
さていよいよレース当日。
左サスペンションの保護のため、テーピングをし、スポーツタイツを履き、さらにひざにサポーターを巻く。
今年も昨年、おととし同様天気が良く、この時期としては暖かい。
今年は、会社の同じ部署から他に3名がエントリー。
一人は昨年一緒に10kmにエントリーした娘。
今年はハーフ(21.1km)にしようか、また10kmにしようか悩んだけど、同じスポーツクラブの人たちがみんな10kmにエントリーしたので、10kmにエントリー。
ちゃん
あとの2人は私同様ハーフ(21.1km)にエントリー。
1人はマラソン経験が豊富な、
さん
もう一人もフルマラソンの経験があり、トライアスロンの経験もある、
ちゃん
コースは川越水上公園がスタート&ゴールの以下コース
8:00
ピストルの音と共に10kmがスタート。
ハーフの人たちは、並んでスタート待ちの状態。
何しろ全参加者10,000人、ハーフ参加者は6,000人。並んでる人の人数は半端じゃない。
F谷さんは、実績があるので前の方のスタート。私はかなり後ろの方のスタート。私のスタート地点から、スタートラインまではかなり遠いい。
8:55
ピストルの音がかすかに聞こえ、ハーフスタート。
スタートからずいぶん離れた場所なので、おととし同様歩いて動き出すと思っていたら、小走りでスタート。
と思ったら動きが止まる。結構長い間止まっている。
しばらくして歩いて動き出したと思ったらまた止まる。どうなってるんだ。
スタートラインまで5分ほどかかった。
スタートすると、10kmのトップ何名かがすでにゴールに向かって走ってくる。
21km完走するためのゆっくりペース。スタート場所がずいぶん後ろなのに、周りのペースについていけない。
それでも完走のため、自分のペースを守る。
1km地点
ストップウォッチを見ると8分台?えっ、そんなに遅いの?それはいくらなんでも遅すぎ。でもペース維持。
3日前の5km走行の疲れが完全に抜けてない感じで、脚が重い。やはり本番前は3日休みが必要。
いつものように作戦はライン取り。
アウトインアウトではなく、インベタで最短距離を走る。
2km地点
タイムは7×2の14分をきっている。これが本来のペース。
1km地点の8分台はなんだったんだろう。見間違いか?
3km地点
脚が重く、ペースが遅いのに、あまり楽な感じがしない。
キロ7分をきっている。このペース維持。
4km地点給水所
給水所では、歩いて水を飲む。タイムはキロ7キロを切っている。
5km地点
キロ7分を2分先行。このペースだと、えーと、キロ7分で2時間27分だから、8分引くと2時間19分。良いペース。このペースキープで。
このころには、脚の重さも取れてきた感じ。ひざも今のところ痛くない。
6km地点
タイムは良好。2時間20分ペース。
スタートが後ろのほうだったというのに、どんどん抜かれていく。
自分よりペースの速い人間が、なんでこんなに後ろにいたんだ?
7km地点
さあハーフのみのコースに入る。ここからのライン取りが難しいが、完全にマスターしている。
この辺で、折り返してきたトップの黒人の選手とすれ違う。ブッチギリで単独トップ。もうこんなところまできてるのか。その後大学の駅伝部の連中とすれ違う。
8km地点
この辺からたまにひざが少しだけ痛くなることがある。痛さが少しなので、ペースを落とさずそのまま走れる。
ここまできても、結構抜かれていく。
さてアップダウンが始まる。
上りはがんばらずペースを落として。下りでもペースを上げず、通常ペースで。
9km地点
さて、2つ目のアップダウン。
最短距離のライン取りで、ペースを落として。
一つ目の折り返し
サイドターン・・・・はせず、インベタグリップで。
10km地点
キロ7分に対し、4分近く先行。2時間20分ペースだ。良いペース。
本番でとうとう10kmを超える。あと半分ちょっと。
11km地点
入間川を越える橋を登ったところで11km。私が、2時間15分ペースで走れれば、この辺でF谷さんとすれ違う計算だったが、それより遅いペースだったため、F谷さんとはすれ違えず。
キロ7分に対し、4分近く先行から、先行タイムは増えていかない。
アップダウンが連続し、ペースが落ちているが仕方がない。
ところどころでたまにひざが少し痛くなる。
12km地点
小畔川渡りに向け上り。
キロ7分に対する先行タイムが減ってゆく。
13km地点
さらに先行タイムが減る。再び小畔川を渡るための上り。
資源化センター給水所
キロ7分がキープできず、先行タイムが減っていくので、小畔川を超え、下りでペースを上げようとすると、太もも付け根がつりそうになる。
ここからしばらくは平地。ところがペースが上がらない。平地でもキロ7分キープがやっと。
きつい!
