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2013年10月04日

十勝三股盆地 北海道上士幌 [お出かけ回想No.24]

#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。


随分と間が空いてしまいましたが、久しぶりにお出かけ回想シリーズです。
そして…実は今回の内容は前回から続きだったりもします。


前回取り上げた三股山荘の位置する十勝三股盆地…それが今回のテーマです。


ある前回のブログでお友達の方から「少しだけ写っていますが、窓から外の景観も良さげで、落ち着けそうですね。」とコメントを頂戴していたのですが、実はここ十勝三股は喫茶店だけでなく、盆地そのものの景観が楽しめる場所。

と言うのも、大雪の懐に位置する盆地…つまり四方を山に囲まれている場所なので、周囲の山々の景色が楽しめるという事。


しかしロクな写真が残っておらず…



これでは何も魅力が伝わらない(大汗


そこで邪道ながら、上士幌町が製作した観光パンフレット(10年以上前のモノ)と、前回登場した三股山荘の箸袋(旧デザイン)で…


6月頃に訪問すれば、パンフレットの写真のような残雪を青い山肌、そして新緑のコラボが楽しめ、そして更にもう一つ素敵なオプションまであるのだが…(後述)

ただ年によって、雪解けのペースが違ったり、黄砂に邪魔されたり、あるいは訪問日のお天気など様々な要素が絡んでくるので、なかなかパンフレットのような素敵な写真を写す機会には恵まれず…

ちなみに写真の箸袋は既に品切れになっており、その後は手彫りの判子を使ったこれまた素敵なデザインの箸袋に変わっています。(但し現況は不明)


…と、ここまででは「ただの盆地でしょ」「何の魅力も感じられない」と突っ込まれても仕方がないような内容。

しかしここ十勝三股は人との関わりという意味で興味深い歴史を辿った地であり、こうした事情や、その歴史が生み出している現況を併せてみると魅力あふれる地なのである。


実はここ十勝三股は昭和の中頃(昭和30年代頃?)までは、大雪の森林資源を活かした林業の拠点として栄え、営林署が置かれ、1500人の人口を抱え、学校や郵便局などの公共施設、国鉄士幌線もこの地まで伸びており、更にこの先に森林鉄道まで存在し…と言った具合に要衝として栄えていた地。
しかし林業の衰退、そして営林署の上士幌市街地への移転といった事情が重なり、70年代には数世帯が暮らすのみの過疎の地へと変貌を遂げてしまうのである。
(現在では前回取り上げた三股山荘のオーナー家族を含め2世帯が暮らすのみ)

そのため、かつて1500人が暮らした盆地は切り開かれており、少しずつ自然に帰りつつあるとは言え、まだ大木などは存在せず、集落跡からは見通しが良くなっており、大雪の懐にあって、周囲の山々を贅沢に見渡せる隠れた穴場になっているのである。


そして現在では広々とした草地の中に、ポツポツと残る営林署関係の建物(廃墟)が残るなど、良い味を出しているのである。

(元々集落があった場所なので、とにかく見通しが利く)


更に6月頃には、かつて民家の庭に植えられていたルピナスが野生化し、三股盆地に咲き乱れる。


そう先述の「6月頃に訪問すれば、パンフレットの写真のような残雪を青い山肌、そして新緑のコラボが楽しめ、そして更にもう一つ素敵なオプションまであるのだが…」という文の中にある「オプション」とはこのルピナスの事。

上手くいけば、6月頃に「残雪の大雪+新緑+ルピナス」という見事なコラボになるはずなのだが…
相手が自然のため、なかなかそうは上手くいかず、北海道にいた頃は毎年のようにこの時期にこの地を訪れてみるものの、そう簡単に行くはずもなく…

まあプロの写真家でも何でもないので、全てが都合良く揃わずとも、この時期の風景を楽しみつつ、三股山荘でランチやコーヒーを楽しみ、更に近くの温泉で汗を流し…というのが私のお気に入りで、毎年この時期の風物詩になっていたのである。


