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NEOCAのブログ一覧

2014年12月27日 イイね!

過去の旅

[最終更新2014/12/31 Ver4.2]

※この記事は、アップされている旅の記録を整理する為のものです。
※管理が行き届かなくなってきているため、このリストに入っていない古い旅行記の公開は見合わせています。
※旅行時期はブログからおよそ推定したもので、厳密な日時ではありません。





北海道・東北

函館 2014/11 近況報告の一部に含む
北海道大学総合博物館 2014/05 近況報告の一部に含む
東北車中泊の旅 報告[回想] 2005/08 リンク


関東甲信

迎賓館赤坂離宮 2014/08
八丈島3回目 2014/08 近況報告の一部に含む
神奈川県庁と横浜三塔 2014/07 近況報告の一部に含む
お台場ガンダム・The世界一展・品川アクアスタジアム 2014/04
小海線・途中下車の旅 2013/06
津南温泉と清津峡とぽんしゅ館と... 2013/06
真田氏ゆかりの城下町散策 2011/07 松代編 上田+別所温泉編
沼津・神津島 2010/03 ダイジェスト
青ヶ島 2009/11      八丈(1回目)
小笠原・硫黄列島の旅 報告 2008/10 ダイジェスト インデックス


北陸

弥彦山 2014/07
勝山恐竜博物館 2013/11 近況報告の一部としてアップ
くびき野レールパークの保存鉄道 2013/10
直江津駅と坂口記念館 2013/10
富山ブラックラーメンと発電所美術館 2013/10
高岡へたいやきを食べに行った話(?) 2012/06
立山カルデラ トロッコ 2012/06   後
伏木散策と宇奈月温泉 2012/06
黒四ダムとアルペンルート 2012/06 前編 後編
のと鉄道と輪島御神乗太鼓 2011/09
舳倉島 2011/09 前編 後編
福井市と芦原温泉 2011/07 Ⅰ城跡 Ⅱ庭園 Ⅲ温泉


東海

瀬戸・御在所 2013/12 近況報告の一部としてアップ
三重のローカル私鉄を巡る旅 報告 2013/03    
伊勢神宮へ初詣 2013/01
武豊 2012/07
浜松散策 2011/09 本編 スズキ歴史館
リニア・鉄道館 2011/05
尾張の城巡り 2011/05


近畿(奈良)

正倉院展と奈良ホテル 2014/11 近況報告の一部に含む
天理参考館・奈良大学博物館 2014/08 近況報告の一部に含む
薬師寺・正倉院展・元旦の春日大社と東大寺 2013/11-2014/01 近況報告の一部に含む
旧・生駒トンネル見学会 2013/07
梶ヶ谷の大仏線遺構を訪ねて 2013/04
西大寺と平城宮跡散策 2011/10
奈良西ノ京 2011/03
奈良公園 2010/11


近畿(阪神近郊)

赤川鉄橋 2013/10 近況報告の一部に含む
大阪市海洋博物館とWTC、交通科学博物館 2012/03
ユニチカ記念館と武庫川線とモール温泉 2011/12


近畿(播磨)

ダイセル異人館 2013/03
手柄山交流館(旧姫路市営モノレール手柄山駅) 2011/11
書写山散策と「ひめじ田宴アート」 2010/08


近畿(紀伊半島方面)

金剛の湯&五新線でプチオフ 2014/08
五新線専用道を走るバスに乗る 2013/07 前編 後編
新宮城と神倉神社を散策する 2013/07
勝浦漁港でマグロ競市を見学する 2013/07
日本最長の一般路線バス・八木新宮線に乗る 2013/07
御坊散策 2013/03
湯浅散策 2013/03
紀伊半島で交通安全を祈願する旅 報告 2012/09 前編 後編
紀三井寺と和歌浦を歩く [和歌山散策Ⅰ] 2010/12
たま駅長に会いに… [和歌山散策Ⅱ] 2010/12


近畿(その他)

安土城と近江牛 2014/04 近況報告の一部に含む
近江八幡 散策と食べたモノ 2013/12
安土城址 2010/12
美山のかやぶきの里へ 2009/04
長浜散策 2007/12


中国・四国

大洲城とピーチ 2014/07
木次線と三次の鵜飼い 2014/07 超ダイジェスト版を近況報告の一部に含む
高松出張(讃岐うどん) 2014/07 近況報告の一部に含む
長門湯本温泉大谷山荘 2014/07 近況報告の一部に含む
宇部興産専用道路 2013/06
マツダミュージアム 2013/06
讃岐うどん、宇和島城、そして鉄分 [四国Ⅰ] 2011/07
海上保安庁 巡視船「とさ」体験航海 [四国Ⅱ] 2011/07
予土線でトロッコ列車と駅舎内温泉を楽しむ [四国Ⅲ] 2011/07
オープンデッキ列車で安芸散策 [四国Ⅳ] 2011/07
夜の高知城とひろめ市場 [四国Ⅴ] 2011/07


九州

大分県USA 2014/10 前編 後編
柳川の川下りと御花 2014/06
筑後川昇開橋と三重津海軍所跡 2014/01
黒いかもめ 2013/10
軍艦島(端島)上陸ツアー 2013/10
伊王島散策 2013/10
佐賀城と白いかもめ 2013/10
唐津散策 2013/10
阪九フェリーと折尾駅弁「かしわめし」 2012/04
中津で花見散策 2012/04
赤村トロッコ油須原線と直方焼きスパ 2012/04
古代山城・金田城へ、山と海から 2012/04
熊本城 夜間開城 2011/08


