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NEOCAのブログ一覧

2024年09月03日 イイね!

稚内でペンギンを見た話

#「札幌でペンギンを見た話(申し訳ありません、みん友さん限定です)の続きです


引き続き豊富から宗谷本線の普通列車で移動し



抜海を過ぎた後、宗谷本線全体の中で一瞬だけ日本海が見える場所を走行するが、残念ながら利尻富士は見えない


初めて稚内を訪れた時、夜行急行「利尻」で目が覚めると目の前に雄大な利尻富士が見えていて大いに感動したことを鮮明に覚えているのだが・・・それも私がまだ高校生だった大昔の話(大汗





そして稚内駅に到着


The国鉄といった感じの箱形駅舎も今は昔、今では道の駅の片隅に1面1線だけの簡素な設備に縮小されてしまっている(そういえば最後の夕張駅もこんな感じだったかなぁ)


昔、駅の入口に誇らしく掲げられていた「日本最北端 稚内驛」の木札はホームに移されて健在






おまけ:ふと思い立って古い写真を探してみると、平成中期の稚内駅舎の写真を発見







おまけはさて置き、話を稚内駅に戻すと、改札口には「15時以降は切符を集札箱に」という案内があるものの、今はまだ12時過ぎ
かといって改札には誰もおらず、窓口があるわけでもなく、数m離れた所にみどりの窓口があるだけだが接客対応中・・・と、そんな調子


駅舎内からホームを見る



かつての駅舎は駅前広場になっており、旧駅の車止めがそのままの位置に残されている


つまり宗谷本線は若干短くなってしまったという事なのだが・・・


改めて駅舎内を見渡してみると



道の駅の特産品コーナーの一角に暖簾が掛かっている


実はこの店、昔から稚内駅の駅舎内にある(上の平成中期の写真でも左の方に写っている)ラーメン店で、稚内駅の駅弁販売業者でもあるという有名店

まあ、昔の話ではあるのだが・・・悪い意味で昭和の観光地食堂の雰囲気をプンプン残していて、味やメニューはともかく、店のおばさんの「観光客に食べさせる」感と、とにかく強気な価格設定(平成初期の段階で殆どのラーメンが千円超えだった気が・・・)ばかりが印象に残ってしまっているお店
しかし一見の観光客向けに利便性の高い場所で、ラーメンなどの気楽なメニューながらエビや帆立などの特産品も少々トッピングに取り入れて、それを「強気」で済ませられる程度の絶妙な価格で出す・・・商売人としてはいい線を突いているのかも知れない

とは言え、20世紀の観光地食堂としてはスタンダードで、逆に今とは違って地元の名産を手軽に食べさせる店も少なかったので重宝されたのも事実だろう
そんな訳で良い思い出だったかどうかは別にして、旧駅舎時代の記憶が残る店が現役で続いているという事にちょっと感動


そしてここにも楽しげなマンホールが存在







すっかり変わってしまった稚内駅の観察(?)を終え、昼食を求めて周囲を歩いて見るも・・・


かつて観光客で賑わい、カニ族向け・・・いやそこまで古くはないのだがバックパッカー向けの安宿や北海道っぽい物を食べさせる観光客向けの飲食店が犇めいていた界隈も、今ではガランとしている


結局駅前のバスロータリーに面したラーメン屋の暖簾をくぐる事に



感じの良いご夫婦が切り盛りしている大変清潔なお店なのだが、ラーメンの味の方もなかなかで・・・北海道の定番のラードたっぷりの熱いスープ+稚内の定番の塩味という組み合わせなのだが、奇を衒うことなく、シンプルに定番を極めた感じで、コレは大当たり
まあ奇を衒った部分無いので、感想を書くのは難しいのだが、オーソドックスを極めた味、といったところだろうか





そして目の前のバスターミナルから十数分バスに揺られ

こんなバス停で下車


稚内市街の外れにあるノシャップ岬である
「稚内まで来たのなら、(他国に占拠されている地域を除いて)日本最北端の宗谷岬へ行けよ」と言われそうなのだが、何せ北海道在住経験もあって、実は宗谷岬もノシャップ岬も何度も足を運んでいるスポット
しかし実はまだ行ったことのなかったスポットがノシャップにあることに気がつき、今回はそちらへ行ってみることにした次第


先ずはバス停の目の前の神社に参拝してから



10分程歩いてノシャップ岬へ



残念ながら利尻富士は見えず



そしてこのアタリで目立つ建造物といえば・・・



何の変哲も無い灯台で、稚内灯台と呼ばれているのだが・・・


実はこの灯台が北海道で一番高い灯台であったという事実を初めて知ることに(大汗

ただ残念ながら内部公開はされていない灯台


そしてここにもユニークなマンホールが






で、すぐ横に今まで来たことがなかったスポットが存在


稚内市立ノシャップ寒流水族館+稚内市青少年科学館である
ノシャップ岬へは足を運んでも、車だと岬だけサッと見て次のスポットへ移動してしまいがちで、実はこれらの施設(同一敷地で共通券)に入場したことがなかったのである


そんな訳で今回敢えて入場してみることにした次第

先ずは寒流水族館から



冬場はショーは行われていないのだが、たまたま訓練をしている最中だったので、お邪魔にならない範囲でそっと拝見させていただく



そして生き物なのだが

屋外水槽に海獣類




そして何気に今回のお目当てだったフンボルトペンギン



この旅の直前に見たマゼランペンギン(申し訳ありません、みん友さん限定です)とは「嘴が太くて長い」程度にしか違わない近縁種にあたるペンギン
(両種の交雑もよく知られており、実は同種なのではないかという説もあるらしい)

実は旅に出る前はここの水族館へ来る予定はなかったのだが、前日に札幌でペンギンを見たとき(申し訳ありません、みん友さん限定です)に、道内の水族館でのペンギンの飼育状況についても触れられており、ここの水族館にフンボルトペンギンが居ると知り、急遽稚内滞在中の予定に組み入れた次第


そしてそれ以外の水槽は・・・



ニモなんかも居るには居るのだが・・・



何だか完全に開き直ったような、食用種中心のラインナップ(笑)








そして同じ敷地内にある青少年科学館へ



なかなかレトロな施設なのだが・・・大らかな時代を思い出させる壁画(今となっては公営施設としては大胆の極みかも)^^;




で、展示の方は大きく3本だて

先ずは手作り感溢れる「科学の不思議」的なコーナー



次に宗谷地区でもよく見かける風力発電などを軸とした「エネルギー」のコーナー



そして最後に目玉となっているのが「南極探検隊」のコーナー



更に別棟にも南極探検隊関係の展示が続く(駐車場の倉庫を改造したようなスペースで、本館からの動線も業務用通路を通って駐車場に出る必要があるなど、後付け感満載)