…と、何の魅力も伝わらない本編はココまで。このシリーズ始まって以来の駄作だったかも(大汗




そしてここから先はちょっとマニアックなオマケ


先述したように、ここ十勝三股というば、国鉄士幌線(昭和62年廃止)の終着駅であり、一部では「鉄の聖地」などと言われていたりもする地。
(個人的には鉄道関係だけでなく、この地の風景や自然も楽しんで欲しいのだが。)

何しろ、過度の過疎が進んだため、士幌線の廃線の9年前、昭和53年の段階で十勝三股には5世帯14人が暮らすのみ。
当然鉄道の運賃収入は期待できない反面、山間の路線で路線の維持管理や冬場の除雪費用などが嵩むこともあり、何と運行経費が運賃収入の225倍(!)というトンでもない状況に至っていたのである。

昭和20・30年代など、この地域では鉄道が唯一の交通手段だったため、大雪や事故で鉄道が止まると十勝三股が陸の孤島となり、物資の輸送も出来ず、住民が餓死寸前になった事もあったのだが、この時期になると、未舗装の林道程度のものとは言え道路も開通していたことから、鉄道の重要性は薄れてきており、流石の国鉄でもこれは看過できず、昭和53年に釧路鉄道管理局長の判断で士幌線末端区間(糠平-十勝三股)の鉄道運行を休止し、バス代行輸送に切り替えるという処置がとられるに至り、昭和62年の士幌線の全線廃止の日までバス代行が続くという特異な区間となり、その事から鉄道ファンの注目を集めるに至っていたとのこと。
(なお、このバスはあくまで国鉄線の代行輸送扱いなので、運賃体系など全て国鉄のものがそのまま使用され、国鉄の乗車券で利用できた。)


そして今回はその士幌線の終着駅・十勝三股駅跡をオマケで紹介。

但し駅舎や施設などは、士幌線の正式廃線後、平成6年には撤去されたとのこと。


十勝三股駅前から駅舎跡方面を望む


「旧建物」…つまり旧駅舎のこと


旧駅舎跡から駅前方面を望む



かつての面影を残すものは殆ど現存しないのだが…

僅かに駅前に医院の看板が残っている。


今となっては、この地に医院が存在するほどの人口が有ったと言うこと自体驚き。


そして旧駅の構内は、十数年前に公園化する計画が持ち上がったため、意外に整備されている。

糠平側に伸びる旧線路跡


駅構内跡とホーム跡に設けられた“駅風”四阿


しかしこの公園化計画…まだバブルの余韻があった時期と言うこともあってか、ハコモノ中心の頓珍漢な計画だったこともあり、予算や地元の反発などもあって後に頓挫するのだが…
その一環で作られたこの四阿も、大雪山系ではなく「おっぱい山」と呼ばれる小山を眺めるようになっていたり、更に「駅跡」を意識して謎の「駅舎風」に作られていたりと、その頓珍漢さを物語る代物。
三股山荘の女将さん(十勝三股の生まれ育ちで、華やかな時代を知る数少ない生き証人)もコレにはカンカンで、かなり熱く語っておられたのだが…普段は話好きで気さくなマダムなだけに、それだけこの件に対して思うことが多いということなのだろう。


そして他に駅があったことを物語るモノと言えば、国道沿いのバス待合所。


鉄道代行バスの運行がスタートした頃に建てられたと思われる建物で、「十勝三股待合所」と、鉄道代行バスの待合所であったことを物語る表記になっている。


「駅」の文字は、士幌線の全線廃止後、この代替バスが一般路線バスになった後にはがされたのだろう。

しかし我ながら、よくこんなトコロまでBD-1で走っていったものだと…
あの頃は若かった…そして今ではチャリダーそのものまで廃業してしまっているのだが(大汗
#この近辺はヒグマがウロウロしているので、チャリでの訪問はオススメしません。


しかし士幌線が全線廃止になるまではこの待合所が歴とした駅舎だった訳で、駅舎内にはこんなアイテムも残っていた。


ちなみにDJスタンプそのものは今でも三股山荘で押印することができる。


そして糠平-十勝三股間を転換した路線バスも年々本数が削減され、平成10年の段階で、それまで朝夕の2往復だったものが、朝の糠平行きと夕方の三股行きの1日1往復に削減され、通学生の最低限の足を残すのみとなってしまったのだが、その当時の案内板が上の写真に写り込んでいたのでアップ。


