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NEOCAのブログ一覧

2020年02月23日 イイね!

網走へ流氷を見に行った話(前編)

※現段階で何かと騒がれている時期・場所への旅という事もあり、落ち着くまではお友達限定公開とさせて頂きます。 →2024/8公開範囲を変更しました

過去の旅行記の再公開作業は一休みして、今回は新作。

時々、正方形の写真が出てきますが…実は数年ぶりにブロニカSQを持ち出してみた次第。
ちなみに現像&スキャンは某みん友さんにもお勧めした某S店。現像所出身の方が丁寧かつ良心的に対応してくれる大変有り難いお店なのですが…人に勧めておきながら、自分が利用するのは数年ぶり(大汗
まあそれだけフィルムカメラの稼働率が下がっていたのだが…久しぶりにフィルムを買いに行って種類の少なさに驚き(逆に迷わない?)、その価格の高騰ぶりに愕然とする羽目に(120が1本千円を軽く超える)。
更に現像に関しても、ポジのコダックの純正現像はもはや存在しない(全て富士処理)…と何から何まで衝撃の連続。
しかし最大の衝撃は、某S店のお値段や納期が昔と大して変わっていなかった事かも知れない…






札幌で前泊し、早朝のオホーツク1号で出発



今回は長時間の乗車ということもあって、こんな車両を利用


※下の写真は後刻遠軽停車中に撮影したもの

それにしても塗装が痛々しく…JR北海道の抱える事情はわかるのだが、これではあまりにも…
(そう考えると、低コストでもしっかり塗装を維持しているJR西日本の末期色シリーズはまだマシだったのかも。)


しかし座席は古き良き時代を思い起こさせる豪華仕様(JR東日本の走るんですグリーン車と比べると格段に豪華)



車内もかなりレトロな味わい




普通席は丹頂柄シートの時代を比べ、格段にグレードアップされている



美唄までは通勤・通学需要があるようで、自由席も賑わっていた様子。
一息ついたかと思えば、旭川からまた大量のお客さんが乗ってきて、車内はほぼ満席状態。

石北線に入ったあたりで、札幌駅で買い込んできた駅弁で朝昼兼用のお食事


遠軽駅で方向転換のため、停車時間が設けられており、愛煙家向けにホーム喫煙所の案内があるなど、ゆとりあるのんびり感を感じさせる列車の旅。(ちなみに私はタバコは吸いません)

但し残念なのは、以前紹介した遠軽駅弁おかむらの「かにめし」が、せっかく火災から復活を遂げたにも関わらず、今度はJR北海道の車内販売の廃止が引き金となって廃業を余儀なくされてしまったことだろうか。個人的にかなりお気に入りの駅弁だっただけに残念でならない。
(逆に言うと、事前注文制の車内販売への卸だけで経営が成り立つほどの売り上げがあった人気の駅弁だったという事でもあるのだが。)

それに5時間を超える長距離列車にも関わらず、車内販売はおろか自販機すら無いというのは考え物だと思うのだが…
(ちなみに停車時間のある駅では、ホームの自販機を利用するようにとの車内放送が入る)


そしてオホーツク地方の雄大な景色を眺めて、網走までもう一息






そして5時間半近くの旅を終え、12時18分定刻通り網走駅に到着


幸いお天気も良くなってきたので、流氷見学砕氷船に乗車することにし、空席状況を問い合わせ14時の便を予約。(中国人の団体旅行が中止されている情勢なので、空席状況は大丈夫かとは思うのだが、一応念のため)

砕氷船乗り場までは駅から2km程で、観光地を結ぶ路線バスも毎時2本程度は走っているのだが、時間に余裕があるので、のんびりと歩いて行くことに



30分程で、道の駅を兼ねた砕氷船乗り場へと到着

※後刻、下船後に撮影した写真

とりあえず切符を買いにカウンターへと並んだのだが、前の人が「砕氷船は混んでいるのか?」「外国人旅行者か?」「中国人か?」などと受付嬢を問い詰めているのだが、「旅行会社経由なので、国籍までは判りかねまして…」との返事。まあ何を心配しているのかはよく理解できるのだが、受付嬢を責めたところで…


そして乗船開始まで時間があったので、観光情報収集もかねてターミナル(=道の駅)内を見学




出港30分前から改札との事だったのだが、45分前には行列ができはじめたので、列に並んでおくことに。

比較的空いているとの案内があったものの、列は見る見るうちに伸びていき、クラブ○ーリズムやト○ピクスなどの団体も到着し、大混雑の様相。コレでも「比較的」空いているという事らしい。
しかし聞こえてくる言葉は日本語が中心で、日本語が中心。つまり昨年あたりはこの混雑に更に中国人団体が加わっていたということで、下手をすると通勤電車並の混雑だったのではなかったのだろうか。
また中国人っぽい団体客も列に加わって来たのだが、よく見るとわざわざ首から「私たちは台湾から来ました」と日本語で書かれた名札をぶら下げて台湾からであることを強調している。やはりこのご時世、中国人と間違われると何かと不利益を被ってしまうのだろうか。


そして乗船開始となり、「オーロラ2」に乗船

※後刻、下船後に撮影した写真

どうやら例年は「オーロラ」と「オーロラ2」の2隻同時運行で乗客を捌いていたところ、今年は交互にどちらか1隻だけ運行するだけで間に合ってしまっているという事らしい。しかもその1隻も比較的余裕のある乗船率なのだとか。

