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NEOCAのブログ一覧

2011年10月11日 イイね!

アパッチカレーとモール温泉銭湯 北海道帯広 [お出かけ回想No.6]

アパッチカレーとモール温泉銭湯 北海道帯広 [お出かけ回想No.6] #このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。

←タイトル画像は…今回は「スーパーおおぞら」を探してみました。
撮影場所は追分駅。強風のため石勝線が運休になり、立ち往生中。
結局、この日は帯広まで辿り着けず、札幌へ戻る羽目になりましたとさ。







北海道のカレーといえば、リトルスプーンやインディアンのような、ドロドロ系が中心。

写真は帯広の「インディアン」のもの。

このドロドロさゆえに、人によって好き嫌いが分かれてしまう面もありますね…。



で、今回紹介するのは帯広の「アパッチ」

以前は帯広駅近く、藤丸デパートの向かいにあったのですが、数年前に閉店。
「もう食べられないのか…」と残念に思っていると、帯広駅から少し離れた国道38号線沿いに移転していました。


38号線を走っていて、このお店と再開したときは嬉しかったですね~


しかも移転後はジンギスカン店「どさんこ」と同居しており、昼はカレー「アパッチ」、夜はジンギスカン「どさんこ」と変化する不思議なお店になってしまいました。

それ故、店内もカオスな雰囲気…



しかも「どさんこ」と「アパッチ」は完全に切り替えられているわけではなく、「ラム丼定食」が存在したり、ジンギスカンの締めにカレー、といった相互乗り入れもあるようです。


ここのカレーは“ドロドロ系”ではなく、“さらさら系”

先ずは「インド風カレー」。普通のカレーよりもスパイスを効かせて辛口に仕上げています。


他のメニューも豊富で、しかも個性的。例えば「道~だカレー」なるメニュー。



で、移転前からこのカレー店の名物メニューがコレ。


「豚丼」です。

しかもこれまた個性的な“味噌味仕立て”。更にカレーのスパイスも隠し味に使っているとのこと。
但し、特に「辛い」とかいう事はなく、「ぶたはげ」のようにスパイスが全面に出てくることはありませんね。
個人的には“変わり種系”豚丼の筆頭だと思っています。


この「アパッチ」の場所は、国道38号線を札幌方面から走って来て、帯広駅方面へ曲がらず、そのまま走り、左手に帯広神社見て通過。
しばらくすると左手に「水光園」という公園のような林が見え、その向かい(右手)に見えています。
帯広駅から歩くと…30分では利かないですね。



で、次はこの目印として紹介した「水光園」の紹介。

一見して、公園か林のように思えるのですが、奥へ入っていくと…


小綺麗なスーパー銭湯風の温泉施設があります。
2003年の段階では、まだ古めかしい体育館というか、昔ながらのヘルスセンターのようなレトロな温泉だったのですが、近年小綺麗に建て替えられました。

内部も近代的で清潔。露天風呂まである立派な施設で、帯広市内の温泉でも一押しの施設です。
ただ結構賑わっているので、内部の写真はありません。しかし森の中にあるので、露天風呂など気持ちいいですね~

で、どんな泉質かというと…もう少し後で^^v



先に帯広市内の温泉をもう一件紹介したいと思います。


「アサヒ湯」という銭湯。帯広駅から東へ徒歩10分程度でしょうか。
水光園と違って、列車利用でも気軽に利用できますね。

ここは数年前に閉鎖され、その後オーナーが代わり、大改装されて再オープンしています。
但しタイルやサッシなど、目に見える装飾材は全て交換されたので、小綺麗になり、気持ちよく利用できます。


で、浴槽はこんな感じ。


装飾材は全て交換されても、間取りは全く変わっていないので、昔ながらのシンプルな浴室です。


で、注目点は「お湯の色」。

真っ茶色ですよね…これが十勝地方の「モール温泉」とよばれる湯。
太古の昔に植物が地中に埋まり、その成分が地下水に溶け出してできた植物性・有機性温泉で、結構レアな温泉です。

現地では「ドイツのバーデンバーデンと、ここ十勝だけの“世界唯二”」と謳っています。
ただ実際には、大分県や神奈川県、また北海道でも鶴居村などにも存在していますが…