この科学館、全体的に予算の厳しさが手に取るように見えている反面、色々と手作りで精一杯創意工夫していこうという取り組みも同時に伝わってきて好感が持てるところ
また係員も皆、親切かつ丁寧で、ハード面もソフト面も「なかなかに好印象」というのが私の感想





そして更にバスに乗り、稚内市外から山を隔てた反対側にあたる日本海沿いを南下



そしてこんな施設で下車


「日本最北の温泉」を謳う稚内温泉「童夢」という公営温泉施設

北海道滞在中に散々温泉には足を運んでいたのだが・・・「交通事情は悪くとも泉質の良い温泉」が多数あるがゆえに、こうした源泉掛け流しでない箱物系温泉にはなかなか足が向かず、訪問せず仕舞いだったのである
(北海道内は行き尽くしたような気分になってはいるのだが、こうして探してみると何かと漏れが見つかるのである)


そんな訳で日本最北の温泉に入浴(流石に写真はないので、公式サイトのキャプチャで)



そして自販機にはタオルや歯ブラシと並んで、ちゃっかり最北端の温泉の「入浴証明書」まで売られている


まあラミネートで手作りしたような簡単な物ではあるのだが、ついつい記念にと買ってしまう

まあ泉質云々を求める温泉ではないのだが、清掃スタッフが巡回し清潔、開放感のある広い施設など、公営温泉施設としてのポイントはかなり高いと言えるだろう
またスタッフの方々も親切で、私がバスで到着した様子を見ていて、帰りのバスを丁寧に案内してくれ、出発時間だけでなく、経由地により料金が異なることなども踏まえて案内してくれるなど、非常に好感の持てる対応
先ほどの水族館・科学館もそうだったのだが、稚内市営の施設は全体的にとにかくきちんとしていて丁寧な印象





実はバス料金的には先ほど通ってきた道を戻るノシャップ経由のバスの方が安いのだが・・・
本数が限られていることもあり、入浴時間を鑑みて適当な便であるという点と、同じ道を戻るのは面白くないという個人的な趣向もあって、このまま日本海沿いに南下を続け、反時計回りに一周する形で稚内市街へと戻るバスを利用

バスは先ほど宗谷本線から日本海を眺めた(利尻富士は見えなかった)場所の手前まで海沿いを南下し、そこから一気に標高を上げて峠越えで市街地へと戻っていくのだが、今回も利尻富士は姿を見せておらず、山裾だけ・・・






そして稚内駅までは戻らず、少し手前の市街地のバス停で下車

近くのセイコーマートで買い物をしてから、今宵の宿にチェックイン


ご夫婦が営む昔ながらの民宿が建て替えられてビジネスホテル風になった感じで、観光客よりも仕事で来ている人がメインのようなお宿
実はここの宿、北海道在住時代から何かとよく利用しており(特に冬場は車中泊もできないので)、ラグジュアリー感とは無縁だが、リーズナブルで綺麗、そしてご夫婦のお人柄、更に美味しい料理と、その素朴さが気に入って愛用している宿なのである


そんな訳で観光客向けのサービスは殆どないのだが、追加料金でグレードアップ版夕食をオーダーすることが可能

で、そのグレードアップ版の夕食はこんな感じ




稚内名物の蛸シャブはもちろん、煮付けから毛蟹半身、そして脂ののったお刺身まで、なかなかに豪華
但し材料の仕入れ状況による部分もあるとかで、女将さん的には本当は煮付けに別の魚を使いたかったのだが手に入らず、その分刺身のグレードが上がっているとのこと

但し観光旅館でもなければ、割烹旅館でもなく、あくまで民宿なので・・・味付けは家庭料理風で、天ぷらが少し冷めていたりするなどちょっとご愛敬的な部分もあるのだが・・・
とは言え、実はお会計がアップグレード料金込みで一泊二食\11,000程なのでで、そんな細かいことはどうでも良くなってしまう、というよりもむしろ申し訳なくなってしまうほど良心的過ぎるかと


そして部屋に戻り

セコマPBのお酒でナイトキャップ


実は最近、セコマPBの十勝ブランデー系アルコール飲料がなかなか美味しい事に気づき、ちょっとしたマイブーム


おつまみは豊富駅横のの観光案内所で買ってきたチーズ


「1日持ち歩いていたのか!?」と突っ込まれそうなのだが、まあ「真冬の北海道だから」と自己責任で持ち歩いていた次第


そして翌朝の朝食はこんな感じ


定番の「旅館の朝食」といった感じで外さない





そしてチェックアウト後は稚内市街へ徒歩で出発



お目当ての施設が見えてくる



角度を変えて


見た目は普通の民家なのだが・・・
実はこれ旧瀬戸邸という建物で、稚内の網元であり市議会議員も務めた名士である故・瀬戸常蔵氏の自宅として建てられたもの
現在は稚内で唯一の登録有形文化財に指定され、市の教育委員会の管轄で一般公開されている


内部へお邪魔することに


冬場であるにも関わらず、教育委員会の職員が常駐し、一通り丁寧に案内してくれたうえで、その後は自由見学というシステム
またこの手の施設としてはやや珍しく、見学料として¥200が設定されている

で、ポイントなのは常駐しているのが会計年度任用職員ではあるものの、教育委員会の職員であり、きちんと市の教育委員会で人を雇って管理・運営・案内対応をしている点だろう(会計年度任用職員制度そのものの問題点はさておき)
全国的にはこの手の施設での対応は無報酬のボランティアガイド(専らリタイア世代)に任せきりというケースが多いのだが、無報酬でとなると、知識も不十分なまま適当な対応をしているケースが多く・・・高い旅費と時間をかけてやって来た訪問者のほうがボランティアで老人の話し相手をさせられている有様になっている施設も多数見てきている

なので、ここの施設のように、相応の受益者負担を求めるが、同時に職務としてのきちんとした対応をするという稚内市教育委員会の姿勢には大いに賛同するところ
昨日の水族館や科学館、そして温泉などもそうなのだが、稚内市の施設運営にはこうした「予算は潤沢ではないが、工夫を重ねて、きちんと運営していこう」とのポリシーが感じられ、非常に好感が持てる
(あと仕事上の事なので詳しくは書けないのだが・・・北海道在勤だった頃もかなり遠いにも関わらず稚内関係の案件は職員に好評だった)
不交付自治体に住んでいなければ、ふるさと納税で応援もしたいのだが・・・