とは言え、早めに並んでいたので、階上デッキの外側を確保することが出来たのだが、後から乗船してきた人は内側に二重三重に重なって人の頭越しに流氷を眺める事になってしまう。とは言え、外側以外は身動きが取れないほどの混雑では無く、やはり「比較的」空いているのだろう。


「オーロラ2」の階上デッキにて(まだこの段階では団体客の乗船が終わっておらず人が少ない)



どうやら列の先頭付近に並んでいた人たちは、毎年のように訪れる常連さんのようで、立派なカメラを抱えて真っ先に船に乗り込み、一等地を確実に確保している様子。そしてその人たちのお目当ては…


そして出航。この日は湾内まで流氷は入ってきておらず、少し沖の流氷帯まではこんな感じの景色を眺めて航行



流氷帯と知床連山



そして流氷の中へと進んでいく


先ほど「少し沖の流氷帯」と書いたのだが、この日はコレでもかなりアタリの日。
温暖化の影響もあり、流氷が更に沖にある日も多く、そういった日の航海は流氷帯までたどり着いてそのまま戻ってくるだけというケースも多々あるとのこと。流氷の中をじっくり航海できるだけで、相当なアタリなのだとか。

ちなみにここ網走の砕氷船は、紋別のガリガリ号のようにスクリューで氷を砕くといった趣向は一切無く、ただ単に船の舳先で流氷を押し分けて航行しているようなイメージ。


そして景色は一面こんな感じ


…とは言え、こんな画像だけ並べても飽きてしまいそう。

そしてこんな画像を撮るために、毎年立派なカメラを抱えて訪れる常連さんが居るわけでは無く…常連さんのお目当てはコレ


そう、こうした常連さんはオオワシやオジロワシなど、鳥撮る人たちなのである。

しかし私は…単純に流氷を見に来ただけのつもりで、双眼鏡やまともな望遠レンズなど持ってきておらず…

標準ズームのテレ端+トリミングでそれっぽく誤魔化した写真でお茶を濁しておきたい






そして約1時間の航海を終え、道の駅(=乗船場)の名物アイスで一休み(某みん友さんを意識した構図?)


実は乗船前から気にはなっていたのだが、流石に乗船前に体を冷やすのは自殺行為だと思いとどまり、下船後のお楽しみにとっておいた次第。

それにしても真冬なのにアイスを食べてしまうあたり…元・北海道民の性なのかも(汗





そしてまた別の場所へも流氷を眺めに行くのだが…その話は次回に回して、あとはちょっとオマケ

網走といえば刑務所…しかし観光地として知られているのは「博物館網走監獄」という昔の刑務所の建築物を移築したところ。

そして網走刑務所そのものは、現役の刑務所として網走市内の別の場所に存在

正門(オリジナル)


正門だけ見ると「博物館網走監獄」にも見えてしまうのだが…

角度を変えると


鉄格子の門扉がしっかり閉ざされており、内部に新しい刑務所の建物(庁舎)が見えている。
※現役の刑務所外観の写真に関しては、職員の方に「受刑者が写っていなければ撮影しても構わない」との確認を得ています。

決して観光地という訳ではないものの、来訪者があることを想定し、刑務所の説明の看板や簡単な展示、更には刑務作業製品の展示・即売所も設けられており、一定の範囲まで立ち入ることが出来るようになっている。

ちなみに展示・即売所はこんな感じ


刑務所内で貼られた封筒などの文具、小物、陶器、衣類などから、本格的な家具まで幅広く展示・即売されており、私の印象ではニ○リより安い価格で、クオリティは1〜2ランク上といった感じだろうか。
なおここの展示・即売所では網走刑務所に限らず、全国の刑務所で作られた製品を取り扱っている。





ちなみに翌日「博物館網走監獄」へも足を運んだので、写真を見比べて頂きたいところ

正門(再現)


内部の建物(旧庁舎)(移築)


博物館の正門がかなり忠実に再現されていることが判り、逆に現・網走刑務所庁舎の意匠も今は博物館に移された旧庁舎を意識して作られていることが判る。


そしてオマケのオマケ(@博物館網走監獄)







<後編につづく> …後編は鉄分&カロリー多めです。
Posted at 2020/02/23 20:50:06 | コメント(2) | 旅(2020年) | 日記
2020年02月21日 イイね!

2007年夏「四国の旅」報告[再編集版] その2 更に讃岐うどんを食べてから今治へ

この記事は2007年9月にアップし、後に諸般の事情により公開中止していた『「四国の旅」報告』シリーズを再編集したものです。

地図など終了したサービスへのリンクの削除、個人情報保護への対応、一部の文の書き直し、補足事項の追加、フォトギャラリーを記事に統合、など行っています。
道の駅での車中泊など、時代の変化で何かと議論されるようになった内容も含まれますが、あくまで2007年当時の話として軽く聞き流してください。また今の基準から見るとかなり荒い画像も多いですがご容赦ください。



四国の旅2日目の報告です。1日目はこちら


仮眠していたネットカフェをパック料金の切れ目の時間(6時間)で退出。時間は早朝4時過ぎ。


しかし少し早すぎるので、朝の散歩に津嶋神社を見に行くことに。
但しこの神社…離島に位置しており、渡って参拝できるのは年に1回、8月の2日間行われる大祭の時だけ。(その2日間の為だけにJRの臨時駅まであるという由緒ある神社でもある。)
通常は島へ繋がる橋の橋板は外されており、対岸から眺めるだけという形になってしまう。