西南諸島

石垣島再訪 2014/03
徳之島の闘牛を観戦する 2010/09
与論島の豊年祭で十五夜踊りを鑑賞する 2010/09


乗り物系

はじめてのドリームライナー 2014/01
博多南線と500系こだま 2012/09
新幹線300系 2012/01
寝台特急「日本海」A寝台上段
東北新幹線「はやぶさ」グランクラス 2011/12


海外(台湾)

台北賓館ほか 2014/06
旧・台北帝国大学関係の建造物を訪ねて 2014/06 前編 後編
南門町三二三(台北植物園)ほか 2014/09
普悠瑪号に乗って蘇墺冷泉へ 2014/09
「后豊鐵馬道」と「緑色走廊」 2014/01 前編 後編
航空科学館@桃園空港 2014/01
ハローキティと鼎泰豐 2014/01
日勝生加賀屋(台北) 2013/11
台北ストップオーバー 2012/03
蒋介石がいっぱい(慈湖紀念雕塑公園) 2012/03
台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 2011/11 ダイジェスト インデックス


海外(東南アジア)

ハノイでインドシナフレンチを食べる 2014/08 近況報告の一部に含む
泰緬鉄道の面影を訪ねる旅 2012/03 バンコク 泰緬鉄道
香港・澳門 2011/08 食1 食2 夜景 散策 マカオ1 マカオ2


海外(中近東)

イスラエルの旅 報告 2012/05 ダイジェスト リンク ※現在作成休止中(再開の意志あり)


海外(欧米)

オーストリア・ドイツの登山鉄道を訪ねて 2014/10 超ダイジェスト版を近況報告の一部に含む
ブルーラグーンとオーロラ 2014/02
オスロ散策 2014/02
ポルトガル・マディラ諸島 2014/02 ダイジェスト
メキシコ&キューバの旅 ダイジェスト 2013/02
アイスランド&グリーンランドの旅 報告 2011/06 ダイジェスト インデックス未完成


海外(オセアニア・太平洋)

オーストラリア・アデレード&パース&インディアンパシフィック号 2014/05 ダイジェスト
コロールの旧・南洋神社と日本時代の名残を訪ねて 2014/04





お出かけ回想シリーズ
※数年前~十数年前に訪問した場所をスポット重視で回想するシリーズ

1 マウントピンネ 北海道中頓別町
2 食事処いしざわ 北海道網走市
3 吹上温泉 みどり荘 鹿児島県日置市
4 旧・神居古潭駅 北海道旭川市
5 十勝の豚丼 北海道十勝
6 アパッチカレーとモール温泉銭湯 北海道帯広
7 北海道ホテル 北海道帯広市
8 はるにれの大木と十勝牛の駅弁 北海道豊頃&池田
9 北浜駅&止別駅 北海道釧網本線
10 川北温泉 北海道標津町
11 とかち帯広空港 北海道帯広市
12 敏音知岳登山 北海道中頓別町
13 野付温泉「浜の湯」 北海道別海町
14 幻の「ぶどう海老」と羅臼の温泉 北海道羅臼
15 古平高校と積丹半島の温泉 北海道積丹
16 小松牛乳@霧多布 北海道浜中町
17 湯ノ岱温泉と江差線 北海道
18 御宿きくち 北海道奥尻島
19 十勝牧場 北海道音更町
20 おかむら弁当屋の「かにめし」 北海道遠軽
21 駅前弁当(多田精肉店) 北海道上富良野町
22 大雪高原温泉 北海道上川町
23 三股山荘 北海道上士幌町
24 十勝三股盆地 北海道上士幌町




Posted at 2014/12/27 19:29:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行記INDEX | 日記
2014年12月26日 イイね!

USAへ行った話?(後編)

前回に引き続き、USA(宇佐)への旅の話です。



宇佐駅へ到着



しかし、宇佐駅から宇佐八幡までのバスの便が極端に少なく、小一時間の待ち時間。
距離にして4km程なので、歩くのとどっちが早いのか少々迷うところなのだが、昨日バスの車窓から見ていた限り、ほぼ国道を歩く形になり、ウォーキングには快適とはいえなさそうなので、素直にバスを待つことに。

そしてやってきたバスに乗り込み、宇佐八幡バス停のすぐ手前の車窓で…同じ電車から降り立った旅行者風の男性がせっせと歩いており、結局のところ歩いてもほぼ同時着だったという結論。


そして宇佐八幡参拝の前に、ちょっと寄り道。神仏習合の時代、宇佐八幡の神宮寺だったというお寺に立ち寄り、大仏を見学。


このあたりは特に神仏習合の特色が強く出ていた地域…そんな事を昨日、歴史博物館で知った事もあって、ちょっと寄り道した次第。


そして改めて宇佐八幡へと参拝



国道沿いの門前町を抜けると、かつて豊後高田-宇佐駅-宇佐八幡を結んでいた大分交通(会社そのものはバス会社として現存)の鉄道線で使われていたSLが展示されている。



そして参道を歩いて宇佐八幡へ参拝…と言いたいところなのだが、今回は敢えて脇道から進んで、境内にある建造物を見学がてら歩くことに。


先ずは1622年建造の呉橋へ


見ての通り、唐破風の屋根を持つ立派な橋なのだが、現在は10年に一度の勅使祭の時を除いて開かずの橋となっている。


しかし内部を覗き込むことは可能



そしてすぐ横にある近年作られた橋を渡り、境内へと進んでいく



手水舎で手を清め、いよいよ参拝開始


左手の鳥居を進むと上宮、その右側の鳥居を進むと下宮なのだが、今回は順路に従い上宮→下宮の順に参拝することに。


鳥居をくぐって、石段を上っていく


ちなみに足腰の不自由な方のために、モノレールまで設けられているというのが凄いところ。
(ちょっと乗ってみたい気もするのだが、趣旨を考えると、誰でも乗って良いものでは無さそうなので…)