で、植物性なので、お肌がツルツルになります。独特の色合いや臭いもまた素晴らしいですね。
ただ、そのつるつる感も、香りも、全てが普通の温泉とは全く違っていて、普通の物差しでは筆舌に尽くしがたいものがあります。



で、十勝にはこのモール温泉が多く、温泉地としては音更町の十勝川温泉が有名なのですが、帯広市内の源泉のほうが成分が濃いと評判。

前者の「水光園」では広々とした開放的な温泉を楽しめ、後者の「アサヒ湯」では地元人々に混じって、銭湯気分で温泉を楽しむ…どちらも甲乙付けがたいですね。



また機会に、帯広市内でモール温泉を楽しめるホテルなども紹介したいと思っています。
Posted at 2011/10/11 20:37:08 | コメント(8) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2011年10月09日 イイね!

十勝の豚丼 北海道十勝 [お出かけ回想No.5]

十勝の豚丼 北海道十勝 [お出かけ回想No.5]#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。

昨日のブログで豚丼の話題が出たついでに、今回豚丼の本場・北海道十勝のお気に入り豚丼店の紹介をしたいと思います。

←タイトル画像は…十勝へ行くときによく利用したJR北海道の特急「とかち」です。



まずは1番のお気に入り店である「ぶたはげ」


場所は帯広駅1Fエスタ内。恐ろしく便利な立地です。
ただ店はやや小さめ。しかし“満席”はあっても“行列”は先ず無いので、安心して利用できます。


ここのお店は“網焼き系”


ちなみに十勝の豚丼には大きく分けて「網焼き」のお店と「フライパン焼き」のお店に分かれます。
例えるなら、前者が「蒲焼き」の親戚、後者が「生姜焼き」の親戚、といった感じでしょうか。


で、肝心の豚丼の画像ですが…


何故かテイクアウトの弁当の写真しか出てきませんでした。
ここのお店は場所が良いこともあり、テイクアウトして列車に持ち込んだり、仕事が長引いて閉店間際の訪店になっても「テイクアウトなら…」と作ってくださることも多く、何だかんだでよくテイクアウトしていました。

このお店の豚丼の特徴は、スパイスとグリーンピース。
後者はともかく、前者は甘辛のタレの味に“ピリッ”とした味を加え、良い感じで豚丼を引き立てています。
…というか、この絶妙なスパイス加減がこの店が一番のお気に入りとなっている原動力。(他にも立地の良さもありますね)
なお、このスパイスは決して“激辛”の類ではないので、ご安心を。

なおこの「ぶたはげ」は旧店名を「はげ天」と言い、帯広市内に何店舗もある「はげ天」グループ(?)の中の「豚丼専門店」という扱い。

駅近くの本店(?)や、長崎屋や藤丸デパートの中にも店舗があり、豚丼も取り扱っていますので、興味のある方は試されては如何でしょうか。
ただフランチャイズや支店といった感じではなく、暖簾分けのようなシステムなのか、店によりかなり個性が違ってきます。
特に藤丸内の店舗は個人的に穴場だと思います。
ただ長崎屋内の店舗に関しては…みんカラお友達の妙延寺さんのレポートがあります。



そして個人的に次点のお店である「たむら」


場所は、帯広駅から車で真っ直ぐ北上し、十勝大橋を越えて音更町へ入り、そのまま国道241号(バイパスではない)を走り続けて、木野の市街地を過ぎ、右手にコカコーラの工場(?)が見えたら、向かい(左手)にあります。
但し帯広方面からだと、やや死角になっているので、右手のコカコーラや、隣のGS(勝運石油)を目印にすると良いかと思います。

ちなみに気になって、地図で計測してみると…帯広駅から約5kmでした。

ここの難点は…駐車場が狭いことでしょうか。
懐かしのエクス君や、レアな“ホンダ車”が止まっていますね。


で、ここの豚丼の写真もテイクアウトのもの。


ここのお店に関しては、近くにお気に入りの場所があり、テイクアウトして、そこで食べる…というパターンが多かったので。
ちなみに、“お気に入りの場所”というのは「十勝牧場」という場所なのですが…また近々このシリーズで紹介すべく、準備を進めています。


ここの豚丼は、上の「ぶたはげ」と同じ“網焼き系”

