
私は富士山の登山道全てを走破することを目指してます。
富士宮ルート五合目下は、登山道が複雑に入り組んでいます。
ここ数年、その富士宮ルート五合目下登山道を、一つ一つ走破してきました。
富士宮ルート五合目下登山道で、まだ走破してない道は、以下の地図の青いラインだけのところまできました。
今回は上記地図の右下側を攻めに行きました。
この青い3本の道、一筆書きで歩くこと出来ませんが、どういうルートで歩けば一番効率が良いか?
下の図を描いて、検討しました。

茶色はすでに歩いた道ですが、もちろんそこも歩いてはいけないわけではありません。
数字はかかる時間(分)です。
検討の結果、以下のルートが一番効率良いという結論となり、そのルートで歩くこととしました。
自動車道も一部歩きます。
また今回のルートは、ずっと森の中を歩くので、景色の良い所に出ないので、アイコンとして、幕岩に寄り道することとしました。
中央道経由で、富士山富士宮ルートの入り口水ヶ塚公園を目指します。
富士吉田ICからの富士山。
東側からの雲で、富士山頂上が隠されそうになっています。
まだ頂上付近には、雪が残っていますね。
水ヶ塚公園到着。
ここからの富士山。
富士山頂上は雲にすっぽり覆われ、宝永火口や宝永山頂上までも見えなくなっていました。
残念。
今回のルートは、スタート標高が1,450m、最高標高の場所でも、富士山1.5合目1,640mと、ゆるいコースです。
それではスタート。
スタートは、須山口登山道入り口でもあります。
ここからは入らず、まずは自動車道、富士山スカイラインを徒歩で歩きます。

サーキットの狼公道グランプリ折り返し地点。
車では何回も来ていますが、徒歩で訪れたのは初めて。
今日の登山道入り口。
すぐに初めの十字路に到着。
ここはクロス方向に最後にも歩きます。
左右の須山口登山道同様、緩やかな登りですが、今回の道はマイナーな登山道なので、 左右の須山口登山道に比べると、道があれています。

こんな感じの倒木が結構多いです。
初めの中央を登り方向に歩くのが、今回ほとんど唯一の上りです。
この辺はまだ緩やかな登りなのですが、ちょーとハアハアなってしまいますね。
標高1,400m越えの森林の中。涼しい。
この穏やかな登りの森林の中、写真だけ見ると静かに感じられると思いますが、実際はすごくうるさい。
虫の音がすごいんです。
この時期どういう虫がいるのかわかりませんが、様々な虫の音が、ジャージャーと聞こえてうるさいのです。
たまに、「ズーン」「ズゴーン」と、自衛隊の演習の音も聞こえます。

真ん中の上りの終わり、南山休憩所到着。
標高1、616m。
ここには小屋っぽいのがあります。
中にベンチっぽいのがありますが、 低くて座り心地は良くありません。
ここまで1人も人に会いませんでした。
少し休憩して、西方向へ。
穏やかな気持ちのいい道が続きます。
途中でふと気が付きましたが、木が一直線に規則正しく並んでいます。
この辺は植樹なのでしょう。
この日初めて人に会いました。
対抗方向から、ランニングしてる人が来ました。
この走りにくい登山道をランニングするとはすごい!

