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イイね!
2021年11月29日

『ザ・ビートルズ:Get Back』

 先日よりディズニープラスで配信されましたビートルズのドキュメンタリー、GET BACKをここ数日夜な夜な観て制覇しました。
ディズニープラスとビートルズの接点って、どうなんだと訝しく思っており、加入するのも癪なので映画館で観たいと思っていたのですが、やっぱり観たいので、加入してしまいました💦
観た後の感想を申しますと、ネット配信で良かったと思います。
6時間越えの映像群を映画館で観ては、観客同士の秩序も守れないでしょ(笑)
そんなにトイレに行くんじゃないよとか見逃したとか(笑)
ただ、我が家のネット環境が悪いせいか、フリーズする回数が多かったので、それもストレスに感じましたが、全部観終わると、とても充実した気持ちになりました。充実したので、また観ます(笑)
 さて、映像ですが、現代の技術を用いて、当時にタイムスリップしたかのように美しい状態で生々しく様子を伝えてくれております。
僕は、前に公開されたレットイットビーを海賊版で字幕なしのモノしか観たことがなく、その一部をアンソロジーで取り上げたモノが一番奇麗な状態だったので、今回のゲットバックの映像は、お宝に感じました。



内容を語るに、どこから切り取ればいいのかよくわかりませんが、1969年1月当時のビートルズの状況は、自分が思っていたより悪い状況だったのだなと思いました。それまでは、ゲットバックのセッションで壊滅的になってアビィーロードのセッションで最後の輝きを放ったと思っていたのですが、前年のホワイトアルバムでは、本当にソロ活動のような状況だったとまざまざと思いましたし、ライブ活動を辞め、自分たちのレーベルであるアップルを始めてから、ずっと燻ぶっていた問題だったのかもしれませんし、世界規模の人気に、過度なプレッシャーが祟っていたようにも思えます。
これは、何が解散に至った理由なのかという話かもしれませんが、僕の感想を述べるに、ジョン・レノンがビートルズのメンバーとして機能してなかったように思います。
今回の映像化で、ポール・マッカートニーは、オノ・ヨーコのせいで解散したという風潮を無くしたいという点も述べたかったという記事を観ましたが、解散は自分たちの意思で決めたことということを強調したかったのでしょう。
ヨーコが来ようが、ジョンがしっかりしてたら、そんなもん問題じゃない・・・・って感じでしょうか、あくまで僕の視聴者的な視点ですが。
劇中での当時のポール・マッカートニーの発言として、「50年もしたら笑い話になるよ、『彼らはヨーコがアンプの上に座ったから解散したんだ』」というものがありましたが、これは今回までに至るずっと根底にある考えだったのでしょうね。
この映画の第一印象として、ジョン・レノンの心ここにあらずという様子が、トゥイッケナムのスタジオの場面では、アリアリと感じました。
ローリングストーンズでも、初期リーダーであったブライアン・ジョーンズの問題が当時顕在化しておりましたが、ビートルズでも同じような状況だったのではと思いました。
両者、バンド内の音楽面におけるパワーバランスの変化が大きいと思われますが、ジョン・レノンについては、リーダーという状況ではなく、後年の世間の評判通り、ポール・マッカートニーが音楽面のリーダーだったことが再確認できました。
ビートルズであるために、このゲットバックセッションも生まれた訳ですが、このセッションの重要性も改めて理解できました。
ゲットバックセッションというと、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの確執が有名ですが、今回の映画で、その前後関係もちゃんと知ることができたのも、興味深い事実でした。
口論してすぐ飛び出してしまった訳ではなく、その後もセッションを続け、ジョージなりの誠意を見せての脱退劇だということでした。
それにしても、ポールの音楽に対する拘り、執念は凄い。
細部にまで渡る注文は、今に続くビートルズたるものにした一因であり、彼自身がどの楽器も演奏できる故のものだと思います。
リンゴ・スターも、ポールへの音楽面の信頼の強さが感じられる場面が見受けられました。
ジョン・レノンは、気持ちの高低差が激しい人だったというのがよくわかりました(笑)
気持ちを落ち着かせる心のよりどころがオノ・ヨーコになり、このセッションのように、常時一緒にいる状況だったということです。
メンバーも黙認していたのでしょうが、僕がメンバーの立場だったら邪魔に思い追い出しますが💦
なぜって、ビートルズが目の前で伝説的な演奏をしているのに、編み物とか読書しているんですよ、あり得ないでしょ(笑)
そんな奇天烈なところにジョン・レノンが惹かれていたのかもしれませんし、バンドを続ける意味として、ポール・マッカートニーは、ジョン・レノンを心のよりどころにしていたので、認めざるを得なかったのでしょう。
また、映画の制作陣が隠し撮りしたジョン・レノンとポール・マッカートニーの1969年当時に対する赤裸々な会話は、衝撃的でした。
 ゲットバックセッションと言えば、壮大な時間をジャムセッションに費やしたことが話題になり、多くのブートレグを生んでいる訳ですが、その中身が実際の映像で観られるのも、とても貴重でした。
その中で印象深いのが、新しいバンドへのアンテナの張り方でした。
フリードウッドマックやキャンドヒートの話題であったり、「TWO OF US」をスティーヴィー・ワンダー風にやってみたりと、王様然とした慢心などなく、飽くなき探求を続けているバンドの様子が見られました。
ビリー・プレストンを参加させたのも、その様子を表していると思います。
また、スタジオには、ローリングストーンズのベガーズバンケットのレコードが転がっていたので、当時の好敵手としての関係も見受けられました。
細かい話は、実際に動画を観てくださいってことで、話は次に行きます。



