランクフルト国際空港へと到着。


この段階で成田便の出発時刻まで50分を切っており、シェンゲン協定外の成田便への乗り継ぎとなると、出境審査も必要になってくるため、時間的にはかなり厳しい状態。

しかし到着直前に、CAさんから「あなた乗り継ぎの人ね?荷物は預けてあるわね?地上係員が来ていると思うから声を掛けてね。それからナリタ行きのゲートが変わってるから気をつけてね。」とのインフォメーションがあり、ちょっと安心。

スカンジナビア航空という会社は、サービスの味気なさや、ケチ臭さには呆れそうになるものの、こういうトコロはしっかりしている会社なのが有り難い。
まあ3年前にコペンハーゲン→成田便で、それを痛感させられる出来事があったのだが、ネガティブな話をここで繰り返し書く必要はないだろう。(ユー▽シア旅行社とか言うDQNな旅行会社の話)


そして飛行機を降りると、「NARITA」と書かれたプレートを持った地上係員に出迎えられ、従業員用の秘密の通路から、用意されていた専用バス(貸切)へと誘導され、そのまま成田行きゲート近くまで楽々移動。更に最優先での出境検査を通過し…そんなVIP待遇で事が運び、何と飛行機を降りて10分後には成田行きのゲートに到着することに。


これで一安心

(写り込みが激しいため、暈かしだらけ…)

更に、日本入国用のパスポート登録が済んでいないと言うことでゲート前のカウンターに呼ばれ、更に手続き終了と同時に搭乗開始となったため、そのまま飛行機へ案内され、待ち時間ほぼ0で、全日空のCAさんに「お帰りなさいませ」と出迎えられることに。


久々のウォシュレットに感動し

(NH国際線仕様のB777も空飛ぶウォシュレット付きだったのか…)


何故かドラえもんを鑑賞し



一眠りして、目覚めればシベリア上空




ユーラシア大陸とお別れして日本海へと進み



新潟上空から、本島を横断



そして成田で大阪行きに乗り継いで帰路の長距離移動は終了。

但し成田空港で荷物がなかなか出てこずに、「もしかして…」と、ちょっと肝を冷やしたのだが…
(レイキャビクでのカウンター業務はアイスランド航空が受託していたこともあってか、スタアラのプライオリティタグが付けられて居らず、成田での返却時に後回しにされてしまったのが原因。フランクフルト線の場合、タグ付きの荷物がかなりあるので、後回しにされると、本当に最後になってしまう。)


こうして最後の最後がかなりバタバタしてしまったものの、何とか旅は無事に終了。



…でも、実はオスロもアイスランドも、旅の帰路の寄り道。

「肝心なメインの部分に何も触れていないじゃないか!」「そもそもメインは何処なんだ?」と怒られそうなのだが…実は写真や資料の整理がまだ手付かずなので、メインの部分の話はまた機会を改めて、という事でm<__>m
でも既に僅かなヒントは既に登場しているのですが…
Posted at 2014/03/20 20:45:06 | コメント(7) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記
2014年03月16日 イイね!

オスロ散策

暖かな日差しが差し込むコペンハーゲン空港から



一時間弱のフライトを経てオスロに到着すると…寒い…



空港連絡列車でオスロ市内へと移動



10分毎に運行、所要19分、特急型の快適な車両、広い貨物スペースに、全客席にコンセント付き…と至れり尽せり。

ちなみにお値段は片道170NOK(ノルウェークローナ)…と聞いてもピンと来ないかもしれないのだが、日本円換算(クレジットカード利用額)で何と\2907!快速エアポートと比べて3倍近い…

やはり北欧の物価は凄い…民主党政権の時代にこそ、北欧旅行をしておくべきだったのかも。


オスロ中央駅のスロープはナカナカお洒落。



駅コンコース



駅舎






先ずは駅近くのホテルへと向かう


見た目は重厚な建物だが、内部は改装されており至って近代的。


チェックインは自動化されている



室内も必要最小限と言った感じ


しかし決して狭くはなく、シャワールームやトイレも十分な広さがあり快適。

但しアメニティは徹底的に削減されており、例えばタオルはバスタオル1枚だけで足ふきマットまで省略されている程。
また連泊でも、リクエストしない限り掃除は無く、タオル交換を希望する場合は自分で事務室まで盛っていく必要がある…と言った具合に徹底したコストカットが行われている。


