先ず最初はちょっとオマケの話題から…
日本国内で売られている台湾の鉄道時刻表(同人誌扱いだが、大きな書店なら手に入る)
偶々見かけたので、わざわざ日本式に編集して、地図や編成表、運賃表まで掲載するというコダワリに敬意を示して、一冊購入。
実は台湾の鉄道時刻表は、路線が多くないこともあって…葉書を変形したようなサイズで、厚さ5mm程のものが、無料で用意されており、駅の窓口で入手可能。
またオンラインからのダウンロードも出来るので、特に買う必要もないような気もするのだが…
しかし台湾の時刻表は、優等列車(対号列車)とローカル列車(非対号列車、あるいは区間車)が別々のページに掲載されているため、乗り継ぎがある場合などに使いにくいという難点も。
その点、日本式のものは、優等列車もローカル列車も同じページに、同じ表の中に書かれているので、乗り継ぎを確認したりするのに、かなり便利。
(但し、地図上で示されているページ数が間違っていたり、誤植なのか最新の更新が反映されていないのか微妙に時間が違っていたりするので、少々注意を要するが…)
今回はそんな「優等列車とローカル列車」を乗り継いで鉱泉へ入浴に行くというお話…
台北駅から出発
立山黒部アルペンルートの広告が出ていたり
江ノ電と台鉄平渓線の提携をPRするコーナーもあり
一日乗車券の共通利用などの提携が行われているのだとか。
(※使用済みの一日乗車券を持参すれば、相手方の一日乗車券が貰える)
更に無人図書館があったり
鉄道系ショップや、前回紹介したフードコート・レストラン街もあり、鉄道に乗らなくても楽しめる駅なのだが…
今回はこんな列車に乗り込んで出発
台湾東部の花蓮-台東間の複線電化に伴い導入された日本製のTEMU2000形という振り子電車で運行される「普悠瑪号」という特急列車(自強号)
以前に花蓮まで電化開業した際に、
JR九州885系の兄弟車であるTEMU1000形が「太魯閣号」として導入されており、その実績も踏まえて、増備が検討されたものの、折りしもの円高の煽りを受けて、価格面での折り合いがつかず、しばらくの間宙に浮いてしまうことに…
(ちなみに台湾では、90年代に韓国や南ア製の車両を導入したものの、その韓国企業が台湾から早々に撤退し、アフターケア等に支障をきたし、更には故障の多発による車両不足などのトラブルに繋がる事に。そんな事情があってウォン安の時期であってもそれらの企業は入札から閉め出され、近年は日本製あるいはそのノックダウン生産車両が主に導入されている。)
そして台東までの電化開業が決まり、ようやく振り子電車の入札が行われ、TEMU1000形で実績のある日立のほか、日車が応札し、今回は日車が落札。TEMU2000形が導入される事になったという次第。
それにしても花蓮-台東間は、優等列車はそれなりに走っているものの、ローカル輸送需要がそこまであるわけでも無さそうで…
複線電化(併せて路線の付け替え等も各所で行われた)というニュースは、例えるならJR北海道が南千歳-釧路間を複線電化するくらいのインパクトがあるのではないだろうか。
ちなみに台北-台東間は、通常の特急(自強号)で5時間22分~50分の所要時間のところ、普悠瑪号は3時間30分~55分と、約2時間の時間短縮を果たしている。
そして今回は、その普悠瑪号の乗車体験を楽しむのだが…夕方前から出発という時間的な制約から台東までは行かず、途中の羅東まで1時間13分だけ乗車することに。
そして羅東から普通列車(区間車)に乗り継いで冷泉(つまり鉱泉)で有名な蘇墺を訪れることにしたい。
先ずは台北駅から普悠瑪号に乗車