それはさて置き、内部は・・・

廊下も立派で、何より贅沢な材料を使用している



網元の屋敷ということで、冠婚葬祭やおもてなしと言った公的な役割を果たす部屋も多い


そうした役割を支えるお勝手もかなり広い


これが茶室・・・


自在鉤も工芸品



応接室


客間



一方で瀬戸家の生活スペースは妙にリアルで、何だかちょっと安心できる感じ




「登録有形文化財」という響きで勝手に歴史ある旧家を想像してしまっていたのだが・・・
実は瀬戸常蔵氏は明治42年生まれで昭和62年没と実は私の祖父母くらいの世代の人物
更にこの建物そのものも昭和27年築ということで、私くらいの世代だと「祖父母の家」のような時代感覚なのである
それ故、文化財という堅苦しさよりも、どちらかというと懐かしい雰囲気の方が強く感じられる建物なのである
と、そんな感想を職員の方に伝えると「やっぱりそう思われますか。実はそう仰る方が多いんですよね。」との事で、やはり昭和生まれは同じ感想を持つらしい


他にも瀬戸常蔵氏の行跡や、建物内に残されていた什器類、更には映画のロケ地になったときの事についてなどの展示も行われている





また庭園も凝った作りで、日本最遅咲きのサクラもあるらしいのだが・・・



残念ながら雪の下(雪に何かの足跡が・・・)





そして瀬戸邸を後に、稚内副港エリアへ



副港市場という施設


立地と雰囲気は釧路の和商市場などの海産物市場を思わせるのだが・・・実際は純然たる観光施設(観光施設なりの商店やレストランはある)

有名なのは温泉施設なのだが、今回は時間的にもパス(実は昨夜の宿からも近いので、稚内温泉に行っていなければこちらで入浴していたところ)


懐かしさを演出するエリアがあり(一部館外まで続いており、そちらは飲み屋街になっている)



そして樺太連絡の拠点だった時代の稚内港駅をイメージしたエリアも(内部は駅や連絡線の歴史展示)




更に稚内市樺太記念館という施設も同居し、明治以降の樺太の歴史について紹介している



ココの目玉はかつて樺太に存在した日本唯一の陸上国境の境界碑

日本側


ソ連側






こうして稚内散策は終了

近くのセイコーマートで色々買い込んでからバスで移動



到着したのは稚内空港


個人的懐かしさから、セイコーマートでホットシェフのお弁当だの、PB商品だの買い込んだのだが・・・冬場なら(もちろん自己責任で)そのまま東京まで持ち帰っても大丈夫だろうという判断
旅先でわざわざセコマ弁当を食べるというのはやはり味気ないのだが・・・それでもやはり懐かしさで食べたくなってしまい、最終日に買って持ち帰るという荒技を繰り出した次第


NHのB737に乗り込み



宗谷岬と宗谷丘陵を見ながら離陸



年度末でアップグレードポイントが余っていたので、こんなシートで遅めのランチ&日本酒を楽しみながら羽田空港へと帰還


実は航空券そのものもマイル消費のため「今週のトクたびマイル」で直前に確保したチケット^^;
(つまり実は今回の旅そのものが思いつきに近い旅だったという事でもある)

まあ個人的に北海道というところは、在住経験も含め、かなりあちこち訪れてはいるのだが・・・
それでもあちこち行っているが故に、今更季節も気にせず、定番スポット巡りに忙殺されることもなく、こうして新規開業を含め初訪問のスポットを探してみる楽しみがあり、また更にある程度土地勘やノウハウ、行きつけなども有って、気楽に旅できるのが有り難いところ





おまけ:個人的に夏場なら宗谷丘陵がおすすめスポット(平成中期の写真)




宗谷岬ばかりが有名で、すぐ近くのこんな素敵なスポットの知名度がやや低いのがちょっと不思議に思えるところ(但し地上高が低いとちょっと面倒かも)
Posted at 2024/09/03 19:49:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅(2024年) | 日記
2024年08月10日 イイね!

丸ノ内線に乗ってケチャップを買いに行った話

実にややこしいタイトルですが、最近アップした以下の記事からインスピレーションを得てお出かけした話です

丸の内線に乗って舞踊を見た話?
広島でケチャップを買えなかった話?
公園の遊具に乗って遊んだ話
ホテル近辺を散策した話 ※お友達限定





ブエノスアイレスで丸ノ内線の車両に乗った記事を書いた後、たまたま東京メトロ東西線・葛西駅に併設された「地下鉄博物館」で丸ノ内線の歴史に関する特別展が開催されていることを知り、折角なので足を運んで見ようと思った次第

そして更に少し手前の木場駅近くのオタフク東京本部に併設されたショールームでオタフク製品が多数取りそろえられ購入も可能との情報も得て、そちらで例のケチャップも買えるのでは無いかと思い、序でに立ち寄ってみることに





素直に東西線で行けばいいものを、「折角なので丸ノ内線で」という意味不明な理由でわざわざ荻窪まで行って丸ノ内線、更に大手町で乗り換えて・・・と我ながらクレイジーな発想

で、人も多いので写真も無く・・・なので話はいきなり葛西駅の高架下の博物館からスタート



\220のチケットを買い、館内へ

チケットゲートはこんな感じ



で、いきなり丸ノ内線の車両(300系)がお出迎え


車内も見学可能



半年ほど前にブエノスアイレスで乗った車両と同型式
(まあ両運転台と片運転台とか、初期型か最終型かといった細かな違いはあるのだろうが・・・)

ただ静態保存で塗装等も丁寧に維持されており、現役バリバリで酷使されているブエノスアイレスの車両とは全く違った印象
あと時代を感じる地味なピンクの壁が昭和レトロ感を引き立たせているように感じさせる

それにしても夏休みで子ども連れを中心にそれなりの来客があるにも関わらず、この車両は殆どスルーされてしまい、終始貸切状態
まあ最近まで現役だった車両で、特に外観は古めかしさを感じさせないデザインという事もあってか、そこまでありがたみもないのかも知れない


あと結局、現役丸ノ内線の乗った話が写真無しの1行で終わってしまっていて・・・まあ「丸ノ内線に乗って」というタイトルはこの車両に乗った話と言うことにしてご容赦を(大汗


そして今回の丸ノ内線の歴史に関する特別展コーナーも見学


写真やパネル展示が中心だが、300系や500系について部品や模型も交えて触れられており、ブエノスアイレスへ行った経緯などについても触れられている



あと個人的には、丸ノ内線が戦後の開通で、アルゼンチンでまだ現役の300系・500系車両が丸ノ内線の初代の車両であった事にちょっと驚く
東京の地下鉄そのものの歴史は古いものの、本格的に路線網が充実したのは戦後だったと知り、知っているようで実はあまり良く理解していないことも多いのだなと感じ、ちょっと反省
(「知らない」ことが普通だと思っていた若い頃に比べ、知識も増えていないのに勝手に色々「知っているつもり」になって謙虚さを失っている自分に反省・・・気がつけばこうして、知らず知らずの間にDQN爺へとなりつつある私・・・)