もちろん、それらはお値段に反映されているのだが…それでも素泊まり2泊で1350NOK(\23007)orz

しかもノルウェークローナは1NOKが\17強と、やや暗算しにくい数字で細かく金額を意識しにくいうえ、NOK表示で見ると何でも安く感じてしまい…後でクレジットカードの利用明細を見て真っ青


とりあえず荷物を置いて、夕食に出るものの…やはり物価高の北欧なので、本格的なレストランは到底無理。


中央駅の駅ナカが充実していていたので、ぶらぶらと歩き回って…何故か「スシシティ」なる中国系と覚しきスタッフが運営する寿司屋に落ち着く。


ノルウェーと言えば、やはりサーモン。海外にいると、グリルばかりになってしまうので、偶には寿司も良いだろうという判断。


そしてオーダーした寿司セット


サーモンに関しては、脂がのっていて「流石はノルウェー!!」と感心するところなのだが、ブレンド米でややパサパサ感のあるシャリは少々減点。

ちなみにサーモン以外の具に関しては…スーパー玉出やイオンで買った方が数段美味しいモノが手にはいるかと(苦笑

ちなみに飲み物はビヤシン。
実はアサヒもあったのだが、海外まで来て日本の銘柄では無かろうとの判断。そうは言っても、北欧まで来てビヤシンでも無いような気も…(汗


そして一緒にオーダーしたミソスープがまた強烈…


インスタント味噌汁にゴマと寿司ネタ用のエビを投入したような感じで、何とも言えない滑稽さ。但し味はインスタントそのもの…


で、寿司+ビール+味噌汁のセットでお会計が、NOK224…何と\3895!!。もう笑うしかない。


更にこの寿司屋の向かいに、何だか怪しげな店が…


何の店かと思えば、普通のDPE店。それにしても「物」って、どういう意味なのだろう…





そして一夜明けて、オスロ散策をスタート。

今回オスロには2泊の滞在だが、夕方着の午前発の行程ゆえ、散策に充てられるのは真ん中の1日だけ。
とは言え、冬のオスロ…冬期は閉鎖されている施設も多く、目的地は限られてしまうのだが。


先ずは路面電車に乗り



旧・オスロ西駅を改装したというノーベル平和センターを訪問


ここオスロはノーベル平和賞の授賞式が行われている地なのである。

ここのセンターは特別展がメインの施設などだが…現在は展示替え期間に当たっているとのことで、入場料が半額となっておりNOK45(\769)で済んでホッとする。(これが本音)


ちなみに常設展と呼べるスペースはごく僅か。



こんな空間で、歴代のノーベル平和賞受賞者のプロフィールなどが紹介されている。





この人も受賞者…



そして寒々しい港を少しだけ散策



この時期は遊覧船の運航もなく、ただただ寒々しいだけなのだが、何故か1隻の船に人が集まっているので近づいてみると…


何と船の上で魚介の即売を行っている。





そして次はノーベル平和賞の授与式も行われるオスロ市庁舎へ



内部を見学可能との情報を得ていたのだが、ロビーが貸しギャラリー的に使用されているものの、決して“見学”と言った雰囲気ではない。



早々に退散して、市庁舎の裏側方面へと歩いていくと…



「こちらが表玄関なのでは?」と思い近づいてみることに。



開庁時間の案内などはあるものの、特に見学の案内もなく…中に入って守衛室のようなスペースに待機していた女性職員に「中を見せて貰うことはできますか?」と聞いてみると、「どうぞどうぞ」との返事。


内部へ進んでみると…やはりこちらが正面玄関だったようで、市庁舎とは思えない立派な内部空間が広がっており、流石はノーベル平和賞の授賞式も行われる施設だと唸らせられる。