但し「ぶたはげ」のような、スパイスは無く、オーソドックスにタレだけで勝負!といった感じ。
よく言えば「奇をてらわない」ストレートな網焼き豚丼なのだが、「ぶたはげ」のスパイスの絶妙さの前に、僅差で次点になってしまった…そんな感じでしょうか。



他にも“網焼き系”の店としては、帯広駅前の行列の出来る店が有名ですが…こちらの写真は全く無く、レポートできません。が、しかしこちらも妙延寺さんがレポートしてくださっています。

個人的には、今回紹介したお気に入りの2店舗と遜色のない味で、「名物に旨いもの無し」といった事はない、確かなお店だと思うのですが、やはり混雑具合が痛いですね。



そして“フライパン系”のお店といえば…真っ黒なタレのお店、料金が百万円単位(笑)のお店など、個性派揃いなのですが、今回はちょっと変化球で。


帯広駅から車で1時間強、北十勝の糠平(ぬかびら)温泉にある、「ビストロふうか」というお店。


見ての通り、ハンバーグやスープカレーなどの洋食がメインのお店です。


しかしメニューに豚丼もあり…


野菜タップリのフライパン系豚丼が味わえます。
何だかちょっと上品すぎる感じもしますが、コレはコレで個性派の美味しさがあります。


糠平温泉には、かつて「みはる」という豚丼店があり、ジューシーさを追い求める網焼き系のお店が多い中、豚肉の持つ「サクッ」とした食感を活かした個性的な豚丼を提供していたのですが、残念ながら既に閉店。
更に「あかちょうちん」という、料理とラーメンの美味しい居酒屋(!?)もあったのですが、そちらも閉店してしまいました。(特に豆腐料理のお出汁が絶品だった)

そんなこんなで外食店がほとんど無くなってしまった糠平温泉なのですが、シーズンオフには宿も“素泊まり専門”になるところが多く、この「ビストロふうか」さんの開店は嬉しい限りですね。

そういえば近隣(といっても20kmくらい離れるのだが)の十勝三股にある「三股山荘」も、オーナー夫婦がお年を召されたため年々メニューを縮小しており(奥様談)、この辺りの外食事情は厳しくなっていますね…



他にも「ぶたはげ」と同じ“スパイスの効いた”豚丼のお店として、“カレー屋さんで食べる豚丼”といった変化球もあるのですが、こちらはカレーメニューや向かいにある温泉施設とセットで、別途ご紹介したいと思います。




で、最後に毒を吐きます。(読みたくない方は飛ばしてください)

少なくとも、今回のブログを見ていただいた方には、「『豚丼』ってネーミング、吉野家のパクリでしょ?」などと、間違った認識を持って欲しくないという思いもあり、敢えて書いておきます。


数年前、BSE問題で米国産牛肉が入手できなくなった際に、各牛丼店が豚肉を使った“代用丼”を提供していた時の話。

松屋フーズは「豚めし」(ぶためし)、すき家は「豚丼」(とんどん)、なか卯は「豚どんぶり」と、ストレートに「豚丼」(ぶたどん)とは名乗ってはいなかったのだが、最後の最後に遅れて出してきた吉野家が、何を考えたのか、すきやき牛丼風の代用丼を“豚丼”(ぶたどん)と銘打って発売。

松屋は「牛めし」のネーミングに従って「豚めし」としたのだろうが、他社はそれなりに配慮のあるネーミングにしていたにも関わらず、である。

その時の新聞記事より(リンク)
 吉野家ディー・アンド・シーの企画室広報部は「帯広に有名な豚丼があることは知っていたが、当社の商品とはまったくの別物で、念頭にはなかった。名称については牛だから牛丼、豚だから豚丼と単純に付けただけ」と話している。

知っていたが…念頭にはなかった。」何という酷い言い訳。「お前は、どこぞの大陸企業か!!」と問い詰めたくなるような醜さ。
「十勝の豚丼の存在を知らず、ネーミングを決めてしまった。申し訳なく思っている。ただ弊社の見解では“豚丼”は一般的な名称にあたると思うので…」とでも言うのなら、まだ話はわかるのだが。


