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このコインランドリーは当然だが標準容量タイプが人気である
(どこもそうか？)


そりゃあそうさ 大容量タイプは同じ100円でも時間が短い上 気のせいなのかもしれないが
乾きがやや標準容量タイプより悪いような気がするのだ


もちろん時間は400円の大枚はたいて32分にして比べた感じである
かたや300円30分であるから2分短いのだが……それでも……である


また洗濯物が少ない場合は 大容量タイプは明らかにオーバースペックであるわよ


さて 標準容量タイプ10台の内動いているのは7台 残り3台は停止して久しい 私が室内に入って約5分近く経過した


今なお取りに来る気配はない
だが……


3台の内1台は明らかに女性物の衣類が混じっている
こいつはジョーカーだな 下手に触ってあらぬ疑いをかけられたくはない


室内には時間で引き取りに来ない場合 次の利用者が洗濯物を取り出す事があると注意書きがある


ある事はあるが 中には狂った女がいる可能性だってある
様々にイチャモンつけて強請(ゆすり)集(たか)りを平気でやる腐れだっているかもしれない


ランドリー美人局(つつもたせ)だっているかもしれない！


『こいつが私の下着や服を勝手に取りだそうとしたんだよ～
あんた助けてよ～』


「オイオイ おめーさんよぉ？ウチのハニーの下着に触ったんだってなぁ？ハニーが怖がってんだろぉ？
おい？どう責任とってくれんだよオルァ？」


『アタシ他人に触られた下着なんか着けたくないよぉ あれ……おまえさんが買ってくれたお気に入りだったんよ～』


「おいおい おめーさんよぉ？聞いただるぉ～？ハニーお気に入りをよぉ
おめーさんがやぁ～台無しにしちまったんだよぉ～ ハニーの精神的苦痛をおめーさんが何とかする責任！義務があると思わねーか？あ？どうなんだ！？」


的な事もあり得る！？


ふぬぬぬぬ……
しかしさっぱり来ないな……どうしようか……


他の2台は……タオル類……と 明らかに男物のシャツとかズボンとかかな
そこに1人のおばちゃんが来た
その人は洗濯機を利用する人


これはチャンス！
私以外の目ができた！ましてや女性！
私は決心する
今まで他人の洗濯物を引き出すなどやらなかった……


やるしかないな……
そうさ時間で来ない奴が悪いのだ
店にも但し書きがあるのだから
別に……盗むつもりなどないし 顔を埋めてプルプルする気など毛頭ない！！


止まって久しいであろう乾燥機の扉🚪に手をかける！

コインランドリー……
仁義なき戦いの場所


やはり駐車場は満杯である


くっ…………考える事は皆同じくか
私はギリリと奥歯を噛む 取り敢えず駐車場で旋回して一旦出て2～3分したらまた来るか


と思ったらちょうど1台出た！
くはははは！天啓である！！
天は我に 諦めたらそこで試合終了ですよ？と！！


一縷(いちる)の望みを捨てずに駐車場を旋回した分……時間が我に味方したのだ！！
このコインランドリー分け目の戦い
我に勝機ありぃぃぃぃ！！！


などと妄想しながら駐車スペースに止める


さて……車から降り立つ
マスィーンの荷室に洗濯物を積んでいる


我がマスィーンは足をかざすだけでバックドアを開閉できる機能がある
この機能……人によってさっぱり機能しない！と怒る人がいる


これはバンパー中央の下に1対のセンサーがあり 足を入れる事でセンターが感知してバックドアを開閉するシステム


しかしこのセンサー ややクセがあるため慣れないと何度やってもバックドアは動かない


この動き……
バックドアが動かない時はホント……ちょっとカッコ悪いんだわよ
だからだんだんみんな心が折れて使わなくなるのだ


私は何度も試した そして……掴んだ
コツはセンサーの中央部分 バンパーの下端ギリギリに


足の甲を滑り込ませるイメージで
足をスッと差し出す感じで
よく横に足を動かすようにする人がいるが


あれはなかなかセンサーが反応しない
真っ直ぐセンサーの間に甲を入れる感覚でやればほぼ動く
たまに反応しない場合もあるが 確率的にはかなり下がるさ


ただ洗車中にこのセンサー付近を拭く時気を付けないと……
センサーが反応してドアが開いてしまう事かある！


施錠中でも問題ない
やればまず解錠されて
改めてバックドアを動かしてくれる
わざわざ解錠してからやる必要はない


ドアを開けて籠を取り またドアをセンサーで閉じる
さて……戦場へ いざ行かん！！！


ゴォォォォォォォ……
グォングォン！ゴヒュウウウウウ……


マシーンたちの稼働音が響き渡る
ここはガスか石油を燃焼させての高温乾燥であるから 熱気が凄いのだ
エアコンはまだ季節的に強くかけられていないから暑い！


あぁ……やはり全て埋まっている
いや……大容量のタイプは1台あいているが
こちらは8分100円である


標準容量だと10分100円である
私は30分はかけるから……大容量側だと400円で32分になる


ダメだ！100円余分にかかる！
それに……敵前逃亡したかのような気持ちになる
戦わずして逃げるなど！！我がプライドが許さぬ！


標準容量タイプは10台ある
稼働しているのは7台 残り3台はすでに機械は停止していて
タイマーもゼロになっている


すなわち所定の時間は過ぎたのだ


ううぬぅぅぅぅちゃんと時間を逆算してさぁ 終わる1～2分前には来て準備してろやぁ
私は心の中で叫び倒していた


私は目をつぶり……決断を下すか思案するのだった

私は洗濯物をコインランドリーに乾かしに行くミッションについていた


日曜日……
みんな休みの日である
今回は私も人並みに休みを与えられた
天気はイマイチ……それすなわち！
天下分け目のコインランドリーの戦いが勃発するのだ！


自宅の洗濯機に乾燥機能がある高機能なものを持てるハイ・ソサエティな方々には無縁ダー！な話であろうが……
ウチはそうはいかない


モーターと言ったら日立！
を信じて購入した日立の洗濯機を長年使っている


ビートウォッシュと呼ばれるもの
2010年辺りに発売されたもので
そのブランドは今なお続いている
使う水が少ないのと エアジェット乾燥というものが付いている


エアジェット乾燥……
なんだ乾燥機能あんじゃんよ！と思うみんカラ諸兄もいらっしゃるかもしれんが


これヒーター機能も送風機能もないのだよ？
上蓋中央部にあるメッシュ構造の蓋の部分が開く構造になっていて
エアジェット乾燥を始める時に開けるのだ


ようは洗濯槽を回転させて徐々に水分を飛ばす方式さな


うん……
ハナから乾くなんて期待していないよ
だからウチでは使った事がない
30～180分もドラム回し続けるなら
素直に外干し部屋干し……コインランドリー


である
まぁ別段……乾燥機能は使わないが不具合なく頑張っている


さて天下分け目のコインランドリーの戦い
まず駐車場の陣取り合戦に勝たねばならない


コインランドリーは大抵狭い
潰れたコンビニを居抜きで利用する店舗もあるが そちらはそこそこ広い事が多い


駐車場の陣取り合戦という予選を勝ち上がり 初めて本選たるコインランドリーの戦いに参加可能となる
天気が悪い日曜祝日は平日より利用者が多い


そして最大の問題点が 乾燥が終わっても引取りに来ない問題
これが戦いをより苛烈にしている


しかも 女性ものの下着なんかが見えた日にゃあ 一切手出しできない
下手に中身を引きずり出している所を持ち主が戻り目撃されたら……


あらぬ疑いをかけられかねん


時間で戻らぬお前が悪いという道義的責任など 声の大きい女性の前だったりしたら意味などなさない


あいつは下着ドロだ！って叫ばれたら……もう冤罪だろうと関係ない


まぁ極めて確率は低いだろうけれど
ゼロじゃないのだ


そんな苛烈な戦場に私は降り立つのだった

朝 起きてから少しみんカラを閲覧していた
そんな折 ある記事が目に入った


日本車がカッコよかったあの頃――“新しい何か“を予感させたイケメン車3選


というもの
その3台は日産セフィーロ ホンダCR-X 同じくホンダアコードインスパイアであった


なるほど 3台とも目を引く車だな
私はセフィーロは二代目のイメージが強い
なぜならクソ上司が乗っていたから


可愛さ余って憎さ百倍！って訳じゃないが……
初代セフィーロはなんてったってシルビアに通じるようなあのヘッドライト


三連装ヘッドライトはかなりイメージが強い
プロジェクターヘッドライトがシャープさを引き立てるのをみせつけた


もちろん当時のプロジェクターヘッドライトの配光特性のダメさは仕方がない
ファッションには我慢が必要なのだ


CR-Xも先輩が乗っていた
サーフィンを愛する正真正銘のスポーツマンだ


あのリアの車体を包丁でスパッと切り落としたかのようなスタイルと
リアにあるサブウィンドウが特徴だった


先輩はSiというグレードに乗っていた


当時のホンダは今とは違い
とにかく軽くて楽しいものだった
代車で借りたシビックも
前はハイグリップタイヤで後ろがスタッドレスという
あるあ意味恐ろしい車だったが


全く問題なくビュンビュンと走れた
前さえちゃんとしてれば大丈夫だ！
と整備工場のおやんつぁんが言っていたな……


それだけ楽しい車だったのだから同じ系譜に連なるCR-Xがダメな訳がないだろう


アコードインスパイアも後輩が乗っていた
今は昇進して私より偉くなっている！
上昇指向があったからな！素晴らしい事だ


とにかくあのギラギラヘッドライトが印象的 前輪駆動 直列5気筒をフロントミッドシップに突っ込んだ異端児
前輪駆動なのに異様に長いボンネット！！


マツダも前輪駆動なのにボンネットが長いデザインを採用しているが
あくまでデザイン
しかしアコードインスパイアはエンジンが縦置きゆえの必然である


さて……記事のコメント欄を見ると
いやはや……凄いな
罵詈雑言の多い事


昭和世代をバカにしまくっている
いや昭和世代がわざと書き込んでいるのかも？


中には


昭和は中卒高卒のバカばかりだから 騙される！みたいなものもある
中卒高卒のバカばかりの昭和
そういうイメージを持つ平成の方々もいらっしゃるのかな


でもね？
中卒でも政治家になって国を運営する人もいたんだよ？


私のかつての上司が言っていた
上司はちょっとした有名な大学出であるが
ポツリともらした事がある


『社員は高卒なのに大卒がアルバイトなのか……』


当時アルバイトの採用で来た人の履歴書を見て呟いたのだ
私は側にいたから聞こえてしまったんだよね


その人はアルバイトで入ったが
努力して昇任試験を受けて 今は正社員になっている
やはり能力はあったのだよ


学歴だけでは計れないのさ
高卒だから中卒だからとバカにしたり
大卒なのにバイトとか～
なんて小馬鹿にすると
あとからしっぺ返しを食らうかもよ？


車の記事はとにかく悪口が溢れる
ちょうど良い憂さ晴らしができるからなのかしら？



その程度の人間が昭和はバカばかりだのいうのはいささか滑稽な話よね？

一昨日から昨日にかけて
猟銃とサバイバルナイフを使った事件が起きた


4人が亡くなり うち2人は警察👮‍♂️の方々である


なんとも……無念であろう
通報を受けて駆けつけたら 待ち構えられて 比較的短距離から撃たれたようだ


猟銃をそこまで簡単に扱えるレベルの人間の射撃ならば まず外さない


私は銃器に詳しい訳ではない
ましてや保持した事だってない
ナイフだって 家にある包丁とか果物ナイフ程度


目撃者の話では30㎝くらいのサバイバルナイフとか言われている
30㎝って……相当だろう？サバイバルナイフはスタローンやシュワルツェネッガーのイメージが強い


つまり軍用…………特殊部隊とか……
明らかにそっち系の使用目的っすよね


サバイバルナイフでキャベツの千切りとか大根の桂剥きをやる！
完熟したトマトもほら！この通り潰れず切れます！
さらに食パン🍞を挟みサンドイッチにして～


切ると～ わぁ～すごい！パンも具も潰れません！美味しそうですねぇ～！
という軍人料理人も 探せばいるのかもしれないが……


この男は猟銃の免許を所持していたようだ


私みたいなしろーとがいきなり猟銃持っても そんな簡単に撃てないよ
怖いもの 撃つ手順も知らないし


猟銃の弾丸だって安くはない
ましてや当時の服装も猟に行くかのような衣装
猟銃を所持しているなら猟友会にでも入っているのか？


となるが んなモンやってられっか！的な人だったらしいな


親父は市議会議長……
じーさんやひいじーさんも名士だった
まさに名だたる名家だったんだな
そういう見えないプレッシャーもあったか？


両親とも社交的で理想的な家……


もしかすると精神鑑定とかされる可能性もあるか？
なにしろかなり特殊な事件だし
思い込みが異常であるからだ


死刑か無罪か……となるかもしれない


とにかく猟銃の免許のありかたも問われるだろう
この男は免許を持っていたのだから


猟銃を保有したら必ず猟友会に入らなければならない！とかね
要請があったら必ず出る！とか
なにかしらの強制力を働かせる
一旦免許を取得したら3年は保持できるから


免許取得以降 引きこもって銃を磨きながら ニタァァァァ……って
あぁ撃ちてぇ
鹿とか猪じゃなく 逃げ惑う人間を撃ちてぇ～
なんて……なる可能性だってある


猟友会に常に顔出しする義務を与えれば……
異常な思考とか欠席を繰り返すとか
おかしい動きを察知しやすいんではないか？


欠席を繰り返す時は勧告をして
注意して警告して それでもダメな時は免許取り消しして猟銃弾薬全て没収する！


それくらい厳しくしないとダメじゃないか？
銃を持つとはそういう重い事なのだ
とはいえ 面倒だから猟友会やめるわ
猟銃も返納する……という人も現れるかもしれないな


ただでさえ猟友会の人員減少と高齢化が問題になっているのに……
簡単にはいかない話なんだな


この事件のあとも東京で2人組が拳銃🔫で1人を撃っている
日本は銃器に対し世界的に厳しい国
そうそうお目にかからないが……
ゼロではない


密輸という形で入り込む


猟銃は合法的に入手できる飛び道具
ゆえに持つ者の倫理観や生命観が厳しく問われる
変な主義主張 被害妄想に囚われた人間がもったらどうなるか……


今回の事件でよくわかっただろう


なんとも……
被害にあわれた方々にしたら……
無念極まる事件である