2021年02月02日
何を言ってるのかさっぱりわからないけど何かスゴイ映画、とは
twitterのTLに
「何を言ってるのかさっぱりわからないけど
何かスゴイ」映画を見に行きたい
というのが流れてきてて、
映画評論家の町山さんが、この投稿に対して
松田優作の「野獣死すべし」を挙げていたのを見て
なるほどなぁって思った。
ワタシ的にはキューブリックの「時計じかけのオレンジ」や
ポール・シュレーダーの「タクシードライバー」も
同系列に感じる。
不条理サスペンスというか現実と夢の混沌というか
膨大な予備知識がないと読み解けない哲学、というか。
時計じかけのオレンジを観た時
映画の手法にすごい衝撃を受けた。
仲間内だけで通じる隠語とかを
映画を見てる人に何の説明もなく使っちゃうから
何言ってるのか判らず各人が想像するしかない。
暴力が肯定されるかのような進行だったり
家族との関係は絶望的にしか描かれてないし。
救われないところがサスペンスです。
タクシードライバーは
もはや感想を述べるまでもないけど
袖から銃がジャキーン!って出てくる装置を
至って真面目に作ったり、無駄に体鍛えたり
その辺りがもう中二っていうか、
童貞の男の子が妄想で憧れるっぽいものばかりで
(昭和の少年誌の裏表紙の広告にあるグッズっぽい)
大の大人が本気でやるとコワイ。
狂気じみてきたけど大円団、と思わせて
ラストも怖い(;´Д`)
どこまでが妄想なのか。
気づいたところを、もう一度観て確かめるとさらに怖い。
で、野獣死すべしだけど
最初は普通に見てるんだけど
だんだん狂気を増してきて
後半の3人劇のあたりはもう混沌。
立居振る舞いが劇団劇のようになって
鹿賀丈史の戸惑い方が
脚本上のものなのか、松田優作のアドリブに対してなのか
見ていて全くわからない。
そこにスレスレのスリル感が生まれる。
最後まで不条理なラストがとても秀逸。
全て現実なのか、ラストだけが現実なのか
もはや全部妄想だったのか。
時計じかけのオレンジや
タクシードライバーと同様なモヤモヤが残る。
ネタバレはしない方がいいのかと思って
中途半端な文章になってしまいましたが。
最近こういう映画見てないなぁと
自分も思ったので。
この手の映画は2度3度見ないと理解できないので
どうも腰が重くなっちゃうし。
映画館そのものに行かなくなっちゃったしね。。。
家だと滅多に映画を見ないので
私のlast映画鑑賞は「ルパン三世 THE FIRST」です(^▽^;
その前が「ルパン三世 血煙の五ヱ門」と
「ルパン三世 次元大介の墓標」です。
ルパンばっかじゃん!
ちなみに最近、amazon primeで
TV版ルパンシリーズ(4th)を鑑賞(^▽^;
だからルパンばっかじゃん!
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Posted at
2021/02/02 14:28:27
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