• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

NEOCAのブログ一覧

2015年06月28日 イイね!

青谷上寺地遺跡展示館と鳥取温泉

一泊二日の弾丸旅に出発


大阪駅からスーパーはくとに乗車

※帰路に撮影した同型車@鳥取駅


2席だけ存在する1人掛けシートで朝食


最近は、神戸の淡路屋だけでなく、姫路のまねきの駅弁まで大阪駅で入手可能。
水了軒亡き後、逆にバラエティが増えているという皮肉…とは言え、淡路屋もまねきも味は確かなので、そういう方面での不満は特にないのだが。

但しJ-WESTのチケットレス特急券が設定されている姫路までは、短距離利用者が多く、また複々線で併走する列車もあったりと、ちょっと慌ただしい事もあって、駅弁は姫路駅出発後までお預け。


鳥取駅で、快速とっとりライナーに乗り継ぎ


スーパーはくとからの乗り継ぎ利用客も多く、コレなら鳥取-倉吉間でスーパーはくとの停車駅を増やした方が便利なようにも感じるところ。


そして味のある駅舎の青谷駅で下車



今回、最初の目的地は、この駅から歩いて5分程のココ


ドラッグストア???…まあ元道民の性で、ツルハグループという文字に反応したのも事実なのだが…


本当の目的地は、駐車場内にあるこのプレハブの建物


見た目は安っぽいのだが、青谷上寺地遺跡展示館という歴とした資料館。


そしてその名の通り、青谷上寺地遺跡に関する展示施設なのだが…恒例の手抜きモードで…(大汗


Wikipedia「青谷上寺地遺跡」より抜粋

青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき)は、鳥取県鳥取市青谷町青谷にある、弥生時代の集落遺跡。
平成10年度から3年3ヶ月の期間をかけて、遺構面の面積で延べ約55,000m²が発掘調査された。典型的な低湿地遺跡で、弥生人の脳をはじめとする多彩な遺物が出土したことから「弥生の地下博物館」とも呼ばれている。

遺物は膨大な数の土器以外に、鉄器・青銅器・木器・石器・骨角器など多彩で、後述の遺物も合わせ弥生時代の情報量の多さは特筆される。

遺跡の東側の溝では弥生時代後期の100人分を超える約5,300点の人骨が見つかったが、うち110点に殺傷痕が見られた。また2点に脊椎カリエスによる病変が確認された。これは日本における最古の結核症例である。
日本で初めて弥生人の脳が3人分発見された。



ここの遺跡は、程良い水分を含んだ状態で粘土層で密閉されるような形で地下に埋まっているという、軌跡的な保存状態の良さで、弥生人の脳が形を保って出土するなど、世界的に見ても希な遺跡。
(但し現段階ではまだ弥生人の脳からDNAを取り出すには至っていないとのこと)


そしてこの青谷上寺地遺跡展示館では、出土品の現物を見学することが出来る





…と、以上ココまでの写真に写っている出土品は全て本物(レプリカでは無い)
※メインの被写体として写っているものは全て本物であることを確認して撮影していますが、背景に写っている展示品などにはレプリカ品も含まれている可能性があります。


また出土した人骨や、脳のレプリカ、出土した脳の一部を切り取った現物も展示されているのだが、流石にこれらの撮影は気が進まなかったので、写真は無し。(撮影禁止という訳では無い)
その中には殺傷根のある人骨も含まれており、その現物も展示されている。

そして武器の類の出土品も多い


こちらの盾はレプリカであり、出土品と全く同じとは言い切れないものの、これだけ鮮やかな着色が残っていたというのも驚きの限り。


この展示館は、こうした出土品やレプリカの他、映像資料で発掘時の様子やCGによる当時の風景の再現などといった事も紹介しており、プレハブの外見からは想像も出来ない充実ぶり。
また専門職員が館内で勤務しており、要望があれば詳しい質問にも応じてくれる一方、基本的には必要以上に干渉せず、良い意味で放っておいてくれるので、じっくり見学が出来るというのもポイント大だろう。

また図録類(専ら閲覧用。販売用は品切れが多い)やパンフレット類も充実しており、椅子と机もあるので、これらをじっくり読み込みつつ、適宜展示を見学することで、理解を深めることが出来るのも素晴らしいところ。

あと、少々下世話な話ではあるのだが…この充実ぶりにも係わらず、入館無料、空調完備、お手洗いも清潔…と、本質的な部分以外の部分でも言うこと無しの施設であると付け加えたい。


そして展示館を後に、長閑な田舎町の風景を眺めながら少し歩き



旧青谷町役場に到着


ここの館内にも、県の文化財関係の部署の出先機関が入居しており、その一角にも出土品が展示されているとのことだったのだが…
ちょうど昼休みの時間に当たってしまい、決して断られたわけでは無いのだが、かといって歓迎されていないような空気感だったので、早々に退散。


向かいにある郷土館も覗いてみたのだが


こちらは資料館的施設というより、地元のイベントホール的なスペースで、地元の人(素人)の写真展が開催されているだけ。


そして徒歩で行ける範囲には他にコレと言ったスポットも無さそうなので、列車の時間を見計らって退散することに


鳥取行きはキハ47




ラッピング列車との行き違いを待ってから出発



そして鳥取駅に戻り、次なる目的地へ向かうバスに乗ろうと、駅前のバスターミナルへ移動してみたものの…ほぼ列車と入れ違いに発車したばかりで、次のバスまで時間がかなりあると言う、残念な状況。