太魯閣号や新幹線700T形にすら存在しなかった、乗務員用ドアが設けられているほか、「TRA」(Taiwan Railways Administration;台湾鉄路管理局、つまり台鉄)ロゴが大きく描かれているのが印象的。
また台湾の優等列車は、欧州の列車と同じで、特に自由席車/指定席車という区別が無く、「座席指定券を持つ乗客が優先」というシステム。
しかしながら「普悠瑪号」と「太魯閣号」の場合、振り子による揺れによる事故を警戒して、「無座」扱いでの乗車は認められておらず、乗車前に車掌が乗車券を確認して誤乗を防いでいる。
それでも意外に多くの乗客が「無座」で乗り込んでおり…車掌が車内を巡回し、無座の乗客を追い出してからの発車となる。
そして車内は、太魯閣号がオレンジを基調とした配色だったのに対し、こちらはインパクトの強い赤が基調。
そして車内設備も充実しており…自動販売機、車いす対応の洋式便所なども設けられ、車内案内はもうグチャグチャ
3年前の旅で乗車した太魯閣号の場合、水戸岡デザインの885系という兄弟車とどうしても比較してしまうので、「ちょっと味気ない」という評価になってしまったのだが…
普悠瑪号に関しては強力な比較対象が無いという点で救われているのかも知れない(笑
なお一部では681系ベースとも言われているものの…デザイン面はともかく、そもそも681系は振り子車両では無いなど、機能面は別物だと思うのだが…
ただ内装が全体的に…JR東日本的というか、走ルンです的というか、プラスチッキーでちょっと安っぽい印象はちょっと否めないかも知れない。
そして座席はこんな感じ
台湾の優等列車で定番の「窓側に2連のカップホルダー」という伝統は受け継がれながらも、シートバック式のテーブルも設置され、食事などには便利そう。
(※台湾の場合、新幹線と太魯閣号と普悠瑪号以外の優等列車にはシートテーブルは装備されていない)
そして車内販売も乗車しており、駅弁(暖かい状態で販売)や飲み物の他、各種普悠瑪号グッズも取り扱っており…大人用の鉄下まで売られていたのにはビックリ。
そして、ちょっと気になったのが…座席の形状。
まあ個人の体型による側面が強いのだが…枕の部分がポンと突き出ている形状で、私のようなデブの場合、強制的に首を下に向けられるというのは苦しくて仕方が無いのである。
僅か1時間強の乗車時間だったのだが、このシートに苦痛を感じてしまい…帰路は普悠瑪号を避けてしまったのだが(苦笑
普悠瑪号は台北近郊の地下区間を抜け、炭坑関係の遺構が多く見られるエリアを走り抜け、あっという間に宜蘭エリアに到達
そして定刻どおり羅東駅へと到着
ちなみに台北からの運賃は238元(≒¥865)と、乗車時間の割に格安。
ここで40分弱の待ち合わせで普通列車(区間車)に乗り継ぎとなるのだが、待ち時間もあるので、一旦外に出てみることに。
妙に鉄っぽい駅前広場
そして観光案内板(繁体字中国語)を見ていると、駅から1km程の所に「羅東林業文化園区」という林業をテーマにした公園兼資料館のような施設があり、往時の森林鉄道の車両も保存されているとのことなのだが…残念ながら既に営業時間は終了している。
まあもし営業していたとしても、往復の移動時間を含めて40分程の持ち時間では少々無理があるので、また機会を改めて訪問するしかなかっただろう。
こうして台湾でも着実に宿題は増えていく…(笑
そして駅のコンコースへ戻ると、コンビニやゲームセンターの他、普悠瑪号を象った駅弁販売所があり、目を引いている。
ここ羅東は決して大きな駅ではないのだが…台北と花蓮のちょうど中間に当たるとのことで、車内販売向け駅弁の補給基地としての役割を担っているのだとか。
(台湾の駅弁は暖かい状態で販売されるので、「出発地で大量に積み込めば良い」という訳では無い様子)
