2020年07月18日
長期間に渡り放置されていたであろう玉ねぎ…
風通しも悪いため黒く変異
冥府の水を召喚し さらに変異を加速させていく
まさに冥府の扉🚪となろうとしていた
開きかけた冥府の扉🚪をレジ袋を二重にして封印
二度と冥府の風が吹く事はない
外に置き ゴミの日を待つだけである
そして2日後…
冥府の扉🚪は清浄なる炎が燃え盛る場所へと運ばれて行った
終わったのだ
冥府の風の残り香も消えるだろう
…とはいえ すでに扉を封印して2日
すでにここから無くなったのに
いまだに風がくる…
玉ねぎは変異して黒くはなったが
冥府の水をそれほど召喚してはいなかった
亡者たちもまだいなかった
コバエどもはたかってきてはいたが…
んん…?
なぜ風がやまぬ??
私は勝利に酔いしれていたが
今は疑心暗鬼になった
まさか…発芽した玉ねぎは偽の扉🚪
本当の扉🚪は他にある…というのか
魔王バラモスを倒し 王宮で祝勝会をやっていたら
突然周囲の兵士💂♂️が潰され穴があき
大魔王自らが自己紹介…的な
あの絶望感が…よみがえる
必死に否定したい自分がいる
でも 状況証拠がそれを許さない
くそっ!
どこだ!?台所はすでに探し尽くした!
それでも再度キッチンアドベンチャーをやる
今回はー昴ーを口ずさむ余裕はない
丁寧に あらゆる扉🚪をあける!
でも無いのだ 冥府へと続く扉🚪が無い
なのに冥府の風がゆるやかに でも確実にこの世界へ流れ込んでいる
私は進退窮(きわ)まった
椅子に腰掛けて天を仰いでいると
親父殿が来た
『そういやさぁ イシモチ…どごさしまったっけ?』
あ?イシモチ?
イシモチとはシログチの俗称だ
白身魚で焼き魚にしたりする
冷蔵庫にあんだろう?生魚だもの
『ん~探したんだげどや無いんだや この間貰ったんだ』
親父殿のちくわの友から貰ったものに
イシモチもあったのだ
それを聞いて私は何やら嫌な予感しかしなかった
どごさしまったの!?
『んー…どごだいなぁ~』
マジか…
大魔王ゾーマを解き放った張本人が
現れるとは…
つまり この冥府の風は
あの玉ねぎ由来じゃない!
貰い物のイシモチが変異して 冥府の扉🚪を開いているという事か!
私は再び冒険者の目になる
まさに勇者 真の戦いが始まるのだ
Posted at 2020/07/18 09:12:59 | |
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