誰もいない気持ちの良い早朝、海岸から島の神社を遠く望む






そして朝食なのだが…昨日散々食べたにも関わらず、引き続き讃岐うどん店巡りをすることに。


先ずは豊中の上杉食品からスタートです。ちなみに既に3回目の訪問というお気に入りの店

(※この旅のあと、一時は玉売り専門になり店内では食べられなくなっていたとの情報もあったのだが、現在では再び店内で食べられるようになっているとのこと。)

ここは讃岐うどんの有名店の中の有名店…しかし基本的には町の何でも屋で、近所の人がゴボウとか普通に買いに来ているような雰囲気の店。
そんな何でも屋が早朝だけ店内でうどん出しているという不思議なお店。
うどんは早朝のみという事もあってか、落ち着いた雰囲気で食べられるのも嬉しいところ。(※当時の感想であって、今どのような雰囲気になっているのかは不明です。)


そして肝心のうどんは、中(2玉)の醤油に、納豆をトッピング


弾力のある麺にドロドロした納豆や醤油が絡みついてなかなか濃いお味。生卵があったらもっと美味しいかも。
麺は太めの弾力麺。個人的には弾力系の麺ではここが最高の店ではないかと。


そして次は観音寺市内へ移動し、早朝5時から営業している岩田屋へ(※ネット上で調べてみたところ、2008年頃を最後に営業しているとの報告は見当たらず)


こちらも初めての店では無く、二回目の訪店。しかし駐車場があるにはあるらしいのだが、それを探し当てられず仕舞い。

ここの店は基本的に製麺所で、その一角に机を置いてその場で食べられるようにした感じ。しかし座席数が全く足りておらず、製麺所の事務机や軒先のベンチなど様々なところにお客さんが座って食べている有様。


そしてここでも2玉を注文(朝から合計4玉)


ここは基本的に製麺所なのでトッピングの類は無く、選択肢はサイズのみ。(生姜はおろし金が置いてあって自由に食べられる。)

見ての通りの細麺なのだが、実際に食べてみると弾力が凄い。
先の上杉食品もかなり弾力のある麺なのだが、こちらは細麺にも関わらずこれだけの弾力を感じると言うことは、物理的には相当な弾力の麺かと。
それにしても、弾力系ばかり4玉も食べ続けていると顎が疲れてくる…





そんなわけで、顎もお腹も苦しくなってきたので、朝の散歩第二弾へ。

やはり観音寺といえば琴弾公園


個人的にはコレ、銭形平次のオープニングのイメージなのだが…実は江戸時代に作られた歴とした史跡。


駐車場で新型ノアを発見!(※この当時はまだ珍しかった)






と、そんな事をしているうちに、時刻は8時を過ぎたところ。
少しお腹も落ち着いてきたところで、今日最後の…いやこの旅最後の讃岐うどんを食べに行くことに。既に昨日から6件の店で合計9玉も食べていて、まだ食べるのかと我ながら呆れてしまいそうなのだが、やはりローカル色が強く店毎の個性の強い讃岐うどんだけに、少しでも色々な店へ足を運んでみたいという欲求に駆られてしまうのである。

そして本日3軒目は国道沿いの「かなくま餅」というお店(※現在でも変わらず営業されている様子です)


その名の通り、本業はお餅屋さんで、餅・大福・おはぎ・赤飯などを製造・販売・提供するお店。
そんな訳でセルフや製麺所系が多い讃岐うどん店とは毛色が異なり、関西に多い力餅食堂系のような一般店で、お店の方がテーブルまで注文を取りに来て、配膳もしてくれるタイプのお店。しかも国道沿いにあってお店も綺麗。(逆に讃岐うどん店巡りをしていると、こういう普通のお店に戸惑ってしまう…)


で、「折角、餅屋に来たのだから」…と力うどん(餅入りうどん)を注文


それにしても凄い炭水化物コンビ…。しかも朝8時過ぎにして既に3軒目・5玉目のうどん…

ここの麺もどちらかと言えば弾力系。しかし先の2軒と比べると少し柔らかめ。
それよりも、この店で特筆すべきは、うどんよりも出汁や具。
香り高く上品な出汁は、例えるなら料亭で出てくるお吸い物の様な香ばしさ。そして具の野菜やキノコも出汁が染みて良い感じに仕上がっている。そしてもちろん餅屋なので、言うまでも無くつきたて感のあるお餅もグッド。
かなりのボリュームにも関わらず、出汁が聞いていることもあってか、量を感じさせない食べやすさがある魔性のお店…(本日5玉目、昨日から10玉も食べているにも関わらず、こういう評価が出来るところが凄いお店の証拠かと)

そんなわけで、味も良く、店も綺麗で、店員さんも家庭的で親切、国道沿いで場所も良く、駐車場も広い…総合的に見てもかなりレベルの高いお店で、実はここも何度かリピートしているお気に入りのお店。
(結局、今朝から訪れた3件は全てリピートしているお店ばかりで新規開拓を全くしていない…)

そして帰りに「餅は餅屋」と、持ち帰り用の大福やら赤飯やらを昼食&おやつとして買い求めることに。しかしこんなに炭水化物ばかり本当に入るのか…(最終的には完食しましたよ!)