そんな時、ふと目の前に100円循環バスが現れ、その経由地を見てみると、ちょっと気になっていたスポットが含まれていたので、予定変更を即決し、そのままバスに飛び乗り移動。

「くる梨(くるり)」という循環バスで、マイクロバスながら3ルート運行され、どのルートも日中20分毎の運行という、なかなか使い勝手の良いバス。
鳥取の市街地は「歩けなくは無いが、歩くには微妙に広い」という悩ましいサイズの街なので、多頻度運行かつ100円均一というバスは嬉しい限り。
更に言うと、「共通電子マネー対応」というのもポイント大なのだが…その「電子マネー」というのが、交通系のSuicaではなく、ID、QuickPay、WAON、EDYという、まるでコンビニのようなラインナップ。
(個人的にはクレジットカードの明細を家計簿代わりにしているので、明細に出る紐付け型電子マネーが有り難い)


そして運ばれた先は鳥取東照宮(但しバス停からは公園を通り抜けて、ちょっと歩く)



鳥取藩主池田光仲の母が徳川家の出であった縁もあり曾祖父徳川家康を祭る因幡東照宮として、1650年に造営された神社で、その後、樗谿神社、鳥取東照宮と名を変えつつ今日に至っている。


ひっそり静かな雰囲気の神社と言った感じではあるのだが、この後紹介する中心部の建物は創建当時のものが残り重要文化財に指定されているなど、歴史ある神社である。

石段の先に拝殿



唐門(手前)と本殿



そして徳川家康を祭る東照宮だけあって、至る所に三つ葉葵の紋章が見られる





参拝を終えた後は、参道にある鳥取市歴史博物館(やまびこ館)を見学


何故か特別展(絵巻物がテーマ)は無料で、常設展が有料という謎の施設。

で、常設展に関してコメントすると…「自動人形劇的な展示や、ハンドルを操作して展示を動かすと言った、奇を衒ったギミックで、子供受けしそう」と言った感じだろうか。

とは言え、正直な感想を言うと、先ず施設全体を見学するという流れは重視されず、それぞれのコーナーで個別のテーマを脈略無く紹介している感が強い印象。
しかもそれぞれのコーナーは歴史的・地理的な肝となる部分ではなく、ギミックを取り入れやすい部分を中心に据えて、「ギミックを取り入れるために展示を構成した」ような感じになってしまっているのが気になるところ。
楽しいギミックを取り入れるのは良いことなのだが、そればかりに力が入り、博物館としての本質を見失って本末転倒になってしまっているような印象が否めないのである。本質あってこその遊び心だと思うのだが…

なお館内は撮影不可のため、写真は無し。


そして少し時間は早いのだが、今晩は少し贅沢な温泉宿を予約しているので、早めにチェックインすることにしてバス停へと戻る。(と言っても2食付きで1万円台後半クラスなのだが…)


バスを待つ間に、周囲を見渡すと、かなりお洒落な民家が多い



勝手な想像だが、昭和初期の高級住宅街だったのだろうか。そして当時としてはかなりモダンな建物だったのだろう。


そして鳥取駅から歩いても10分程のところにある温泉宿にチェックイン


何せ駅近の市街地なので、周囲はマンションが建っていたりと、温泉宿としては落ち着かないロケーションではあるのだが、視線を内側に向けるように、池のある中庭を取り囲んで建てられた落ち着いた温泉宿。ちなみに上の写真右手の六角形の建物が大浴場。


回廊を通り



先ずは部屋に落ち着く



ちなみに山陰本線ビューなのだが…タイミングが合わず、列車の写真は無し(大汗



そして大浴場ではザブッと浸かるだけに留めて



宿泊者用の貸切風呂をハシゴ(予約制では無く先着順)



まあ市街地なので、塀の向こうから列車や車の走る音が聞こえてくるのはご愛敬…


しかしココの温泉は…


肌がつるつるになる良質のアルカリ泉で、しかも循環無しの掛け流しと、天国のような温泉。

更に大浴場、貸切風呂とも、係員が常駐し巡回し、こまめに清掃されているため、至って清潔。そしてその係員のおばさんもソフトな物腰とフレンドリーさを兼ね備えた素敵なお方。
そして休憩スペースには檸檬水と、ガイドブックを中心とした図書コーナーもあり…と、湯だけでなく、設備やソフト面、何をとってもなかなかの高レベル。

で、ここの図書コーナー…鉄系の本が多く、しかも特定の著者(某有名鉄道系ライター)の本が目立っていたので、「何でこのチョイスなんだろう?」と不思議に思っていたのだが…実はここの旅館、このライターの実家なのだとか。確かにこんな線路の真横で育てば、鉄道好きにもなるだろう…


そして温泉を満喫した後は、お楽しみの夕食タイム。今回は3000円ほど追加して、食事アップグレードプランをチョイス。部屋食で気兼ねなく楽しめるのもポイント大。

先ずは鳥取の地酒から


前菜(珍味)


もずく


造り


鳥取牛のしゃぶしゃぶ



…と、鳥取の海と山の幸が続いた後は、季節のお楽しみ

岩牡蠣の素焼き


ちなみに今回、「生」「素焼き」「バター焼き」と3種類の選択肢があって、かなり悩んだのだが…
「生」も捨てがたかったのだが、明日のことを考えると…更に、仲居さんに「体調に自信があるなら…」と脅かされたこともあって、結局「素焼き」をチョイスした次第。