何より許せないのが、牛丼がレギュラーメニューに復帰した今日でも、この自称“豚丼”なる代用丼を売り続けていること。
なか卯やすき家が豚肉による代用丼を「牛丼の代替品の役目を終えた」「主力の牛丼とカレーを値下げするため」として発売停止するなか、「知っていたが…念頭にはなかった。」と失礼極まりない言い訳をしている“豚丼”と名付けた代用丼を、牛丼を再び提供できるようになった今でもそのまま売り続けている無神経さには呆れ返ります。せめて“吉野家風”と冠するなどのネーミングにすれば良いものを…


更に代用丼と区別するために、本場の豚丼がわざわざ「十勝豚丼」のような名乗りをすることが一般的になってしまっているのも、悲しいものです。

吉野家の代用丼が、牛丼の味に親しんだ顧客のために、工夫し生み出された商品であることは否定しませんが、その代用丼が必ずしも適切とは言えないネーミングで広く知られるようになり、歴史ある豚丼が「“偽”豚丼」呼ばわりされることだけはあって欲しくありません。


#余談ですが、私は吉野家で忌まわしいネーミングの代用丼を注文したことはありませんし、BSE騒動の後は牛丼も一切食べていません。
#そうなると朝食と定食くらいしか食べるものがありませんし、吉野家は年に一回も行かなくなりました。(今年は香港で鶏肉丼を食べただけ、昨年は一切利用せず、一昨年も朝食で1回利用しただけ)
Posted at 2011/10/09 17:34:35 | コメント(7) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2011年10月05日 イイね!

旧・神居古潭駅 北海道旭川 [お出かけ回想No.4]

旧・神居古潭駅 北海道旭川 [お出かけ回想No.4] #このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。

←定番のこのシリーズも今回で一段落。
今回は789本目のブログと言うことで、JR北海道789系の写真を探してみました。

上が青森-函館間の「スーパー白鳥」(現在は新青森発着)
下が札幌-旭川間の「スーパーかむい」(「快速エアポート」として新千歳空港まで直通運転)

しかも懐かしの旭川“地上”駅ですね。




で、今回はタイトル画像とも少しは関係のあるネタです。

北海道は旭川市の旧・神居古潭駅(かむいこたん)です。

昭和44年に函館本線の電化・複線化が行われ、その際に新線に付け替えられたため、廃駅となった駅です。
そして、その電化・複線の新線を走っているのが上の「スーパーかむい」です。
また、“かむい”のネーミングの由来はこの神居古潭でもありますね。


国道12号線で神居古潭トンネルへ入らず、旧道へ入っていき、川向かいに旧駅が存在しています。
なお2001年当時はバスもあったのですが、今でも運行されているかは不明です。


旧駅へと渡る橋


橋の上から川を眺める



旧・神居古潭駅舎


明治43年の建築で、旭川市の指定文化財として保存されています。

「典型的な小規模駅舎建築で、下屋柱頭装飾など明治期の、西洋建築意匠導入時の特徴を残す数少ない現存例」 (旭川市ホームページより)


旧線路跡はサイクリングロードに


ちなみに、駅舎はサイクリングロードの休憩所という位置づけです。


駅名標



構内に保存されているSL群


上の写真をトリミング


ちなみに、この「C57 201」はC57のラストナンバー機。


ちょうど10年前の今頃でしょうか。秋らしい風情が感じられます。

ちなみに今回の写真(789系以外)は全て原版がネガフィルム。(…なので詳しい日付がわからない)
当時、デジタル機の性能はまだまだ。デジタルで撮った写真が残念な感じのものが多いです。

しかしフィルムで撮影していた画像は、多少色あせてはいても、独特の滑らかさも相まって、今見てみても唸らせてくれます。(もちろん腕は10年分未熟ですが…)
「フィルムって良いなぁ~」とつくづく思いますね。
Posted at 2011/10/05 20:58:53 | コメント(6) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記
2011年10月04日 イイね!