さすがにもう満腹で少しゆっくりして出発したいところだったのだが…実は9時までに高速道路に入り、通勤割引の恩恵に預かりたいという事情もあって、休憩もそこそこに車を出発させ、なんとか8時55分にインターを通過。
そのまま一気に石鎚のサービスエリアまで走ってから一休み。

晴れてたら景色も最高だっただろうに…






そして一気に今治まで走行。

今治でのお目当ては焼き肉のタレなどで有名な日本食研の食文化博物館。
早速、訪れて入場しようとしたものの…守衛さんに門前払いされてしまう。何でもこの博物館の見学は日本食研の工場見学との抱き合わせになっており、その工場見学のスケジュールの関係で1日1回11時からのみ(※これは当時の話。現在は2タイプの見学ルートがあり、合計3回のスタート時間が設定されているとの事)。しかも完全予約制とのこと。そんなわけで事前の情報収集不足もあり、無駄足となってしまう。


仕方が無いので、気を取り直して近場のスポット探し。朝倉のタオル美術館なるスポットが面白そうなのでそちらへ向かうことに。

外観


庭園


タオルに関する資料館的なものかと思いきや、そういう社会見学的要素は少なく、その名の通り美術館のテイストが強いスポット。そして直営ショップも充実している。
(※今でこそ「タオル美術館」ブランドで、今治タオルの製造・卸・販売として知られるようになっているが、当時はまだタオル業者としてのブランド力は弱く、純粋に美術館としての色合いが濃かった印象。逆に今では軸足が完全に製造・販売に移ってしまった印象。)

家族連れやカップルにも人気の様子でかなり賑わっている。
美術館としても見応えのある施設なのだが、残念ながらほとんどのエリアで撮影禁止なので、写真で紹介できるのは撮影許可されていたタオル動物園だけ。(これだけ見ると子ども向けの施設かと思ってしまいそうなのだが、実際は大人でも楽しめるような施設になっている)









そしてタオル美術館を出たのは、夕暮れも近づく頃。温泉へ向かうことにして出発

途中、波方の波止浜で小休止&お散歩タイム。しばし時を忘れて瀬戸内海の夕暮れを満喫。

波止浜


大角鼻から瀬戸内海を望む(クリックで拡大)






そして温泉へ向かうことに。今日のターゲットは伊予三名湯に数えられる鈍川温泉。

とりあえず日帰り温泉施設の駐車場に到着したものの…駐車場から溢れて路駐している車があるほどの混雑ぶり。しかも山間の温泉地のイメージに似合わない近代的な建物で正直風情に欠ける。もう少し落ち着いて入浴したいと思い、温泉街方面へ車を進めてみることに。


鈍川温泉ホテルという昭和の香りのするホテルに「日帰り歓迎」の看板が出ていたので、こちらで入浴してみることに。



車を止め、玄関を入ろうとすると…


あまりに自由に闊歩しているので、一瞬野生かとも思ったのだが…
フロントの女性に尋ねると「うちで飼ってるんですよ。放し飼いですけど。」とのこと。
流石に天然のクジャクなんて、そう簡単に拝めるわけがないだろう…


館内には「大浴場」と「岩風呂」があり、大浴場には川を望む木造りの露天風呂が備えられており、ゆっくりと温泉に浸かる事が出来る。
但し「大浴場」と「岩風呂」相互間は一度着衣して移動せねばならず、ちょっと面倒。

しかし「岩風呂」がなかなか個性的で…(詳しくは写真右上に合成した由来を参照)


自然の渓谷を活かして作られた風情ある浴場で、しかも食事時に当たったせいか私一人の貸切。のんびりと温泉に浸かり、旅の疲れをすっかり癒やすことができた。大混雑の日帰り施設を避けてここのホテルでの入浴を選択して大正解。


温泉で疲れを癒やしたあとは、今治市内の宿に投宿。仕事の人がメインの食事(家庭料理的なもの)付きの安いビジネスホテルだったのだが、夕食に出てきたおいしい鰹のたたきを肴に地元の日本酒を満喫。温泉効果に加え、この旅唯一の地上泊で、良い旅の中休みとなったのだった。


<つづく>




オリジナルの記事に頂戴していたコメントを転載します。

モン吉 (≧∇≦) さん
2007/09/08 00:21:58
去年同じく訪れました(^^
前に川が望めて、なかなか良かったです☆

コメントへの返答
2007/09/08 20:54:35
モン吉 (≧∇≦)さんも訪問されていましたか!

そうですよね、川を眺めながらのんびり入れて…ホント良い感じでしたね。


妙延寺 さん
2007/09/08 03:42:40
(・。・)朝は納豆うどんですね?いいかも、この組み合わせ。

力持ちうどんは一見、正月の雑煮 地域版ってかんじですね。

鈍川温泉ホテルですか、このネオン管が怪しくて誘蛾灯のように引きつけられますね?

早起きすると沢山回れますからいいですね、実生活では逆なんですが

(´▽`;アセアセ

コメントへの返答
2007/09/08 20:53:05
ここのおばちゃんがやたら納豆を勧めてくるので…
でもこの組み合わせ、かなり美味しかったです。

正月の雑煮…まさにそんな感じでしたね。ここのうどんは本当に美味しかったです。

実は私も朝は苦手な方で…よく車中泊で寝過ごして蒸し風呂地獄になってようやく目が覚めるというパターンが…(´▽`;
Posted at 2020/02/22 19:37:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年02月19日 イイね!