しかしサイズを比較できるものを移し込んでおかなかったのは失敗…(某みん友さんのブログを拝見して気が付いた次第)


せめて参考までに5年前に隠岐で食べた岩牡蠣のフライの画像など


右上のコロッケにしか見えないフライが、岩牡蠣のフライ。この時、完全にコロッケと思い込んでいてパクついて、思わず声を上げてしまったのは内緒(汗

…と、まあ普通のコロッケくらいのサイズの牡蠣だと思って頂ければ宜しいかと。


そして白烏賊素麺



更にここで今回の目玉である鮑のステーキ(食事アップグレードというのはコレ)


見た目はステーキっぽく無いのだが、しっかりバターで焼かれており、風味は完全にステーキ。
それにしても鮑とバターがこんなに相性の良いモノだとは…更に苦みを控えめにブレンドされた肝ソースとの相性も抜群。
それにしても、程良い苦みを残しつつも、それ以上のしつこい苦みを感じさせない絶妙な調理にはただただ脱帽。


更に白烏賊の天麩羅に


ノドグロの塩焼きと続き


後はご飯とデザート…と言った具合。


そしてお酒も回って、気持ちよく就寝。


翌朝のお楽しみは朝風呂と朝食


こちらも土地のものを取り入れた献立なのだが、ご飯に合わせずとも、単品で食べても美味しいものが多いというのが嬉しいところ。
お気に入りは、干物に湯豆腐、そしてラッキョウ。


そして2日目は、鳥取城を中心に散策し、夕方の列車で帰宅予定…なのだが、こちらの話はまた機会を改めて。


<つづく>



オマケ的にちょっとだけ予告編など





Posted at 2015/06/28 23:55:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2015年) | 日記
2015年06月27日 イイね!

隼人散策

※この記事は「島津家そして鶏料理」の続きになります


鹿児島空港で飛行機に乗れず、国分駅近くのビジネスホテルに宿泊する羽目になり…迎えた翌日。

幸か不幸か休みの日だったこともあり、折角なので近辺を散策してから、夜の飛行機で帰宅することに決定。先ずは昨日オープン化していた航空券を再利用し、改めて飛行機の予約を完了。


とは言え、特にお目当てがあって訪れた地では無いので…とりあえず前々から気になっていたスポットを2件訪問し、その後の行程は適当に場当たりで決めていくことにしたい。


国分駅から電車に乗り(日豊本線でもSuicaが使えるとは…便利な時代だなぁ、としみじみ)



僅か1駅、隼人駅へと移動


ちなみに後で知ったのだが…この駅舎も水戸岡デザインなのだとか。


そして最初のお目当てのスポットへ向けて徒歩で移動。

鹿児島空港が近いこともあって、飛行機がこの距離感


色々と興味深いショップの横を通り



用水路を渡り


実はこの時、現地の案内板で初めて知ったのだが、この用水路は「宮内原用水」と呼ばれるもので、藩政期の1711年から造られたという由緒ある用水。
改良を重ねつつ、今日でも現役の用水ということもあって、見た目の雰囲気が現代っぽいので、正直あまり歴史を感じさせないのも確かなのだが、これはこれで興味深い用水なのである。


詳細な説明は、説明板を撮影するという、相変わらずの手抜き方式で…

※別の場所にあった説明板を撮影


そしてこの用水路のすぐ横に、以前から気になっていたスポットを発見


「隼人」という地名の由来にもなっている「隼人塚」という史跡。

8世紀初頭の隼人の乱による死者の慰霊のために造られたと考えられていたことから、「隼人塚」と呼ばれ、更に「隼人」という地名の元にもなっていることから、一度は訪れてみたかったスポット。


但し、発掘調査の結果、現在では少々違った結論となっているのだが…


以下はWikipedia「隼人塚」からの抜粋

隼人塚(はやとづか)は鹿児島県霧島市隼人町内山田にある仏教遺跡。国の史跡。

構造
高さ2mの丘の上に五重石塔3基が立ち、その周りに武人石像4体が立つ。かつては石塔はいずれも折れており、武人像のうち2体は塚からやや離れた場所に、半分埋まった状態で立っていた。

石塔
石塔は中央の1基が高さ6.6m、両脇の2基が約5.5〜5.6mとなっている。発掘調査で欠落部分の石材が出土し、五重の石塔に復元された。ただし頂部の相輪は見つからず、姶良市日木山の加治木氏宝塔(1242年)など西日本の石塔相輪を参考に復元された。軸石には仏像が彫られており、仏像の表現は平安時代から奥州藤原氏の仏教美術にみられる。

石像
武人石像は四天王の石像である。復元前から立っていた持国天像、明治時代後半に持ち出され、1915年(大正14年)に戻された増長天像、離れて埋まっていた広目天像・多聞天像があり、このほかに発掘調査では線路側からいずれの石像にも接合しない石像の部材と邪鬼台座の部材が出土している。

由来
「旧正国寺跡石仏」(隼人塚史跡館所蔵、鹿児島県指定有形文化財)と同じ康治元年(1142年)の銘を持つ石仏が出てきたことから、現在の史跡隼人塚は平安時代後期に正国寺の前身寺院として作られたという説が有力になっている。