あと普悠瑪号のシートや、テーブルも設置されていて、イートインコーナーになっているのかと思いきや…食事は禁止とのことで、あくまで記念撮影用とのこと。
但し今回は…この先、普通列車での移動になり、その先の行程を勘案しても、暖かい状態で食べられそうにはないので、購入は見送り。
そして韓国製電車で運行される普通列車(区間車)で移動。
実はこの普通列車、台北を普悠瑪号の45分前に出発し、普悠瑪号の倍以上の2時間35分を掛けて羅東までやって来た電車なのである。
そして蘇墺新駅で、花蓮方面の路線と別れ、盲腸線の終着駅である蘇墺駅へと到着。
これは蘇墺-花蓮間の路線が開業した際、蘇墺駅手前の蘇墺新駅で分岐することとなり、末端の蘇墺新-蘇墺間が盲腸線になってしまったもの。日本で言うところの門司港駅のような状態なのである。(実は台湾ではよくあるパターン)
ちなみに羅東からの所要は18分、運賃20元(≒¥73)
なお台湾には遠距離逓減制などの制度はなく、運賃は距離に単純比例。なおかつ列車毎の購入となるので、台北-羅東と、羅東-蘇墺は別々に購入することになる。
また特急料金という概念もなく、優等列車の運賃は普通列車の運賃の定数倍で設定され、自強号(太魯閣号・普悠瑪号を含む特急相当の種別)は普通列車の約1.5倍となっている。
今でこそ盲腸線の末端駅だが、元々は本線の終着駅だったということもあり、駅舎は立派
ちなみに優等列車は早朝の台北方面行きと、台北方面から夜間の到着のみで、日中は専ら普通列車(区間車)が1時間に1本程度運行されるだけの閑散とした駅…
と、思いきや…駅前には小綺麗なバスターミナルがあり、台北まで高速道路経由でバスが運行されている。
まあ台北から宜蘭地域を結ぶ交通手段としては、最近開業した長大トンネルで最短距離を結ぶ高速道路の方が有利なのである。
逆に日本統治時代に作られた鉄道は遠回りを余儀なくされており…それゆえに太魯閣号や普悠瑪号と言った振り子電車による特急を導入するといった対抗策を講じているという事情もあるのである。
帰路にはそんなバスを利用してみるのも悪くないだろうと思い、バスの時刻表を貰っておこうとバスターミナルの窓口で顔を出すと、わざわざ英語の出来る係員を呼び出して対応してくれたのだが…時刻表の用意は無し。
何故なら、「5~10分間隔で運行しているので、時刻表なんて要らないわ」との事。
鉄道は1時間に1本程度で、しかも乗り継ぎを考慮しているダイヤとは言えず…
一方のバスは5~10分間隔での運行。こうして見ると、台北-蘇墺間に関しては、完全にバスが圧勝している模様。
で、街を歩くことになるのだが…「1時間に1本程度の列車がやってくる終着駅の街」と言った趣ではなく、「5~10分毎にバスが走っている街」と言った趣
そして駅からも3~4分程度で、今回のお目当てである「蘇墺冷泉」(鉱泉)へと到着
要は鉱泉で水浴びの出来る公園で、入場料だけなら70元(≒¥250)なのだが、個室での水浴びなら入場料込みで200元(≒¥730)、沸かし湯付きの個室なら300元(≒¥1090)との事なので、沸かし湯付きの個室を選択。
指さしと英単語で希望コースを伝えると、電話で空室状況を確認した上で「NOW、OK」との事で、代金を支払い、公園奥にある個室浴場を目指すことに。
公園内を歩き
泳装部と呼ばれる、水着着用の水浴び用スペースを眺め…
「蘇墺冷泉」というと、この水浴び用の冷泉を指すらしいのだが…
涼しい日で、しかも日没前という事もあってか、ズボンの裾を上げて足だけ浸けている人ばかり。
そして九州で言うところの「家族湯」的な個室浴場の建物へ到着
フロントに顔を出すと、個室まで案内してくれる