そして上宮を参拝



上宮に隣接して絵画館があり、料金を賽銭箱に入れて自由見学するシステム。
まあ絵画と言っても、特に古い絵画ではなく、近年描かれた組画で、宇佐八幡神託事件の始終や和気清麻呂の生涯などを紹介しているもの。


更に石段を下って



下宮を参拝し、かねてからの懸案であった宇佐八幡の参拝を達成






そして再びバスで宇佐駅へと戻ってきたのだが…今回もまたバスと鉄道の連絡が悪く、小一時間の待ち合わせ。(そもそもバスで宇佐八幡へ行くという事を全く想定していないダイヤなのだろう)

しかしちょうど昼食時なので、車窓からチェックしていたファミレスで昼食をとることに。


本当は「旅先では極力ローカルな食べ物を」言いたいところなのだが、宇佐駅近辺の寂れ具合は相当なもので、他には「本当に営業しているの?」と聞きたくなるような食堂しか見あたらず、特に名物料理など期待できそうに無いこともあって、今回はファミレス利用とした次第。

しかしまあジョイフルなら、九州が地場のチェーンであり、ローカルといえばローカルと言えなくもないので、まあ良いと言うことにしたい。
(それに関西にも店舗はあるものの、私の行動範囲に店舗がなく、普段利用しない店なので、あくまで“非日常”だと言い張る事にしたい。)


で、それならせめて鳥天定食などのローカル風のメニューをオーダーすれば良いものを、「チェーン店でローカル風のものを食べてもねぇ…」と思ってしまい…

結局は我ながら何とも凄まじく矛盾していることは百も承知のうえで、ホイコーロー定食をオーダー。


まあ良くも悪くもファミレスなので、味についてわざわざコメントする必要は全くないだろう。


時間を見計らい、宇佐駅へと戻り、中津行き普通列車に乗車。


JR九州らしい洒落たデザインの車両なのだが…やはりローカル区間でロングシートというのはちょっと味気ない。まあローカル区間ゆえ効率性が求められることは理解できるのだが…


そしてこの路線にはUSAだけでなく、天津も存在(笑



しかし中津で小倉方面の列車へと乗り継ぐと、今度はクロスシート。


そして少々汚い話になってしまうのだが…中津での乗り継ぎ、そしてこの次の乗り継ぎと、非常に短時間での乗り継ぎが続くため、お手洗いを車内で済ませておくことに。
近年、JR九州は「全列車トイレ付き」(但し筑肥線に乗り入れてくる福岡市営地下鉄の車両を除く)を達成し、安心して乗れると大々的にPRしており、個人的には非常に評価しているところ。

しかしこの車両のトイレ…車いす対応で広々としたスペースで、新しく快適な設備…かと思いきや、故障で水が出ないというのはちょっと考え物。(もちろん旅に出るときはウエットティッシュくらいは持ってはいるのだが…)





そして県境を越えて福岡県へと入り、航空自衛隊の街として有名な築城駅で下車。


路線バスへと乗り継ぐのだが…バス停で待っていたのは15人乗りのハイエースコミューター。
運転手さんに行き先を確認し乗車。

バスは役場などの公共施設を経由しつつ、川沿いに城井谷の上流を目指していく。
そして沿道には、大河ドラマにあやかって「黒田官兵衛最大の敵、宇都宮重房」という幟が多数立っている。
歴史的な説明は省略するが、ここ城井谷は宇都宮氏(城井氏)の居城があった場所。“最大の敵”は言い過ぎかも知れないが、黒田官兵衛ゆかりの地であることは間違いがない。


しかし今回の目的地は黒田官兵衛とは直接的には関わりのないスポット。

目的のバス停が近づいてきたところ、中年の運転手さんが「お客さん、藏内邸へ行かれるんですよね?それならここで降りてください。」と、実際のバス停より数十m手前で便宜停車。
更に「帰りのバス停は、そこの橋を渡って…ほら、小屋が見えるでしょ。あそこが待合所だから。」と至って親切に案内してくれる。

まあ地元の人でもなく、しかも他に観光地も無いので、旅行者の行き先はすべてお見通しなのである。


こんな長閑な場所でバスを降り



こんな道を2~3分歩くと



立派な塀に囲われた敷地が見えてくるのだが…ココが今回の目的地「旧・藏内邸」


まあざっくり言ってしまうと、明治30年代に建てられた「炭坑で儲けた人の豪邸」

旧藏内邸は明治時代から昭和初期まで福岡県筑豊地方を中心に炭坑を経営し、全国10位以内の産出高をほこった藏内次郎作、保房、次郎兵衛の藏内家三代にわたる本家住宅です。
明治30年代に主屋と応接間棟、庭園が造られ、大正5年の藏内鉱業株式会社の設立と同時に大広間棟や茶室、大玄関などが増築され、隣接する貴船神社と参道、石橋なども一体として建設されました。
田園風景の中に堂々と佇む邸宅の敷地は7,135平方メートル、延床面積1,250平方メートルもある大規模近代和風住宅で、現在も建築当初の状態をよく残しています。