そして簡単な展示スペースもあり、受賞者のお土産なども展示されており、日本人形なども見られる。



もちろんそれだけではなく、現役の市庁舎らしく、議会場なども存在している。






こうしている内に、お昼時となったので、近くで手頃な店を探してみることに。

ちなみに朝食はホテルの自販機でサラダなど売ってはいるのだが、それでも物価が物価なので、食べず仕舞いとなってしまい、お腹が空いていたのである。
(北欧を旅すれば、この物価のお陰で嫌でもダイエットしてしまう…)


市役所の向かいに「パンダ」なるファーストフード店があり、寿司や麺類、炒飯などのメニューがNOK100前後からというリーズナブルな価格で出ていたので、ここに入ってみることに。


NOK100で“リーズナブル”などと言ってしまうが、日本円で考えると…


店名から予想していたとおり、中国系と覚しき店員が出て来たので、ヤキソバ(NOK115)とペットボトルの炭酸飲料(NOK20)を注文し、合計NOK135(\2330)。
もうそろそろ日本円で考えるのは止めた方が良いのかも知れない…


注文を受けてから、作り始めるのだが…奥から中華鍋で炒める音がしてきて、「意外と本格的かも」とちょっと期待が高まる。
正直な話、「安い店なので、レンジでチンかな…」などと思っていたので、きちんと作っているというのはかなりの好印象。


そして出て来たのがコレ


鶏肉や野菜がゴロゴロと入っており、なかなか食べ応えがあり、大当たり。

まあ味付けは日本人好みの「スパーシーなソース味」ではなく、少し甘めの味付けではあるのだが。

お値段の事を考えさえしなければ、「海外でこれだけのものが食べられれば満足」といったトコロだろうか。でもあくまで「お値段の事を考えさえしなければ」ではあるのだが。





そして食後の散策も兼ね、オスロの中心部へと歩いていく。

国立劇場を横目に



王宮へと到着


なお内部の見学ツアーは夏期のみの開催で、今回は外観のみの見学。

それにしてもセキュリティーチェックも何もなく、敷地内に入り、建物の側まで近寄れるのだが…
これでも歴とした現役の王宮。現在もノルウェー国王が実際に居住しているのである。

まあデンマークにしろ、ノルウェーにしろ、王宮があまりに質素で驚いてしまう。


そして私が到着したときに、ちょうど衛兵の交代式が終わったところで、控所へと入っていく後ろ姿のみの見学。


もう少しきちんと下調べをしておけば、ノンビリ昼食など食べてはいなかっただろう…





そして王宮近くの歴史博物館(オスロ大学付属)を見学。


ちなみに入館料はNOK50(\852)。物価高のオスロでも、博物館系はリーズナブル。更に数年前までは無料だったという話も…


ここの博物館の目玉は、中世の教会建築を館内に移築再現していること。



見事な天井絵


但しここの博物館…解説がノルウェー語だけというケースが多く、外国人にはやや不親切。
と、思いきや、ここの博物館は剥き出しでの展示物が多いこともあってか、係員が多数配置されており、素晴らしい展示物を前に、ノルウェー語の解説に渋い顔をしている外国人には、丁寧に英語で解説をしてくれる。


1階は中世の教会を含め、ノルウェー史に関する展示なのだが、上層階は世界各国の民俗博物館的な展示となっており、エジプトのミイラから、日本刀、タイの陶磁、インドの服飾…と盛りだくさんな内容。


最近旅したエリア関係の展示を探してみると…

キューバ


グリーンランド



そして日本関係の展示もかなりのスペースを割いている。(写真は一部)