台湾の温泉では、更衣室の床がびちょびちょの土間…というパターンが多いのだが、ここは簀の子が設置され、清潔感があるのが嬉しいところ。
そして奥の浴槽が冷泉で、手前の檜風呂が沸かし湯なのだが、檜風呂にお湯は張られておらず、各自でお湯を張り、退出時には栓を抜いてくるようにとの事。
お湯が張れるまでの間、冷泉に入ろうとしたのだが…
これが思った以上に冷たく、最初は足だけ浸けるのが精一杯。
檜風呂にお湯が貯まってから、体を温めて、何とか突入できる感じだろうか。
ちなみにここの冷泉はかなりの鉄分を含んでいるのだが、個室の冷泉は沸きたての冷泉が注がれているためか、酸化が進んでおらず、色は透明。但し臭いはかなり鉄分臭を感じる。
また炭酸泉で、体に泡が付いてくるのだが…冷泉の底から、出ている泡は、金魚鉢のポンプのようなもので、あくまで演出。
また檜風呂の沸かし湯は、酸化が進んでいるのか、かなり黄土色になっている。
温度も程よくぬる目で、ゆっくり入れそうな雰囲気なのだが…
但しこの個室が使えるのは40分間。服の着脱や、お湯が貯まるまでの時間を考えると、ちょっと慌ただしいのは確か。
「倍額で80分間」…と言った交渉をしてみるのもアリかも知れないが、英語はほとんと通じないので、込み入った交渉が出来るかは不明。
こうして個室での温泉(鉱泉沸かし湯)入浴を終え、湯上がりに売店を兼ねたフロントでサイダーを購入
但しこれが鉱泉水サイダーなのか、ただのサイダーなのかは不明。
そして売店では、個室に置かれていた台湾檜の浴槽も売られていて…
3万元…日本円で10万ちょっと…一瞬、心が動きそうになったのだが…
冷静に考えて、先ず持ち帰る方法を考えなければならず、しかも自宅(賃貸)にはこんな優雅な浴槽を設置できる風呂場もなく…
仮に持ち帰って、本宅(分譲)のほうに設置したところで、檜風呂のメンテナンスを考えると…
色々、ハードルが高いことは確か。もちろん購入はせず(笑
そしてすっかり日が暮れた園内を歩き
折角なので、メインの冷泉(泳装部)にもちょっとだけ足を浸けてみることに
水が黄土色に見えているのは、鉄分によるもの。写真で見るのとは違い、実際のところは不潔感は無い。
私の他には、水着姿のカップルが2組訪れており、楽しそうに水浴びを楽しんでいる。
そして駅へと戻ると、25分程で電車があり、台北方面への特急(自強号)への接続も良いので、鉄道利用で戻ることに決定。
その特急が、デブには辛い普悠瑪号ではなく、在来型の自強号だったというのも鉄道利用に決定した大きな要因。
但し往路は台北-羅東を1時間13分で到達したところ、在来型の自強号だと1時間52分も掛かる事になる。(それなのに運賃は同じ…)
何か軽く夕食を…と思い、近辺を歩いてみることに
しかし、めぼしい店と言えばフライものの屋台(フライドチキンやポテトなど、好みの具材を指定するとその場で揚げてくれるシステム)しか見あたらず、まあ時間も少ないので、今回はティースタンドで烏龍茶だけ購入して駅へ戻ることに。
で、ティースタンドで「ノンシュガー」とリクエスト(台湾では烏龍茶にも砂糖が入っているのが普通)して…それで日本人だと見抜かれてしまい「オイシイヨ、アリガトー」とのご挨拶(笑
そして駅の待合室で烏龍茶を啜り
区間車で羅東へと移動
流石にこの時間、台北方面行きの列車はガラガラ
そして羅東で9分の待ち合わせで自強号に接続…の筈が、列車が16分遅れているとのこと。
仕方がないので、駅のコンビニでこんなものを買い(駅弁屋は既に閉店していた)
ホームで待機。コンコースの待合いの方が冷房も効いていて涼しいのだが、列車が遅れている場合、停車時間を切り詰めてくることが予想されるため、ホームで待機することに。
