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私は今の車を買う時考えていた
せっかくの新車 その輝きを長く維持したい


ならば！
プロフェッショナルによるコーティングが良いだろう！と
史上初！私は業者のコーティングをしてみようとなった


とはいえ私はそういう業者を知らない
周りにも専門店はない


そんな折 同僚の車がやたらピカピカであるのに気がついた
聞くと…コーティングしたという
お！それは渡りに船じゃないの


【KeePer】を利用したという


KeePer？
私はわからなかった
彼はシャドー&ディープ㈱の近くにあるガソリンスタンドを利用したという


え？ガソリンスタンドで！？専門店じゃないの！？


そのスタンドに行くと確かに
【KeePer PROSHOP】と派手な看板がある
ちょうど作業中の車がある
ランドクルーザーシグナスの黒


もう説明不要だ
艶々！ホイールもビガビガ！
凄いな……このシグナス 年式的には結構古い


なのに何これ？プロフェッショナルのコーティングって ここまでなの？
私のあのグラスコーティングでニヤついていたのが恥ずかしい位なんですけど！！


私は衝撃を受けた
これはいいな……車はまだまだ来ないけれど 調べる価値はある


全く意識の中に無かったプロフェッショナルによるコーティングという世界
せっかく大枚はたいて買った新車
まだしばらく車が来るまでかかるが……調べておいて損はないだろう