更には琉球だけの専門スペースもあったりと、決して規模が大きくない博物館にも関わらず、なかなか充実した展示である。

本当はもう少しゆっくりと見学したかったのだが…冬場は何と4時には完全閉館との事で、最後は駆け足で見て回る羽目になってしまった。





そして歴史博物館のすぐ隣にある美術館へ。


こちらは夜間開館日に当たっており、夜8時まで見学可能なのである。ちなみに入館料は歴史博物館と同額のNOK50(\852)。

実は今回、ノルウェーのクレジットカード普及度の高さを信じて、ノルウェークローナの現金を持たずに、全てカード決済で済ませていたのだが…(一応、念のためユーロ紙幣は持っていたのだが)

入館料そのものはクレジットカード決済が可能だったものの…

ここの美術館は手荷物持ち込み不可のため、コインロッカー(無料/コインリターン式)を利用しなければならないのだが、そのためのコインがない…汗

受付で相談してみると、「これを使ってください」とNOK10コインを貸し出してくれた。
どうやら私のような“現地通貨を持たない旅行者”というのは珍しくないようで、至って慣れた対応。


そしてここの美術館に関しては英語の解説もしっかり設置されており、また展示そのものも、時代順に構成されており、それぞれの時代の潮流を踏まえ、ノルウェー美術の流れが解るように展示されているなど、実にクオリティが高い。

実際、ド素人の外国人である私ですら、その流れが(何となくではあるものの)理解することが出来るのである。


とは言え、その作品を紹介しつつ、ブログ上でノルウェー美術史を…というのは、私には無理なので、ここの美術館の目玉となる作品を2つだけ紹介したい。(手を抜き過ぎ…)


先ずはコレ


ちなみに全体はこんな感じ


至近距離から舐め回すように見学できるというのが凄いところ。
(魚眼レンズを用意しておいて、撮影を楽しんでみるのも悪くないかも)

まあ世界に二十体以上存在するらしいので、ココでしか見られないモノではないのかも知れないが…


そして次はこの絵画。(24mm相当のレンズでノートリミング)


此方はもうお分かりだと思うのだが…


ちなみにコレも世界に5枚は存在しているのだとか…


そしてココはムンクの地元だけあって、他にも多数のムンク作品が展示されており、これらの作品群だけでも見応えタップリ。


素晴らしい収蔵作品群に加え、クオリティの高い展示構成…しかも入館料は北欧とは思えないほど良心的。ココは絶対に外せないスポットと言えるだろう。
(でも2作品を紹介するだけでは、ココの魅力が全く伝わっていないかも…)





閉館時間ギリギリまで粘って見学し、その後はすっかり日の落ちたオスロ市内を少しだけ歩いてみること。

オスロ大学



先程も登場した王宮



そして今度は地下鉄に乗ってオスロ中央駅へと戻る




昨日に引き続き、今晩の夕食も中央駅の駅ナカで…と思っていたのだが、今日は時間が遅いこともあってか、めぼしい店は既にオーダーストップしており、かといって昨日を同じ寿司というのも…という事で、夕食を求めて繁華街を歩いてみることに。


とは言え、予算的に高級レストランは無理、かといってマクドやバーガーキングと言うのも…と、言うことでローカルなカフェ的な店を探してみることに。


しばらく歩いているうちに、カテドラル(大聖堂)に到達。



そしてこのカテドラルの敷地内の一角に、「カフェカテドラル」なる店があるのを発見。


それなりにお客も入っており、また予算的にもそこまで高級というわけでもない(但し日本円で考えてはダメ)ので、ココに入ってみることに。


ノルウェーの名物料理である肉団子があったので、そちらをオーダー。


我々の感覚では、肉団子と言うより、ミニハンバーグと言った方がピンと来やすいかも知れない。

但しラム肉(トナカイ肉?)を使っているのか、少々臭みがあるので、好き嫌いは分かれそうではある。

そしてワンプレートで、チキンライス風オート、サラダなどが付いてくるのも嬉しいところ。

お値段は確かNOK210(約\3570)で、アルコール飲料2杯と併せてNOK390(\6646)
日本的な金銭感覚で「コストパフォーマンスが…」などと言うのは野暮だとは解っていても…


