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イイね!
2012年09月29日

庵野秀明の特撮展みにいってきた☆

※土曜日の日記です。


東京都現代美術館で開催中の、
「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」を観にいってきました。

会期終了まであと1週間なので、そんなに混んでないかなと思ったのですが
なんと入場40分待ち^^;
当日チケット購入はさらに30分並んでいたので、
事前にNetで公式オンラインチケット購入しといて大正解でした♪

邦画や怪獣もの、ヒーローものなど様々なジャンルの特撮小道具が展示され、
その撮影の仕掛けもよくわかるのでとても興味深かったです^^

PCの進歩で、安価で手軽にCG効果を表現できる今と違って、
昭和の時代の特撮は、知恵と技術と工夫に満ち溢れていました。
どんなに精巧でリアルなCGよりも、
ちゃちく見えても、職人やクリエイターたちの手仕事で生まれる効果のほうが私は好き。


話題の、短編映画「巨神兵、東京に現る(製作/スタジオジブリ)」では、
庵野カントクの昭和の特撮技術と撮影にかける「熱」がとてもよく伝わってきました。

観ていた人の中には、「たいしたことなかったな」とか「特撮の限界を見たな」なんて
知った風な口をきいている浅いヲタクさんたちがいらっしゃいましたが、
そういう方はぜひ、メイキングDVDを観るといいと思います。
あれだけの展示物を観た後でその感想って、
いったいこの展示会のナニをみていたんだと呆れてしまった;;

彼らは、
実写からいつのまにか特撮セットにすりかわり、その後は
CGを一切使わないすべて特撮合成の描写であることにすら、気づいてなかったのか?
ミニチュアセットの公園で犬が吠えるシーンも、
あえてミニチュアのぬいぐるみを仕掛けで動かしているのであり、
その意図するところがどういうことなのかが解っていなかったようで、とても残念です。



庵野館長や樋口副館長が伝えたかった「特撮」というロマン。

「巨神兵~」は、特撮オタクの大学生が仲間とホンキで映画撮ってるような
無邪気でアツイ熱気に溢れてます。
炎をCGで作ればリアルで思い通りに表現できるけど、綺麗過ぎて面白みが無い。
ホンモノの爆破を合成する方がずっと大変で、でもそこから生まれる「ゆがみ」が昭和っぽくてイイ。

ただの特撮マニアが己の才能で財を築いて、
「オタクが金にまかせてやりたい放題」した展示会(笑)
庵野カントク素敵な展示会をありがとうwww


館内は当然、展示物の撮影禁止だったのですが、
一区画だけ撮影OKな場所が。




ミニチュアセットを撮影スタジオ風に展示したお部屋です。

アクターが演技をする箇所(セットの隙間の通路)にも入れるようになっていて、
自分が怪獣になったような目線でミニチュアを体感できます。


せっかくなので、持っていたコンデジでこんな写真を撮ってみました^^



セットが原寸で見える目線からの煽り。

さらに、遠景も。




臨場感あるでしょ?

実際は、こんなセットなんです。↓




もっとすいていたら、ここでジックリいろんな写真を撮ってみたかったなぁ。。。



ほかに面白かったのが、特撮セットや小道具をしまっておく
「道具部屋」を再現した展示室。

いろいろな映画で使われた模型などが展示されていました。
戦争映画の戦闘機や戦艦、自衛隊車両などなど。。。。。
オリジナルの「日本沈没」で使用された「わだつみ」とかもありました。

あと、「ローレライ」の大型模型も!

ここは撮影禁止だったので、パンフレットから抜粋↓




模型は、撮影シーンによって何パターンかの大きさを用意しますが、
このローレライの模型はいちばん大型のもの。
ロードスターより長かった!

通常の展示コーナーでも、色々な大きさの東京タワー(怪獣映画では必ず壊されるので必須)や
送電線の鉄塔、信号機、電信柱、大型の東京駅や赤レンガ倉庫などなど。。。。
あと、劇中新聞は記事もちゃんと作ってあって、
映画では映らない部分までリアルに造り込んであるのがスゴイです。


このあたりだけでもかなり萌え萌えなんですが、
各種ヒーローのマスクとか、デザイン画とか、ガメラやゴジラの着ぐるみとか
それはもうてんこ盛り。

で、この展示会で私の心をいちばんにわしづかんだのが、コレ!↓




キングギドラですよ!!キングギドラ!!!!!!!!

