
このところの緊急事態で、すっかりベランダの植物たちを放置してしまっていた。
草木であっても同じいのちだというのに。。。。
被災地で水族館を維持するエネルギーが不足して、海獣たちを被害のない地方に避難させたそうだ。
大型の生き物はそうやって助かったけれど、熱帯魚や海中植物たちは、燃料が尽きた今、ただ死滅するのを待つだけだという。
海にも還れず、陸(おか)の水槽の中で成すすべなく終える一生は、どれほどのものか。
「いまは人命が大事」と言わざるを得ない館長さんの心中を思うと、胸が痛む。
いのちに優劣は無いのだから。
そんなニュースに打ちひしがれていた時、ふとベランダに目をやると、
2年前に球根を整理したはずのムスカリが、いつのまにか芽を吹き花を咲かせていた。
昨年は葉だけ伸びて花をつけなかったというのに、なぜ今になって。。。。。
ここ数日ろくに水をあげていなくて、おおかたのグリーンを枯らしてしまった。
なのに、青紫のこの子達は、健気に咲いて私を勇気付ける。
ごめんね。
ありがとね。
そう言いながら今日はお水をたっぷりあげた。
福島の原発に、東京消防庁の放水車が10台以上駆けつけている。
作業するのは皆、東京都を管轄とする一消防士たちなのだ。
でも、この危険な地に、あんなにたくさんあつまって。。。
目にした途端、涙が溢れて止まらなくなった。
彼らの決意はいかほどのものか。
彼らの家族はどんな思いか。
放水設備だけでは意味がない。
彼らでなければその設備を的確に操作できない。
この非常時に、それを食い止める技術や能力を持つものは限られている。
私にその力があるのなら、いますぐ現場に行けるのに。
気持ちだけではどうにもならないほどの緊急事態に、
現場に集う人々の無事と事態の安全な収拾を願うしかできない。
京都の友人が、部屋を用意するから逃げて来いと言ってくれた。
ありがとう。
でも、これほどの決死の努力をしてもなお駄目であるなら、その時は
ジタバタすることなく潔く運命を受け入れようと思っている。
「明日死んでも一滴の後悔もない人生」を信念に、常に生きてきてるから(^^)
Posted at 2011/03/18 12:30:42 | |
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