570Sで、レースに参戦しました。
サーキット走行会ではなく、「
レース」です。
今まで、ラリー、ダートラ、ジムカーナ、サーキットトライアルに、数戦~数十戦参加した経験がありますが、レースは初めて。
JAF未公認の草レースではありますが、かなりドキドキワクワク。
予選順位6位。
BESTTIME 1'58"515で、2分切りは達成。
予選から戻り、タイヤが冷えないうちに、空気圧調整。
決勝前に、K&Kメカニックの方と、昼食を摂りました。
ゲンを担いでカツカレーを。
今日は晴れのはずでしたが曇り。

富士山は全く見えません。

日陰はまだ雪が残っているところがあります。
コースは完全ドライとなりましたが、昼になっても寒い。
レース本戦の時間が近づいてきます。
タイヤは冷えて、空気圧も低くなっています。
今回の目標は、
①車を壊さない。
②まともに走って完走する。
③できれば単独走行でなく、レースになってくれるといいなー。
といった感じでした。
ピットからパルクフェルメへ移動。
ここでしばらく待機なので、車から降りて仲間と話をしますが、車から出ると寒い。
ここから予選の順位順にピットロードに入っていきます。
予選の時は、電子制御の介入が多すぎたので、決勝は水温、油温、タイヤ温度を気にしながらの抑えた走りということから、ESCの全OFFを試してみることにしました。
本当はESC全OFFでの走行は、TC1000、本庄といった、低速のサーキットからにしたかったんですが、ここでおもいきってやってみることにしました。
仲間とみんなで一緒に走る、全開ドライブだし。
ピットロードから、コースを一周して、スターティンググリッドに並べます。
グリッドに並べたのは初めて。
前の車近!
これ全力発進した時に、前の車がミスって発進できなかったらぶつかる。
作戦は、スタートから1コーナーまでに、ストレートスピードの速さを生かして、アルファ4Cの前に出る。あとはレコードラインを走っていれば、4Cに抜き返されることはない。
3分前のボードが出ます。
1分もしないうちに1分前のボードが出ます。
しばらくして、30秒前のボード。
ローンチコントロールのスイッチON。
レッドシグナルが点灯し始めます。
おー、F-1のスタートみたいだ!
ブレーキを踏んだまま、アクセル全開。
3,000rpmで固定されます。
ブラックアウト!
瞬時にブレーキを放し、スタート。
と思ったら、前の車のスタートが4WDなのに遅い。全力発進しなかったもよう。
右へよけたところ、ESC全OFFの全開スタートだったためテールがスライド。
アクセルを戻してしまいました。
これはやっぱり危ないかと、ESCを1段に戻しました。
加速のやり直し。
スタートから、1コーナーまでの加速区間で、アルファ4Cの前に出る作戦失敗。
4位スタートのアウディのスタートが遅かったため、5位のアルファ4Cがアウディの前へ。
スタートから1コーナーまでで、ポジションアップできなかったので、これはこのまま前の車たちにちぎられていくかと思いました。
と思ったけど、なんとかついていける。
ここからは、レースをダイジェストにまとめた動画で。
ホームストレートで、メーターの表示が変わってますが、トラックモードでは、タイヤの空気圧/温度は出るのですが、水温/油温は出ないので、スポーツモードに変えて、水温/油温を確認しているからです。
1周目から、2周目のホームストレートで、アウディ RS3 8Vのスリップに入り、1コーナーのブレーキングで前へ。これで5位。
そういえば、サワさんは、ブレーキローターが終わりかけていて、ブレーキはゆるくするって言ってました。
2周目でアルファ4Cに近づいてゆくことができ、2周目から3周目のホームストレートでパス。これで4位。
HKSのタイムアタックカウンターを見ると、なんと1分55秒台に入ってる。
予選より3秒も早く走ってる。
やっぱり前に車がいると、野生の本能で噛みつこうとしているのだろうか?
3位から前は結構離れていたので、追いつかないな。前の3台は予選のタイムが54秒台から55秒台。まあ引き離されるだけでしょう。
追い抜いた2台は、私のペースについてこられない?水温/油温等を上げないためついてこない?ので、このまま4位でゴールかな?ここから先、自分も油温、水温、タイヤ温度の管理を怠らないようにしないと。
ホームストレートでメーターのモードを変えて、水温/油温の確認をしますが、油温115℃。まだまだ大丈夫。
3周目からは、水温/油温上昇防止のため。シフトアップを6,500rpmにします。
ブレーキの温度はわかりませんが、1コーナーへのブレーキングも甘めにします。
後半、油温120℃。今の走行の仕方で大丈夫。でも左前のタイヤの温度が90℃を越えました。これは注意しないと。
と、走っていると、前の黄色い車が見えてきて、徐々に近づいてくる。
KANさんのAMGじゃないですか。
そういえばAMGは、デフがうまく作動せず、4WDにならないようなこと言ってました。
7周目から8週目のホームストレートでスリップに入り、1コーナーブレーキングでパス。これで3位。
ところが、ダンロップのシケインのブレーキングを失敗し、オーバーランしてしまう。そこでAMGに追いつかれる。第3セクターでは、電子制御が入ってしまうドライビングをしてしまい、AMGにあおりまくられる。
でもストレートはマクラーレンが速い。ストレートでAMGを引き離す。
最後9周目は、AMGに張り付かれることなく、3位でゴール。
レース中のBEST LAP 1'55"640
いやーまさか55秒台が出るなんて思わなかったから、ビックリうれし。
レースも、まえの5台にぶっちぎられて終わりでなく、3台抜かすこともできて、うれし楽し。
そしてレース中の最高速度は?

メーター読みで、286km/h
前回のNAPAC走行会の時より5km/h高い。
デジスパイス実測データで、 273、7km/h
前回のNAPAC走行会の時より、実測では3km/hしか高くないか。
これで総合3位、スーパーカークラス1位となりました。
すっごーい。
表彰はクラスごとだったので、スーパーカークラス優勝という形で表彰されました。
GT選手権等の表彰式が行われる、この表彰台で表彰されました。
ここの真ん中に立ちました。
観客がいない観客席に向かって、手を振りました。
車は壊れなかったし、55秒台なんて出ちゃったし、3台追い越せたし、表彰台で表彰されちゃったし、こんな盾もらっちゃったし、最高の1日でした。
9周レース、カットなしの18分の動画です。暇だから、まあ見てやってもいいやという方見てください。
あっそうそう、一応言っとくと、
エントリー台数7台。
プラクティスで1台クラッシュしたので、予選/本戦出走台数6台。
スーパーカークラスのエントリー台数は1台でした。