福岡観光連盟のウェブサイトより引用



炭坑主の住宅といえば、飯塚の麻生家など、炭坑のあったエリアにあるイメージが強いのだが、この藏内家は「炭坑で稼いだ富で、自分の出身地に豪邸を建てた」という、ちょっと変わったパターン。

そんな事情もあってか、あまり注目されることもなく、昨年になってようやく一般公開されたという施設。まあ他の観光地とはずいぶん離れた場所にぽつんと存在していることもあって、ややマイナーな印象は否めないだろう。


そして敷地内へと進んでいく


しかしマイナーな観光地なので、最低限の整備しかされていないと思いこんでいたのだが…ところが駐車場はもちろん、立派で清潔なお手洗い等、かなり本腰を入れて整備されているなというのが正直な印象。


ちょうどバスを貸し切ってやって来た団体と入れ違いになる形で入館。(入館料¥300)


と、ここまでは順調だったのだが、玄関でいきなりすべてをぶち壊すようなトラブルが勃発。
まあブログで詳細は書かないが、それなりの年齢でそれなりの立場にいる人が、一人のボランティアとして“指示される立場”になるのは容易で無いことだけは確か。

これが玄関だけなら良かったのだが、ここのボランティア達の指揮系統が成り立たっておらず、各々が勝手にその場その場で適当な誘導や案内をしているので、完全にぐちゃぐちゃ。

結論から言うと、ここの施設は自由見学できる施設で、なおかつ順路など有って無いので、場当たり的な誘導は無視して、館内案内図を頼りに自分でルートを決めて歩くのが一番。

今回はバスの時間の関係で、小一時間の滞在だったのだが…この出鱈目さのお陰で、かなりのロスタイムが出てしまったのが残念なところ。


さて、話を戻して、文化財としての藏内家を写真で紹介することに









まあ炭坑王の金持ちエピソード的な事は沢山あるのだが、建物にそのものに関して箇条書きメモで記しておきたい。

・とにかく一つ一つの材料が高級(屋久杉に台湾檜と言った具合)
・同時に、木材の継ぎ目も目立たぬよう斜めにカットするなど、手の込んだ工法も印象的
・伝統的な日本家屋でありながら、洗面場に給湯器が備えられるなど、この時代としては相当ハイテクな設備も備えている
・全体的に間取りが大きく、また広々とした庭園も相まって、とにかくゆったりとした印象を受ける
・浴室に併設された脱衣室が…下手な座敷顔負けの立派な和室
・撮影禁止なので画像はないが、金唐革紙(革細工風和紙壁紙)の貴重な現存例である
・藏内家が手放した後、近年まで他の一般の人が住んでいたとは言うものの…住宅として住むにはちょっと広すぎて落ち着かないかも
 (藏内家当時は、“炭坑王の迎賓施設”的な用途にも用いられていた。)


蔵を利用した展示室なども有ったのだが…残念ながら時間切れで、サッと通り抜けただけに終わってしまう。更に庭園を歩く時間が無くなってしまい…(普通なら、小一時間あれば蔵や庭園も普通に見学できるはず)

とりあえず、玄関から藏内家を後にしたのだが…ボランティアスタッフ同士の険悪なムードは消えていない様子。
それにしてもいい歳をした高齢者同士で、訪問者そっちのけの言い争いをした挙げ句、最後は挨拶すら返さず不機嫌そうに玄関に突っ立っているのは見苦しい限り。


そして時間も押しているので、隣にある貴船神社(こちらも藏内家による創建で、事実上藏内家と一体の敷地になっている)をこの角度からちょっとだけ眺めて


早足でバス停へと戻ると、定刻の2分前。

何せこのバス、一日あたりの運行本数が休日4往復、平日でも6往復しか走っていないので、乗り遅れると大変なのである。
(但し役場などに寄り道しながら走っても所要13分なので、タクシーに乗っても凄い金額にはならないのでは無いかと想像するところ)

そして帰りのバスは、行きのバスが終点まで行って折り返してきた便。つまり同じ車両で同じ運転手さん。
運転手さんが「おかえりなさい。お疲れ様でした~」と声をかけてくれ、ホッとするとともに、不快な気持ちも吹き飛んだのだった。





こうして築城駅へと戻ってきたのだが、バスが僅かに早着した事に加え、列車も僅かに遅れており、偶然が重なった結果1本早い列車で移動できることに。


そして小倉駅へ到着。後は新幹線で帰宅するのみなのだが、今回は時間に余裕があるので、九州の美味しいものでも食べて帰ることにしたい。

まあ、もし時間が無くとも、小倉駅にはこんな名物もあるのだが…

※参考画像・以前の画像を流用

折角なので、今回は途中下車をして、もうちょっと本格的なものを食べていくことに。


しかし小倉駅の有人改札が妙に混雑しているではないか…

どうやら日豊本線から鹿児島本線で博多方面へ向かう人が途中下車を申し出て断られている様子。
切符のルールに関する詳細は省略するが、このルートの場合、西小倉-小倉間が区間外乗車になるため、小倉駅の改札を出る形での途中下車は建前上NGで、あとは駅員の判断次第。小倉駅として厳格に対応しているなら仕方が無いだろう。