14km地点
先行タイムが2分に減る。
この辺から歩いている人がぼちぼち出始めている。
2つ目の折り返し
人が結構ばらついているので、折り返しはみんなインキープで曲がれる。
平地なので、ペースを上げようとするが、ペースを上げようとすると太ももがつりそうになる。まずはペースが遅くても完走しなければ。
15km地点
先行タイムは2分。平地でもキロ7分にペースが落ちている。
ペースが上げられなくても一歩一歩ゴールに向かって進んでいく。
16km地点
入間川渡りでまたも上り。ペースが落ちる。
先行タイムは2分を切る。
右曲がり角をインキープで曲がり、大きな左コーナー上りでラインを左に持っていく。
上りは今まで以上にかなりペースが落ちる。でも最後の上りだ。
上りは結構歩いている人が出てきている。
ペースが落ちても、最後まで走ってゴールしたい。
17km地点
たまに左ひざが少し痛くなるし、平地だからといってペースを上げようとすると、太もも付け根がつりそうになる。左ひざの痛みが大きくなったり、太ももがつったりしたら、完走できなくなる。とにかく完走第一。
歩いている人間が徐々に増えてくる。
18km地点
キロ7分ペースの先行はなくなっている。あと100mで10kmのコースに戻る。
セブンイレブン
10kmコースのセブンイレブンに戻ってきた。
あと3km。もうアップダウンはない。
セブンイレブンの曲がり角を曲がると、みんな左を走っている。
給水所が右にあることが分かっている自分は右を走る。
右を走っているのは、自分と、見える範囲では自分以外見える範囲では2人ぐらい。この辺のライン取りだけは周りの人たちより分かっているが、エンジンパワーや、サスペンションの耐久性で負けている。
給水所
最後の給水所。歩いて水を飲む。あと2km。絶対完走するぞ。
19km地点
キロ7分に対する先行はまったくない。
左、右、左の細かいS字を最短距離で抜ける。
何とかキロ7分を超えるペースで。でもペースを上げすぎると太もも付け根がつりそうになる。
この辺からは抜くことが多くなってくる。
20km地点
あとたった1km。タイムは見てない。とにかく最後までがんばるんだ。
ペースを、太ももがつりそうにならない範囲で上げる。
最後の大きなS字をみんなは右側キープで走っているが、私は最短距離のライン取りで。
ペースは少しだけだけど上げられている。
もうすぐゴール。涙が出そうになる。
最終右コーナーが近づいてくる。
カラカラさんが私の35年物のダウンを目立つようにふっている。最短距離から外れるが、カラカラさん、ムーミンパパさんの方によって走る。涙が出てきた。
最後の右コーナーをインベタで抜け、あと350m。
少しだけどペースが上げられる。涙は止まらない。
ゴール
水城公園のスタートのゲートをくぐり、ラストスパート。ここで何人か抜く。
ゴール!
腕時計のストップウォッチで2時間26分16秒
25分切れなかったけど、そんなの関係ない。完走できたんだ。最後まで走って。
人生初の20kmオーバー。
やった!やった!やった!やったぞー!
ひざを痛めた状態で、良く、本当によく完走できた。
自分で自分をほめてあげたい。
どんなもんだ!どうだ参ったか、高校時代の俺。
結果
記録(スタートのピストルからゴールラインまで):2時間31分29秒
NET(スタートラインからゴールラインまで):2時間26分17秒
総合順位:エントリー6000人中完走5513人。その中5046位
50代男子順位:完走859人中806位
このように順位はずいぶん悪い。
やっとのことで完走できたというレベル。
F谷さん
記録:1時間25分04秒
NET:1時間24分48秒
総合順位:118位
50代男子順位;11位!
すっごーい。残念ながら今年は10位以内入賞はできなかったけど、久々に自己BEST更新できたとのこと。おめでとう。
このタイムは、つまり私はF谷さんに1時間以上差をつけられた。
ちゃん
記録:1時間58分24秒
NET:1時間54分19秒
2時間切れるんだ!すっごーい。
さん
記録:2時間10分32秒
NET:2時間07分04秒
さっすがー。
ちゃん
10kmで、
記録:56分30秒
NET:56分08秒
昨年よりタイムが落ちたとガッカリしていましたが、それでも私の昨年のタイムより2分速い。
といった感じで、仲間内で私は一番遅いのですが、この日初めて20kmを越える距離を走ることができました。
感激でいっぱいです。
F谷さんとゴール前で記念撮影
さて、2日後はTC2000で走郎amuse走行会。
脚の筋肉痛はあるていど残ってるでしょうが、脚がつってブレーキが踏めない・・・なんてことにならないといいけど。
(これを書いてる現在は、すでに走行会終了後ですが)