これは中国語の案内放送が流れたところで、理解できないため、ホームで待っているのが一番確かという判断があっての事だったのだが…
案の定、中国語の案内放送で「ホームの変更」がアナウンスされた様で…
元々のホームでビールを飲みながら待ち続けていた私のために、わざわざ駅員さんが教えに来てくれて事なきを得ることに。
結局、列車は27分遅れで到着
柴油自強号と呼ばれる、ディーゼルカーによる特急。
ちなみに
以前にも紹介したこの車両は1982年から東急車輌で生産された車両。
台東線の複線電化で、お払い箱になってもおかしくない車両なのだが、更新工事も行われており、最新鋭の電車に混じって、こうしてまだ運用が続けられている様子。
国鉄特急の雰囲気を醸しつつも、風水アーチやフットレスト付きの車内は、最近の特急と比べ重厚感を感じられる
そしてちょっと期待していたのだが…残念ながら時間帯が時間帯のためか、車内販売は無く、夕食は台北到着までお預け。
結局、遅れを回復することはなく、27分遅れのまま台北へと到着
写真を撮っていて、ふと気が付いたのだが…
この車両、運転席は半室で乗務員用ドアもないので…運転席横に凄い特等席が存在しているのである。
それにしても運転席直後のドアは非常口という扱いなのか、客扱いは行っておらず、また車内はその部分デッドスペースになっていて…とにかく日本人の感覚では謎の多い設計であることは確か。
そして切符を記念に持ち帰るため、消印を押しに行くと(台湾では使用済みの切符に自分で消印を押し、改札口で提示するとそのまま持ち帰れる)
何と、自動延着証明発行機が設置されており、折角なので延着証明も貰っておくことに^^;
そして夜の11時、台北駅へと帰還
前回も紹介した予備校街で何か夕食を…と思ったのだが…
時間が時間で、選択肢は「麦当労」(マイダンラオ;日本名マクドナルド)に「吉野家」に「和民」、その他に空いているのは「セブンイレブン」「全家」(日本名ファミリーマート)…と、全く台湾らしくない店ばかり。
少し歩いてみると、テイクアウト専門の焼き鳥店(というか炭火焼き専門店)がまだ営業していたので、何点か買い求めることに
店頭のケースから、好みの具材をカゴに選び、店の人に渡すとその場で焼いてくれるというシステム
鶏皮にナス、エリンギ、薩摩揚げなど、日本でもお馴染みの食材が多く、安心して選ぶことが出来る
但し、ソーセージだと思って選んだものが、実は「餅米の腸詰め」だったり、焼き鳥のタレがやや辛かったりと、少々意表を突かれる点もあったのだが。
(日本のそれに近い甘辛いタレなのだが、タレ瓶の底に唐辛子が1本沈んでいたのだろう。但し決して激辛という訳ではない。)
ちなみにお会計は全部(今回のブログの一番最後の写真を参照)で140元(≒¥500)。
英語は全く通じないので、スマホの電卓画面を表示して、金額を押して貰う形でお会計を済ませる。
そしてセブンイレブンに立ち寄って、何か台湾らしいもの…という発想で、お弁当コーナーにあった「椎茸と筍のお粥」と、台湾ビール+台湾フルーツビールを購入。
ここも英語は通じながったが、わかりやすく「ホットプリーズ、アンド、バッグプリーズ」と言うと何とか通じた様で、レンジで温めてくれ、レジ袋(台湾では有料)が出てくるかと思いきや…
一枚の不織布に切れ目を入れて、温めた弁当などの持ち運びに対応したものを用意してくれ…
そして「これは袋ではない」という論理なのか、袋代も無料。
そんな訳で選択肢は限られていたものの、何だかんだでホテルの部屋で優雅な夕食を楽しんだのだった。(但し焼き鳥のタレが辛口だったのは、ちょっと想定外だったが)