2007年夏「四国の旅」報告[再編集版] その1 ひたすら讃岐うどんを食べた話

この記事は2007年9月にアップし、後に諸般の事情により公開中止していた『「四国の旅」報告』シリーズを再編集したものです。

地図など終了したサービスへのリンクの削除、個人情報保護への対応、一部の文の書き直し、補足事項の追加、フォトギャラリーを記事に統合、など行っています。
道の駅での車中泊など、時代の変化で何かと議論されるようになった内容も含まれますが、あくまで2007年当時の話として軽く聞き流してください。また今の基準から見るとかなり荒い画像も多いですがご容赦ください。



夏休みの前半、車中泊で四国を旅することに。(※ちなみに当時の愛車は初代T30型エクストレイル)

朝3時起きで自宅(※当時は関西圏在住)を出発し、神戸6時発のジャンボフェリーに車を積んで高松へ向かうことに。

神戸港からの出港


かなり早起きしての出発だったため、船内で仮眠を取る予定だったのだが、目が冴えてしまい、瀬戸内の景色を眺めて過ごすことに。


明石海峡大橋の下を通り抜け(逆光ご容赦)


心配だったお天気もだんだん晴れてきて一安心


3時間40分の航海を終え、9時40分高松港到着。





四国上陸後最初のアクティビティーは…せっかく讃岐国へ来たのだからと、早速うどん店巡り。なお今回は高松市内のお店を中心に巡ることに。


まず一軒目は高松市の「なかにしうどん」(※現在は有名店になり新しい店舗に移転しているとのこと)
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セルフ店で、ちょうど昼前という事もあってか、店内は地元の人で賑わっている。そして駐車場完備なのが嬉しいところ。(小さなうどん店って意外に駐車場が無かったりするので…)

うどんは適度に弾力ある美味しい麺。
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そして2軒目へ移動…したものの、お目当ての「中北」は当面休業とのことで残念(※ネット上で確認した範囲では2008年以降の営業を確認できず)
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しかしこの店、住宅街の狭路の奥にあるので、大きな車だと辛いかも。


気を取り直して、次は「マルタニ製麺」へ(※現在も変わらず営業中とのこと)
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ここは通り沿いに駐車場もありアクセスは良好。
店内に行列が出来ていてビックリするも、これは玉売りの行列。店内で食べる人は直接オーダーすれば良いとの事で一安心。(※当時の讃岐うどん店は今ほど行列だらけではなかったので)


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弾力性だけで言えば先の「なかにしうどん」の方が圧勝なのだが…ここのうどんは弾力性よりもツルツル感で勝負しており、これはこれで最高のうどん。

但し、ここの天ぷら類…衣が甘口で、しかもしっとり系なので結構お腹にたまる…


そして高松市内から空港方面へどんどん南下し、3食目は「はったんじ」へ(※ネット上の情報では、この旅の直後に廃業したとの情報あり)
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市街中心部から外れてきたこともあってか、広大な駐車場を備えており…逆に店舗がどこかわからない有様。(写真の「」の建物が店舗)




高級感のある店構えにも関わらず、システムは普通のセルフ店。
ここでは「肉ぶっかけ」を頂くことに。ここもの麺も美味しいので三杯目の昼食にも関わらずスルスルと入ってしまい、しかも鰯の天ぷらもなかなかの美味。


そして食後のコーヒーor紅茶と「うどんかりんとう」なるもののサービスも


うどんの端を揚げたもののようで、ぼんち揚げのような食感で、最初はドーナツのような甘さが、その後はうどんの塩味が一気に効いてきて、これまたなかなか美味。
(※今では「うどんぴっぴ」として有名?になっていますが、当時はまだ珍しかったのかも。)





そして、このうどん店巡りは朝食+昼食の位置づけだったのだが…さすがに3軒も巡るとお腹が…
更に今朝は3時起きでの出発だったこともあり、疲れを感じ始めていたので、まだまだ日は高いものの、温泉で一休みすることに。

そこで向かった先は香南町にある道の駅にもなっている「香南楽湯」。
温泉はデザイナーズ銭湯といった雰囲気でとても綺麗で良い感じ。(写真は無し)
そして広い畳敷きの休憩室があり、座布団も使えてゆっくり一眠り。(さすがに午後の時間帯に車中での仮眠は辛いですからね…)


そのまま夕方前までのんびりと過ごして、再度入浴してから再度出発(少し長居しすぎたかも…)






そして丸亀まで行って夕食をとることに。(何ともまあ…凄まじい食っちゃ寝の旅…)
香南→丸亀は遠いように思えるものの、実際の距離は短いので、あっという間に着いてしまう感覚。


そして閉店間際の「家康」というお店に入店(※googleマップによると現在は閉店している様子)


感じの良いご夫婦が切り盛りされている、社食や学食のテイストを含んだ大衆食堂といった雰囲気のお店で。


大衆食堂という要素が強いこともあってか、定食メニューなども充実していたのだが…折角讃岐に来ているのだからと…


名物の「かえしうどん」といなり寿司、おでんを頂くことに。

ここの麺は昼間食べ続けた弾力系の麺ではなく、素朴な柔らかいうどん。そして素朴で地味ながらうどんの評価は弾力だけで無いということを感じさせる実力派。
定食等もやっているだけあってサイドメニューもなかなか美味しい。

本日4杯目なのにスルスルと入ってしまう恐ろしい店…
(もうこのお店は営業していないようなので書いてしまいますが、)しかも閉店間際だったこともあって、「残り物だけど…」と替え玉(?)までサービスしていただいて、気がつけばお腹いっぱい。


そして市内のネットカフェに移動してみんカラを徘徊しつつ仮眠。

結局、今日はひたすら讃岐うどんを食べ続けただけで1日を終えてしまったような…
しかもこれだけうどんを食べたにも関わらず…明日も朝から早起きうどん店巡りに出かけたいと思います。(呆)

それにしても13年も前の話とはいえ、訪問した5軒(休業の1軒も含む)のうち、現在も営業している事が確認できたのが2軒(しかもうち1軒は移転済)だけ…個人店の多い讃岐うどん店はやはり変化が激しいのだと感じさせられた次第。


<つづく>




オリジナルの記事に頂戴していたコメントを転載します。

妙延寺 さん
2007/09/08 03:26:24
(^0^)ほーい。

潮風にたなびきながら 旅は出発されたんですねえ、よかとね。

船の先端で十文字になると 映画のワンシーンですな?