その後1日1便のみとなった頃の時刻表(糠平発便)


ちなみに90年代末頃には「バス」とは言っても、車種的には「コンフォート」が使われており、実態は乗り合いタクシー。

その当時乗ったことは…ありません。何しろ三股には宿泊施設がないので、このバスに乗ってしまうと、翌朝の帰路便まで野宿確定なので…


しかしこのバスも通学生がいなくなった平成15年の段階で廃止され、その後は三国峠経由で旭川と帯広を結ぶ都市間バスが三股に停留所を設置して実質的な代行を担うことに。


この処置により、日中の時間帯で1日2往復(4便)のバスが停車することになり、公共交通でのアクセスも可能となり、実際上のバスで三股を訪れたこともあったのだが…
しかし平成22年にこのバスが1日1往復に減便されてしまい、再び帯広・糠平方面から公共交通でのアクセスが不能となってしまったのである。
(但し旭川方面からの日帰り訪問は可能…但し三股でかなり手持ち無沙汰になりそうなダイヤではあるが…)


そして都市間バスの停留所となったことから、待合所やバス停のポールも少しだけ修復されたのだが…


「十勝三股待合所」の看板は外されており、ちょっと残念。


しかしこの待合所はまだまだ現役なのではないかと。何故なら…


冬場はこんな状態なので、ここで待合所も無しにバスを待つのは無理でしょう…


と、このシリーズで最もまとまりのない今回のお話はおしまい。

まあブログの内容からは何も魅力を感じられなくとも、私が季節や交通手段を変えつつ、何度も何度も訪問していると言うことは…まあそれだけ魅力がある場所だと思っていただければ幸いです(汗


次回は旧士幌線跡に沿って南下したところにあるスポットを取り上げようかと。ただ温泉を先にするのか、アーチ橋を先にするのか、まだ未定。
ブログ一覧 | お出かけ回想 | 日記
Posted at 2013/10/04 22:10:58

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この記事へのコメント

2013年10月4日 22:45
こんばんは☆

かつては栄えていた町が、今は2世帯しか残ってないんですか…
北海道にはそういう町が多いみたいですね。

自然豊かで緑も綺麗な所ですが、少し淋しくも感じますね|ω・`)

パンフレットのような景色を直に見てみたいですね~♪
コメントへの返答
2013年10月4日 23:02
こんばんは♪

まあ「よくある」と言ってしまえばそれまでなのですが…
ここの場合、あまり「廃」な感じがしないのと、風光明媚な風景、更に前回の三股山荘が健在であるなど、意外に居心地が良いんですよ。

そうなんですよ…ここ十勝三股で撮られた写真には、パンフレットをはじめ、ため息が出るようなものが多いんですよ。
まあ写真は撮れなくても、空気感そのものが素敵な場所ですよ^^
2013年10月5日 0:03
北海道ってヨーロッパの僻地みたいな所かな、と思います。
かつて、平成になった直後、国鉄がJRになって路線が廃止され始めた後に、周遊券+レンタカーで北海道一周しました。
いまはもっと寂れているようですね・・
私は、国土保全(自然環境保全)と国防のために、北海道や山陰などの過疎地や、離島に、補助金を手厚く出してでも人に住んでもらわなければならないと考えています。
どっかの頭のオカシイ政権の人が、「林業で内需拡大」とラリった妄想を吐いていましたが、林業こそ手厚い補助金がなければ成り立たない産業です。製造業で外貨を稼ぎ、林業に補助金をつぎ込んででも国土保全をしなければなりません・・
コメントへの返答
2013年10月13日 7:53
おはようございます。
確かに北海道の僻地の寂れ具合に驚かされることも多々ありました。