ルーフトップギグについて。
ゲットバックセッションの目玉でありますが、ポール・マッカートニーが反対していた事実を今回知ることができました。
それと、ジョン・レノンは賛成していたことも。
その逆だと思っていたのですが、事実は違っておりました。
ポール・マッカートニーがやりたいライブ形態と違っていたのですね。
ジョン・レノンが、嫌々ながらポールにケツ叩かれて参加したのかと思っていたのですが、映像観てもノリノリでしたし、実際にルーフトップギグでは、1964年頃のジョン・レノンに戻り、ビートルズ最後の輝きを振り絞っていたように見えました。
あくまで僕の想像ですが、ルーフトップギグの前月に行なわれたローリングストーンズの特番「ロックンロールサーカス」の影響もあったんじゃないかと思います。
そこにジョン・レノンも参加した訳ですが、後輩たちであるストーンズやザ・フーの迫力あるライブを見せられ、彼らとジャムセッションして、自分たちもやりたいって気持ちもどこか芽生えたんじゃないかと思いました。

ロックンロールサーカスの様子↓


何にしても、この映画でルーフトップギグが全部観られるので必見です。
僕のお願いとしては、ここの部分だけでも映画館で上映していただきたい。



いつになく長く書いたら、まだまだ書きたいことがあるのに頭が回らなくなったので、また思い立ったら、別の機会に書きます(笑)
結論として・・・・
この映画に関して、よく1970年に公開されたLET IT BEを否定して、今回真実が・・・って話を見ますが、僕の印象としては、仲も悪かったのも事実ですし、それも彼らの個性で純粋なモノだったと思いますし、その中で仲の良いひと時もあったということで、それが長く続かないのが、結果、解散の理由の一部分であるんじゃないかと。
よって、LET IT BEの内容も当時の彼らの気持ちでしょうし、GET BACKはそれらを下地にして、ポールやリンゴの終活!?老年の気持ちとして実現した遺産だと思います。
ブログ一覧 | 1960’s音楽 | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2021/11/29 22:43:21

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この記事へのコメント

2021年11月30日 9:02
かなりむかし、ビートルズを描いた(?) 漫画を読んだのですけど
─黒鉄ヒロシ氏のw ね
エプスタインがどうの
オノ・ヨーコがどうのと一通りあって(よく覚えていないw)
たしかジョージだったか…
「たいへんだっ」「ジョンが 殺されたって」

たしかリンゴが
「…ポールに?」

ってブラックなのが印象に強く残っていますw
単行本収録されてんのかなあ?(もっかいみたいなあ)
コメントへの返答
2021年11月30日 10:43
かなりブラックな本ですねw
ホワイトアルバムならぬブラックブックですかw

プロフィール

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/302759?page=1 これもそうなんだけど、社長やスタッフが腕組んでホームページに載ってる会社にも、必ずオファーしない。」
何シテル?   05/18 19:43
ある時謎の運転手 ある時アラブの大富豪 ある時ニヒルな渡り鳥 ある時気障な若社長 ある時真面目な異学生 ある時しゃれた音楽家
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