( ・ω・)?

いやあ、うどんって食べられるんですね、3杯も。あまり汁がないからかなあ。

でも、食べ比べしないと寸評できないしね!

こうして旅は続くのであった…(^^)

コメントへの返答
2007/09/08 20:59:02
丁度そんな感じですよね~

やっぱり船旅から旅が始まると何というか旅する意欲というかが高まりますね。

讃岐のうどん屋さんってサイドメニューの天ぷらとかが豊富で…色々食べてしまうので、はしごしていると段々きつくなりますね。
…っていうか気をつけないと始めに食べたうどんほど良い評価になりそうです。(^^;)



ぷーある茶 さん
2007/09/08 19:54:26
まさしくうどん地。。じゃなくてうどん天国♪

うどんって消化の良い食事の代表みたいなもんですけど、これがラーメンの旅だったら胃がもたれて、かなりキツかったんじゃないでしょうか(=゚ω゚)?

コメントへの返答
2007/09/08 20:56:06
天国なのか地獄なのか…正直、ここでしか食べられない!っていう思いが無理矢理胃袋を活動させて…

ラーメンだったら…とても無理ですね(^^)

Posted at 2020/02/20 22:32:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅(~2008年) | 日記
2020年02月18日 イイね!

旧・奈良監獄 最後の一般公開

かなり回想モードのブログです。

明治五大監獄の一つに数えられる奈良監獄(明治41年竣工・重要文化財)であるが、戦後に奈良少年刑務所となった後、平成29年に廃止となった。
その歴史ある建物を生かし、星野リゾートによる高級ホテルとして生まれ変わることとなったのだが、その工事を前に刑務所として使われていた当時のままの姿で期間限定で一般公開される機会があり、足を運んでみることに。しかも敢えて夜の時間に…


近鉄高の原駅から奈良交通のシャトルバスで刑務官官舎内のバス停へ護送輸送される。



ちょっと歩いて、表門へ到着



ロマネスク様式の立派な門である



敷地内へと入り、尖塔を備えた庁舎内へと進む



ホテルへ改装される前の貴重な一般公開ということもあって、かなりの混雑




先ずは講堂で資料展示を見学



そして網走監獄などでも有名なハビランド・システムと呼ばれる放射状に配置された収容棟へ


中央の扇の要に当たる部分に監視所が設けられており、少ない人数で多くの収容棟を一度に監視できるという効率的な造り。

この造りそのものは網走監獄などでも有名なのだが、ここ奈良監獄では足下を網状にして、更に下層階まで含めて一気に監視できるという、更に効率的な造り。



ちなみに後刻同じ場所を下から見上げた様子



そしてこの監視所でプロジェクションマッピングの上映が行われる




実はこのプロジェクションマッピングが入れ替え制になっており、しかも順路内に組み込まれているため…これがボトルネックになってしまい、ココまでのエリアが大混雑していた理由。

なのでここを過ぎれば、後は比較的のんびりと見学することが出来る。


収容棟を見学し



下層階へと降りる



下層階はまた違った雰囲気で賑わっているのだが…



こんな感じで監獄内ビールフェスが行われているため


もちろん屋台街にも飲食スペースはあるのだが…


独居房を借り切って飲食スペースとして利用することも可能


ちなみに1部屋あたり¥800の清掃協力金(オリジナルビニールシート付き)を支払えば45分間利用できるシステム。
中にはグループでやってきて、盛大に酒盛りをしているグループも。


しかし一人だとちょっと殺風景過ぎて…





時間ギリギリまで飲んだくれてから、引き続き見学を再開



重屏禁房という懲罰房



2重に厳重に仕切られており、本来は灯は全くなく、しかも寝具もない状態でここに屏居させていたのだとか。(但し近年は非人道的とのことで使用されていなかったとのこと。)


そして見学を終え、建物外へ(かなり露出を上げた写真…現地はもっと暗い)



最後に敷地外の隔離病舎(右)と奈良奉行所時代の牢舎(中央)を見学して



これで一通りの見学を終了。

それにしても網走など旧監獄を見学出来る所はあれど、夜に、しかもお酒片手になどという機会はそう簡単には無さそうで、 なかなか貴重な体験だったといえるだろう。
しかしこの建物がホテルとして保存・活用されるのは嬉しいことなのだが、内部など刑務所当時の姿が失われてしまうのはやはり残念でならない。


※なおこの一般公開は最後最後と言いながら、なぜか2年連続で行われていたものです。これからホテルへの改装工事も進むものと思われ、今後の一般公開は期待薄かもしれません。
Posted at 2020/02/18 19:24:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅(2019年) | 日記
2020年01月14日 イイね!