そしてその他、歴史的な展示車両はこんな感じ






また歴史的な展示には古の自動改札なども


浅草-上野開業当時のもので、当時は区間制もなく均一運賃だったため、硬貨を直接投入して通過する形式


館内には、こうした歴史的な展示のセクションの他、技術的な展示のセクションと、運転シミュレーションのセクションが存在

で、家族連れに人気なのは最後の運転シミュレーションのセクションで、歴史や技術のセクションはほぼ素通りされてしまっている様子
あとコアな大人の訪問者に人気なのはトンネル掘削、車両やパーツの詳細、運行管理と言った技術のセクションで、こうした訪問者は歴史や運転シミュレーションのセクションはほぼ素通り

元々私は技術工学系に疎いので、技術セクションは「ちょっと難しいな」と感じる部分も多く、子ども連れとなると尚更なのだろう
結果として、訪問者がサッサとそれぞれのセクションへ行ってしまい、車両展示を含む歴史セクションで足を止めているのが私を含めごく僅かな観客だけ、という状態 なのである(まあゆっくり見学出来て有り難かったのだが)

まあ逆に私は歴史セクション以外は一通りサッと眺めてきただけになっているのだが・・・

技術セクションで興味を引いたのがコレ


こちらの記事で「遊具から見てみると、鉄道駅のホームは思っている以上に高い」などと言っていたのだが・・・
実際のトンネル断面の展示(人が多くて写真なし)やこうした実際の数字を示されると「そりゃそうだ」と改めて納得した次第

あと運転シミュレーションは全く触っておらず、本当に通り抜けてきただけにまってしまった





そして博物館の真上の葛西駅から東西線で木場まで戻ってくる



木場公園を横目に



木場公園向かいのオタフク東京本部へと到着


受付の方(オタフクの来社受付と兼務)に挨拶し、ショールームという名の直売所へ


しかし・・・


お目当ての普通のケチャップは取扱無し・・・チーン
受付の人に聞いてみても、そもそも普通のケチャップがあることすら知らないようで話がかみ合わず
しかしケチャップ&ソースや、ベビー向けのケチャップなどは取扱があるので違いを聞いてみたのだが、自信なさげに「たぶんケチャップとソースと混ぜたもの・・・だと思いますが・・・」との返すだけ

この受付の人、感じは良いのだが・・・プロパーの方では無さそうで、それどころかオタフクの人かどうかも判らない感じで、商品知識などは期待できなさそう

今時と言えば今時な感じだが・・・
お目当ての品の取扱もなく、情報も何も無いとなると長居は無用。早々に退出することに

途中下車をしただけ損をした感じ・・・しかもよりによって木場駅は深くにあって階段が何階層にも分かれて曲がりくねっており、しかも古く薄暗く、エスカレーター等も途中に中途半端にしかなく(バリアフリーともほど遠い)、結構面倒くさい駅だけに残念感が増してしまう





さて気を取り直して、ランチタイムを・・・と思ったのだが、木場駅近辺でたまたま目に付いたのがバーガーキング

たまたまみん友さんのブログでバーガーキングの話題があって・・・

バーガーキング自体は海外でも目にする機会が多く、特に空港に入っている店舗が多いこともあって、存在は認識しているものの、「日本でも食べられるものを海外で食べることも無いだろう」と思いいつもスルー
かと言って、日本国内でも生活圏に店舗が無い状態が続き、自宅や勤務先近くにあれば「今日はバーガーキングで良いか」ともなるのだろうが、出先でとなると「折角ならご当地もの、あるいはローカルな店で食べよう」と思ってしまい・・・
記憶がある限り、日本再上陸後、特に難波の店舗の前はなどよく通っていたのだが、周辺に色々美味しいものがある難波でわざわざハンバーガーチェーンに入ろうとも思わず、おそらく食べず仕舞い
結局、存在感だけ認識していて、実際に利用することもなく・・・最後に食べたのがいつなのか判らない状態なのである

おそらく最後に食べたのは下手すると前回の撤退前の20世紀、もしかすると実は食べたことすら無かったというオチの可能性も・・・


そんなバーガーキングの店舗が目の前にあり、しかも中途半端な時間帯でほぼチェーン店しか選択肢がない状態だったこともあり、ようやく入店してみることに

南アジア系店員からは入店の挨拶もなく、完全に無視して淡々と作業をしている前で、カウンターにある機械端末で黙々とオーダーするシステム
端末をカウンターではなく、店内の手前の方に置くとかすれば印象も違うのかも知れないが・・・
カウンターで店員と対面しているのに、端末を操作するだけでコミュニケーションが無いという状況が何とも居心地の悪さを感じてしまうところ


メニュー構成など知らないので適当におすすめメニューをチョイス


受け渡しの時も「お待たせしました」等の形だけの挨拶はおろか、「〇〇番です」とだけ言って目も合わせず作業に戻る感じで、愛想も何もなく、味は同じでも気持ちよく食事できるような感じではないのが残念なところ
まあ今時と言えば今時なのかも知れないが・・・

しかもコーヒーとコーラを間違えて提供されている有様で・・・
マクドより具材がボリューミーで味も悪くないのだろうが、お値段もそれ相応に高い印象
まあ自宅近くに店舗が出来るなどしない限りはわざわざは利用しない感じ





そして再び東西線に乗り日本橋駅へと移動

工事の関係で三越前まで大回りして、ようやくたどり着いたのはココ

最近悪い意味で話題になっている日本銀行



まあお出かけの記録なので、日銀そのものへのコメントは差し控えるが・・・
(プライベートで海外へよく出かける人間なので、円高も個人的かつ近視眼的には必ずしも悪いとも言い切れない、はず・・・と思いたい)


伊藤博文氏の1000円札の裏面の光景を探して見るも、木が邪魔で難しい・・・


道路を挟んだ反対側なら、まあ・・・



実は先ほどの地下鉄博物館で日本銀行貨幣博物館のポスターを目にし、東西線沿線で帰路に立ち寄れ、たまたま先日韓国銀行貨幣博物館を訪問していることもあって、帰りに寄ってみることにした次第

なお事前予約をすれば日本銀行そのものの見学も可能らしいのだが、今回は当日決定だったこともあり、別館に貨幣博物館のみの訪問


韓国銀行の場合、旧本店の建物そのものが博物館になっているため、そちらにはセキュリティチェックも不要だったのだが、こちらは別館とはいえ現役の日本銀行の建物内にあるため、セコムによる空港並みのセキュリティーチェックを経ての入館
但し立ち番の担当者も、手荷物検査の担当者も、気持ちの良い挨拶を丁寧な対応でこちらが恐縮してしまいそうなほど