但し私の場合、「別府→日豊本線→西小倉→鹿児島線→小倉→山陽新幹線→大阪市内」までの切符なので、シンプルな一筆書きで区間外乗車は無し。それゆえ途中下車はルール上何の問題も無いのだが…

改札の若い女の子は面倒くさそうな対応で「途中下車は出来ません。」と言い出すではないか。
おそらく先述の西小倉-小倉間が二重乗車となるケースと勘違いしていたのだろうが、途中で間違いに気付いても、それを訂正せずに「新幹線なら中(連絡改札)で乗り換えてください。」と押し通し始める始末。
結局最後は押し問答になり、「はいはいはい」と三度返事をした挙げ句、手で払いのけるような仕草までする始末。


またまた不快にさせられた状態で、改札外へと出てきたのだが…実はまだ新幹線特急券を持っていなかった(乗車券のみ別府からの通しで買っていた)ので、先ず先に購入しておくことにして、新幹線側(JR西日本)のみどりの窓口へと向かい、中年の男性係員に…

私「今日の『こだま758』号で新大阪まで、指定席特急券のみ1枚お願いします。」
係「『こだま』で良いんですか?時間かかりますよ。近い時間なら『のぞみ』の…」

…と丁寧に案内をしてくれたのだが、実は私が敢えて『こだま』を選んだのには然るべき理由があっての事。(詳しい人なら、もうピンと来ているかとは思うのだが…)

私が理由を説明して『こだま』の切符をお願いしたところ、

係「時々、予定が変わっていることがあるので、念のために確認しておきますね」

と言って、こちらからお願いした訳でもないのに、当該列車が私の目的に適っているかどうか、わざわざ確認をしてくれるという親切さ。

まあこんなやりとりがあって、先ほどのJR九州側での「?」な対応の事など吹っ飛んでいって、気持ちよく窓口を後にしたのだった。

(そんなこんなで、今回の旅はマイナスの話題が多数登場した反面、必ずそれをカバーするプラスの話題とセットになっているのが凄いところ。)





そして夕食なのだが、今回は時間の制約もあるので、駅ナカで済ませることに決定。
しかし先述したような流れもあって、足は自然と新幹線側(つまりJR西日本)の駅ビル内にあるレストラン街へ向いていく。

その中で、地元の肴を売りにした立ち呑み屋があったので、そちらに入店。どうやら福岡県内で複数店舗を出しているローカルチェーンらしい。

ちなみにこの立ち呑み屋…島式のカウンターを挟んだ反対側には普通の居酒屋も併設しているという不思議な構造。
(但しメニューの料金はそれぞれのコーナーで設定され、立ち呑みだと若干安く設定されている。)


先ずは筑後の日本酒「繁枡」を片手に、大分名物の鶏天


但し残念ながら、この鶏肉はブラジル産のブロイラーを使っているのだとか。


その一方で、赤鶏のメニューは九州にある自社グループの養鶏場のものを朝引きで使用しているとPRしているので、今度は赤鶏のメニューをオーダー。



更に生け簀の「呼子直送ヤリイカ活き造り」(値段は量り売り)というPOPが気になり、かなりの予算オーバーながら、生け簀から小振りのものを選んで刺身にしてもらう。


但し今日は「小」に分類される大きさの烏賊があまり入っておらず、これでもサイズ的には「小」と「中」の境界線くらいの大きさとのこと。(量り売りで二千円台前半だったはず。)

ちょうど昨年の今頃、唐津の宿でもう少し大振りな呼子産の烏賊を食べていたのだが…

もちろん1年という時間が経っているので、厳密な比較にはならないのだが、やはり唐津の宿で食べたものの方が美味しかったかも。
但しこれが、素材そのものの違い、呼子からの距離、生け簀の管理、調理法、あるいは運ばれてくるまでの手際の違い…どこに原因があるのかは不明だが、やはりローカルチェーンの居酒屋と、料理長のいる旅館の料理を比較するのはフェアでは無いだろう。

とは言え、あくまでコレは昨年食べた印象との相対的な優劣。絶対評価で書くと大満足のレベルなので誤解の無いよう。それに駅ナカで気軽に食べられるという点を加味すれば、かなりおすすめの店だろう。(但しお値段もそれ相応なのだが…)


そして最後は食べ残した下足を後造りで天ぷらにしてもらう。(追加料金¥200)


更に地魚の握り寿司などもあって、ちょっと気になったのだが、もう予算的にもカロリー的にもアウトなので、この辺で退散することに。(二日間散策した後の立ち飲みで若干足が疲れたという要因も…?)





そうこうしているうちに、新幹線の時間になってしまったので、ホームへと移動。

で、既にお気づきの方も多いと思うのだが、この旅の締めくくりとなる新幹線はこんな車両。


かつては未来的なルックスと、その俊足に憧れた500系も今や山陽新幹線区間の「こだま」として運行されている。なので、今回はあえて「のぞみ」を選ばす、「こだま」を選んだという次第。


そして500系と言えば、元グリーン車の6号車が乗り得車両として知られているのだが…

※以前のブログより引用


しかし最近、4号車と5号車も改造を受け、レールスター使用の2+2シートに交換されているとの事なので、今回は敢えてこちらを利用。


但しデッキへのドアの位置までは改造されていないため、2+3の時代のままやや横にずれた状態になっている。


そして2+2シートに交換されていれば、500系特有の圧迫感はそこまで感じ無いのだが…


しかしシートピッチは普通車と同じなので、フットレストやオーディオ等は撤去されているものの、シート自体は元グリーン車そのものの6号車の方が圧倒的に快適。

まあそれを知ってか、6号車には多少の乗客があったものの、4号車・5号車はほとんど乗客がおらず、新大阪までほぼ一両貸し切り状態。


…と、こんな感じでUSAへの旅は終了。


<完>



実はこの旅の段階では全く予想すらしていなかったのだが、わずか一月半後…


もう一つのUSAへも足を運ぶことになったのだが…こちらの話は特にブログに書くような内容ではないので、アップする予定はありません。
Posted at 2014/12/26 00:07:22 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記
2014年12月22日 イイね!