こんな葉っぱのでかい植物を結構見ました。
何という植物かわかりませんが、葉っぱがでかくて気になりました。
今日の最西端、須山口登山道とクロスするところに到着。

須山上り一号五勺、1.5合目です。標高1,620m
ここで水分補給していると、またランニングしている人に遭遇。
歩いてる人は1人も見てないのに、ランニングしてる人を2人も見てしまうとは。
さて、来た道を戻り、 南山休憩所をまた通り、今日の最東端を目指します。
山の上の方に向かって登るのではなく、横方向への道なので、スタスタと軽やかに進めます。
ここで初めて歩いている人に遭遇しました。
この辺では、虫の音も聞こえなくなり、たまに鳥の声が聞こえます。
ジャージャーうるさい虫の声より、鳥の声の方がいい感じですね。
この辺にいる虫は、午前中しか鳴かない虫なのかな?
こんな草の感じのいい道もありました。
今日の最東端がもうすぐというところで、シカが斜面を駆け上ってるところを見ました。
この森の中をあのスピードで走るとは、さすが野生動物。
カメラを取り出そうと思いましたが、もちろん全然間に合いません。
須山下り一号五勺到着。
ここから少し登って、幕岩を目指します。
ここからの上りは、センターを貫く上りよりは、少しだけきつい登りになります。
御殿場ルート登山口へつながる道に出ます。
今日の最高標高地点1,640m。
ここから御殿場ルート方向に向かい、幕岩に行きます。
幕岩へ行くには、ハードな下りを下ってゆきます。
ということは、戻る時ここを登らなければならないのですが。
ハードな下りを下りて、幕岩へ到着。
ここは御殿場ルート入り口から来たことあるのですが、確か案内看板があったと思い、探してみると、

ほとんど砂に埋まってました。
まだ11時ですが、昼食を取ります。
期間限定BLTサンドですが、登山バッグの中でもまれてグニャグイニャになってしまいました。
さて、帰路に向かいます。
ここからは緩やかな下りです。
この辺を下りている時は、 かなり脚がきつくなっていて、しょっちゅう木に寄りかかって休憩していました。また、飲み物も残りり少なく、節約しながら飲んでいました。
今回はたいして上っていないので、脚の疲れも少なく、ゆるい下りを軽快にスタスタ降りて行きます。
そのうち、また虫の鳴き声がジャージャーうるさくなってきました。
午前中だけ鳴く虫なのではなく、標高が1,600mぐらいより低い所にいる虫の様。

おっ、この先はさらにゆるい坂になりそう。
須山御体内上到着
ここで、お兄さん2名、お姉さん3名の団体さんと出会い、話が弾みました。
(お兄さん、お姉さんというのは、私より年が上だからです)
ここから西方向へ向かい、最後の道をゴールに向かって歩きます。
山の横方向なので、ほとんど平地。極々緩い下り基調。
穏やかな道を、森林浴をしながら歩きます。
上りで歩いた道とのクロスポイント到着。
初めに登ってきた道の下方向を見た写真ですが、ロープなんか張ってあったかな?
さらに西方向へ歩きます。
この辺は登山道ではなく、広大な、とてつもなく広大な森林公園といった感じ。
須山口登山道に合流

ここを左に曲がると、
すぐに登山道入り口に到着。

これでも獲得標高は473m。高尾山は越えている。
聖地巡礼キャンピングカーインプレッサは、水ヶ塚公園の入り口近くに止めておいたので、ここからもう見えます。
富士山登山道MAPです。

赤が走破した道。
また赤が増えました。
緑の斜め四角が、今回走破した道。
紫の楕円が、富士宮ルート五合目下で、まだ歩いてない道。
登山靴を脱ぎ、飲み物を飲んで一服し、駐車場の奥の方へ移動しました。
富士山上の方は、雲でますます見えなくなっていました。
今日のコースは景色のいいところは無かったので、ここから車で富士山五合目まで登って行きます。
登山にはまだ早く、平日なので道は空いています。1台抜かさせていただいただけでした。
上る途中で、高鉢駐車場に寄ります。
ここが紫の楕円、最後の富士宮五合目下登山道へ入る登山口です。
ちょっとだけ中に入り、道の様子を見てみます。
ここから車でさらに登ります。
ヘアピンの連続で、横Gで体がバケットに押し付けられます。
五合目到着。
駐車場もすいていました。
五合目からも、富士山頂上方向は雲で全く見えません。
五合目からの景色。
下の方も、うっすらとしか見えませんね。
仮設の売店は、この時期は撤去されているんですね。
五合目から下り、サーキットの狼公道グランプリのコース経由で、道の駅すばしりに寄りました。
ここからも富士山は全く見えません。
ここには足湯があるので、足湯に入って疲れた脚をほぐしてから帰路に向かいました。