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2020年09月01日 イイね!

雑誌メディアの責任

雑誌メディアの責任先月と今月、2冊の山雑誌を購入しました。

毎月読んでるわけではなく、

気になる特集があると買ってます。

で、感じたこと。



まずは岳人。

山ブームのずっと前から

長年親しまれている硬派雑誌です。

内容も一般登山以外の濃い内容も取り上げます。

自ずと上級向けの特集になりますが

そうであることが、読めばちゃんとわかるようになってます。

でも、今回の特集は初心者にこそ読んで欲しい。


コロナ対策についていち早く反応し

とても細やかでわかりやすい内容となっています。

山小屋泊とテント泊に分けての対策や

軽量、便利な感染予防グッズなど

読んで安心できる濃い内容。

さすが!と思いました。言うことなし!



ワンダーフォーゲルはソロテン泊のすすめ。

これはタイミングが悪かった。

発売された後に、ソロ泊女性が襲われる

小梨平のクマ事件
があったんですよ。

でもね、ソロ泊にはそういう危険も付き纏う。

今年はクマの目撃が多いと言われてる時点で

制作日程上、まだ校正のタイミングはあったと思うので

どこかにカコミで目立つように

クマに対する注意喚起を差し込んでもよかった。

巻頭特集がまた、女性のソロキャンなんだよね(^^;


それから、そもそもテーマであるソロキャンは

多くの経験値と確かな判断力のある

上級者に許されたものであって

この雑誌を見て初中級者が

アルプスで安易にチャレンジしたら

大変なことになるんじゃないかと。


本人が無事に成し遂げた(と思いこんだ)としても

マナー違反や周りに迷惑をかけているかもしれない。

いろいろな山に登り、

実際にいろいろな山小屋とテン場を

充分に観察してきた後でないと

ソロでチャレンジするのは危険だと思います。


まずは低い山やキャンプ場で練習して

それからアルプス、じゃないかな。

山岳キャンプは普通のキャンプと違うので

ちょっとのウッカリが致命的になる。

充分山に慣れてからが望ましいと思います。


で、そんな注意が一言もなかったわけではないのよ。

だけど記事の中で数行、ベテラン向けって触れてる程度。

それじゃダメでしょ。

サブタイトル的に「いつかは行きたいソロキャン」

とか入れてあっても、伝わらないと思うし。

「じゃあ、いつかじゃなくて今いこう!」って

思う初心者もいるよ、きっと。



他の山雑誌はどうなの?と思って見てみると

山と渓谷は、地図の読み方を深める安定の硬派特集。

ランドネは、山ごはんだの登山のイロハ(お洒落系)だの

山ガール初心者に向けた、安定のチャラチャラした特集(失礼

山雑誌の特徴がよく出ている。


この中でなぜワンダーフォーゲルがあの内容かというと

雑誌のスポンサーに登山のギアが多くついてるから。

よく、最新テント&ギア紹介とかやってるので

情報が欲しいときは便利なんだけど、

今回は切り口が悪かったね。。。


山渓や岳人は登山がひっそりとした趣味だった頃からの

ガチの老舗雑誌なので

存在そのものがブランドであるのに対し、

ランドネやワンダーフォーゲルは

スポンサーの意向が強いギア紹介雑誌の部類。

TPOに合わせたギアの紹介をするために

具体的なシーンを特集していくスタイルなんだと思う。


この中で私が買ったことがないのがランドネ。

楽しくふわふわしたイメージばかり打ち出していて

「山の怖さ」を伝えていない。

アルプスを目指すのに、この雑誌で通用するのは

日帰りの唐松岳か燕岳くらいだと思う。

そもそも、そんなユルイ格好はアルプスで通用しない。

そういうことを、もうちょっとシッカリ伝えて欲しい。

山で時々「間違えちゃった」山ガールを見かけるので。



編集という仕事をやってくると、

雑誌の隅々までもが気になってしまう。

もちろん中の記事も。

お金をいただいて発行しているのだから

誤字脱字なんてもってのほかです(^^;

「商品」なのだから、

私が気楽に書いてるblogとは違うのよ!(言い訳




ここまで言うのには訳がある。

息子がね、父親(元旦那)が亡くなったとき

1人で筑波山にいったんだって。

なんとなく、山に登りたいと思って

都内からふらっと出かけて

アウトドアファッションにスニーカーのまま

リュックと500mlのお茶ひとつで登ったそうだ。


山を知らない一般人の考えってそんなものかと青ざめた。

筑波山にはロープウェイがあるので

登山もさほど難儀ではないと思い込んだらしい。

山なんていったこともない子がなんでって思ったけど

その数ヶ月前に、私がテン泊した時の画像を

山から送ったことがあった。

あれがまずかったのかもしれない(>_<)

「山はいろいろ準備が必要だから、

今度一緒に行こうね」って添えればよかった。


幸い、途中で登山をしていた老夫婦に出会い

やんわりお説教していただいたようで

無茶もなく遭難せずに済んだようだ。

ありがとう、見知らぬご夫婦(T△T)


父親の死に囚われて山を登るのは尚更危険。

何かの思いに囚われていたら

自分の進むべき道を見失う。


でも、分かる。

1人になりたかったんだよね。

孤独に身を置きたかったんだよね。


そんなこともあって、

安易な登山はやめて欲しいと思うのでした。


これから紅葉の季節になって

気の緩んだ登山者たちが秋の山に大挙しそうですが。

山は密にならないと軽く考えないでね。

休日は登山道も混雑するし

山へ来る間にいろんなとこで寄り道するでしょう?

コンビニ、SA、食事。。。。。

山に行ってから気をつけるのではなく

家を出たその瞬間から、気を遣って出かけて欲しいです。




あと、クマ。

ほんと気をつけて!(>_<)




Posted at 2020/09/01 13:44:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 山はいいねぇ | 日記

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