のと鉄道と御陣乗太鼓

今回は、周遊券の末裔である周遊きっぷ「加賀・能登ゾーン」をチョイス。

このゾーン券の場合、JR線(ゾーン内の特急自由席を含む)だけでなく、のと鉄道の和倉温泉-穴水間や、旧のと鉄道の廃線代替バスの穴水-輪島・宇出津間、更には金沢市内のバス(¥200~¥230の均一区間、兼六園シャトル、城下まち金沢周遊バス)まで乗れて\4300と細々した運賃が含まれていることを考えるとお得だろう。

ちなみにアプローチ券は往復とも大阪市内から、ごく普通の湖西線経由でゾーン入口の加賀温泉まで。20%割引の\3110。往復アプローチ券とゾーン券で合計\10520である。
(周遊きっぷについての詳しい説明は割愛するので、興味のある方はネットで検索ください。)


新大阪駅から特急サンダーバードで出発。


あまり良い写真でないので、後日和倉温泉駅で撮影した画像も…


どうして新大阪からかというと…特急券を新神戸からの乗り継ぎで買ったため。
(但し新神戸-新大阪間は実際には乗車せず。細かい説明は省略しますが、詳しい人ならすぐに…笑)


車内。デビュー当時は斬新な感じだったのだが、流石に十数年を経ると、やや草臥れはじめている感じも受ける。



そして駅弁の昼食。


大阪市内の駅で駅弁を販売していた水了軒が倒産し、現在では神戸市内の駅で駅弁を扱っていた「淡路屋」が大阪へも進出しており、今回はその淡路屋の「栗・松茸・牛肉 満載栗めし」という駅弁。

全体的に関西らしかぬ、しっかりとした味付け。秋の味覚を一堂に楽しめるのがポイント。
そして淡路屋らしく、しっかり牛肉が入っているのも素晴らしい。


特急サンダーバードは、金沢(正確には津幡)から七尾線に入り、和倉温泉駅までの直通運転。

今回は和倉温泉の一駅手前の七尾駅で、のと鉄道の穴水行きに乗り換え。


ちなみにのと鉄道とはJRから能登半島のローカル線を転換した第三セクター鉄道である。
しかし転換後も赤字のため、穴水-輪島間と、穴水-蛸島間を廃止し、現在は能登半島の付け根の七尾-和倉温泉-穴水間だけを運行している。なお七尾-和倉温泉間はJR西日本との共用区間となっている。


車内には女性車掌が乗務しており、検札や「海が見える右側の席がお勧めです!」といった案内放送、更には観光客には積極的に話しかけてコミュニケーションを図るなど、非常に好感の持てるサービスである。


ただ通常の「次は○○です」といった、車内アナウンスは自動放送。

しかし普通の車内放送ではなく、何かのアニメの声優さん達が、アニメの設定で会話しながら案内するという形式。
好きな人には堪らないのかも知れないが、どうしても茶番的なやりとり(「私たちが(アニメの中で)いつも通学に使っている駅のモデルなんですよぉ~」「へぇ~そうなんだぁ~」といった具合)が長くなってしまい、肝心の要点が分かり難いのが難点だろうか。

ただ地元の人からすると…向かいの席に座ったお爺さんに言わせれば「キンキンうるさい」と迷惑顔。車内放送が入る度に顔をしかめて、耳を塞いでいた。
アニメそのものや、声優、あるいはアニメ趣味を否定するつもりは毛頭無いのだが、正直な感想を言うと、公共交通であることを考えると、ちょっとやり過ぎ。

一回乗っただけの私でも、聞いたこともないキャラクターの長々した車内放送に「?」と感じるのだから、毎日聞かされると堪ったものではないだろう。
イベント列車などで乗車層が絞られるならともかく、一般列車の場合は、声優を使うにしても、茶番は無しにして、要点に絞った放送内容にすべきだろう。


話を元に戻して、車窓の景色を楽しみながら、鉄道の旅は続いていく。

まず能登中島駅構内に保存されている郵便車。


そして車窓には海を見ながら、北上を続ける。

(帰路の写真なので、お天気が悪いです)


そして穴水駅に到着。



今でこそ終着駅だが、かつては能登半島北部の輪島方面と、能登半島東部の蛸島方面の2路線が分岐する駅であり、のと鉄道の運行拠点だったこともあり、構内は随分と広い。



そしてかつての蛸島方面ホームに使われていた車両が保存されている。




最初に能登へ来たときはまだ輪島・蛸島方面とも鉄道が健在であり、その後再訪したときには輪島方面が既に廃止、そして今回の訪問してみると、蛸島方面までもが廃止になっており、穴水駅は単なる終着駅に。ちょっと寂しい限りである。