1970年(昭和45年)に、石塔の積み直しとモルタルによる修復が行われたが、長らく風雨に晒されたこともあり、またモルタルによって石塔の外観が損なわれていたことから、1992年(平成4年)から整備事業に着手。1994年(平成6年)から始まった一連の発掘調査の後に、石塔の復元と石像の再配置、修復が行われ、2000年(平成12年)に整備が完了した。



そして隼人塚の敷地内には、霧島市立隼人塚史跡館という資料館も設けられている


主に江戸期以降の図面や古写真に描かれた隼人塚の様子や、発掘・修復作業への取り組みの様子が展示されている。

元々は相当に荒れていた石塔を、発掘で発見されたパーツを追加し、更に不足するパーツをモルタルで補って組み直し、現在のような姿に復元されたとのこと。
極力、オリジナルのパーツを用いて…という点は誰もが納得できるだろうが、モルタルを用いてまで往時の姿に修復する必要があったのかは議論のあるところかも知れない。


そして、この資料館を見学している間に数回、「ポコッ!」と音がして、その度に建物のガラスがミシミシと軋み…
特に気にもとめず、「えらくオンボロな空調を使っているのだな…ボコボコ言ってるよ…」等と思っていたのだが…

他に訪問者がいなかったこともあり係の女性とあれこれ雑談していたのだが、その中で「今日は桜島が噴火していて…ボコボコうるさいでしょう」という会話が出て、ようやくその振動が桜島の噴火によるモノだと理解した次第。

そして、昨日飛行機に乗れず、予定外に日程が延びてのフリータイムということもあり、特に下調べ等はしておらず、この先の行程もあまり深く考えていなかったのだが…
そんな話をしていると、係の女性がオススメのスポットなど色々と教えてくださり、この情報を参考にさせて頂くことに。

それにしても、鹿児島というところは、この手の施設の係員のクオリティが高く毎回感動してしまう。新潟と言い鹿児島と言い、こういう所からその地域性が見え隠れするのである。
(まあ逆に、何処とは言わないが、こういう所から、ズボラな地域性が見え隠れしてしまい、その地域では何処へ行っても呆れ返るようなエピソードばかりという地域もあるのだが…)


隼人塚を後に、一旦駅前まで戻り、今度は駅から逆方向に位置する旧大隅国一宮である鹿児島神宮へと向かうことに


ちなみに隼人塚・鹿児島神宮ともに、隼人駅から徒歩圏内のスポットではあるのだが…

隼人塚から駅まで徒歩10分、駅から鹿児島神宮参道入り口まで徒歩15分、更に参道を進み丘の上にある社殿まで石段を上り徒歩10分…と言った具合で、何だかんだでかなり歩く羽目になっている。


更に参道を進んで



石段を登り



ようやく社殿に参拝



大隅国の一宮であり、かつての大隅国で最も社格が高い神社という扱いの神社であり、島津氏の尊崇もあり、現在の社殿も1756年に島津重豪により建造されたもの。


そして脇ではドアを全解放して交通安全祈願中



更に鹿児島神宮境内には他の見所もあって…

境内のこんな脇道を降りていくと



御神田があって



そしてその脇にシャモジを手にした田の神様が鎮座している


この地域に特徴的な神像なのだが…詳細は相変わらず引用という名の手抜きで…


Wikipedia「田の神」より抜粋

田の神

水稲
田の神(たのかみ)は、日本の農耕民の間で、稲作の豊凶を見守り、あるいは、稲作の豊穣をもたらすと信じられてきた神である。農神、百姓神と呼ばれることもある。
穀霊神・水神・守護神の諸神の性格も併せもつが、とくに山の神信仰や祖霊信仰との深い関連で知られる農耕神である。


鹿児島県・宮崎県の田の神

田の神の具体的な像は不明なことが多い。水口にさした木の枝やそれを束ねたもの、花、石などが依代とされることが多く、常設の祠堂をもたないのが全国的な傾向である。しかし、そうしたなかにあって田の神の石像が九州地方南部の薩摩、大隅、日向の一部(都城周辺)に限って分布することは注目に値する。ここでは、集落ごとに杓子やすりこぎを持ったタノカンサァ(田の神さま)と称する石像を田の岸にまつる風習がみられる。

タノカンサァの石像は18世紀初め頃よりつくられ始めたものとみられ、鹿児島藩島津氏領にのみ石像が分布して他地域ではみられない



そして更に鹿児島神宮の境内地内にある霧島市立隼人歴史民俗資料館へも訪問



昔の生活道具を集めたコーナーや



手作り感あふれる歴史展示



如何にも「ワードで作りました」と言った感じのパネルが印象的…何せA4カラーの原本とモノクロで拡大コピーしたパネルが一緒に張ってある有様。
また完全に放置されているような部屋もあったりと、明らかに管理が行き届いていない。
まあ頑張っているのはよく解るのだが、これではよくある小学校の教材資料室に毛が生えた程度のクオリティ。少し内容を整理して、全体的な展示構成を見直さなければならないだろう。

この状況なのに観光バスのコースに入っていて、次々と団体客が訪れるのだが…戦前生まれと思しきお爺さん係員がおぼつかない感じで、一人これらの訪問者に対応している有様。
明らかにマンパワー不足で資料館が廻っておらず、訪問者対応ですら十分でない状況なのだろう。そんな状況なので、展示に関しては場当たり的な対応を繰り返して、収拾が付かなくなっているのではないかと察するところ。