展示室は2階



展示室内は撮影禁止なので、写真では紹介できないのだが、韓国銀行のようにトピックを散逸させず、「日本の貨幣」に徹底的にフォーカスした内容

韓国銀行の場合、どうしても歴史的に王朝交代もあったりしたためか、大韓帝国以前の通貨の歴史があっさりとしか触れられていない感じを否めないのに対し、日銀は古代から丁寧に歴史を追って通貨の歴史に触れており、なかなかに見応えのある構成

歴史的に古代からの通貨が一時的に消滅した時期がある(摂関政治の時代に粗悪な改鋳により信頼度が低下し物々交換が主流となった時期がある)ことや、江戸時代の通貨が三貨制度と呼ばれる3本立て(額面制の「金貨」と「銭貨」、金属の価値による従量制の「銀貨」の併用、但し時代によってその含有率と信頼度は異なり・・・)であったこと、そして明治維新による通貨の切り替え時に起きた諸問題など、知っているようで知らなかった事柄も多く、個人的にはかなり興味深く見学
まあ「お前が不勉強なだけだ!コラ!自国の歴史をしっかり勉強しろ!」という突っ込まれてしまいそうだが・・・

あと藩札などを例に偽造対策の歴史についても触れられており、こちらも興味深く見学

小判の重さ体験やスタンプラリーなどを取り入れてはいるものの、子ども向けとは言いがたい面もあって、ちょっとマニアックな感じも否めないかもしれない
韓国銀行のほうが良くも悪くも総花的ではあるもののこういう意味での敷居は低く・・・韓流などもそうなのだが、内容はともかく、良くも悪くもコンテンツの造作はなかなかに巧い国なのかも知れない


また特別展として、新紙幣のトップナンバー展示、偽造防止策の紹介、肖像に採用した人物のエピソード(しかも過去の紙幣や海外の紙幣を絶妙に絡める)などもあり、興味深く見学





そうこうしているうちに、閉館時間になってしまう(いつもの事なのだが、博物館系は一般的に言われる所要時間の3倍程度を掛けてじっくり見るタイプなので・・・)

また東西線で帰っても良かったのだが、ここまで来れば東京駅も近いので、駅ナカで夕食をとって、JRで帰宅

こうして過去の旅からインスピレーションを受けた東京散策は終了
Posted at 2024/08/10 23:50:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅(2024年) | 日記
2024年08月10日 イイね!

公園の遊具に乗って遊んだ話

#ようやく令和6年の新作です(汗


岩国駅からこんな電車に乗って



車内はこんな感じ


このあとどんどん人が乗ってきて、最終的に立ち客も出るほどの混雑ぶり


錦川鉄道錦川清流線という名に恥じず、川沿いを走る路線なのだが・・・

目に付きやすいシートカバーに車窓の案内がある



昭和4年築という味のある西岩国駅舎を眺め



新幹線乗り継ぎ駅とは思えない清流新岩国駅を過ぎて



列車は錦川沿いを遡る形で走行








そして終点の錦町駅に到着





線路としてはここが終点なのだが・・・






駅から2~3分坂を登った先に、もう一つ同名の「錦町駅」という施設が存在している


ここにも錦川鉄道の職員がいて、乗車案内をしているのだが・・・


この先はこんな車両に乗車




「とことこトレイン」と名付けられた車両で、トロッコ風なのだが、鉄輪ではなくゴムタイヤ
電気式の機関車(というのかな?)がトロッコ客車を引っ張るスタイル
(実は愛知万博会場を走っていた車両のお下がりなのだとか)


実は錦川鉄道というのは、旧国鉄の岩日線であり、岩国から山陰方面の日原を結び、山口線と接続させるつもりで工事が進められた路線
しかし実際に開業したのは錦町まで、そしてその先もある程度工事は完了していたものの、実際に列車が走ること無く計画そのものが中止
(その関係もあってか、錦川鉄道の鉄道設備は行き止まりローカル線とは思えない大袈裟なものが多いように思われる)

そんな「工事が完了していたのに電車が走ることがなかった」鉄道用路盤の一部、そうづ峡温泉までの約6kmを整備して、土日祝などを中心に1日3往復だけ観光用の乗り物としてこの「とことこトレイン」を走らせているのである

なお予約対応や運行業務は錦川鉄道が受託しているものの、法律上は「とことこトレイン」は鉄道でもバスでも無く・・・
書類上は旧鉄道用路盤全体が岩国市営の「岩日北線記念公園」という遊園地、そして「とことこトレイン」はその遊園地の「遊具」という位置づけ





そんな遊園地の遊具に乗って、片道約6km、40分間の旅に出発


朝の一便ということもあってか、利用者は少なく、1グループが1ボックス(4名または8名)を占拠できるくらいの乗車率


で、出発するといきなりトンネルに突入



しかもそのトンネル内はこんな感じ



一つ目のトンネル内の見学は復路のお楽しみとのことで、往路は二つ目のトンネル内で停車し下車見学


トンネル内でトロッコを降り、係員に懐中電灯で誘導されて見学





懐かしのネオンライトかと思いきや、実は壁面に蛍光石を埋め込み、ブラックライトを照射して光らせているという凝った造り

なのでトロッコの室内灯が当たってブラックライトが打ち消されてしまっている部分はただの白い石(実は蛍光石)にしか見えない



プロジェクターでちょっとした動画の上映もある




そして再びトロッコに乗り込み出発するのだが・・・蛍光石アートのない部分のトンネルは真っ暗






そしてトンネルを抜けると高架橋の上を走行



高架橋はそのまま川を越えているのだが、この川の上の部分がちょっと不思議な構造




ホームが設けられており、もし鉄道として開業していればここに出市駅という駅が設けられる予定だったのだとか
しかし川を跨ぐ部分にホームだけ設けられており、出入り口の類いはまったく工事が進んでいたなったため、どのような構造の駅にするつもりだったのかは不明なのだとか
(阪神武庫川駅のように、川の両岸にそれぞれ出口を作るつもりだったのかな?)