こんな調子なので、当然翌朝の朝食も抜くことに。

結局、空港へ言ってから、ラウンジのお世辞にも美味いとは言い難いオートミールでお腹を膨らませる事に。

普段は「空港のラウンジでガツガツ食べるなんて…」などと言っているのだが、流石に今回ばかりはそんなことも言っていられなかったのである。


…と、オスロ散策の話はこれで終わり。
しかし「散策」というより、「物価高に対する嘆き・愚痴」になってしまっているような気も…(汗


次回はオスロへ到着する前の話になるか、あるいは今回の続きの話となるか…まあ私の気まぐれと言うことで(汗
Posted at 2014/03/16 23:20:18 | コメント(6) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記
2014年03月12日 イイね!

週末旅人モードになっていた時の話

長らくご無沙汰いたしました。

今更ではありますが、今回が私のみんカラ10年目スタートのブログとなります。


ちなみに10年目に突入したという、記念すべき日は…


こんなトコロに居たもので…まあこの話はまた機会を改めてということで。





そして今回は週末旅人モードになっていた記録から。


金曜日、午前中は都内で働いて…



そのまま半休に突入。

羽田空港からJAL機に乗り込んで

(※写真は別の機会に撮影した同型機のもの@伊丹空港)


国内線としては長いフライトなので、奮発してこんな座席を確保。



先ずはカクテルから



そしてランチ。陶器の皿で、サンドウィッチも温めてサーブされる。



中部の山々や



潮岬を見下ろしつつ



「森伊蔵」もしっかり飲んで


「旅と温泉と芋焼酎と...」と言いつつ、芋焼酎ネタはかなり久しぶりかも(大汗


那覇空港で飛行機を乗り継ぎ(JTAへの移管後もJEX塗色のままという変わり種の機体らしい)



開港一周年に沸く、新・石垣空港へと到着



石垣島は6年ぶり、2回目。以前はボーディングブリッジすらないローカル空港だったのだが…

(※2008年撮影)


しかし市街地外れにあった旧空港とは違って新空港は遠い…

バスで市街地に到着する頃には真っ暗



偶々この日、「郷土芸能の夕べ」なるイベントが行われていると知り、ホテルへ行く前に寄り道。

まあ地元で伝統芸能をやっている人の発表会と言った感じのイベントで、舞踊がバラバラだったりと、あくまで「習っている人の発表の場」といったクオリティ。







そしてホテルへ入ったのは9時過ぎ。

(※翌日撮影)

まあ施設的にはビジネスホテル。でも清潔にしており、フロントの対応も良く安心して宿泊できる施設といった印象。


部屋もまあ普通


但し、各室に土間があって靴を脱いで過ごせることや、バストイレが狭くないというのはポイント大。


そして夕食は那覇空港での待ち時間に調達した空弁「大東寿司」と、コンビニのご当地おにぎり、そして地ビール。


おにぎりは、沖縄らしいポークのものと、石垣のB級グルメである「おにささ」(ささみカツ+おにぎり)のコンビニバージョン。



そしてここのホテルの朝食は満足度が高く…



コテコテの沖縄風ではなく、いつもの味でありながら、沖縄の食材などもしっかり取り入れられているという絶妙な献立。

またメインを除くご飯やパンは「ハーフバイキング」方式となっており、洋食+ご飯という組み合わせもOKなのが嬉しいところ。
そしてそのメインも「目玉焼きは両面焼きで、しっかりと火を通して」といったリクエストにも親切に対応してくれるのがまた素晴らしい。





そして二日目。


<中略>
ここの部分は、またの機会に改めて…



二日目の行程を終え、夕食は6年前にも足を運んだ石垣牛の焼肉店「金城」へ…

(※2008年撮影)

…と、思ったのだが、いつの間にか店名が変わっており、ちょっと混乱。


6年前もお一人様セットを食べていたのだが…

(※2008年撮影)