おまけ:かつての終着駅・蛸島駅(2004年9月撮影)



そして今回は輪島方面の鉄道代行バスで輪島へと向かう。


バス運転手同士の雑談に花が咲き、出発時間を少し過ぎてから、あわてて出発するなど、まあノンビリとした雰囲気。

ちなみに乗客は私を入れて2名と、途中から1名乗ってきて、合計3名。これでは鉄道を維持するのも困難なわけである。

ちなみに前回輪島を訪れたのは、まだ鉄道が健在な頃であり、穴水-輪島間の鉄道の廃線が2001年であることを考えると、もう10年以上前の話ということになる。


バスは能登空港など、あちこち脇道に逸れて寄り道をしながら、終点の「輪島駅前」へと到着。


鉄道が廃線になった今、かつての輪島駅は道の駅として整備されている。
そういえば途中に経由した能登空港も道の駅を兼ねて整備されていた。


道の駅輪島の愛称は「ぷらっと訪夢」(プラットホーム)



そして道の駅の一角にはかつての駅をイメージした空間が設けられている。



輪島駅名物だった(次の駅)「シベリア」の落書きもそのまま再現されている。


道の駅で行われていたLEDライトアップテスト(?)



そしてもうすっかり暗くなり始めた輪島の街を歩き、今晩の宿へ向かう。



今回、輪島でお世話になった宿は「ペンションかもめ」

(後日撮影。左端の建物)

ペンションとのことだが、実態は喫茶店に併設された民宿。親切で気っ風の良い女将さんが切り盛りしている。

全6室というこぢんまりとした宿だが、建物は新しく快適である。

廊下



ここの客室はBTなしのシングルとダブル、そしてBT付きのツインの3種類。
今回はダブルルームを予約していたのだが、空きがあると言うことでBT付きのツインルームにアップグレードしてくれた。


ちなみに1泊2食付きで\7800。
写真のような綺麗な館内に、一通りのアメニティもついており、後述するような豪華な食事がついてくることを考えると、かなり大当たりの宿と言えるだろう。


そして今回はここに2泊滞在したのだが、2日とも豪華な夕食で楽しませてくれた。

1泊目


2泊目


やはり能登ということで、海の幸が素晴らしい。
特にお刺身の脂の乗りが半端ではなく、気分が悪くなりそうなほど。(もちろん本当に気分が悪くなったわけではないので、念のため)


そして地酒や地ビールも用意されており、今回は「旅先特例」で地ビールも楽しんだ。(尿酸値高のため、普段は禁ビール中)


地酒は女将さんオススメの「能登冷酒」が用意されているが、「特にご指名の銘柄があるのなら、向かいの酒屋からすぐに取り寄せます。」という気の利いたサービスも。


ちなみに後日この“向かいの酒屋”でお土産用に地酒を買い求めたのだが、“輪島のお酒”に拘った品揃えで、日本酒談義や試飲も交えて、随分楽しませてもらった。

なお「能登と言えば『宗玄』ばかりが有名ですが、もっと美味しいお酒がいっぱいあるんですよ!!」とのこと。
個人的には「宗玄」でもかなり高評価なのだが、それを越える日本酒がいっぱいあるとは“能登半島恐るべし”である。
なおこれらのお酒については、また「今日の晩酌」シリーズで紹介することにしたい。


そして順番は前後するが、「ペンションかもめ」の朝食も紹介しておきたい。



夕食後は、先ほどバスを降りた道の駅輪島で伝統芸能「御陣乗太鼓」の演奏会があるということで足を運んでみることに。(ちなみに無料)

夜の輪島の街を歩いていく。



道の駅のタクシー乗り場が即席の舞台に。



まずは御陣乗太鼓の由来の解説。


「上杉謙信の大軍が能登を攻めた際、兵数で劣勢の能登の住民が、面を被り、海草をカツラにし、太鼓を叩いて夜襲をかけたところ、上杉軍は化け物の襲撃と勘違いし、大混乱した。」といういわれのある太鼓ということだ。