ちなみに黒いパイプは、以前そうづ峡温泉の温泉のお湯を錦町まで配湯していた設備なのだとか(現在は設備老朽化のため配湯は中止されている)


少し行きすぎてから駅を振り返るとこんな感じ



駅が出来る予定だった集落を通過


ここまで来ると赤い石州瓦が主流なのか・・・





トロッコは順調に走行を続け



そしてまたトンネルに突入
普段は列車も走らず静かなトンネルゆえ、コウモリの塒となっているとのこと
しかし週末限定で1日6回(3往復)このトロッコが通過するためコウモリ達がパニックになって飛び回る羽目になっているのだとか・・・



更にトロッコは走行を続け



桜並木の中を通過(季節外れ)



そして周防深川駅の予定地(こちらは普通の盛土構造の上の駅だが、建設年度が比較的新しく、高規格線ということもあり、野岩鉄道あたりの駅の構造に近いかも)を通過し、更にトンネルを抜けると

こんな建物が見えてくる


そうづ峡温泉の「錦グリーンパレス」(昭和55年築)という施設なのだが・・・残念ながら老朽化のため令和4年から休館中なのだとか

しかしこの建物、ちょっとデジャブを感じたので詳しく調べてみると・・・
象設計集団というアトリエ系建築設計事務所の手による設計であり、私自身も同じ事務所の設計による施設を多数訪れており、中には何度も通っているような施設も含まれており、デジャブを感じるのも当然なのである

(例)実はこのリンクのために一部古い記事の公開を再開した次第
・以前はお気に入りだった帯広の「北海道ホテル」(過去のブログの再編集版
・わざわざフランスまで足を運んだ「アルベールカーンの日本庭園」(過去のブログ
・イタリアンレストランがあった当時はよく利用した「鵜川温泉」(公式サイト
・立川の昭和記念公園にある「こどもの森・森の家」(公式サイト





そして約40分のトロッコの旅を終えて、終点のそうづ峡温泉駅へ到着(本来の鉄道計画には存在しない駅で、トロッコ開業時に設けられた駅)



トロッコは片運転台のため、このロータリーで転回して錦町駅へと戻っていく



「そうづ峡温泉」と平仮名で案内されている事が多いが、実際はこんな漢字表記が存在



そしてかつて日原を目指した鉄道路盤のど真ん中に立派なお手洗いが建ち、行く手を阻んでいる



お手洗いの裏側を覗いてみると、この先へ続くトンネル(もちろん閉鎖中)の入口が見えている






で、トロッコでやってきた乗客たちなのだが・・・「そのまま折り返しのトロッコに乗る乗客」が約半分、「ここで下車して迎えの家族の車に合流する」乗客が半分、「ここで途中下車して温泉へ向かい次のトロッコで戻る」乗客が1名という内訳
(ママさんと子どもがトロッコに乗り、パパさんは案内に従いトロッコを追っかけて手を振ったり写真を取ったりして車を回送するのが定番の様子)

もちろん「ここで途中下車して温泉へ向かい次のトロッコで戻る乗客」というのが私^^


お手洗い脇の出口アーチから駅の外へ出て



ちなみに道路側から駅の入口はこんな感じ



目印の赤い橋を渡り




対岸から民家の屋根越しに駅を眺め



バス停を横目に(トロッコの運航日以外でもバスは利用可能)



案内に従って坂を登ると






お目当てのそうづ峡温泉へと到着


施設名は漢字でも平仮名でも無く「SOZU温泉」とローマ字表記


昭和40年代中頃の建物とのことで、年期を感じさせる反面、その味を活かす形で軽めのリノベーションもされており、古さ故の不快感はあまり感じない




ただ建物の構造そのものが古いことは否めず、バリアフリーには無理のある構造だったり、お手洗いが狭く変形的であるなど、どうしても時代を感じてしまう部分は存在する(あくまで設備面のリニューアルに留まり、構造面までは手が入っていない様子)


こんな施設に親切な係員さん達に迎え入れられ、天然ラドン温泉を満喫
内風呂のみではあるのだが、高台にあり窓も大きく空いており風通しがよく、心地よく長湯できる環境なのが有り難いところ
更に利用者数も、滞在時間の半分以上は私だけの浴室貸切状態、それ以外も他に1人居るだけという状態(まあ昼前という時間帯ゆえなのだろうが)

そして今回の持ち時間は2時間45分(トロッコ到着から次のトロッコ出発まで、つまり駅から温泉までの往復時間を含めて)もあり、ここで昼食もとるつもりだったのだが・・・
結局、あまりに温泉が気持ちよく、長湯しすぎて・・・時間切れで昼食はパスすることに^^;





そして再び駅へと戻り



のんびり駅を観察(?)しながら折り返しのトロッコを待つことに



しかしよく暖まる温泉で・・・真夏の真っ昼間なので、汗も引かず・・・しかも炎天下を駅まで戻ってきたので・・・
入浴後ではあるのだが、出来れば他の人と離れて座りたいな、と思っていたのだが・・・


折り返しのトロッコがやってきたのだが


車内はほぼ満席の大混雑
やはり昼過ぎの第二便は時間帯的にも利用しやすいのだろう

そして折り返しとなるのだが・・・乗客達はお手洗いや四阿で開かれる臨時売店(トロッコのぬいぐるみの販売)には降りてくるものの、誰一人下車する雰囲気は無く、全員がそのまま折り返していく様子


で、ここから私が一人追加で乗車するとなると・・・ほぼ満席なので、どこかのボックス席に割り込ませていただく必要があるのである
しかも湯上がりなので、臭くはないだろうが、それなりに汗だく・・・流石にちょっと気を遣うシチュエーションなのである

とは言え、どこかのボックスには割り込まないと行けないので・・・乗客が一時的に駅に降りている間に、2両目の荷物の少なさそうな席に「えいっ!」と乗車することに


・・・で、戻ってきた乗客の方は・・・予想外に割り込んできた私の姿を見てフリーズしてしまう羽目に^^;
しかもその2両目というのが・・・何と地元の方の団体貸切状態になっていて、私一人がその団体さんに割り込んでしまったという格好になってしまったのである

しかしながら、幸いなことに気さくなお姉様方の団体で、「あらっ、やっぱり綺麗な人と一緒が良いわよねぇ~狙ったでしょ?(笑)」などと暖かく受け入れていただけることに
しかも団体貸切状態だったので座席割などは団体内で何とでも調整がつくので、「美しい人が横の方が良いでしょ(笑)」などと言いながら、座席もさっと調整して・・・とそんな具合

そんな訳で帰路は錦町での乗り継ぎを経て岩国まで、この愉快なお姉様方とご一緒させていただくことに





復路もトロッコは順調に走り




往路下車見学したトンネルを通過し




往路とは別のトンネル内で下車見学




そして錦川駅で錦川鉄道に乗り継いで岩国駅へ








岩国駅は立派な橋上駅舎に建て替えられている



で、ここでも1時間強の中途半端な乗り継ぎ時間があったので・・・
ダメ元で近くのスーパーまでケチャップを買いに行くものの、やはり買えず(というか岩国はもう山口県)

結局、ここで遅いお昼を食べることにして、駅前の中華そば屋の暖簾をくぐる


入ったところにあるレジで呼び止められ、前払いでオーダーするシステムで中華そばとおにぎり1個を注文
ちなみにメニューは非常にシンプルで、中華そば(サイズやチャーシューなどの多少の選択肢あり)とおにぎり等のご飯もの、そして何故かうどんという不思議な構成


