富士山1合目から6合目までまた登ってきました。
前回
7月に、同じく1合目から6合目まで登った時は、横っ腹がつったり、脚の付け根がつりそうになったりで、歩いて降りる自信がなくなり、下りはバスで降りてきてしまいました。
こんな事じゃ富士山頂上まで登れない。
そこでもう一度1合目から6合目まで登ってきました。
富士宮ルート6合目まで登るコースは、登山道が色々入り組んでいます。
そこで前回とは違うルートで登りました。
青の破線が前回のルート、赤の実践が今回のルートです。
前回は水ヶ塚駐車場から、富士宮ルート5合目、6合目まで登りましたが、今回は水ヶ塚駐車場から1.5km離れた 須山御胎内入口から、宝永火口第一火口線まで行きました。
須山御胎内入口
バス停があります

ロードバイクで走ってる人がいます。
この辺の坂はゆるやかですが、ここまで来るためには、結構きつい坂を上ってこなければなりません。すごい!
ここのスペースに駐車。
水ヶ塚駐車場と違って、ここからは富士山が見えません。
ダート用レーシングシューズに履き替え、計画では7:00スタートのところ、10分先行して6:50、登山道に入ってゆきます。
前回同様、初めはフラットだったり、緩やかな登りだったりと、森の中の、涼しくて穏やかで歩きやすい道から始まります。

ここはすでに標高1,400m。現在7時。下ではすでに気温30℃ぐらいになってると思われますが、ここは涼しい。今の時間だとむしろ風が吹いたりすると寒く感じることもあります。
今回の道は、ここが1合目と示すところがありました。
ここが須山御胎内でした。
この鳥居の向こうに、

小さな洞窟があり、ここが御胎内とのことです。
水ヶ塚駐車場へつながる分岐道。
一号五勺到着。今回も分岐点には、必ずルートの案内標識が立っています。
ただ、前回のルートは、 ルート上に、
このようなピンクのリボンが、たくさん並んでいて、コースから外れていないかという不安感がなかったのですが、今回の道はピンクのリボンがあまりありません。所々で、ルートから外れてないか不安になりました。
幕岩上というところに到着。
ここは御殿場ルート5合目とつながっています。
右には大きくえぐられた沢が見えます。

御殿場口から、富士宮ルート5合目につながる三辻到着。
沢を渡るところで、宝永山が見え始めました。
左に富士山山頂もちょこっと見えますが、ここからだと宝永山のほうが高く大きく見えます。
小天狗塚というところに到着。
この先でルートを見失ってしまいました。
スマホ登山アプリYAMAPでの歩行軌跡です。
上にぴょこんと飛び出ているところが、ミスコースしたところです。
いかにも富士山らしい、砂利と所々背の低い木々があるところを登っていきました。
左には、上のスマホの地図に記載されているような大きな沢がちゃんと見えていました。
上のスマホの地図はそこそこ拡大しているので、本来のコースからずれているのがわかりますが、歩行中はルートからそんなにずれているように見えませんでした。GPSの誤差程度しかずれていませんでした。そのため初めは正しいコースと思っていました。
しばらく歩いて、コースがほんとにあってるか疑問になり、スマホの地図を拡大してみると、どう考えてもずれている。元の場所を目指しつつ、MAP上の正しいコースを目指して、斜めに降りてきました。すると、ちょうどこのルートで下山してる人が見えました。それを見て、安心してその人が歩いているほうを目指し斜面を斜めに降りて行き、正しいルートにたどり着くことができました。
ここで30分近くロスしたかも。また、余計な体力を使ってしまいました。
正しいルートに戻り、しばらく歩くと、富士山頂上と、宝永山が並んで見えました。
木々の間から駿河湾も見え始めました。
ずいぶん登ったつもりだったけど、スマホの高度計を見ると、1900m。まだ500mしか登ってない。あと600m登らなければならない。
沢を渡るところで、視界が開けました。
下のほうには、駿河湾や伊豆半島が見えます。
ずいぶん低いところに雲があるな。
上のほうは、宝永山の飛び出ているところがちょこんと見えます。
沢を渡ったところで、御殿庭入口、前回のルートとつながるところに出ました。
ここまで2時間ぐらい?
これまで休憩らしい休憩をとっていなかったので、座って休憩。
よーかんを食べてエネルギーチャージ。
いやいや、2013年、富士山が世界遺産に登録された年、富士山に15回登った勝俣さんも、よーかんを進めています。
ここからがきつくなってきます。
右に沢があって、その向こうに丘のようなのが見えますが、これかなりの高さなんです。
でも富士山全体でみると、宝永山と違って、全然平らな場所。遠くから富士山を見ると、表面がなだらかに見えますよね。でも近づくと、富士山の表面って、大きなでこぼこだらけなんです。
背の低い木はまだありますが、岩がゴロゴロした富士山らしい道になってきました。
坂も結構な斜度になっています。