そんな御陣乗太鼓の演奏がスタート。


基本は2人1組で、1人がリズムを叩き、もう1人がパフォーマンスを交えた派手な演奏をする、というパターン。

ただし出演者は固定されておらず、入れ替わり立ち替わりで、舞台上には常時2名(交代時には3名)体制である。





そして最後には全員が整列。


常時2~3名しか舞台に出ていなかったため、最後にこの人数をみてちょっと驚いてしまった。

なおこの後は出演者と並んでの記念撮影のサービスも行われている。


御陣乗太鼓の後は徒歩数分のホテルメルカートへ。


このホテルには輪島温泉「長山の湯」が設けられており、¥700で入浴することができる。
他の入浴客がいたので、写真はないのだが、窓のない大浴場でいかにもビジネスホテルの大浴場といった雰囲気。
近代的な施設で全体的に特に問題は無いのだが、肝心のお湯も含めて、それ以上でもなくそれ以下でもなく…まあそんな感じの浴場であった。


舳倉島編へとつづく
Posted at 2011/10/04 18:43:35 | コメント(9) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年10月03日 イイね!

吹上温泉 みどり荘 鹿児島県日置市 [お出かけ回想No.3]

吹上温泉 みどり荘 鹿児島県日置市 [お出かけ回想No.3]#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。


←まずは定番の…今回は787本目のブログなので、JR九州787系の写真を探してみました。

どちらも今となっては懐かしの在来線「つばめ」

上:リレーつばめ 2010年9月 博多
下:ドリームつばめ グリーン車内 2001年9月 西鹿児島(現:鹿児島中央)


以前はよく「九州ニューワイド周遊券」、その後は「九州豪遊券」を利用して九州内の夜行列車である「ドリームつばめ」「ドリームにちりん」を宿代わりに九州内を旅していました。

ちなみに「九州ワイド周遊券」や、今でも現役の「周遊きっぷ 九州ゾーン」を使わないのは、九州までの往復にJR線以外を組み込めないため。
昔の「一般周遊券」の延長にあった「ニューワイド周遊券」はJR以外の路線も往復に組み込めたため、「大阪高知特急フェリー夜行便→高知→JR・土佐くろしお鉄道→八幡浜→宇和島運輸フェリー夜行便→別府」などという経路も可能(しかも割引あり)という優れものだったのです…まあ今となっては古き良き時代の思い出に過ぎないのですが(泣


で、今回は787系繋がりで、北海道を離れて九州関係のネタを…

鹿児島県は薩摩半島の吹上温泉「みどり荘」です。

(今回、古い写真なので画質等はご容赦を)

ここの特徴は…庭園内に点在する浴場。


まずは露天風呂


そして違う源泉の内風呂


宿泊したことは無いのだが、客室も離れになっており、庭園内に点在するという贅沢な造り。
但し宿泊客がいない日は日帰り営業を早めに終了してしまうこともあるのだとか。

泉質は折り紙付き。温泉天国の鹿児島でも一級ではないでしょうか。


この日は枕崎からよく来ているというおじさんと2人で貸し切り。
芋焼酎談義に花が咲き、近くの美味しいお店も教えていただきました。


華龍閣という街の中華料理店(…というかラーメン屋?)さん。
リーズナブルな価格で、しかも全体的にサッパリとした味わいで美味しいお店です。

で、ここの一押しがこの白切鶏。


要は「蒸し鶏」なのですが、サッパリとした味なのに、それでいて程よい弾力感もあり、絶妙なバランスが素晴らしい。

但し添えられているカラシと生タマネギのコンビがピリピリし過ぎ…(まあこれは個人的好みの問題ですが)
2回目に訪問したときには、確かタマネギを茹でて貰ったか何かしてもらった記憶があるのですが、詳細までは覚えていません。(何せ10年ほど前の話ですから)

他にもラーメンや中華料理の単品を頼んだこともあるのですが、どれもシンプルでサッパリした味付けで、実に美味しい。
味の濃さで誤魔化すのではなく、食材の持つ歯ごたえやもちもち感を活かして、シンプルな味付けでそれを引き立てている…そんな感じのお店です。

そんなこんなですっかりお気に入り。
決して便が良い訳でもないのに、何年かのインターバルで数回通っているお店です。
Posted at 2011/10/03 19:56:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記

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何シテル?   11/03 17:09
タイトルの通り、旅と温泉と酒などを愛するNEOCAといいます。気がつけば、みんカラも20年目になってしまいました。 今年から仕事上で大きな変化が起きて、少し余...
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