まあ総括すると「手作りで頑張っている様子に好感は持てるが既に限界であり、資料館そのものとしての評価は厳しい」と言ったところだろうか。
但し大きすぎず程良い施設に、それ相応の収蔵品はあるので…役場がその気になって、一時的にでも人員を派遣してちょっと整理・模様替えするだけで、随分印象が違ってくるのではないだろうか。


…と、“以前から気になっていたスポット”の散策はここまで。この先は先ほど隼人塚史跡館の女性係員から教えて頂いた情報を元に散策を継続することに。

先ずは2~3分歩いた所にある鹿児島神宮の摂社である石体神社を目指すことに。


用水路(実は先ほど登場した宮内原用水路の一部)沿いに歩いて、それらしき神社を発見


ちなみに手前の橋が架かっている用水路が宮内原用水路。

そして、この神社…歴史ある神社の割に妙に新しい感じだと違和感を覚えたのだが…


その違和感は正解で、この神社は石体神社では無く、卑弥呼神社なる謎の神社


歴史ある神社ではなく、個人が設けている神社といった趣。


境内には卑弥呼像まで…



そして卑弥呼神社の隣接地に石体神社を発見


現在では鹿児島神宮の摂社という扱いだが、その歴史は鹿児島神宮のそれより古く、以前はこちらが本宮として扱われていたという由緒ある神社なのだが、今では森の中にひっそりと佇む静かな神社といった趣。


更にその境内は「高千穂宮跡」とされている


神日本磐余彦尊(後の神武天皇)が東征以前にあった日向国の高千穂宮の跡という事らしいのだが
「そもそもここは日向では無く大隅じゃないのか?」という疑問も沸いてきてしまう。
ちょっと調べてみたと事、九州の地域区分に関して、古事記では筑紫・豊・肥・熊曽の4国、先代旧事本紀では、筑紫・豊・肥・日向の4国とされているとのことで、この時代の九州の地理感覚はまだまだファジーな様子。
まあ現代の地理感覚をもってその場所をあまり厳密に考えたり、そもそも神話の舞台を具体的に同定しようという発想がナンセンスなのかも知れないが…


ここから更に宮内原用水路に沿った遊歩道を歩いて行くことに


沿道には梅林もあり、時期が時期なら梅の花を楽しみながらの散策になったのかも知れない。

また私の他にもこの遊歩道を歩いている人が多く、地元の人の憩いの空間となっている様子。
それにしても藩政期に作られた用水が未だに改良を続けながら現役の農業用水として活躍しているという事実にも驚きである。


更に歩いて行くと



丘の麓の道となり、京セラ関係の建物やJR肥薩線を見下ろしながらの散策となる




そして温泉で有名な日当山の市街地が見えてくる



西郷隆盛ゆかりの温泉地とのことで、当時滞在した温泉宿が移築保存されている



しかし今回は日当山温泉そのものは素通りして、天降川を挟んだ対岸の姫城温泉を目指す



姫城温泉は家族湯がメイン



ちなみに家族湯とは、九州南部に多く見られる公衆浴場の形態で、大浴場方式では無く、個室浴場を沢山備えた施設。
その個室を時間単位の料金で貸し切るシステムなので、他の人に遠慮せず家庭の風呂のような感覚で温泉を楽しめるという、個人的にはお気に入りのシステム。
但し個室を時間制で貸し切ることから、往々にして一人利用だと少々割高になるのが難点だろうか。


数ある家族湯の中から、今回は隼人塚史跡館の係員さんオススメの天降川温泉をチョイス



個室浴場が並ぶ施設


券売機で入浴券を購入するのだが、「一人利用40分で¥200」あるいは「二人以上利用60分で¥300」というメニューがあり、どうしても家族湯のシステム上割高になりがちな一人利用にも配慮している様子。

とは言え、40分ではやや慌ただしいので、「一人で60分利用しても構いませんか?」と尋ねてみたところ、問題は無いとのことで、今回は「60分¥300」のチケットを購入。

とは言え、ここの温泉…家族湯にしては安すぎる価格設定に驚かされる。それに24時間営業というのも凄いところ。



しかしこれだけ格安の家族湯は珍しいようで、やはりそれなりの数の利用者があるようで…3組待ちとの事。
(但し地元利用者が中心と言うこともあってか、待ち時間の案内は特に無いのが難点。入浴券を買ってから待ち時間があることを告げられ…まあ今回は時間に余裕があったから良かったものの、また殆どの待ち客が車で待機していて行列の具合が解りにくい事もあるので、入浴券を買う前に待ち時間を確認されることをオススメしたい。)

とりあえず飲泉しつつ待機…しかし決して飲んで美味しい味という訳では無い



係のおばさんが慌ただしく駆け回り、前の利用客が出て空いた浴室を手際よく清掃し、浴室へと誘導される

脱衣場



待ち客が多い事もあってか、浴室へ入った段階では、まだお湯を張っている途中(つまり利用者毎に換水しているということ)


とは言え、シャワーで汗を流している間に、ちょうどお湯も貯まってくるので、合理的と言えば合理的かも。

まあ時間制限があるので、時間は意識しておかなければいけないという難点はあるものの、貸切風呂で気兼ねなく温泉を満喫できるという贅沢には代えがたい。

そして要請に従い、上がり際に栓を抜いて、お湯を流し始めてから脱衣場へ移動。体を拭いている間に抜湯が完了しているという段取り。


こうして温泉を満喫し、近くの「隼人温泉病院」バス停からバスで鹿児島空港へ向かうことにしているのだが、事前に調べておいたバスの時間まで、少々余裕があるので、少し遠回りして散策して歩くことに。


