MOTO GPチャンプでもあった、ノリックこと阿部典史選手が、昨日事故で亡くなりました。
事故現場は、川崎でした。
片側2車線の道路で、トラックの運転手が、道をまちがえたからと走行車線側から強引なUターンをしたそうで。
追い越し車線をビックスクーターで走行していたノリックは、そのありえないトラックの挙動を予測できず、巻き込まれてしまったようです。
日本でのご自宅が川崎にあるとのこと、おうちに帰る途中だったのかなぁ。
全日本のライダーとして活躍している最中の、突然の訃報。
現在MOTO GPでYAMAHAのライダーとして王者の名をほしいままにしているヴァレンティーノ・ロッシが、心から慕うほどのライダーでした。(ロッシのマシンやウエアに入っている「ROSSIFUMI」のロゴは、ロッシの名前と「典史」の名前の語尾「ふみ」を合わせたもの)
ライディングだけでなく、「興行」としてのレースにも貢献している真摯なライダーだったと聞いています。
日本が誇れる数少ないライダーのひとりが、こんなかたちで。
2003年、加藤大治郎選手がレース中の事故で亡くなったときに受けた衝撃が、再来したような気分です。
プロのライダーでさえ避けきれない、身勝手な運転に巻き込まれた事故。
なんだろう、二輪レースは好きでも特にライダーに思い入れとかないのですが。
とても、悔しくてやりきれないです。
自分も以前、信号待ちで走行車線に停止してしていて、信号が青に変わってスタートしようとアクセルを踏んだ瞬間に、追い越し車線にはみ出して停止していた車がその位置から急に左にウィンカーを出して左折。
ありえないです。
スタート時ですから、アクセルを踏むことしか考えていなかった。
反射的に急ブレーキで停止しましたが、気付いてなければ正面から突っ込んでましたよ。
「ありえないこと」が起きる前提で運転しないと、死んじゃうんですよ。
前や横にいる車が、予想も付かない交通違反をするかもという前提で、運転しなくちゃならないんだね。
腹立たしいったらないです。
ノリックは、もう、戻ってこない。
車乗りも、バイク乗りも、心してハンドルを握って欲しいです。
阿部典史選手のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
Posted at 2007/10/08 15:45:25 | |
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