今回はもう1グレード高いお一人様セットをチョイス。


確かに美味しい肉なのだが…でも厚切り過ぎて、火が通りにくく、ウエルダン派の私にはちょっと難有り…私にはもう中級くらいのグレードが一番好みかも(汗


そして地物の車エビも追加






そして三日目。

路線バスで「石垣の塩」の製塩工場へ。


ちなみにここの塩はカルビーのポテトチップスにも採用されている品。


しかし今回のお目当ては、この工場に併設された、海水やにがりを使ったスパ施設「美塩」(びあん)


但し絶対的なキャパが小さい施設と言うこともあり、予約優先で待ち時間があったので、その間に周辺を散策。


そして散策中に目についた「宮良農園」のカフェで時間つぶし。



農園の片隅に、フレッシュジュースやフルーツパフェなどを出すカフェと、何故か陶器の即売所が併設されているという施設。


海の見える席で一休み(お天気が良ければもっと最高かも)



そして時間になったのでスパへと戻り



海水風呂へ入浴


手前から、「×1倍濃度の海水」「×10倍濃度の海水」「×2倍濃度の海水」の3浴槽があり、中央の×10倍の浴槽は「死海のように体が浮きます」との事。

しかしこの浅さでは体が浮く実感も薄く、しかもこのサイズの浴室で2名利用なので、隣を気遣ってリラックス出来ないのが難点。


一人で入っても、このサイズ感…


ぼかしを入れると、チビデブ感が増してしまった上に、何だか殺人現場みたいになってしまった…


やはり本当の死海ビーチで、「常に体が浮かんできてしまい、体勢がキープできない」という体験をしていると、やっぱりちょっと物足りないところ。

しかしイスラエルの旅報告が遅れまくりで、旅の最後に近い死海編まで、当分辿り着けそうにないので、ちょっと死海ビーチの写真など…





でも死海ビーチの難点は、日差しが強く、パラソルも限られていること…


そういう意味では、屋内で死海体験というのは貴重かも。そう言えば定山渓のアソコはまだ営業しているのかな…


そして帰路は送迎車で石垣市内へと送ってもらい、オススメの居酒屋を何軒か教えて貰い、繁華街で下ろして貰う。

その中から、雰囲気が良さそうで、なおかつ空席があった「南風」という店へと入店。


ちなみに「南風」と書いて“ぱいかじ”。

決して“みなみかぜ”では無いので浅倉南ちゃんが出迎えてくれる訳でもなく、また“なんぷう”でも無いので高知へ連れて行かれるという訳でも無い。


泡盛を飲みつつ、「地豆(落花生)豆腐」


「地タコキムチ」


「アーサーの天麩羅」


「オオタニワタリのサラダ」(南の島でよく見るものの、食べるのは初めてかも)


「イラブチャー(アオブダイ)の一口フライ」


「ミミガー(ブタの耳)の和え物」


「島豆腐のニンニク醤油」(台北の三越でそっくりな料理を食べたような…)


と、沖縄料理を満喫しつつ、泡盛もお代わりしたりして…それでも3000円台に収まっているのがビックリ。
一人客向けに小型サイズで出してくれるので、色々な種類の料理が少しずつ楽しめるというのがポイント大だろう。

また接客も良く、支払いもカードはもちろん電子マネーまでOKという充実ぶり。覚えておきたい店である。





そして最終日・四日目の月曜日。ちなみにこの日は代休。


<中略>
ここの部分は、またの機会に改めて…



四日目の石垣島での行程を終え、6時過ぎのバスで空港へと移動。



チェックインを済ませて、空港内のフードコートでオリオンの生を片手に夕食。


味の方は…まあ「それなり」


そして石垣空港20:00発のJTA機で関空まで一っ飛び。


新・石垣空港の開港で、滑走路が長くなり、大阪や東京までの直行便が運行できるようになり、そのお陰で最終日もフルに活用できるようになったのは嬉しい限り。


…と、かなりの強行軍で週末旅人モードになっていたときの話はお終い。


石垣島からのエクスカージョンの部分を後回しにしてしまったため、殆ど食べ物の写真を並べただけになってしまったような…
Posted at 2014/03/12 20:54:44 | コメント(10) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記

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