ちっくん

やぁ。あおだよ。

ひさしぶりだから

みんなぼくのこと わすれちゃった？



ぼくね このまえの5にちで

1さいになったよ！

1さいは いちにんまえのおとな っていみだよ！

ぼくも こねこ をそつぎょうして

おとなのおとこに なったのさ。

ママやパパのなかまいりだ。

これからは こどもあつかいさせないぞ。


それでね

ママが1さいのおいわいに

びょういんにつれてってくれた。

びょういんは やさしいおじさんがいるところ。

おじさんは ぼくのけんこうしんだんをして

ちゅうしゃをうってくれたよ。


ちゅうしゃってしってる？

ほそいながいとがったやつを

からだにちっくんってさすんだ。


まえにもきいたけど

ほかのねこは ちっくんがきらいなんだって。

ぼくはなんともなかったよ。

おとなのおとこだからね。

こねこのときも へいきだったよ。

さすがだろ？



おうちにかえったらねむくなって

ママとおひるねしようと おもったのに

ママは まっくぶっくえあーを やろうとしたから

かくしてやったぜ。



まっくぶっくえあーはママのおきにいりで

いつもぼくとママのじかんを じゃまする。

しかたがないから ひとりで

ママがみおろせるばしょで ねることにした。



ただねてるだけじゃなくて

ママのことを ちゃんとみまもっているのさ。

おとこは おんなのひとを まもらなくちゃいけない

ってパパがいってたよ。


ほんかくてきに ねむくなってきたところで

ついにママが おひるねたいせいに はいった！

ママのよこに ねころんで

ｸﾞﾙｸﾞﾙｺﾞﾛｺﾞﾛあまえまくったら

ママおおよろこび！




ねむりにつくまで はりきってあまえまくったよ。







つぎのひ

なぜだかパパが かいしゃっていうおしごと いかなかった。

おひるになって どこかへでかけて

しばらくしたら かえってきた。

なんと！パパもちゅうしゃを ちっくんしてきたんだって！


ちゅうしゃは おとなになってもするの？！

ぼくはがくぜんとした。

おとなになったら

ちゅうしゃはそつぎょうするものだと

おもってたのに。

まぁ ぼくはちゅうしゃがとくいだから

かまわないけどね。



よるになってパパが

おねつと ひだりうでがいたい っていいだした。

おとなのくせにだらしないなぁ。

ぼくはちゅうしゃしても

いつもどこもわるくならないよ。


ママはしないの？ってきいたら

「アナフィラキシーアレルギーの人は打てないの」

ってこまったようにわらった。

あなふぃらきしーあれるぎーって？？？

またしらないことばがでてきた。

びょうきのなまえ？


ママによると

そのあなふぃらきしーってやつは

いのちをおとすこともある ほっさのことで

いままでに なんどか たいへんなめに あっているんだって。

ほっさってなに？？？？？

　
ママは「とりあえずﾒﾝﾄﾞｸｻｲアレルギー」っていってた。

ぼくはママのびょうきのこと よくわからないけど

いつもたくさん おくすりをのんでるのは しってる。

よくねこんでいるから

ぼくは そいねをしてあげるんだ。

そうするとママが

「あおさん優しいねぇ」ってあたまをなでてくれるよ。





でもね

おせんたくのうえにねると

すごくおこられる。



おせんたくは おひさまのにおいがして

とてもきもちいいのに。

ママもいちど おせんたくのうえに ねてみたらいいよ。

きっとぼくのきもちが わかるとおもうんだ。




おっと。

ちょっとながばなし しすぎちゃったね。

とにかくぼくは いちにんまえになったってことで

これからは おとなどうしのはなしをしようぜ！


じゃあな。