僻地にも住人を…という意見には私も賛成です。
そもそも尖閣など、住人がそのまま住み続けていれば、ここまで話をややこしくすることも無かったのだと…

仰るとおりで、国土保全の観点から、林業や農業をしっかり保持していかなければなりません。
競争力云々という話ばかりになっているのが残念なところで…44loveさんのように国土保全の観点を持ち、競争力だけで考えることの限界や問題点を踏まえて、林業・農業のありかたを考えられる人があまりに少ないのが残念なところです。
学生時代に農学を囓った者として、昨今の頓珍漢な議論にはウンザリしています…
2013年10月5日 3:22
こんばんは。

何も知らずに訪れれば、「やっぱり北海道の自然はいいな」とか言って満足して終わりそうですが、NEOCAさんのようにその土地の歴史とか経緯を調べていくと素直に褒めてばかりはいられない事情があるのですね。

この間の立山登山での時に、宿が一緒になった方が「国鉄時代は良かった」「JRになってから駄目になった」と言っておられましたが、北海道って廃止路線が物凄く多いのですよね。
私はそこまで知らなかったので、詳しく話を聞いているとあまりにも衝撃的で愕然としてしまいました。
観光として訪れるには魅力がたくさんあって何度でも行きたくなる素晴らしい場所だと思いますが、実際にそこに住むとなると相当な苦労があるのだと思いました。
まあ、あまり難しくかんがえていると観光するのに暗くなってしまいそうですが、その場所ごとの歴史もしっかり調べておくと観光するのにより深みが出てくると思いました。

先月、1週間ほど立山に滞在しましたが、幸せと感じる反面もっと事前に調べておけば良かったなと思う事がたくさんありました(;´∀`;)。
コメントへの返答
2013年10月23日 23:49
こんばんは♪

まあ日本の場合、手付かずの自然というのは貴重で、何らかの形で一度は人の手の入っている事が殆どなので、歴史も含めて調べ始めると止まらなくなることが多々あります(汗

私も北海道に住んで、こうした僻地(と言っては失礼かも知れませんが)を訪れたり、更には関わりを持つ機会も多かったのですが、仰るとおり実際に暮らすとなると、ただ訪れるだけとは違って、本当に苦労があるものです。
かく言う私も、学生の頃は便利な札幌市内に住んでいて、その後郊外に住んだのですが…気候的なことから、地域との関わりなど、思いも寄らぬ大変な事柄の数々に色々と苦心したものです。

事前に下調べをしておけば、実際の旅先での着眼点を持てるというメリットがある反面、あまり調べすぎるとワクワク感が無くなってしまったりして、これまた難しいところですね。
でも現地に行かないと解らない事の方が多いですし、事前に調べられる事は、できるだけ調べておいた方が良いと思っていますよ。
2013年10月5日 7:41
おはようございます
懐かしい景色です。僕が其処にいたのはかれこれ。。。四半世紀ほど前か!?(驚 早いなぁ。19才の頃ですからバブルが弾けかけていたころですね。まだ代替のバスは運行されていてました。また行きたいなぁ。
コメントへの返答
2013年10月23日 23:53
こんばんは♪
懐かしんでいただけて、嬉しく思います。
私がココへ行くようになったのは90年代も末頃の話ですし、それ以前からの移り変わりをご存じというのはちょっと羨ましいです。
私も何回でも行きたい場所ですが…やはり今となっては少し遠いです…
2013年10月7日 12:00
こんにちは~^^

魅力があるってのは十分文章から伝わってきますよ。
NEOCAさんの文面は表現方法、言葉の使い方、
説明方法が的確で丁寧なので分かりやすいです。

北海道、10代、20代に何度か行きたいと思ってましたが
とうとう今になっても行けてません(汗
コメントへの返答
2013年10月24日 0:22
こんばんは♪

そう言っていただけると、ちょっと安心しましたよ^^
それにしても「ブログを前提としていない」回想ネタに難しさを感じる反面、最近は何気ない日常の全てを「ブログにするなら…」と考え続けていたりするんですよね…

