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2018年07月30日 イイね!

剱岳(2999m)

剱岳(2999m)3000m峰を登りたい私にとって
剱岳はちょっと特別な山。

3000mにわずか1m足りないこの山は
槍ヶ岳と並んで多くの登山者が憧れる名峰。

でも槍ヶ岳に比べて難易度はかなり高く
毎年多くの遭難者、負傷者、死者を出している。

だからこそ、ここへ登るには
体力も経験も天候も整わなければ
叶わないだろうと、見るにとどめてきたのですが。


今年の登山リハビリで例年より良い感触を得たので
さらに体力が衰えないうちにと、剱岳いきを決意。
天気予報とにらめっこして
3日間晴れる時に決行しようと準備をしていた。

高速バスを予約して、山小屋も予約して、
よし!と思ったら天気予報が雨に変わってしまい
またの機会を待とうと予約を全部キャンセル。

ところが、翌日になって天気予報が晴れに急転。
このチャンスを逃すと次はいつになるか。。。
と思い、急ぎ予約を取り直して強行w



殴り書きの汚いメモと、一応メールも送ってさっさと出発ww

詳細は山行記録をご覧いただくとして、
核心部のさわりだけなんとなくご紹介します。


山に囲まれた室堂から、さらに山を越えた奥にある劔沢。

剱岳に登る前のアクセスの悪さも秘境感を盛り上げています。



この時期、雪と花との極上の景色が広がる為
どこを見ても感嘆のため息ばかり(*´∇`)


雪は例年より少ないそうですが、
まだまだ雪渓上を歩く箇所が多いです。



雪渓上は涼しい風が吹き下ろしてきて気持ち良い(*´∇`)


宿泊はかの有名な剣山荘(けんざんそう)。



映画「剱岳 点の記」のロケ隊が宿泊していた山小屋です。
あと、イモトさんも訪れた形跡がw


夕暮れ時、別山の上に月が昇りました。



画像には写っていませんが、
月の左下には火星が光っていました。
ちょうど今、地球に大接近しているので
いちだんと輝きが増しています。



翌日はいよいよ剱岳へ。

鎖場が多いですが、ほとんどが三点確保で登れるので
鎖はあくまでも補助的な感じでOKでした。



核心部は、もうほぼ崖の連続。

もはや鎖場はなんとも思わなくなりますw



鉄橋は手すりがないので強風時は要注意ですね。

高度感のある長い鎖場も多数。



基本、鎖は使わずに三点確保で登れるのですが
足の置き場の歩幅が広い箇所は
女性ではちょっと届かないので
腕を使って体を持ち上げなければなりません。

半端なく腕の力を使いますので
ダイエットはしておいたほうが良いと思います(^▽^;



岩場を登って登って登り切って
ようやく山頂です(^^)



おもちゃの劔が置いてあったので中二っぽい感じでポーズwww

明治時代に測量隊が剱岳に三等三角点を設置する為
大変な苦労をして登山した際に、
誰も登頂したことがないと思われていた頂上に
青銅の劔が祠に奉納されていたという史実がある為、
このような劔を登山者が持ってきて置いていったと思われます。

詳細は「剱岳 点の記」の小説・映画をご覧ください。


帰りのルートは大体こんな感じw



わりとえげつない登山道ですよね(^_^;
初心者は来ちゃダメです。



上りと下りは若干ルートが異なります。

下りといっても下りるだけではなく
上ったり下りたり巻き道を通ったりと難所は続きます。

ここは下山道ですが崖上り。



このまま室堂まで下山する方が多いですが、
剱岳往復の疲れを引きずらないように残りを歩きたいので
剣山荘にもう一泊。

下山の方が事故が多く、疲労が原因だったりするので
過信は禁物です。

それに、下山路は劔沢から劔御前へ登り
さらに雷鳥沢へ下って、室堂へ登り返すという、
ただ尾根を降れば良いだけの道とは違います。

自分の体力に合った行程を組んで無理をしないのが
事故や遭難を防ぐのには大切なことだと思います。


翌日は快晴。
嬉しいけど、日差しは体力を消耗するので
水分補給など要注意。



沢から尾根へ上がり、反対側の沢へ下る途中に
素敵な出会いがありました(*´∇`)



雷鳥さんの親子です。

チビちゃんは全部で3匹いました。
必死にママの後をついてゆくのが可愛かったです(*´∇`)


黙々と下って雷鳥沢に到着。



ダイナミックな雪渓と雪解けの冷たい川が綺麗。
もちろん足チャプチャプしましたww


この後は延々と石段を上がって室堂へ。
時間があるのでみくりが池温泉で汗を流し、
観光路を歩いてトロリーバスへ。

ロープウェーやケーブルカーを乗り継いで黒部ダムへ降ります。



冒険の締めは、黒部ダムの放水に掛かった虹(*´∇`)

いつもながら、豪快な眺めでした。



その後はバスで信濃大町に出て、高速バスで新宿へ。

都会がキラキラしすぎて目眩がしました(^▽^;

最寄駅に着いたのは深夜だったので、
家主様が白ミニさんで駅までお迎えに来てくれました。

「書き置き見た?」と訊いたら

「見たよ。つか『では、いってきます!』じゃねーよ、自由すぎるなオイ (^^; 」

と褒められました(*´∇`*) ←


念願の剱岳に登頂できて
その山行を余すことなく楽しめて
もうホントお腹いっぱいです!ってくらい大満足\(≧▽≦)/

登りたかった山に全部登れる人生って、なんて幸せなんだろう。


あと一箇所、山ではなく登山道で
難所と言われている場所へ行ってみたいけど
流石にそこはソロで行くには危ないかな、と自重しています(^_^;

今回の山行でかなり満足メーターを振り切ったので
当分はおとなしく幸せに浸っていられそう。
山お小遣いも底をついたので
しばらくは家主様も安心していられるかと思いますw


<山行記録>
花と雪と青空!剱岳を満喫♪(^-^)






そろそろ日本アルプス以外の山にも挑戦したいなー(ボソッ
Posted at 2018/07/30 15:10:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | 山はいいねぇ | 日記

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