先ず、姫城温泉のど真ん中に聳える、謎の丘…


まあ、この住宅地を拓いたときに取り残された丘のようなのだが、「“姫城”と言うのだから、城跡なのかも知れない…」とも思い、近づいてみると…


遊歩道もあって…


風呂上がりではあるモノの、この丘に登ってみることに。


見ての通り、小さな丘なので、あっと言う間に頂上に達する



頂上から、家族湯の立ち並ぶ温泉街を眺める


やはり、特に城跡というわけでは無く、ただの丘だった様子。但し妙に綺麗に遊歩道や四阿が整備されており、地元の人の格好の散歩コースとなっている様子。


そして病院という解りやすい目印を頼りにバス停を探し当て


ちょうど良い時間だったので、そのままバスを待っていると…

現れたバスは減速する気配も無く、通過しそうな勢い。まあ田舎ではよくあるパターンなので、こちらも挙手して乗車の意思を表明し、運転手とも目が合ったのだが、バスはそのまま減速せず目の前を通過して行ってしまう。

流石に乗車客が居ることに気付きながらバス停を通過して行ってしまうというパターンは、京都市バス以外ではあり得ない事。
(まあ京都市バスに関して言えば、マナーの悪い下校小学生がバスを待っていたりすると、満員でも無いのにバス停をすっ飛ばして行ってしまうので、時間帯が悪いと東山七条からバスに乗るのは至難の業…まあ四半世紀前の話ではあるのだが)


「オイオイ…」と思っていると、信号1回分遅れて、別のバスが到着し、こちらは特に合図などせずとも、私の姿を見つけて停車。

しかし鹿児島空港までは田舎道…先ほどすっ飛ばして行ったバスにあっと言う間に追いつき、そのまま団子状態で鹿児島空港まで走行。

運転手さんに話を聞いてみると、どうやら前のバスは志布志発国分経由の鹿児島空港行きで、国分-鹿児島空港間はノンストップ運行しているとのこと。
一方、私が乗車したバスは、垂水発国分経由の鹿児島空港行きで、国分-鹿児島空港間も各駅停車で運行されているとのこと。

しかもこの2台のバス…時刻表の上では1分差なのだが、ノンストップであろうが無かろうが、同じ道を走行し、所要時間も全く同じで、1分差のままで鹿児島空港まで行くというダイヤ。

…なのだが、快走できる田舎道で、しかも乗降客も殆ど居ない(私の他に、途中から1人乗ってきて暫く走った先のバス停で降りていっただけ。他の区間は私一人の貸切状態。)ので、鹿児島空港まで団子状態のまま走行。


そして前のバスには2~3名の乗客があったようなのだが、その中に国際線利用者があったようで、鹿児島空港敷地内に入ってすぐの国際線ターミナルバス停に停車。
一方私が乗ったバスは、私一人の貸切なので、国際線ターミナルは通過…このタイミングで前のバスを追い抜いてしまい、終点の鹿児島空港国内線ターミナルには私の乗ったバスが先着。


乗車してきたバスと、追い越されて遅れて到着したバス(後)



そして、バスの時間の関係もあり、かなり余裕を持って空港に到着したので…

先ずは早めの夕食(というか昼食を食べていなかった)を取る頃に。

昨日の鶏料理の店の事も脳裏を過ぎったのだが…美味しい店で美味しい焼酎片手に腰を据えてしまうと、帰りたくなくなってしまいそうな恐怖が襲ってきて、今回はおとなしく空港内のレストランをチョイス。


いわさきグループのホテルが経営するレストランで、名物であることをPRしていた薩摩黒豚のメンチカツをオーダー



鹿児島空港名物と持て囃されているメニューの様なのだが…味だけで評価すると、まあ悪くは無いのだが、大騒ぎするほどでは無く、まあ中の上といったところ。
但し、お値段はしっかりホテル並のプライス。それを含んで考えると…もう次は無いだろう。


そして更に時間が合ったので、空港内を探検。

展望デッキと展示コーナーがミックスされた施設



間近で見ると意外に大きいウィングレット


訓練用モック




更に1Fへ降りて、玄関前の足湯へ


足湯へ向かう途中、チェックインカウンター近くを通ったのだが…
どうやらパックツアーのご一行様が、夫婦や家族連れで並び席が取れないどころか、ほとんど中央席ばかりにバラけてしまったようで、参加者が添乗員に詰め寄って大騒ぎ…


そして最後は、ラウンジで芋焼酎を…


最初、ビジネスマン風の客で席を探すのも大変なくらいに混雑していたモノの、東京便が出発してしまうと、私を含めてわずか2人だけという静かな環境。

「この調子なら、大阪便はガラガラなのかな…」などと勝手な想像をしてしまい、「優先搭乗の必要も無いかな」と、ノンビリ構えていたのだが…


時間を見計らい、搭乗口に移動。
しかし飛行機はほぼ満席との事で、後部座席のチケットを持つ客から先に機内に誘導しており、大混雑。
急いで乗る必要も無いと思い、近くのベンチに腰を下ろし、搭乗口の混雑が解消されるのを待ってから登場することに。