私も北海道に住んでいたのであちこち行っていましたが、わざわざ行こうと思うとちょっと遠いですよね(汗
2013年10月10日 21:24
こんばんは~♪

いや~、愛知県の狭っ苦し~い風景ばかり見ている僕から見ますと北海道の風景は雄大で素晴らしいですよ♪
北欧やニュージーランドみたいですよ♪
昔、ニュージーランドに行った時、風景を見て『まるで、北海道みたいだ』と思いましたよ♪
ただ、北海道・・・現実には、エネルギー革命による炭鉱の衰退・・・・輸入材増加による林業衰退による過疎化で、『兵どもが夢の跡』なのですね~

士幌線の廃線・・・・・
僕は昔・・・・国鉄末期からJR化後、彼方此方路線が廃止になる度、『なんで、廃止するんだ!』とぼやいていましたよ・・・・
でも、それは『感情論』なんですよね~(・ω・)

確かに北海道は美し風景が魅力的ですが、同時に気候が厳しい共言われてますね・・・・
この為、本州のよりも鉄道施設の維持管理には膨大な費用が掛かるのは致し方ないですよね・・・・
なので、運賃費用が減ってしまうと『廃止もやむなし』と認めざるを得ませんね~(・ω・)
昨今のJR北海道の事態をニュースで聞いたりしますと(マスコミ故、バイアスも感じられますが・・・汗)、ある程度の赤字は仕方がない気もします・・・民営化の仕方が不適切だったとも思いますよ・・・
ホント、『何とかならないモノか』と感じてしまいますよ・・・(・ω・)

ところで、僕的に北海道の廃線巡りと言えば・・・・
小樽の街中を走っていた『手宮線』の廃線跡を『ほぼ踏破』が唯一だったりしますよ・・・・
現役線でさえ、まだ一部の路線しか乗ってなかったりしますよ(^_^;)

『DISCOVER⇒JAPAN』・・・懐かしいですよね~♪
・・・・・と言っても、その頃、僕は幼稚園児~小学校低学年でしたから、
リアルタイムで(シッカリ)覚えているのは・・・・
『一枚のキップから』(短期に終わってしまいましたが・・・汗)と『いい日旅立ち』からですけど・・・(大汗)
コメントへの返答
2013年12月31日 0:12
こんばんは。
お返事が大変遅くなりましたこと、お詫びいたします。

確かに都市圏と言われるところに住んでいると、こういう雄大な風景には心奪われますよね~

とは言え、北海道に住んだことがあると、“現実”を知ってしまったりもして、色々と複雑な心境になるのも事実ですね…

ついつい「冬場の安定的輸送」「地図に路線が載ることの有効性」「観光資源」などと、鉄道のプラスの側面ばかりに目が行ってしまいますが、専用の施設を必要とする以上、維持していくのは途方もないコスト(金銭面に限らず)がかかり、そう簡単に「残す」とは言えないのでしょうね。

実際、JR北海道の現行路線も、決して「赤字路線を切り捨てたから身軽」などと言う話ではなく、ほぼ全ての路線が大赤字というのが実情ですからね…

確かにJR北海道の杜撰すぎる側面は否定できませんが、一方で「コストが…」などと無理のある圧力が掛かっていたのも事実でしょうし、単純に営利企業として考えるなら、鉄道事業は廃止して、デベロッパーや商業施設の運営に撤すれば良いだけの話ですからね。
少なくともこの厳しい現状のなか、地元の足の確保という使命を背負ってここまで鉄道運営を続けて来たJR北海道は一定の評価を受けるべきでしょうし、また今回のことを負目当て踏まえて今後の北海道の公共交通のあり方を考えて行かなくてはならないのでしょうね。

こうして懐かしいアイテムが、最低限の管理をされつつ残されているというのは、本当に嬉しくなりますねぇ。

プロフィール

「データ整理は間に合わず。結局普段使用していない電話番号で新規登録する形でID連携。個人情報は特に不要。但しログインの度に普段使っていないスマホを引っ張り出して、電源を入れて・・・という状況なので、ログイン回数は激減の見込み。今後は過去データの管理用のサブとしての運用になるかと。」
何シテル?   05/24 16:23
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