御殿庭上到着。正面に、宝永第1火口が見える富士山頂上、右に宝永山。
そして手前左側は、宝永第3火口です。
宝永火口は、第1~第3まであります。

この第3火口の斜面を斜めに登っていきます。

拡大しないと分かりにくいですが、赤枠の中の、うっすらとラインがあるところを斜めに登っていきます。
第3火口の斜面を半分ぐらい登ったところで振り返ります。

木があるところからが第3火口の斜面です。
ここまで10分ぐらい?結構かかってます。
見えてるだけに、いつまでたってもたどり着かないという感じです。
前を見ると、

この斜面を登り終わると、木があるところから左に、最後に急な坂を登らなければなりません。
斜面を登り終わり、第2火口線にたどり着きました。第2火口が見えるようになりました。

上から、富士山頂上、第1火口、第2火口。右側に向かって高くなっているところが宝永山です。
ここから、 上に岩が見えているところまで、砂利で滑る激坂を上っていきます。

前回登った時も、最後に激坂がありました。ここを上ると前回のコースと合流します。
砂利で滑るところを、一歩一歩ゆっくり登っていきます。距離は大したことないのに、いつになったら登り切れるんだろうと感じます。
やっと登り切りました。
登りきったところで、後ろを振り返ります。

上から下を見ると、かなり急斜面で、ちょっと怖い感じさえします。
左が第2火口、右が斜面を斜めに登ってきた第3火口、登ってきたラインが、第2火口線です。
これで一番きつい坂を上り切った・・・・と思ったのですが。
ここで2週間前に登ったところに合流しました。

第2火口の向こうに、第1火口、そして頂上が見えます。
さらに登って行くと、富士宮ルート5合目への分かれ道。
2週間前は、ここから富士宮ルート5合目へ向かいましたが、今回は宝永第1火口をめざします。
うわー、ここからの登りもきついー。さっきの急斜面が最後じゃなかった。
そんなに距離は離れていないし、見えているのに、結構な時間がかかって、6合目到着。
富士宮ルート6合目と、宝永第1火口線の分岐点です。

駿河湾が見えます。
せっかく6合目標高まで登ったのに、宝永第1火口線に向かって、5合目の標高まで下りていきます。

写真中央若干下が宝永第1火口線その上には、宝永山が不気味なカラーリングをしています。
目的地の、宝永第1火口線到着。

ただいま11:30。途中でミスコースしたこともあり、計画より30分遅れで到着。
ここからだと、宝永火口が大きすぎて、写真に全部入りません。
ここは、休憩や昼食で、結構人がいます。
私も昼食をとります。
昼食をとり終わり、ここから見える駿河湾の写真を撮ろうと下のほうを見ると、

下のほうには雲が出てきました。
結構な速さで流れています。
下りの途中で雨が降ったりしなければいいのですが。
脚はかなり疲れているけど、前回のようにあちこちつりそうな感覚はないので、今回は歩いて降りられるはず。
12:00計画オンタイムで下山開始。
下山開始といっても、最初は6合目標高まで登り。
脚はきついけど、緩やかな登りなので、むしろ脚を動かして疲れた太ももをほぐせる。
6合目分岐点まで戻り、急な下り坂。
むしろこちらのほうがきつかった。急な下りなので、体が進みすぎないように、太ももで体重を支えなければならない。でも登りに比べればまだ楽だし、登りの倍?ぐらいのスピードで歩けるので、登りの時いつになったらたどり着けるんだと感じていた急坂も、そんなに時間がかからず2週間前のルートとの分岐点の5合目に到着。
ここから一番の激坂の下り。

ここも急な下り坂なので、太ももがきつい。
でもここを降りれば、急坂は終わる。あとは下りならきつくない坂しか残ってないはず。
第3火口の斜面を斜めに下って行くところ。