インターネットでちょろっと検索すると意外とコーティングする店があった
私が単に知らなかっただけなんだな


スタンドから整備工場まで様々


驚きだったのが件(くだん)のKeePerをやっているガソリンスタンドがそこそこ多かった事
へぇ……ホント 私が興味が無かったから気がつかなかっただけだったんだな


みんな結構コーティング頼んでいるんだな……


去年の秋も深まるある日の事である
その時はまだ我がマスィーンは影も形も無かった

休みの朝にマスィーンの惨憺たる有り様を目の当たりにして
急遽予定には無かった洗車をしたいと考えた


だが


今年の6月は異様に暑い
まだ梅雨真っ盛りなはずなのに
真夏の太陽のような熱線が降り注ぐ
まだ午前中なのに…だ！


くそ せめてガソリンスタンドの門型洗車機が使えれば…短時間で洗えるんだが


心配されるイオンデポジットも
洗車機ならば最後に高圧送風でルーフやボンネットのほとんどの水玉を吹き飛ばしてくれるから拭くのは楽ちんなんだわよ


だから乾ききるまえにササッと拭き取れる！


はるか昔…
私は何を思ったか ガソリンスタンド…当時はまだセルフではない通常のフルサービスだったが
【手洗い洗車】というものをオーダーした事がある


あの時の店員さんの 一瞬の嫌な顔
忘れられないな
すぐにいつもの営業スマイルに戻ったのだったが…


まぁその店員さんが 今の所長なんだがね！


値段も聞かずに頼んだら…
5000円位取られたな もちろん以降二度と頼まなかったさ
あんな嫌な顔する程 面倒なんだろうからね


そんなに人員が潤沢ではないのに
数十分人手が割かれるわけだし



時代は水道のホースでジャンジャカ水をフロントにぶっかけてウィンドウを洗ってくれた時代


今では絶対にあり得ないだろう
私は別に構わないが 人によっては何してくれてんじゃゴルァ！！
となるだろうし


面倒だったのは行くたびに水抜剤どうですか？と言われたのぐらいか
1回入れたら次々と毎回言われてなぁ
何でわかるんだ？と思ったら


給油口の蓋の裏にガムテープに水抜剤いつ入れたか書いてあってな
フルサービスだから 普段自分じゃ給油口開けないだろう？


ガソリンスタンドだってそうやって稼がないといけなかったしな！
営業実績を上げるためには攻めないと
店自体が倒れて 自分も路頭に迷う事になる


背に腹はかえられない！


前マスィーンは中古だったから躊躇なく門型洗車機に突っ込んだ
CMでも黒い車を洗っている映像が流れていたからね
それだけ自信がある証拠と私は考えた


だが今回は一応ニューマスィーン…
世の中に現れてからまだ半年ちょい
ううむ やっぱり躊躇する


こうしている内にも太陽はジワリジワリと正午に向けて上がり続け
また気温も上がり続けていくのだった

朝 私は玄関に来た
くされども(メダカ)に餌をやり
野生のくされども(スズメ)に古米をばらまく


んんん～休みはいい…
そう言いながら新聞をポストから取り出す
点滴のようにマスィーンからは充電ケーブルが伸びていた


ドアグリップを握り解錠！
すると充電口のロックも外れて
ケーブルを回収可能に


私はふとリアガラスをみた


うげっ！汚い！！なんじゃこりゃ！
雨粒の形に砂埃がびっしりとこびりついているではないか！！


うはぁ～ ちょい前に雨が降ったが
ザーザーではなくバラバラと降ってすぐに晴れた
だから汚れが雨とともに流れ落ちなかった！


近くで工事をしているから砂塵が半端なくてな
雨粒が砂埃を抱え込みそのまま乾いてしまったのだ


くっ…
なんてこった よし今日は予定していなかった洗車を実行しよう！
私の決意は揺るがなかった


だが…今年の6月をナメていた
暑い！まだ梅雨明けしていないが暑い
まるで真夏みたいではないか
まだ午前中だぞ？


うーん 今から洗ったら…炎天下
水が乾いてイオンデポジットを形成するよな
あれ意外と厄介なんだわよ タオルでごしごししてもなかなか取れないし


強く擦るからボディに傷をつける原因になる
特にボンネットとルーフは太陽と直角に相対するから特にな！


仕方がない…とりあえずリアガラスだけ水拭きしてお茶を濁すか
リアガラスをキレイにすると 多少は見栄えは良くなるが…根本的な解決ではない


だが今はかなり暑い しかもまだ午前中でな
正午を迎え午後になればさらなる気温の上昇


熱中時代になるな
失礼 熱中症になるな
昔は日射病とか熱射病とか言っていたが…今は熱中症にひとまとめに言われていたりするんだろうか？


今から洗車は危険だ！
でも……この惨状は…


ううむ…


私は部屋に戻りエアコンの風を当てる
普段は【風よけ】というモードにして
冷風を直接体に当てないようにしている
車のエアコンも基本その形を取る


今は暑い外から来たから応急の意味で
【風当て】モードにし 送風も自動から強風にして汗を引っ込める


エアコンを見ながら私は車をどうするか考える
夕方🌇まで待つか……？
いや 明日も仕事である 夜まで疲れを引きずりたくないなぁ～


さりとてこの汚れ……


ううむ……どうするか

夜 私は蔵書のマンガを読んでいた
いよいよ暑くなり遂にエアコンを稼働させた


ふぅぅぅぅ……涼すぃ…