USAへ行った話?(前編)

ある晴れた秋の日のお話。


早朝、先ずは伊丹空港の職員食堂で腹ごしらえ。


まあ普通の社食レベルの食堂なのだが…空港内にも関わらず良心的な価格で利用できるのが嬉しく、主に朝食で月に1~2回は利用している食堂。

しかし職員用なので、凄い場所にあるのだが…まあネット上にいくらでも情報があるので省略。


そしてニューアーク空港から(大嘘…本当は伊丹空港


某みん友さんのネタをパクってしまいました…(汗


今回はCRJに搭乗


まあ狭いのは詰め込み型の777でも同じなのだが…
機体の小ささから、安定感が感じられず、離陸時に怖くて仕方がないのが困ったところ。


暫く経って、落ち着いてから窓の外を眺めると…

西宮、芦屋、神戸方面


実は拡大すると私の本宅(≠自宅)も写っているのだが…


西宮北口駅近辺


在りし日の西宮球場や、今津線が平面交差していて時代を知っている私はもうおじさん…


湾岸に浮かぶ人工島(神戸空港を含む)を眺め



市街地から見上げると高く感じる六甲も上から見下ろすと…



阪神間を離れ、飛行機は瀬戸内海上空を航行

一年ほど前に訪れた家島を見下ろし


それにしても男鹿島の採石場率の高いこと…


もしかして大山や島根半島まで見えている??



太田川のデルタに発達した街…と教科書に書いてあった意味が今更ながらによくわかる。



数年前に訪れた、周防灘に浮かぶ姫島(ブログは地図のリンク切れのため公開中止中)



そして飛行機は国東半島の長閑な光景を眺めつつ、着陸態勢に



こんな空港に無事に着陸







空港からバスで移動するのだが…
このお天気にもかかわらず、何故か羽田便が大幅に遅れており、その到着を待っていたため40分ほどの延発に。
しかしここのバスの凄いところは、変更後の時間が案内板に明記されるところ。そのお陰で不必要に拘束されることはなく、のんびりと空港内を見学し、お手洗いやコンビニも済ませ、余裕を持って動けたのは嬉しい限り。

そして羽田から到着した乗客がバタバタと現れ、湯布院行きのバスに乗り込んでいくのだが…
私のバスは、湯布院行きが発車して、バス停が空かないと案内できないとかで、更に待つ羽目に。


そしてやってきたのは、軍師・黒田官兵衛ラッピングのバス。


そしてこのバスには、私の他に同じく大阪便で到着していたもう1名の乗客が乗り込んだだけで、結論から言うと出発待ちをする必要はなかったというオチ。

更に残念だったのは…このバス、地方空港ではよくあるパターンで、空港連絡だけではなく、途中区間のローカルバスという側面も持ち合わせており、途中のバス停から乗車してくる乗客は、何のアナウンスもない状況で40分以上待たされる羽目になっていたのである。
(しかも元々1日の本数が指折り数えられるほどしか走っていないので、次のバスは数時間後。)


そして宇佐市内のパナソニック前というバス停で下車。


その名の通り、パナソニックの工場もあるのだが…その他は特に目立ったものも無い、田舎の光景が広がっている。


そしてお目当ての施設へ向けて歩き始めるのだが、パナソニックの工場のお陰か、交通量はほとんど無いにもかかわらず、歩道付きの立派な道路で歩くには楽な道。

更にスポーツ公園の敷地内を抜け、今度は宇佐風土記の丘公園の敷地内へと入っていく。



古墳群の中に整備された道なので、途中にはこんな光景も



園内の至るところに墳丘がポコポコと見られる



そしてそんな園内に建っているのが、大分県立歴史博物館


バス停からは2km程歩いただろうか…
(でも、まあ実際に歩いていると、前述したように歩きやすい道であったり、古墳の並ぶ公園の中だったりと、お散歩コースとしてはなかなか良かったように思うのだが。)

まあそんな交通の便の悪さに加え、H2Oの一角として有名な大分県教育委員会管轄の施設と言うこともあり、今までほぼ無視していた施設なのだが、ひょんな機会に「実はここの展示は凄く充実している」という評判を聞くことがあり、今回わざわざ訪れてみることにした次第。


内部の写真撮影は出来ないので、箇条書きのメモで常設展示に関する感想を述べると…

・国東半島の信仰をテーマにした展示で、ややマニアックながら充実した見応えある展示。
・展示品数も多く、仏像や寺院の模型、更に建物そのものの実物大復元模型、寺院内部の雰囲気を再現した展示など、現物に近いイメージを体感できるのがすばらしい。また映像資料が多いのも良。

・国東半島の信仰にフォーカスしており、展示スペースのほとんどを費やしているのだが、取って付けたような“それ以外”の展示が必要なのかは不明。
・但し開館からの経年もあってか、展示パネル等が草臥れていたり、展示物を撤去してぽっかり空いたスペースが目立つなど、そろそろリニューアルも必要なのかも知れない・
・大分県教育委員会管轄ゆえ…と、懸念していたような極端な主張は特に目につかず。