ここはテンポよく、いいペースで下っていきます。
登りの半分ぐらいの時間で降りてゆけました。
登りの最後の2つの激坂ほどではなくても、結構急な坂を下っていきます。
こんな坂、よく登ってきたなと思ってしまいます。
そのうちだんだん太ももがきつくなってきます。
登りで休憩した御殿庭入口で休憩。
太ももが結構いたくなっています。
エナジージェルを摂ります。
ここからはもう急な坂は無いはず。
登りでミスコースした小天狗塚を越え、三辻へ。
坂は急ではないのですが、ちょっとの段差を降りるだけで太ももが痛い。
段差がちょっと続くところを降りるたびに、木にもたれかかって休みます。
こんなことで下まで歩いて降りられるのだろうか?
墓岩上を越え、一号五勺へ。
森の中に入り、涼しく、登りでは快適だった道。
ルートタイムを見ると、残り40分。
ここからは穏やかな下りだけのはずなので、50分もあれば戻れる・・・と思うんだけど。
飲み物は、1リットルのペットボトル3本持ってきました。
1本は、スポーツドリンクを、3/5ほど凍らせ、2/5は凍っていないスポーツドリンクを入れたもの。
1本は、スポーツドリンクを完全に凍らせたもの。
1本は、麦茶を完全に凍らせた物。
常に冷たい状態で飲めたのはよかったです。
スポーツドリンクはすべて飲みほし、麦茶は残り1/4ぐらい。
飲み物もギリギリ。節約しながら飲まないと。
須山御胎内上に到着。予想通り、ルートタイム25分のところ、30分かかりました。
ここで麦茶を飲みます。残りは1/8。
ゴールまでルートタイムで15分。あと20分耐えれば到着できるはず。
脚がいてー!
でもほぼ平地のゆるーい下り坂ならまずまずのペースで歩ける。
時計を見ると、あと5分ぐらいで到着するはず。
車の音が聞こえてきました。もうゴール近いはず。
大きな左コーナーを抜け、右コーナーを抜けると、
ゴールが見えたー。

インプレッサのところまで戻ってきました。
PM4:00到着の計画でしたが、計画より15分遅れで済みました。
まずは残りの麦茶を飲みほし、ダート用レーシングシューズから、普段履きシューズに履き替え、一服。
平地を軽く歩き、脚や腰をほぐして、バケットシートに座り込んだところ、2週間前の下山後より楽に座れました。
前回、ホテルの予約をしていたけど、泊まらなくても十分帰ってこられた感じだったので、今回は宿泊の予約をしてませんでした。でも今回の脚の疲れは前回とは別物。ホテルの当日予約をしようとしましたが、空いてない。そう、今日は「山の日」祝日だったのです。
キャンピングカー、ホテルGRBの宿泊装備もしてこなかったので、ホテルが取れないなら運転して帰るしかない。しかし今日は祝日。中央道は、小仏トンネルから大渋滞してるはず。
とりあえず、まずは道の駅すばしりへ。
道の駅すばしりへ行く途中雨が降ってきました。
道の駅すばしりに到着しましたが、今日は祝日、駐車場がいっぱい。
遠くのほうの駐車場に停めます。
登山口で、バケットシートに座り込むのは大変じゃありませんでしたが、降りるのは大変でした。
道の駅すばしりで、一服し、空になったペットボトル3本に、富士山の水を入れます。
雨の中、東富士五湖道路を走り、中央道に入ります。大月ぐらいから雨はやみました。
中央道は予想通り、小仏トンネルを頭に大渋滞。談合坂SAから渋滞が始まってるとのこと。
でも談合坂SA入り口についてもまったく渋滞していない。と思ったら、談合坂SA出口の先でいきなり大渋滞。
渋滞した場合は、上野原ICで降りて、グルグルMAPで検討していた裏道を走っていく計画でしたが、談合坂から上野原ICまで結構ある。流れていれば、そんなに遠くないところですが、渋滞してると遠いい。
「渋滞17キロ50分」と出ています。暗算で計算できませんでしたがAVE20kmも行ってないだろうと感じました。後で計算するとAVE20.4km/h
なるべく心を無にして渋滞路を走ります。幸い、クラッチを踏んだり半クラッチをしたりしても、左脚につりそうな感じは出ません。
やっと上野原IC。ここで中央道を降りて、20号ではなく、検討していた裏道に向かいます。

ここが期待以上に快適な道。前に数台、主に相模原ナンバーの車が走っていますが、かったるくないペースで走ってくれます。信号もほとんどありません。AVE40km/hぐらい出てる感じです。
相模湖の手前で20号に入ります。中央道が渋滞してるから、20号もそこそこ混雑してるんじゃないかと思いましたが、特に混雑してなく、前を走る車も、特にかったるいペースでなかったので、快適に圏央道高尾山ICにたどり着きました。
圏央道は、中央道とのジャンクションまでは渋滞していましたが、その後は快適に帰れました。
登山日から2日後、台風が近づいている今日、まだ太ももの筋肉痛がひどい。椅ソファーに座るとき、立ち上がる時に、腕の補助が必要です。玄関前の2段の階段が、登りはいいのですが、下りが普通に歩けない。