当時100Vで最大の冷房能力を持つモデルを選んだ
なぜなら居間だけでなく続く台所も同時に冷やしたいからだ


さらに高出力であれば一気に冷やせ
あとはユリユルと維持させるだけ
かえって小さい出力をガシガシ回す方が電気代がかかる罠がある


テレビはついているが画面はあんまりみない
BGM代わりみたいなもんだ
もちろん興味をひくワードがきこえてくれば画面をみる


座布団を2枚重ねて座るスタイル
座椅子でもあればなぁ…なんて思ったりするが そこまで贅沢にする事もないだろう


翌日も仕事であるからな
こういうゆったりマッタリした時間もまた必要なんだわよ
ゼロコーラをコップにつぐ


シュワワワ～と泡が
晩酌する人ならビール🍺を飲むんだろうかね
私は晩酌をしないし そもそも酒🍶🍷🍸自体飲まない


飲んで飲めない事はないが 美味しいとは残念ながらこれっぽっちも思わないのだ


グビグビ…とコーラを飲む
ふぃ～ ゼロコーラだからこそこんな飲めるが
普通の甘い奴なんかこんな調子で飲んだら
間違いなく病気🏥😷💉になるだろう


ふと…視界の下がわに一瞬黒く細長いものが一瞬みえた


ん？なんだ？今の黒いのは？
足を見るが何もない
んんん？


胡座(あぐら)をかいていた足を動かした


その瞬間 私はブリザード・トゥースを食らったかのような状態になった


ご ごご……


ゴキ…ゴキィィィィィ！！いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！


4～5㎝はあろうかというゴキ！！
えっ！こんなデカかったっけ？
マジかぁ！


艶やかな黒い肢体のゴキは長い触覚をゆらゆらと揺らしながらこちらを窺っている
おのるぇ～！ゴキがぁ！私の足の下にいるとは


ゴキは殺気を感じたのか素早く走り出す
野郎逃がすかよ！
私は手元にあったティッシュペーパーを数枚取り出して捕まえようとしたが


さすがは太古の昔から人類より先にこの大地の住人だったゴキ
新参者のトロイ動きなど嘲笑うかのようにソファーの下の隙間の闇の中にその黒い体を溶かした


くっ…おのれ 殺虫剤はある
スズメバチをまとめて葬り去った奴がある
しかしエアコンを使っているから部屋は密閉


それに薬剤を大量に噴射するスプレーだから 食べ物や食器がある台所に影響があるかもしれない


ゴキ1匹見つけたら必ず仲間がいる
最近ゴキの姿は見なかったからなぁ
油断していたな


ゴキブリホイホイを投入するしかないか


翌日シャドー&ディープ㈱からの帰りに薬局に立ち寄る
しかしゴキブリホイホイが無かった
燻煙を部屋にやるタイプはなぁ…


するとコンバットがあった
これは薬剤が含まれる餌にゴキが来て食べる


そして仲間のいる巣に帰り 餌に含まれる薬剤によりゴキは死ぬ
さらにゴキはその死んだ仲間をも食べる習慣があるらしく


薬剤が回った仲間を食べて自らも…


そういうワナタイプがいいかもな
私は早速購入し 家中に仕掛けた
ゴキブリホイホイのようにワナにかかっているのがわかるタイプではないから 本当に効果があるかはわからないが


何もしないままゴキが走り回るのを見て見ぬふりはできん！


果たして効果はあるのだろうか？

私の知人の会社の同僚がかつて乗っていた
【サバーバン】


私はアメ車は全くわからないのでね
多分9代目…かなぁ…
本来はハロゲンバルブを入れる所を
キセノンバルブを突っ込んでいた


さらに光軸も調整してはいたはずだが
ランプユニット自体高い位置にあったからね
かなり眩すぃ！！


排気量は．確か…V8の5.7リッターだったかな？
信じられないかもしれんが
アイドリングの時 凄い静かだったのだよ！


アメ車はドドドド！ってV8の唸りがこだまするイメージだが
静か…



とにかくデカいのひと言だった
シルバーでにぶく光る巨体は さすがマッスルな車が跋扈(ばっこ)する国の車だ


まさか乗せてみそ！！なんて見ず知らずの人は
言えないよ～♪
(by 郷ひろみ)


外国の車たちが市民権を得て たくさん国内に導入されている
でもやはりドイツが強いかなぁ


欧州の車作りを参考にして日系メーカーは作っているが
アメ車を参考にしている車って
今…あるのだろうか？


こんなにアメリカで車作っているのに
もちろんピックアップトラックみたいなのは別だぜ？


カムリとかアコードとかはアメリカっぽいのかなぁ？
ふわっとした乗り心地…なのだろうか
欧州はガシッとした乗り心地…
日本もかつてはふわっとしていたはずだが 今は欧州志向の車作りだ


道幅が広くてセコセコしなくて良いから ガッチリしていなくてもいいのかしら？
でも最近はそうでもないとか？


車体剛性が上がると ふわっとした感じからカチッとした感じになるのかもしれないな


サバーバンもちょいと古いモデルだったからね
走るのを見ていると結構車体が揺れていたな


でもそれがアメリカの車
大陸的な緩さ…個性なんだろう


その人は知人の勤める会社を辞めて
関西方面へと旅立ったという
サバーバンも震災でケシ飛んだ


今は全く音信不通である


もしかすると やっぱりアメ車が忘れられなくてまた乗っているのかもしれないな
アメ車をこよなく愛する人は またアメ車に回帰する


それだけの何かがあると思う