店は決して新しくは無いのだが、とにかく清潔に保たれている事に加え、店のおばさんが小まめに誘導・案内をしており、良い意味で利用者がシステマティックに管理されていることもあって、とにかく整然とした印象
(ただテーブル上も最低限の物しか置かれておらず、店のおばさんが素手でティッシュを3枚ずつ配って歩くシステムは流石にどうなのだろう、とも思ったのだが)


先におにぎりが到着


駅そば屋にありそうな作り置きのおにぎりをイメージしていたのだが、どうやら注文を受けてから握っているようで、できたて感がなかなか良い感じ
そして塩加減も抜群


さらに中華そばも到着


見た目はギトギトなラーメンで・・・一瞬「食べられるかな?」とも思ったのだが・・・

一口食べるとその予想は見事に裏切られ、背脂の固形物感は何事も無かったかのようにスッと口の中に溶けていってしまい、何とも言えない上品な口当たりなのである
油っぽさは全く感じず、かといって古典的な中華そばのようでそんな単純な味わいでもなく・・・
個人的にはここ数年で一番の大アタリ

駅前の何の変哲も無い中華そば屋でこんな大アタリがくるとは・・・
しかも駅前の一等地なのに特に混雑するわけでもなく、先述の通り新しくは無いもののよく管理された店なので、気持ちよく食べることも出来て・・・とまあ文句なしの良い店なのである





そして時間を見計らって、駅の東口へと移動し

こんなバスに乗車



そして駅から6分で岩国空港に到着


広島空港があまりに遠く、かつほぼ高速バスしかアクセス手段がないという状況もあり、岩国空港を利用してみることにしたのだが・・・コレはなかなか良い感じ
(個人的にデブ体型&お手洗いが近い人なので、この手の高速バスには不向き)

しかも空港ターミナルは新しく綺麗で、何よりコンパクト
バスを降りてからセキュリティを通って待合ロビーまで50mも無いのではないだろうか
しかも開放感抜群のガラス張り体育館のような待合ロビーは到着側の手荷物受け取り台などとガラスで仕切られているだけなのだが、全体で高校の体育館1つ分くらいの規模なのではないだろうか

ただこの岩国空港・・・米軍基地の施設を利用しているため、基地関係(つまり誘導路や滑走路も含む)の写真撮影ができないので、ターミナル内を写真で紹介することは出来ない
(窓が大きく開放的で外が丸見えなので、誘導路を映り込ませないことは困難)


なので、ロビーに置いてあったB787のコクピット模型と


羽田行きB737の機内風景だけ



そして岩国空港を出発し、基地関係が視界に入らなくなったところで



瀬戸内の牡蠣筏や



しまなみ海道を一望し



一路、羽田へと帰還したのだった
Posted at 2024/09/01 21:56:31 | コメント(1) | 旅(2024年) | 日記
2024年08月06日 イイね!

丸の内線に乗って舞踊を見た話?

#一応、大丈夫かとは思いますが・・・一部「何か違う」部分もありますが、そのあたりは真に受けないでください


国内線で帰還し



タクシーで都心へ







ホテルに荷物を置いて散策開始

今回は地下鉄で移動
赤いラインカラーなので、きっと丸ノ内線で間違いないだろう(何か違う)



駅コンコース


この地下鉄はpasmoでしか乗れないのだが、そのpasmoが無い・・・(何か違う)
しかも駅窓口で英語が全く通じないので、何とか身振り手振りでpasmoを買い、ある程度の金額をチャージして出発(何か違う)


改札を通り



ホームへと下りる





折り返しの列車が入線



久しぶりの500系


いつの間にか色は塗り替えられているが、旧塗装がうっすら透けて見えているのがまた・・・
しかも行先表示幕は荻窪方面の先頭車は常時「荻窪ゆき」、池袋方面の先頭車は常時「池袋ゆき」で固定されてしまっていて、ある意味合理的な運用(何か違う)



外観を観察


大型車にあわせるためにスカートを履かされている
まあこのスカートのスペースがデッドスペースだと不評(もっと車内スペースを増やせということ)で、新型車導入が進められているのだとか


そしてデッドスペースといえば、かつての運転台も



こちらも現地ではかなり不評なのだとか


そして車内





この高いドア窓も懐かしい



そしてファンには営団マークも


非冷房なので窓を開けて扇風機で何とか凌いでいる
まあこの路線は真夏でもそこまで暑くならないのが救いなのだろうか


運転台跡



確かにデッドスペースといえばデッドスペース





オマケ・・・新型車両(といってもマドリード地下鉄のお下がり)



車内灯が点いていないので回送かと思いきや・・・車内灯が故障したまま運行してしまうというダイナミックさ・・・





こんな丸ノ内線乗車を含む散策(散策についてはまた今度)を終え、今宵の宿へと戻る



ホテルのエントランス


ゴジラヘッドで有名な新宿の某ホテルと同じで、建物の低層階が劇場、高層階がホテルという構造
なお右手奥が劇場のチケットボックスやエントランス、左手手前のnHと書かれた側ホテルのエントランス

「nH」と書かれているので、きっと全日空ホテルで間違いないだろう(何か違う)


部屋もサービスまあ・・・良くも悪くも国際ブランドの底辺・・・



とは言え、ベストウエスタンやホリデーインよりは設えが上品なので、何だかんだでよく使うブランドなのだが・・・


部屋からは大通りを見下ろすことが出来る


こんな景色を眺めながら一休み





そしてこんな時間になってしまい・・・



夜は劇場で舞踊が披露されているとのことで、折角同じ建物内に泊まっているのだからと鑑賞してみることに

同じ建物でも入口は別なので、一旦外に出なくてはならない


まあ治安状況もなかなかの都市なので、夜歩きせずとも隣の入口へ移動するだけでOKというのは有り難いところ


館内



今回は安い2階席(自由席)


ちなみに下に見えている1階席はディナー付きのお高いチケット利用者が座る指定席(こちらに座るとディナーショーみたいになる)


そして舞踊がスタート






なお音楽は生演奏



更に舞踊は続く





そしてフィナーレ





劇場とホテルが同じ建物なので、サッと帰ってすぐに眠れるのが嬉しいところ

翌朝の朝食



流石は全日空・・・もといスペイン系ホテルなので、ここのチェーンの朝食はそこそこレベルが高いと思っている


そしてホテルの近くを歩いていると


大道芸のノリでタンゴを踊っているではないか
しかもなかなかのクオリティ

しかも舞台で見るのとは違って、明るい上に踊り子さんとの距離感が近いので、細かな表情までしっかりと見えるのである
踊り子さんの舞踊を披露しているときのキリッとした表情と、拍手を受けた時のキュートな笑顔のギャップもまた素敵

通行人はもちろん、仕事中の店員や警察官まで仕事の手を休めて見入っておりましたとさ


#追記:アルゼンチンのブエノスアイレスでのお話しでした


#実はこの話は以前アップしたこの記事(ごめんなさい、みん友さん限定です)から続く旅の一部です
Posted at 2024/08/06 20:48:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅(2024年) | 日記
2024年08月04日 イイね!