令和元年11月 熊本城

福岡まで行ったついでに、少しだけ熊本まで足を伸ばしてみることに。

まあ半ば思いつきでの訪問なので、無計画性や画像のクオリティ(全てスマホカメラ)等はご容赦のほどを。


金曜の夜、福岡での所用を終え、「みずほ」で熊本入り。


平成初期の安っぽい香りのする前駅舎が姿を消し、格段に落ち着いた良い駅舎になっていてびっくり。


繁華街から少し駅寄りという中途半端な場所にあるホテルにチェックイン。


ハード面はまあ機能的なのだが、人的なオペレーションや清掃が残念な限り。それでもすぐに対応すれば済む話なのだが、フロント係員(バイト?)はマニュアルルーティーン以外の仕事から逃げようとして…最後は責任者にお出まし願う羽目に。


そんな訳で気分が悪くなってしまい、少し離れた繁華街まで出かけるような気分でも無くなり、ホテル内にテナントで入っている居酒屋のカウンター席に落ち着く。

立地や店名から察するに、ホテル宿泊客をターゲットにした観光地的な店かと思いきや…


驚くほど鮮度の良い刺身盛りに度肝を抜かれる。


愛想の良い大将が、詳しく魚について説明してくれ、「ついさっき、夕方まで生きていた魚だから鮮度は抜群ですよ!」と自信たっぷり。天草直送の舌代も裏切らない。


次は少し順番が変ではあるのだが、郷土料理(というか珍味)の盛り合わせがあったので、そちらをオーダー。



からし蓮根以外は初体験の珍味で、少しおっかなびっくりで箸をつけたものの、どれもお酒にあう珍味といった感じで満足。
(むしろ、からし蓮根にボツリヌスを連想してしまい、分かってはいても無意識の抵抗感のある私…)


そして馬刺しの盛り合わせ


こちらも味の方は文句なしの絶品。

なお一応メニューはあるものの、盛り合わせ等は内容を確認して相談に乗ってもらえるので、一人客でも色々少しずつ食べたいというニーズにも応えている。
更に言うと、元々ビジネスホテルの宿泊客がターゲットということもあってか、元々のメニューそのものも小皿が中心で、定食系のメニューも用意するなど、お一人様には有り難いお店。

またここのホテルそのものが駅にも繁華街にも中途半端に遠いという立地条件が価格で還元されている感じな事もあってか、仕事で連泊している人とアジア系外国人観光客が二大勢力といった感じ。
しかし外国人観光客はあまりここの居酒屋を利用しないようで、メインの客層は仕事で連泊している人と言うことになるのだろう。そうなると相応のクオリティも求められてくるのだろう。


そして〆モードに入って、肥後牛の握りを2皿(3種類)とだご汁




絶妙な炙り加減の握りを、塩でさっぱりと…上品に素材の良さを感じながら味わえるのが最高である。(肉と言えば量で攻めがちだが、偶には質で攻めてみるのも悪くないだろう)


そんな訳で客室を巡るトラブルもテナントの居酒屋でかなり挽回したかと思いきや…

部屋で酔いを覚まして、天然温泉を謳う大浴場へ向かい…男湯の脱衣場へ入ると東南アジアい系と覚しき外国人女性に悲鳴を上げられる。
横を向いて「ここは男湯で、女湯は向かいにある」旨を説明すると、ソーリーソーリーと移動していったのだが、よく見てみると入り口には漢字で「男」「女」としか書いておらず、漢字が分からなければどちらが女湯かも分からないのである。施設だけは立派でも、こういう細かいところが全くダメダメ…
しかも後から入ってきた中国人ご一行様が音の響く大浴場で大声で話し始め…(まあ彼ら的には通常の音量なのかも知れないが)

正直、ここのホテルそのものは絶対に二度と何があっても泊まりたくないホテル。
しかしテナントの居酒屋に関しては大満足。立地の中途半端さは大きなハンデではあるが、個人的にお気に入りの店として一応覚えておきたい。(他のホテルに泊まって呑みに来るにはちょっと不便だが)





そして翌朝、ゆっくりの出発で熊本城へと向かう。

町中に残る味わいある建物を眺めながら歩き





洗馬(せんば)橋という電停を発見


「洗馬」と書いて「せんば」…
ふと幼い頃の記憶で、「肥後どこさ、熊本さ、」「熊本どこさ、センバさ、」「センバ山にはタヌキが…」というフレーズが浮かんできて、「あの『センバ』ってこの辺りのことなのかな?」などと思ったのだが、「山なんて無いよね。近くの山といえば熊本城の城山くらいだし」と軽くスルー。

しかし後で調べてみると、諸説あるものの、あの「センバ」とはこの辺りのことで、しかもこの電停の横にタヌキの銅像が建っていたり、市電の接近音があの童謡だったりと何気に見所があった様子。
特に銅像は結構目立つ場所にあったはずなのに、全く気づかず…下調べ不足に加え注意散漫が見事に露呈。最近年取ったかな(笑)まあみんカラ歴15年の長老なのもので…





そして十数分歩いて熊本城の域内へと到達。

平成28年の熊本地震で、石垣を中心に大きな被害を受けた熊本城だが、年々着実に進む復興の様子を伺いつつ、少しながら地域経済に貢献できればと思い、(ブログに上げられていないもの)年に1〜2回程度、折を見て熊本まで足を運んでいる。