さて、今回の機材はB737-800

※先ほど、展望デッキから撮影した画像

ナローボディ機で、通路が1本しかないので、乗降がスムーズに行かない上、普通席は3+3配列…そもそも3人掛けシートはアサインが難しい事に加え、全体の1/3は中央席。そしてたとえ窓側に座ってもお手洗いに行くにも2席跨ぐ必要があり…そんなわけで個人的には色々面倒であまり好きでは無い飛行機。


そしてゲートをくぐり、機体へと進むものの、何故か乗客が搭乗に手間取っている様子で、一向に前へ進まず…

ようやく機内へと入り、何が起きているのかが判明。どうやら先ほどチェックインカウンターで大騒ぎしていた「ほとんど中央席ばかりにバラけてしまった」ツアー客が、後方座席ゆえ優先的に機内に入り、好き勝手な席を占拠するという暴挙に出てしまっているのである。

そして後からチケットもった正規の客が現れると、座席の交換を要求するものの、後方の中央席への移動となると、色よい返事が来るはずも無く…その都度、荷物を引っ張り出して席を移動する事になり、機内が混乱してしまっているのである。しかも、断られておとなしく移動するのはまだ良い方で、京都訛りの爺など「ワシと家内と離ればなれにして良いのか!」と恫喝までしている始末…
まあ「頑張って帰ってね」の会社だし、客層もこんなものなのかも…


そんな訳で、最後の最後にマルーン色の汚点が付いてしまったものの…

飛行機を逃してしまうというハプニングから派生した「延泊の旅」は無事に終了。
まあ事前の下調べがあった訳では無く、以前から気になっていたスポットにプラスαして、行き当たりばったりに近い行程であったにも係わらず、なかなか充実した散策になったのではないだろうか。


そして最後にオマケ

以前にみん友のけろさんさんがブログで、鹿児島空港の某空弁を「当たり」と紹介されていたので…同じものを探したものの売り切れ。

代わりに購入したのが「桜島灰干し弁当」という空弁


結論から言うと、コレも「当たり」

絶対的なボリュームは少々上品な感じもするのだが、ぎっしりと乗せられたおかずの数々は絶品。
ただ、メインであるはずの「灰干し」(桜島の灰を使って水分を飛ばした干物)の存在感が薄く、普通の干物との味の違いを体感するに至らなかったことだけが残念と言えば残念かも知れない。

何だかホッとするような馴染みのある素朴な献立ながら、旨みがギュッと詰まったおかずはかなり高評価。
馴染みのある献立だけに、素材や味付けに誤魔化しは効かないので、それだけ真面目に作られていると言えるのでは無いだろうか。
Posted at 2015/06/27 01:13:08 | コメント(6) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2015年) | 日記
2015年06月04日 イイね!

福岡便に乗るために空港へと向かった話

福岡へ行くために、伊丹からの飛行機に乗る予定だったのだが…

某みん友さんのブログを拝見し、某ホームページの空席状況を見てしまい…思いがけない空席があった事に加え、しかも私のスケジュールに見事にハマってしまうという、あまりにビンゴな状況。

この機会を逃してしまうと、次は無いような気がして…思い切って、スケジュールを調整・変更し、ちょっと違った空港から福岡行きの飛行機に乗ることにした次第。

ちなみにこの行程を思いついてチケットを手配したのが、出発の前日午後という何とも慌ただしい話。


で、出発。

いきなり「のぞみ」に乗車


「普通に新幹線で博多まで行った方が早いだろ!」という突っ込みは無しにして、しばしお付き合いを…


そして乗り継ぎ


いつもの癖で山手線に乗ってしまい…そんな訳で上野東京ラインになかなか乗れない私…


乗り継ぎ時間を利用して、一旦改札を出て買い出しを済ませる



ホームへと向かうと、既に人だかりが出来ている



そして乗り継ぎの列車が入線



どうやらツアー客ご一行様が乗車する様子で、年配者の姿が多い



この列車は…



しかしアメニティや食材の積み込み作業があるため乗車はしばしお預け



しかし誰もホームのベンチには座っておらず



皆がカメラを持ち出して、写真撮影に夢中



そうしている内に、ラウンジの陣取りに走っている人が現れ…乗車が始まった模様



某みん友さんのブログを参考に、先ずはシャワーチケットを買い求め



指定された個室へ向かうことに




今回はこの列車の中でも一番安い部屋なのだが…それでも特急料金と寝台料金が二人分になるので、結構なお値段。


入口側から



奥から入口側を



一人なら贅沢すぎる広さ



モニター(衛星放送受信可能)と目覚まし時計、更に車内販売接近ランプも装備



そしてモニターの横の折り戸を開けると、トイレと格納式洗面所


これなら、トワイライトのロイヤルのように、便座も格納式にして、シャワーまで設けることも不可能では無かったのではないだろうか。


そして出発



先ずはウエルカムドリンクが運ばれてくる


一人利用の場合は、翌朝利用できるドリンク券をくれるのだが…まあ食堂車で朝食をとるなら、ドリンクも付いているので、朝だけで無く乗車中ならいつでも使える方が嬉しいのだが。


しかし前日予約では食堂車でのディナーの予約は間に合わず…上野駅で買い込んできた八戸駅の駅弁をほおばる事に


まあどこの駅弁でも良かったのだが、折角なので今回カシオペア号で通過する駅の駅弁をチョイスした次第。


どこの駅でも大勢がお出迎え



暮れゆく車窓を眺めつつ、車内限定発売の白ワインを楽しみ



食堂車での夕食が始まり、人が少なくなった頃を狙って車内探検

自販機とフリースペース




公衆電話跡?