…と、言ったところ。


また係員の対応も良く、館内施設もやや手作り感があるものの利用者目線で考えられていたり、また手作りの地図を含め、近辺の観光施設のパンフレットも取りそろえていたりと、訪問者のことを考えていろいろ工夫しているという印象が強い。


また大河ドラマに関連して、「九州の戦国」という特別展も開催されていたのだが、どちらかというと「九州」というより、大友氏と黒田氏を軸に「大分」にフォーカスした内容で、ややマニアックな感じも受けなくはないものの、地元向けと考えれば、これくらいで良いのかも知れない。
ただ集められている展示物がかなり充実していたので、地元向けに絞ってしまうのは少々勿体ないような気もするところ。

またこの特別展でも、大人用・子供用それぞれのワークシートを準備し、答えを探しながら展示を楽しめるような趣向を凝らすなど、細かな工夫も抜かりない。
但しこの大人用のワークシート…大分県内の主要都市の名産品(城下鰈や関鯖など)を知っていることが前提になっていて、初めて大分に来る人には少々マニアックすぎるような気もするのだが。





バスの遅れに加え、博物館の展示をじっくりと楽しんでいたため、あわよくばと思っていた宇佐八幡(実は何回も近くまで来ているのだが、バスの便の不便さや駐車場が有料という点がネックとなり、いつも素通りしてしまい、未だに訪問したことがない)への参拝は不可能となり、受付でタクシーを呼んでもらい、柳ヶ浦駅へと移動。(所要10分強/¥1240)



そしてリニューアルでぐっと落ち着いた感じになった特急ソニックに乗車し



ミッキーのコスプレを楽しみ(?)



別府駅へと到着


路線バスで今宵の宿へ向かおうとするも…時間を過ぎても一向にバスは現れず。
20分近く待って、あまりに遅いので、他の系統のバスの運転手さんに訪ねてみると、「この時間だと、湯布院からの道が混んでて、バスが戻ってこないので折り返し便も遅れているのかも知れない。」との事。

そんな話をしていると、ようやくバスが到着。今日はやたらとバスが遅れる日である。


そして今夜の宿は、別府八湯の一つである堀田温泉にある会員制リゾートホテル…


但し、会員権を持っているわけではなく、空室を一般向けに解放しているプランを利用。


そして到着したのが5時半少し前だったのだが、夕食の時間が5時か8時の2択という謎な設定。

本当は先に温泉に浸かってから食事にしたいのだが、フロント係員は「5時の回ははじまっていますが、今すぐこのままレストランへ行ってください。」とやたらと5時の回に入れたがるのだが…
私の場合、食事=飲酒なので、その後で温泉に入るというのは、避けた方が良い選択。かといって朝も早かったので8時まで待つというのもちょっとしんどい。

一瞬悩んだのだが最終的には、やたら5時の回をプッシュする係員が適当な感じで「温泉なんて食事の後に入ればいいじゃないですか~」と言ったことにカチンと来てしまい、8時の回を選択。
それでも何か嫌そうな顔をして「え~8時ですかぁ~」などと言っていたのだが、もう無視して「8時で!」と押し通す。


こんなやりとりもあって、やや不快な気分で部屋へと向かう。



部屋の窓から外を見ると、温泉地らしくあちこちからモクモクと湯気が上がっており、公衆浴場らしき建物も見えている。


食事まで時間もあるので、外湯へ行っても良かったのだが、せっかくなので宿の大浴場を利用してみることに。

しかし…大浴場は下層階の閉鎖的な空間で、しかも塩素臭が充満しているというシロモノ。サッと浸かって耐えられなくなり、ほんの数分で退散。

よっぽど大外れな宿を選んでしまったものだと少々後悔するものの…とは言え休前日の宿泊で、前日まで空室が残っているような宿なので、この程度なのかも知れない。
(まあ会員制リゾートとしては、東急と並ぶ最大手だからと、安心しきっていたのかも知れない。)


とは言え、ここは日本一の源泉数(何気に日本全体の約一割)を誇る温泉地別府…気を取り直して、やはり外湯へ足を運ぶことに。まあ別府の場合、犬も歩けば何とやら状態で温泉施設が発見できるのだが。


そして窓からも見えていた立派な温泉施設はやはり堀田温泉の公衆浴場だったのだが…
国道沿いでふと見かけた手作り感満載の「家族風呂」の立て看板が気になり、公衆浴場を横目に素通りして坂を上り、その家族風呂を目指してみることに。

家族風呂というのは九州でよく見かけるシステムで、温泉を引いた2~3向けの小さな貸切浴室を多数備えた施設で、料金は一室あたりのルームチャージ(但し施設によっては利用人数で差があることもある)で時間制。そして料金さえ払えば、一人で利用してもまず問題はない。


そして家族風呂「白糸の滝温泉」を発見


民家の納屋のような場所に3室の浴室が設けられており、チャイムを鳴らして民家の人にお金を払い利用するシステム。

ちなみに料金は50分で¥1000と別府にしてはかなり高め。(しかも盆正月は¥2000なのだとか)
宿の浴衣姿の私を見て、ぶっきらぼうに「うちは高いけど良いの?」と聞いてくるあたりを見ると、おそらく観光客相手の施設ではなく、「常連さんを中心に本当に入りたい人にだけ入ってもらおう」という意図で料金を高めに設定しているのでは無いだろうか。