なお震災前の熊本城訪問記はこちら


まず目に入ってくるのは石垣の中にある立派な高校


往々にして城内に立つ高校は伝統校ということが多いようなのだが、やはりここ熊本でも例外では無い様子。


そして城域に入ると目についてくるのが、こうして地面に広げられた石の数々


これは地震でダメージを受けた石垣を解体修理する際に、一時的にこうして地面に広げて保管されているもの。


そして道路を外れて古城堀端公園という公園へと進んでいく



そのままのネーミングではあるのだが、熊本城のお堀に沿って整備されている公園。


そして堀を挟んだ城内の石垣の上に立派な建物が見えており、レストハウスか何かかと思いきや…


元気なバレーボールの掛け声が聞こえてきて、先ほどの高校の体育館だと気づく。
それにしても城内という立地もあってか、県立高校とは思えない景観に調和した瀟洒な体育館でびっくり。


そしていよいよ熊本城公園へと進んでいく



そもそも地震の影響で園内のルートが制限されている上に、地震で出来た段差などに対して親切にパイロンをおいてくれているので、工事現場感が半端ないが、公園そのものはオープンしている。


そして熊本城天守が見えてくる



しかしここでちょっと寄り道して、熊本県立美術館で展覧会を見て行くことに


但し美術館とは言っても、この時の特別展は歴史系のものが多く、しかも地下に県内の装飾古墳石室の複製を展示するなど、名前は美術館でも、かなり歴史系史料館の雰囲気が漂っている。


そして寄り道も終え(「展覧会に関する言及は無しかよ」という突っ込みはご容赦を)て、熊本城へと入城することに。


但し入場とは言っても建物内まで入れるわけでは無く、現在は特別公開という形で復旧工事が進む本丸敷地内を休日など日時を限定して解放し、天守等の復旧工事を間近で見られるという趣向。

長い行列に対応した入場券売り場があるものの、幸い行列は無くスムーズに購入することができた。


しかし大人で¥500という金額に、前にいた人が「城の中に入れるわけでも無く、外から工事現場を見せるだけでこんな高い金額を取るとはけしからん。」と激怒し入場を取りやめている。正直、私も最初はこの金額設定を少し高いと感じたのも確かで、気持ちは分からなくはないし、見る見ないは個人の自由。
とは言え、冷静に考えると見学者用の通路の整備や安全確保にかかる費用を考えると全く高い金額ではないと感じるし、また入場料を支払って見学することもまた一つの支援とも考えることもできるだろう。


ちなみに今回の特別公開で公開される範囲はこんな感じ



幸いお天気も良いのに、人出も少ないというラッキーなシチュエーションで城内へと進んでいく。



何気ないお堀の光景ではあるのだが、よく見てみると



反対側も



更に進んで



熊本城で数少ない江戸時代からの現存建造物である宇土櫓を眺める。


少し角度を変えると工事現場感が…


熊本城の中ではただの「櫓の一つ」に過ぎないのかも知れないが、元々は宇土城の天守閣だった建物を移築したという伝承もある立派な五階櫓。
(現存12天守と比較しても、宇土櫓より規模の大きな天守は姫路城、松本城、松江城の3城しか存在しない)

以前は内部も見学でき、他の城の天守閣顔負けの立派な櫓で、しかも西南戦争の戦火をくぐり抜けた現存建造物ということで熊本城の大きな目玉だった櫓なのだが、残念ながら現在は閉鎖中。
(ちなみに熊本城の天守閣は西南戦争で消失し、昭和35年に再建されたもの)


そして修復工事中の天守閣を間近に見上げつつ、角度を変えつつ天守の周囲を3/4周ほど歩くことが出来る。





また本丸の大銀杏が見事な紅葉を楽しませてくれる



しかしこの大銀杏の紅葉を取材に来ていたTVクルーの傍若無人な振る舞いが…

そして特別公開ルートはここで折り返し。元来た道を戻っていく形になる。





くまもんや清正公にご挨拶し




上通のラーメン屋「こむらさき」へ




あまりにベタなお店で、もう少し色々なお店を開拓してみても良かったのだが…
時間が限られる中で手堅くとなると、やはりこのお店を選んでしまう私。(何だかんだで好きなんですよ、こむらさき)


そして熊本城を眺めながらバスを待とうかと…


思ったのだが、バスの出発までに少し余裕があったので、バスの始発であり、最近建て替えられたばかりの桜町バスターミナル(旧・熊本交通センター)まで行ってみることに。



以前の昭和な雰囲気は完全に消え去り、完全に近代的でお洒落な商業ビルになってしまい、全く別の場所に来てしまったような違和感すら覚えるほど。

そしてバスに乗り込んでしまえば、福岡空港まで一直線…の筈だったのだが、熊本市内の渋滞に巻き込まれ大幅に遅延。高速に入ってスムーズに進んだかと思えば、太宰府ICから先でまた渋滞に巻き込まれ…最終的に1時間以上の遅延となり、予定の飛行機に乗り遅れ(大汗

しかし熊本ー福岡間で、新幹線ほど極端に速くなくて良いので、またバスほど極端に安くなくても良いので、程々のお値段で程々定時性が担保されている移動手段があると嬉しいのだが…「有明」の需要ってありそうな気もするのだが…


結局、飛行機に関しては公共交通の遅延が原因だったこともあり、NH様の寛大なお計らいで後続便に振り替え。

まあ九州出発前に夕食を楽しむ余裕が出来たと解釈することに(笑

Posted at 2020/01/14 21:25:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅(2019年) | 日記

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