広島でケチャップを買えなかった話?

#こちらの記事からの続きになります


阿多田島訪問を終え、大竹市の埋め立て地?エリアへと帰還

ちょうど昼時なので、近くのショッピングセンターへ

※実は後刻、反対側から撮った写真

で、早速館内の食品スーパーでケチャップを買おうとしたのだが・・・取扱なし


気を取り直して、フードコートで昼食タイム

「どんどん」という山口県では有名なうどんチェーン店を試してみることに


ごぼ天な気分だったのだが、メニューに見当たらず、仕方なくエビ天の肉天うどんをオーダー


しかしメインのメニューには入っていないものの、店舗左側の柱にごぼ天うどんのPOPが貼ってあったというオチで・・・(泣

それにしてもこのお店、オーダー待ちの客を見てうどんを作り始めており、オーダー後はトッピングなどを載せるだけで即提供というスムーズさ

味の方は、腰が強いわけでもないがブヨブヨでもないという絶妙な固さのうどんに、香りの良い出汁、そしてエビ天はかなり大ぶりな半円形の衣が徐々に汁を吸っていき絶妙なサクサク感が長い間楽しめるという絶妙な仕掛けになっており、なかなか良い感じなのでは無いだろうか
(もちろん高級店ではないので、フードコートの店としての評価ではあるのだが)





そして腹ごしらえも出来たところで、次の目的地へ

すぐ向かいではあるのだが、入口へ四角形の3辺を大回りしなければならず、炎天下にはちょっと地獄

門をくぐり


さらにこんな通路を歩き


ちなみに通路右手に見えるコテージで宿泊も出来るのだが・・・一泊十数万円からという価格設定で、とてもでないが手は出ない


そしてようやく到着


下瀬美術館という美術館で、その名の通り某企業のオーナーである下瀬さんの収集した品を収蔵する施設(純粋なメセナなのか、あるいは税金対策なのかは預かり知らない)


「アートの中でアートを見る」というコンセプトで、館内もこんな感じでお洒落


なお館内撮影はOKだが、展示作品のネットへのアップは禁止ということなので、紹介は施設だけで・・・


廊下



建物を取り巻く庭もアートの一部という位置づけ






屋上はテラスになっており、瀬戸内海を展望することが出来る(・・・が、日陰が無く暑いので長居も出来ない)



なお正面の島は宮島


そしてこのコンテナのような建造物・・・


実は展示室なのだが、一つ一つのコンテナが船になっており、展覧会の動線に応じて水上を移動させてブロックのように並べ替えることが出来るという仕掛け

今回は単線型の動線が組まれているが、展示内容によっては通路(コネクター)を複数設けて自由に行き来出来るようにしたりするなど、展示内容によって並びや接続方法が変化するとのこと

例:今回の単線型動線    複線型動線の例
    ■→■
    ↑ ↓
  ■→■ ■→■     ■⇆■⇆■⇆■
  ↑     ↓     ⇅ ⇅ ⇅ ⇅
  ■     ■     ■⇆■⇆■⇆■
  ↑     ↓     ↑     ↓

展示室内の様子は作品が映り込んでしまうので、通路(コネクター)の部分の写真だけ・・・






美術館内で一番暑い時間をやり過ごし、少しだけ涼しくなってきたところで再び散策を継続

と、言いながら・・・ショッピングセンターの中を通り抜けていたのだが・・・


そしてショッピングセンターの反対側、埋め立て地では無い昔からの陸地へと到達し

旧街道を眺め



山陽本線を陸橋で越えて




陸橋の階段を降りたと思えば、今度は上り坂




少し涼しくなった時間帯とは言え、標高0mからここまで登ってくると・・・


地図上の平面距離は1キロちょっとなのだが、上下方向の移動がなかなかハード


遠くに広島市外も見える






そして立派な石垣のある城跡へと到着



実はこの城跡、福島正則によって築かれかけていた広島城の支城



石垣の刻印を眺めながら進み





かなり本格的で立派な城跡





かなり歩いて天守台へと到達





まあ関ヶ原~大坂の陣の間というセンシティブな時期に、豊臣恩顧の大名がこんな立派な城を築いたとなると・・・

それにしても福島正則の手によるこんな立派な城跡が、マイナーなまま埋もれてしまっているというのは惜しい限り
それに城跡も草ボウボウで・・・もう少し手を入れて観光客を呼び込んでも良いのではないだろうか


天守台からの眺め



宮島など瀬戸内の島々や、大竹・岩国の工場地帯などを一望することが出来る





バスの時間(40分毎)を見計らいながら、ショッピングセンター近くのバス停へと戻り散策終了
但しバス停までの下り坂もなかなか辛かったのだが・・・(しかも下りきったところで、山陽本線の陸橋でまた登らされる)


コミュニティーバスで大竹駅へと戻り、駅近くの鉄板系居酒屋で山口の地酒を片手に夕食
(大竹市は広島県なのだが、県境まで何キロもないような場所であり、地酒の品揃えは山口の方が豊富だったりもする)

それにしてもここの店が大当たりで

アスパラガス


地鶏


タコと帆立


そして〆は広島らしく・・・(しかもレベルが高い)


店も綺麗で、スタッフの感じも良く、お会計も随分と良心的と、なんだか申し訳なくなるくらいに素晴らしいクオリティ





そして酔い覚ましの散歩をかねて周辺の店3件をハシゴしてケチャップ探し


しかしどちらの店でも取扱がなく、ケチャップは買えず


いや、デルモンテ(キッコーマン)やカゴメのケチャップなら取扱があったのだが・・・

実は私が探していたケチャップはコレ


そう、広島の誇るオタフクソース製のケチャップ
酸味などの自己主張を押さえつつ、野菜の甘みはふわっと香る絶品ケチャップ
確かにメジャーな品物ではないのだが、広島で探せば買えるイメージだったのだが・・・
やはり大竹まで来ると、山口色が濃くなっているという事なのだろうか


メーカーの公式オンラインショップから取り寄せるとしますか・・・送料高いけど・・・
Posted at 2024/08/04 00:00:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(2024年) | 日記

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「データ整理は間に合わず。結局普段使用していない電話番号で新規登録する形でID連携。個人情報は特に不要。但しログインの度に普段使っていないスマホを引っ張り出して、電源を入れて・・・という状況なので、ログイン回数は激減の見込み。今後は過去データの管理用のサブとしての運用になるかと。」
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