それにしても…別府の外湯は料金が安いうえ、ロッカーなども無いケースが多いこともあって、「財布はホテルに置いて、小銭だけ持って行けば大丈夫だろう」とも思ったのだが、幸運にも(?)小銭がほとんど無く、千円札1枚だけ持って出て来たことが、予期せぬ正解に繋がった。


一応、簡単な待合室も用意されているのだが、タイミングが良かったこともあり、今回は利用せず。



おもちゃの貸し出しサービスなど、やはり地元の家族連れがターゲットなのだろう。



こぢんまりとした石造りの浴室



浴室から脱衣場側を見る(貸切だからと、衣類をきちんと畳んでいないのが私の適当さ…)



そして肝心な温泉は…70℃を超える源泉のため、井戸水で少しぬるめでゆったりと浸かれる温度に調整された、湯ノ花たっぷりの温泉が掛け流しで贅沢に注ぎ込まれており、自分だけの貸し切り空間で別府の湯を満喫。ただ50分という時間制限はやや短い感じがしてならないのだが…


そして後ろ髪を引かれつつ、ホテルへと戻り、かなり遅い夕食タイム。
まあ遅い夕食も、素敵な外湯へいく機会に繋がったと思えば…

今回は会席のプランだったのだが…ここで何故、係員が5時からの回をプッシュしていたのかが判明。

結論から言うと、8時からの回は、親戚一同が会するような比較的大人数のグループが中心で、そのほとんどが会席ではなく焼肉のプラン。
つまり周囲から焼肉の煙がモクモクとあがり、大人数で賑やかに…と言った雰囲気の中、場違いな感じの少人数客がポツポツと会席を食べている…そんな雰囲気なのである。

要はホテル側としては、到着が遅くなるなどのイレギュラーは別として、会席と焼肉で時間を分けたかったのだろう。
まあそれならそうと、無理やり5時の回に誘導しようとせず、きちんとその旨を説明してくれれば係員に対する印象もずいぶんと違っていただろう。
(但しまあ食事の後の温泉はあり得ないので、どちらにせよ8時という結論になっていたかも。但し夕食時間が5時と8時の二択というのはやはり極端で、無理があることは確か。)


そして肝心の会席は、一品一品きちんと作り込まれている印象で、大満足。





但し決してボリューム重視ではないので、がっつり食べたい人には向かないかも知れないのだが…しかしお酒を片手にのんびり味わうには良いのではないだろうか。

そして朝が早かったこともあり、食事を終えて部屋に戻って、そのまま就寝。


翌朝、少し早めに目が覚めたので、散歩がてら昨日素通りした堀田温泉の外湯(公衆浴場)で朝風呂を楽しむことに。



堀田温泉の源泉



堀田温泉


公衆浴場とは言え、近年建て替えたばかりの施設で、見た目はずいぶんと綺麗。しかし脱衣場や浴場の雰囲気などは銭湯そのもので、風情たっぷり。

そして開館時間前に到着してしまい、入浴定期券(?)を持った地元の方に混じって、開館を待っていたのだが、ホテルの浴衣姿の私を見て「ああ、あそこのホテルね。昔は湯量も豊富だったんだけど、やっぱり源泉の手入れが悪いからすぐに駄目になってしまうんだわ。今は循環で消毒の臭いとかしてるんじゃない?」と、地元の人はすべてお見通し。


少し熱めのお湯なので、あまり長湯は出来ず、休憩室へ移動し一休み。


ゆっくり入れる家族風呂も良かったのだが、地元の人に混じって入る公衆浴場もまた楽しい。


そしてホテルへ戻り朝食


個人的にバイキングは苦手なので、和定食というのは非常に嬉しい限り。
(それにバイキングは、露骨に安い食材を使っていることが多いので…)


ここのホテルは、塩素臭い大浴場や、係員の教育に?な点はあるものの、広めの客室と、質を重視した料理でそこそこ挽回しているような印象。

本当は「お値段を考慮して」という評価もしなくてはいけないのかも知れないが、会員制リゾートホテルの一般開放分という特殊な事情を考えると、お値段云々の評価は難しいので、今回は省略。





そして二日目。

今度は無料送迎バスで別府駅まで送られ、再びソニックに乗車。


但し今回の編成は、同じ883系でも、後年に増備された1000番台車を挟み込んだ編成なので、今回は1000番台車に乗車。

しかしこの1000番台車…883系を名乗ってはいるものの、実態は885系そのもので、塗色こそ青色で883系と統一されているが、車体断面も違えば、外装の横縞模様も無いなど、明らかに統一感を乱している車両。


車内も本皮シートでこそないものの、885系そのもの。



そしてあっという間に宇佐駅へ到着


本当はもっと先に別の目的地があったのだが、やはり日本史上の大事件の舞台でもある宇佐八幡を一度も訪問したことがないというのは宜しくないような気がして、午前中に宇佐八幡参拝を追加した次第。
まあ元々時間に余裕があったので、宇佐八幡を追加しても、本来の目的地を訪れるだけの余裕があるのだが。


<つづく>



まあ5年前のブログと同じようなネタを使っているので、もうバレているかも知れませんが…


「どこが“USAへ行った話”やねん!」と思われた方…


ほら、USAでしょ(笑
Posted at 2014/12/22 21:27:04 | コメント(12) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2014年) | 日記

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