そしてラウンジカー



まあ時間帯が時間帯なので、車窓は期待できず、ビールを飲んで、機関車のお尻だけ眺めて退散



そうこうしている内に、シャワーの予約時間



しかし脱衣場からして狭い…



デブには辛い極小シャワールーム



しかも湯気がこもり、シャワー後に汗が引かず…30分の時間制限もあるので、汗が引く前に服を着て部屋に戻る羽目に。

これなら各部屋のトイレにシャワーを組み込んであった方が、色々な意味で余裕があって嬉しいのだが…
(デビューが1999年なので、時代的に各室にシャワーがあってもおかしくは無いと思うのだが)


そして部屋でもう一度汗を拭いてから、食堂車のパブタイムへと出向く

時間を見計らい、営業開始のアナウンスとほぼ同時に食堂車に入ったのだが…既にフライング出着席している乗客で2/3程度の座席が埋まっている。


赤ワインとビーフシチューをオーダー


向かいに相席した方を会話をしていたのだが…何と台湾から乗り鉄目当てで10回以上も日本を訪れているという凄いお方。(日本語もペラペラ)


向かいの方がオーダーしたハンバーグ


そのまま日台双方の鉄道ネタで話が盛り上がり、閉店時間まで話し込むことに。


そして翌朝、噴火湾をぐるりと廻りながら、食堂車で朝食




で、評判の悪い和食をチョイス


評判が悪いことは百も承知なのだが、やはり朝はご飯で無いとダメな私…


部屋に戻り、サービスの新聞に目を通し


まあ選択肢なく配られた新聞なので、道新であることに意味など無い。


そして車窓に北斗星の客車が…


もしかすると、廃車となったJR北海道所有の客車なのかも。


こうして札幌に到着。すぐに立ち去る乗客は殆どおらず、回送していく車両のお見送りで盛り上がっているのだが…

私はすぐ10分後に旭川から直通の快速エアポート(つまり特急車両での運行)があるので、そちらに乗車することにして、慌てて改札口をくぐり、そのままIC乗車券で再び構内へ。(札幌滞在10秒以下の最短記録を作ってしまったかも知れない…)


そのまま列に並び、エアポートに乗車



そしていつの間にか「万葉の湯」から「新千歳空港温泉」と名称を変更していた空港内温泉で汗を流すことに


空港内だけあって、清潔に保たれている施設に加え、泉質もモール温泉だったりと、何気に良い施設なのである。


しかしこの温泉…ラーメン専門のフードコートの上階にあることもあり、ラーメンの香りが漂ってきてお腹が空く温泉(笑


と、言うわけで、ラーメン専門店が並ぶフードコートで味噌バターコーンラーメンを食べることに


行列が出来ている店もあるのだが、今回は時間の関係もあり、空いている店を選ぶことに。

「麺は西山製麺なんですよ!!」と激しく呼び込みをしている店なのだが…西山製麺って、わざわざ大騒ぎするほどのブランドだっただろうか…
とは言え、個人的には西山製麺の麺は好きで、北海道に住んでいた頃、スーパーでもチルドの袋麺を買っていたほど。(菊水は何故か本州でも出回っているのに、西山は意外に見当たらない)

まあそんな良い意味で無難な麺を使い、スープも奇を衒ったモノでは無く、全体的に良い意味でオーソドックスなラーメンというのが感想。


そして時間も迫っていたのだが…ちょっとお目当てがあり、ANAのラウンジへ行き…


本州ではまずお目に掛からないサッポロクラシックの「生」を飲み…(缶は本州でも意外に見かけるのだが、生となるとなかなか飲めない)


ようやく福岡行きの飛行機に搭乗


…と、こんな訳で、福岡へ行くために、わざわざ千歳空港から飛行機に乗るという、何ともおバカな話は終わり。


<完>


あとはオマケ

機内から羊蹄山・洞爺湖・室蘭を一望し



福岡空港でもラーメンを食べて、「空港内ラーメン食べ比べ」などと洒落込んでみましたとさ
Posted at 2015/06/04 20:59:06 | コメント(9) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2015年) | 日記

プロフィール

「みんカラ20年目に突入・・・そりゃあ歳も取るわけだ・・・」
何シテル?   02/16 23:07
タイトルの通り、旅と温泉と酒などを愛するNEOCAといいます。気がつけば、みんカラデビューから18年が過ぎようとしています。 現在はほぼ活動休止中ですが、年に...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2015/6 >>

 123 456
78910111213
14151617181920
212223242526 27
282930    

リンク・クリップ

過去の旅 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/12/27 19:30:02

愛車一覧

スバル XV スバル XV
ペーパードライバー期間を挟み、再びスバルをチョイス。 過去にレガシィやインプレッサに乗っ ...
スバル インプレッサ スポーツ スバル インプレッサ スポーツ
8年振りにスバル乗りに復帰しました。 写真は当時の販促品のミニカーのものです。
日産 エクストレイル 日産 エクストレイル
初の新車購入です。でもかなり無理をして買ったので…以来他の趣味にお金が回らない…分不相応 ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation