富士山1合目から6合目まで登ってきました。
今回のルートは富士宮ルートの水ヶ塚駐車場(1号目)から6合目まで。
正確には、須山口登山歩道というそうです。
水ヶ塚駐車場の標高が 1,450m
富士宮ルート6合目の標高が 2,500m
標高差 1,050m
6合目で昼食を食べようと、時間を逆算し、水ヶ塚駐車場に7:00到着。
水ヶ塚駐車場は、サーキットの狼公道グランプリ、折り返し地点のちょっと先にあります。
吉田ルートでなく富士宮ルートで、平日だというのに駐車場はこの時間だといっぱい。
奥の駐車場に回されました。
水ヶ塚駐車場から、5合目行きのシャトルバスを待つ人たち。
水ヶ塚駐車場からの富士山。
でかい宝永火口が大迫力で見えます。
事前に富士宮の天気予報2つ、富士山の天気予報2つ、計4つの天気予報で晴ということを確認していましたが、ほんとに天気が良く、空は真っ青。雲はごくわずか。
ここの標高は1,450m。これだけ天気が良くても涼しい。風が吹くと寒いぐらい。
今日の目的地、富士宮ルート6合目はここ。
肉眼では見えなかったけど、コンデジでもズームアップしたら写ってました。6合目の山小屋。
おにぎりを食べたり、ダート用レーシングシューズに履き替えたりして、計画より5分早い、7時25分スタート。
水ヶ塚駐車場から、富士山スカイラインを挟んだ逆側に登山口があります。
歩き始めは、なんという気持ちよい道。森の中、ほぼ平地の道が続きます。

前を歩いてる人は結構若い人で、その後
緩い上り坂になったところでぶっちぎられました。
一号五勺到着。

標識もはっきりしていて、道もわかりやすく、歩きやすい道でした。
緩い上り坂で、路面もフラットで歩きやすい。
はじめ登り坂に入ったところで、ゆっくり上ってるのに、結構息が切れました。でも30分ほど歩いていたら、息が切れるのも収まりました。
ほんと道は穏やかで、上り坂も厳しくなく、三ツ峠山よりずいぶん楽。
二合目到着。所々に標識があり、コースにはピンクのリボンがかなり結んであり、道がわかりやすい。
道が分かれているところには、必ずわかりやすい標識があります。
御殿庭下に到着。
標高1,950m。

二号五勺

村山修験者富士山修行場跡だそうです。
これって何かネットで調べてみましたが、どこも説明文が長く良くわからずで終わってしまいました。
三合目到着
ありがたいことに、相変わらず、穏やかで歩きやすい道が続きます。
木々の間から、富士山頂上が見えてきました。森林限界が近づいてきました。
三号五勺
富士山っぽい、砂利と岩の道になってきました。富士山頂上も、だんだん見やすくなってきます。
前方には、ほとんど木がなくなりました。
砂利道の傾斜がいきなり急になります。傾斜がきついので、1歩で靴一個分ぐらいしか進めなくなってきました。しかも砂利で滑る。一歩進むと、1/3歩分ぐらい滑り落ちます。
右には、宝永山がはっきり見えるようになりました。
ズームアップして撮った富士山頂上
後ろを振り返ると
富士宮市街と、駿河湾が見えます。
ふと気づいたのですが、駿河湾が見えたのは初めてかも。
富士宮ルートで5合目以上に何回か来ていますが、いつも下には雲海が見え、駿河湾が見えたことはなかったと思います。
駿河湾の向こうに、伊豆半島も見えます。
登ってきた道を見下ろすと、怖くなるような傾斜。
やっとのことで急坂を登り切り緩い斜面に出ました。

右は宝永第2火口。
上の宝永第1火口ほど大きくはありませんが、火口に向けて大きく、急な斜面でえぐられています。
近づくのが怖い。
6合目の山小屋が見えてきました。
5合目への分岐の道が現れました。
このまま6合目へ直接向かうこともできますが、まずは5合目に行きます。
樹海の中を下りる方向で歩き、5合目へ向かいます。
5合目へ到着。
ここには、食堂、お土産屋さんがあるのですが、なんと
建物がなくなっている!
聞いてみると昨年焼失したとのこと。しかも放火!
5合目でしばらく休憩。
5合目からの頂上の景色。
富士宮市と駿河湾。