まさか、人生で本物のキングギドラをナマで見れる機会があるだなんて、
夢にも思っていませんでした(>_<*)

見つけた瞬間、もう胸がキュンキュンしちゃって、30分くらいここから動かなかった(爆)
写真に撮れないから、細かいディテールとか、後ろの造りとか
絵に描けるくらい、細部にわたるまで脳裏に刻み込んできました(笑)


あ、えっと、古いお友達はご存知と思いますが、
ワタクシ異常なほどのキングギドラフェチでして^^;;;;;;;


+++++++++++以下、キングギドラヲタクの薀蓄+++++++++++

キングギドラは、昭和版、平成版('94版)、2001年版(金子監督版)の3パターンのデザインがありまして。

大きく分けると、龍を元にした昭和版ギドラと、ドラゴンを元にした平成版ギドラがいます。
私がいちばん好きなのは、'94版の「ゴジラ対メカキングギドラ」の生身のギドラ(未来世界のペットが合体したキメラ)です。
とてもシャープで凶悪なカンジがすてき。(メカギドラは最悪)
目つきが鋭く、首も尾も細く長くて、羽も大きくてスマート、とてもバランスのとれた造形だと思います。

昭和版は、目が大きくギョロッとしたカンジ。
宇宙人の小飼いの怪獣で、黒部に飛来した卵から成獣体で孵化し、いきなり松本市を襲撃(笑)
体は樽のようにドッシリとしていて、微妙に足が長いのが気になる^^;

で、2001年版は日本を守護する護国聖獣として登場。
日本を襲撃する存在だったいままでとは真逆の立ち位置です。
不完全体での復活(千年経たずに目覚めてしまった)なので
まだ成獣になりきっていないという設定。
首が短く、羽も小さくて尾が太い。
実は、撮影の際に成獣サイズだとスタジオの大きさ的に無理があるため
小さくする必要に迫られた末の苦肉のデザインと設定だったのです。

+++++++++++++++ヲタクのヨタ話終了(笑)++++++++++++++


ちなみに、展示されていたのは2001年版。
いちばん最新のキングギドラ(護国聖獣の千年龍王「魏怒羅」)です。

今回の特撮展に金子監督が協力している関係で、
展示されているゴジラとキングギドラは金子版だったと思われます。
(金子監督はもともと角川でガメラを撮った方なので、ガメラも展示されてた)


キングギドラの前で舐めるように何十分も観てるものだから、
インカムつけた警備のおねぃさんが
「あ~、これだからオタクはキモイっちゅーねん!てゆーかオカシイだろこの女」的な
いぶかしげで気の毒そうなまなざしで私を見ていたのが忘れられませんwww

もうずっとここに居たくて、帰りたくなくて、
その場を離れても立ち止まって、なんども振り返ってキングギドラとの別れを惜しむ私w
そのたびに、二度見して「うわぁ~;;;」って顔をこらえようとする警備のおねぃさんwwwww

不審な腐女子をあますことなく発揮してきましたwwwwwww


ああ。
生きてて良かった。ほんとうに。
庵野カントク、ほんとうにありがとう!!(感涙

ナマキングギドラすてきだったーーーーーーーー(*´∇`)

もってかえりたかったーーーー(*´Д`)

その昔、バンダイのリアルアクションキングギドラを持っていたのだけど、
引越しのときに持って来れなくて手離してしまったのが、本当に悔やまれます。

オクで、いっつもチェックしそびれるんだよなぁ。。。(´;ω;`)


庵野秀明 特撮博物館は、10/8にて会期終了です。
最終日は混雑が予想されますが、観ておきたい方はがんばってお出かけくださいませ(´∇`)ノ
ブログ一覧 | あるいみ萌え | 日記
Posted at 2012/10/04 01:14:31

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この記事へのコメント

2012年10月4日 2:46
こんばんわ!
あっ、もう終わりなんですね?

