
こんにちは。
みなさまお元気でいらっしゃるかしら?
猛暑で倒れていないか心配ですわよ。
アテクシ?
アテクシは山岳リゾートで
毎日涼やかに過ごしていましたわ。
1日目。
リゾートへのいざない、上高地バスターミナル。
何度となくここを訪れて
散策路から槍穂高へのルートを知り尽くしたアテクシには
もはやアウェイな気がしないわ。。。
穂高の山々は雲に隠れていたけど
晴れて爽やかな初日。
でも。
ご機嫌麗しくこの地を歩くのは
小梨平までだったわ。
まずはこれを覚えておいて。
河童橋←(5分)→小梨平←(1時間)→明神←(1時間)→徳沢←(1時間半)→横尾→
本格的登山道:槍ヶ岳、穂高連山
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喧騒を離れて散策路兼登山道を
重いザックとカメラを持ってひたすら歩く。
休憩したい時には
荷物を背負って立ったまま。
ザックを背負うには
ベンチくらいの高さがあるところにザックを置いて
そこに座るようにして高さを合わせて担がないと
とてもじゃないけど持ち上げられない。
登山道自体はほぼ平坦なので
足が疲れることはないのだけど
荷物の重さがのしかかる分疲労がすごい。
本当は横尾まで行こうと思っていて、
ちょっと無理すれば着くけど
そしたら次の日に全てが終了してしまいそうなので
余計な疲労を防ぐために大事をとって
ひとつ手前の徳沢にテントを張ることに。
ここを今日のキャンプ地とする!
テキパキとテントを設営して
翌日の予定などを検討。
テン場のすぐ横には小さな川。
水があるのがわからないくらい透明。
それだけでもう、心が洗われる。
明日は徳沢にテントを張ったまま横尾往復しようか、
荷物を持って行って横尾にテン泊しようか、
悩みに悩んでとりあえず
これから空身で偵察に行ってみよう。
荷物がなければ行ってこれるだろうと
カメラだけ持って往復3時間歩く。
バカだろ(^_^;
結局、いちばんの狙いだった
横尾のコマドリポイントからは
コマドリどころか何の鳥の声もしなかった。
3時間粘っても静けさは変わらない。
(TДT)
ガックリとしながら
気力だけで1時間半歩いてテントに戻ると
そろそろご飯の時間。
夕飯は明るいうちがテント泊の鉄則。
大体17時ごろにはみんな支度を始める。
練習の甲斐あって
ごはんめちゃくそ美味しく炊けた!
画像がないのは美味すぎてガツガツいただいちゃったから!
おかずのハンバーグもうまく焼けた(*´∇`)
旨し旨し(*´Д`*)
横尾の空振りはショックだったけど
往復歩いた疲れは
メシウマで解消できたかも。
2日目。
横尾にコマドリはいないとわかったので
翌日は徳沢から明神へ下ることに。
明神にはテン場がなく
明神館という山小屋に泊まることになる。
撤収したテントを使うことなく
明神館にチェックインした後
今度は河童橋に下りて
対岸を登ってくるルートを歩いた。
このコースは観光コースでもあるので
道としては超楽。
それに、前日にコマドリの囀りが聞こえた場所がある。
案の定、同じ場所でコマドリが鳴いていた。
でも、森の奥や藪の中にしか来てくれなくて
写真が撮れるどころじゃない。
2時間粘ったけど諦めて河童橋へ。
観光客がいっぱい。
穂高はこの日も雲に隠れて見えない。
反対側の焼岳は
綺麗に姿を見せてくれた。
そのまま対岸へ渡り
散策路を明神へ向かって歩いていったけど
鳥が全然鳴いてないのよ。
なんで!??(TДT)
たまーに
ウグイスやシジュウカラやカケスが
遠くで鳴いているけど
歩道の近くへは全然こない。
林道も含め、今年は鳥の出が悪いと
どこへいっても言われているけど
まさか上高地もとは。。。。
前回行ったのも同じ時期だったけど
あちこちで色々な鳥と出会えたのに。
明神館へ戻って夕飯を食べて
この日はさっさと寝てしまった。
3日目。
明神もダメか、とガックリして
結局、小梨平に下りてきた。
前と同じ場所なので
勝手知ったるキャンプ場だけど
あの時よりもクマ対策が厳重になっていて安心。
テントを設営してもろもろ準備をしてから
カメラを片手に河童橋から下流を回ることに。
コマドリはいないけど
他の鳥の目処はついているので
せめてあの時のアオジに会いたい、と
祈る思いで歩いたものの。
信じられないくらい鳥がいない(ToT)
ちょっとコレどういうこと?
愕然としていると
同じように望遠のカメラを持つ
老夫婦がやってきた。
旦那様の方は何百万もするレンズつけてる ∑(OωO)
「こんにちは。鳥ですか?」
と尋ねると
「そうなんですけど。。。。全然」
とおっしゃるので
「こちらも横尾からひとつずつ下りてきてるのですけど
全然ダメです(T_T)」
と返して、お互いに深い溜め息。
帝国ホテルまで行って戻ってきたけど
カラスもいない不毛さ。
心を癒そうと
河童橋でソフトクリームを食べていたら
サルおった。
どうやら対岸で喧嘩が起きている模様。
6、7匹くらいいたかなぁ。
観光客もたくさんいて
みんなスマホで撮影したりしてて
そんな中を気にすることなく
歩いていくサルを見てると
これじゃクマもくるよなぁって
ちょっと虚無になってしまった。
もう一度
明神から上でコマドリが鳴いていた場所に
行こうかと思ったけど
それやったら体調がマズイ警報発令。
少し熱も出てきたので
夕飯後は薬を飲んで早めに休むことに。
4日目。
早朝、最後のチャンスとばかりに
明神まで対岸を一周してみたけど
やっぱりダメだった。
岳沢の登山口も以前にたくさん鳴いてたから
そこで1時間半粘ったけど
静かな森のままだった(っω<`。)
放心して夕方まで河童橋でぼんやりしてたら
この日やっと穂高の山頂が見えた^^
5日目。
心残りどころか
目一杯悔しい気持ちのまま
テントを撤収。
食料は少し余った(明神の分)。
ザックの重さは行きとそう変わらなかった(^_^;
登山ではないにしろ
自分史上最大に重い荷物を背負って
自分が持ってる1番重い装備のカメラ持って
上高地の道という道を彷徨い
テン場と山小屋を転々として、
足に豆を作り、爪が剥がれかけ
私はいったい何をしに行ったのか?
あ。
脚を鍛えに行ったのか(°∀°)
足をボロボロにしたという充実の成果を果たし
万感の思いで上高地を後にする。
日中気温18℃の日々は
とても贅沢だった。
野鳥?
そんな話もあったわね。
懐かしいわ…
Posted at 2022/08/13 08:03:57 | |
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山はいいねぇ | 日記