さて、6合目へ向かいます。
6合目への初めの階段。
車やバスで5合目まで来たときは、6合目まではほんの準備運動。 この階段楽勝なのですが。
しかし、1号目から登ってきた、特に最後の砂利の斜面がきつかった今の脚には、この階段がきつい。ふくらはぎが、3回ほどつりそうになりました。
階段を登った後の斜面。
6号目ってこんなに遠かったっけ。
6合目到着。
6合目からの頂上の景色
富士宮市街と駿河湾
6合目の山小屋、雲海荘
宝永山荘
雲海荘、宝永山荘ともに、富士宮焼きそばが売ってるけど、宝永山荘には、目玉焼きのせ富士宮焼きそばがある。
魚粉が乗っているのがおいしい。
これを食べて、生き返った。はずだったのですが・・・・・
外に出て食後の一服。が終わったころ、右の横っ腹がつったように痛くなってきました。
やっと痛みが引いてきたと思ったら、今度は左の横っ腹が痛くなってきました。
登山で横っ腹が痛くなったなんて初めて。なんでだろう?
やっと痛さが引いてきたところで、近い将来、富士宮ルートで頂上に登りたいと思っているので、6合目から上の道を偵察。少しだけ登ります。
初めに階段があり、すぐに岩がごろごろした急な斜面に。
初めから歩きにくい道だ。覚悟しないと。
10m?20m?ほど登って、6合目まで戻ってきました。
さて、それでは降りて行きます。
まずは宝永火口に向かってゆきます。
ところが向かっていく途中で、今度は脚の付け根がつりそうになります。
さっきは横っ腹が痛くなったし、これ、下まで降りて行けるだろうか?
下までたどり着けなかったら大変。
歩くしか下りる方法が無ければ、もちろん歩くしかないのですが、ここは6合目。5合目まで下りればバスがある。悔しいけど安全を取ってバスで降りることにします。
こんな事じゃ、まだ頂上まで登れないなー。
もう一度6合目山小屋前まで戻り、5合目へ降りて行きます。
5合目まででも、緩い斜面は良いのですが、段差の大きい岩や階段がきつい。
何とか5合目まで戻り、バス乗り場へたどり着きました。
バス乗り場の広場には、仮設のお土産屋、休憩所、そして仮設トイレがありました。

建物が消失したので、仮設の建物で対応していました。
バスは、1時間に1本。
次のバスまで50分近く待つようでした。
お土産屋をちょっと覗いて、休憩所で休みながら待ちます。
待ちわびたバスが、やっと来ました。
バスの中では寝てしまいました。
ようやく水ヶ塚駐車場に戻ってきました。

頂上の方は雲でかくれてきました。
車の中はサウナ状態だったので、全ての窓全開とともに、ハッチも開けました。
ダート用レーシングシューズを脱ぎ、普段履きのスニーカーに履き替えます。
水を飲んだり一服したりして、バケットシートに座り込もうとすると、今度は腰が痛くて、バケットシートにお尻を持っていけない。もうしばらく水ヶ塚駐車場内をゆっくり歩き、売店に行ったりして戻ってきました。
今度は、そんなに苦労することなく座り込むことができました。
御殿場のホテルを予約しておいたので、御殿場をめざします。
サーキットの狼公道グランプリのコースの、下りのワインディングを走ってゆきます。
ちょっと御殿場ルートの5合目に寄っていくことにしました。
公道グランプリのコースからちょっと外れて荒れた道のワインディングをちょっと登ってゆきます。
御殿場ルートは、4つの富士山登山道の中で、一番マイナーなのですが、駐車場には結構な台数が停まっていました。
ここからの富士山頂上方向。

雲で頂上が隠れていました。左のふくらみは宝永山。
御殿場ルート5合目登山口。

ここは5合目なのに標高1,440m。富士宮ルート1号目水ヶ塚駐車場の1,450mと変わらない。
いずれ、ここから御殿場ルート6合目を目指したいと思っています。
ここからもう一度、公道グランプリのコースに戻り、下りのワインディング、下りの長いストレートを、風吹裕也とレースしながらほとんどアクセルを踏まずに走り、御殿場のホテルへ。
富士山の走破した道です。

赤が歩いて走破した道。青が車で走った道。ごくわずかですが、ピングが
ロードバイクで走った道です。歩いて無い道を、一つ一つ走破していきたいと思っています。