しまったぁ・・・先日上野行った時に見ておけばよかったか・・・後悔先に立たず・・・。
コメントへの返答
2012年10月5日 22:43
こんばんわー!
この3連休でおわりなんです(>_<)
上野までいらしていたのですか。。。もう少し足を延ばせば〜(T_T)
惜しいですね。。。。
「巨神兵、東京に現る」は、ジブリ美術館やイベントで上映されそうな気がしますが、あの展示物たちはなかなか一同に観ることは難しそうですものね・・・
2012年10月4日 4:44
中々面白い趣味をお持ちで(笑)
そこまで濃いと、さすがに堂々と語れますね。
自分の世界に入り込んだら動かない、良いと思います。
誰にも迷惑はかけてないでしょ。
見たいとも思いますが、そこまで掘り下げて語れないけどね。
昔の特撮の電柱が倒れて行く度に、火花が散って行くのがこの為だけに作った感があって。
考えてみたら、やり直しがほとんど出来ない世界ですね。
コメントへの返答
2012年10月5日 23:19
淑女のたしなみですのよ、おほほほほ。←断じて違うw
若干、身近な友人が私のテンションに迷惑してる感が否めませんがwww
日曜は初代キングギドラDVD鑑賞会でした(^^; ←キングギドラのシーンだけ鑑賞(笑
おそるべしヲタク魂。

電柱も、信号も、ビルも、壊すシーンは一発勝負の要素が強いですよね。
この、破壊されるために造られる数々のパーツをつくる職人になりたい(笑
2012年10月4日 10:15
こりゃスゲェ!!
コメントへの返答
2012年10月5日 23:25
展示会が?

オタクっぷりが?(笑
2012年10月4日 19:58
初めて見に行った怪獣映画がこいつだったのを
思い出しました。タマゴから孵化する時の映像
がとってもグロだったのかその夜トイレに行かなかった
のを思い出しました。最後の落ちは忘れたけど
モスラとゴジラが日本を守ったのでした。
それから40年経つんですねぇ
コメントへの返答
2012年10月5日 23:55
おお〜!
思い出の怪獣映画でしたか(笑

実は、子供の頃になぜかキングギドラのポスターが自室に貼ってありまして。
そのときはキングギドラがすごく怖くて、でも父親が映画関係者に貰ったものを、子供向け映画だからとわざわざ子供部屋に貼ったので剥がせなくて(^^;
熱を出すたびにキングギドラに追いかけられる夢にうなされていました(笑
どうやらポスターだけで洗脳されてしまったようです(汗
2012年10月4日 22:40
今見ればチャチなセット、すんごい嘘くさいブルーバック、背中のチャックがあってこそ現代の技術があるのに、それを今見てチャチだwとかめっちゃ嘘くさいwとかチャック見えてるwとか昭和wwwなどと言い放してしまう人は、と~っても青臭いガキんちょ確定だと思います。技術の進歩は小さな温故知新の繰り返しなのに。

いえね、ただの懐古趣味のオッサンのタワゴトですよ。最近説教臭くていけませんわwww
これ、見に行きたかったなぁ。
コメントへの返答
2012年10月6日 0:14
昭和の時代というのは、みんな「良くなろう」「良くしよう」って、何でも一生懸命でしたよね(^^)
「今」がある礎(いしずえ)を尊敬しながら、より良い「その先」を創ろうと一生懸命だった。
現代は、最初からそこそこ「イイカンジ」だった世代が、より良いというよりも「もっともっと!」って欲張りなだけで、そのなかに尊敬という概念は見失われているように思います。

むしろ、「今」の感覚に違和感を覚えている人や「今の時代特有」の同じ感覚に共感できない人を、片っ端から否定したり見下してる。
視野が狭くて、キャパも狭くて、十分な知識も分析力もないのに周りを見下す、その愚かさが哀れで悲しく、またそこに気づけないでいるのが恐ろしくもあります。
自分たちが同じ年齢だったころを思うと、随分と幼稚でコドモだなぁと。
あら。私も説教オバサンだわw

銀杏さんだったらあのミニチュアセット、デジイチで唸るような作品に撮ってくださったんじゃないかと。
見てみたかったなぁ。←銀杏さんの撮る写真をw

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