「ハチミツとクロ-バー」の作者サマの作品。
連載開始は2007年。
当時、
●泉社のパーティーで「ヤ●グアニ●ルが大物作家を引き抜いた」という情報を耳にし、「え、、、羽海野センセイが青年誌に描くって、いったいどーゆーマンガになっちゃうんだろう;;」とドギマギしましたっけ(^^;
当時●ングア●マルは見本誌(発売前の刷り出し納本)が毎号ウチに届いていたのだけど、なんだか「将棋マンガ」っていうのがとっつきにくい感じがしてまったく読んでいなかったという。。。(^_^;
なんて馬鹿だったんだろうと、いまは思う;;;;;;
ア●マルの仕事が終わって納本も届かなくなり、気になりつつも結局いままで手を出さずじまいだったわけですが。
先日訪問した某ガレージ宅のテーブルの上に、この2冊を発見してしまい(^^;
「持ってく?」って言われてウッカリ手にしたらもう
ドップリですよ;;;;;
なんといいますかね、気持ちいいくらいにえぐられるんですわ。
心の奥底に深く押し込めた内面を。
グサグサと突き刺さるのに、読まずにはいられない。
そういうところがさすがなんだよなぁ。。。羽海野センセイの作品は。
何もなくなって、ひとりぼっちで、頼るものなどなくて。
嘘の暖かさでもいいから一瞬だけでもあたたまりたいなんて思って、
でもその言葉を信じると、剥き身の自分は必ずといっていいほど痛い目に遭う。
「いつでもおいで(^^)」なんてね、社交辞令なんだよね。
相手が身内だって、鵜呑みにしたらグッサリ傷つく。
所詮は疎まれる存在なのだなぁと自覚するばかりだ。
そう学習したから、誰に頼ることもせず自力で頑張ることしか信じられなくなって。
ホントに信じてもいいのかな?っていうものに出会っても、やっぱり不安で信じきれなかったりして。
だけど、ゆっくりと時間をかけていくことで安心していいんだって解ってね。
少しずつ心のトゲが溶けていくこともあるんだよね。
で、まぁそういうのってさ、黙ってると誰にもわからないものでさ。
敢えて他人に言うことでもないし、解ってもらいたいわけでもないし。
気付いてくれる人は、ちゃんとさりげなくいたわってくれるし(^^)
でも、時として「言わずにいること」で不用意に傷つくこともある。
幸せの基準が違う人間にとっては、特殊な事情なんて言うのは「メンドクサイ」だけで。
チャンネルが合うかどうかも確かめずに近寄ってきては、ズカズカと土足で人の心を踏み荒らし
「メンドクサイ」と思った途端に容赦なく突き放す。
そりゃぁもう、ものの見事に人のせいにして。
そうやって心を陵辱されるたびに、口に出さずに叫ぶんだよ。
「だったら近寄って来るなよ!」
「アタシが悪いの!?じゃぁどーすりゃよかったのよ!」
人って、ニコニコしながらすごく残酷。
そして自分が残酷であるという自覚がない。
生きるためには時に残酷さも必要で、でも
そんな自分や他人にいちいち打ちひしがれる私は、とても弱いのだなぁと。
だからね、最初にサインを出すようにしたわけです。
「私ってメンドクサイですよ?近づかない方が身のためですよ!」ってね。
そうやってトゲをちらつかせても変わらず接してくれる人っていうのは
不用意に人を傷つけたりしないし、こちらも大事にしたいと思える。
逆に気付かずに踏み荒らす人には、申し訳ないが返り打ちに遭ってもらう(^_^;
痛い目に遭うことで、次にそんな場面に出会ったときにその相手を傷つけずにいて欲しいから。
弱さゆえに身につけた強さ、ですかね。
自分のもてるものぜんぶ賭けて生きてくのはシンドイ。
だけど、だれだって、どんな人生だって、シンドイと思うんだよね。
だったら私は、後悔のない道を歩みたい。
迷っても、悩んでも、選んだ結果が正解。
選ばないで流されたとしても、そうなることを選んだことが正解。
今がどんなに辛くても、
振り返って「もういちどあの頃にもどりたい」なんて思わない自分が、けっこう好きです。笑。
Posted at 2011/04/05 04:27:23 | |
トラックバック(0) |
mind | 日記