2021年01月27日
親のいない女性が1人で生きていくには
世の中のシステムはあまりに冷たい。
でもそれを知って尚
「血は繋がっているけど他人だから」
と、書類の1枚も書いてくれなかった。
実父はそういう人だった。
そのせいで私が住むところもなく、仕事に就けず
ご飯を食べられなくなっても、全く気にしない。
残念ながら親と同じく
初めの結婚を離婚という形で終わらせることになり
私の人生は益々しんどさを極めていったですよ(^^;
帰る実家もなく支援する身内もなく
自分の持てる能力全てを武器に
闘うように生きてきた。
そんな中でも、私は
離れ離れの息子のことを
1日だって忘れたことはなかったし
できることはなんでもやった。
慰謝料も子供のために使って欲しいと
受け取らなかった。
もしかしたら、送ったお金は
元旦那が使ってしまっていたかもしれない。
誕生日やクリスマスのプレゼントだって
「母親がお前の為に…」なんて勿論話してないだろう。
それでも。
親ってそういうものじゃないのか。
虚弱なのに徹夜の多いマスコミの仕事だってこなしたのは
助け手の無い生活を、誰にも迷惑をかけず
自分1人の力で確立するためでもあり
会えなくても子供のためにできることを
自分1人の力で成す為でもあった。
私、編集職しか脳がないから。
世の中には男女の格差は確実に存在して
身内の無い独身女性が社会的信用を得るには
年収を上げるしか方法が無い。
だから
再婚なんか眼中になかった。
これだけでもう、いっぱいいっぱいなのに
甘ったれてくる男なんか要らない。
誰にも寄りかかってきてほしくない。
私のすべてを背負える人なんかこの世にいない。
昨日、本音をぶちまけてかなりスッキリしました。
心の澱は、時に文章にすると
きれいに流れることがある。
ゆうべ寝しなに気づいたことがあってね。
私が失った「自由で幸せな人生」ね。
今、屋根無くんが私にしてることじゃん?
彼は単純に、
虚弱と人生でボロボロになった(笑)私を
安心して療養しながら暮らせるように
今の環境を整えてくれたんだけど、
この、無条件に安心できる環境や
なんの心配もなく自由に過ごせる日々こそ
父親に与えて貰えなかったモノじゃないか?って。
屋根無くんが普通の夫以上に私を過保護にするのは
私の中で枯渇している部分を
本能的に悟っていたのではないかと思う。
足りなかったものを補完してくれてるんだな。
私にとっては、どこまでも立派な夫です。
それに気づいたから、
「人生を返して」っていう気持ちがスッと無くなった。
実父に貰う以上のものを、今貰っているから。
実父に貰うより
屋根無くんに貰う方が嬉しいから(笑
居心地の良い環境。
絶対の信頼を置ける家族。
安心して眠れる夜。
私のすべてを背負える人。
ありがとう。
Posted at 2021/01/27 20:02:58 | |
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