CARVIEW記事抜粋
>現行スカイラインに搭載される4気筒ターボエンジンはメルセデスと基本を同じくするダイムラー由来というのは周知の事実でありましょうが、将来的には日産の高価格帯ブランドである「インフィニティ」系モデルのV6エンジンもダイムラーから供給されるという噂があったように記憶しています。すなわち日産オリジナルのV6エンジンは消える運命にあるという、聞き捨てならない噂でありました。
しかし、日産(インフィニティ)から正式に、日産いわき工場で新型の次世代V6エンジンを生産するという発表があったことで、日産製V6エンジンはまだまだ続くことが明らかになりました。
この発表、日産ファンだけでなく、日本のものづくりファンもひと安心といえそう。かつては乗用車向けの国産V6ガソリンエンジンは、ほぼ全メーカーが用意している状況でしたが、ずいぶんと減った印象がありますから。しかも、日産の新型V6エンジンはツインターボを基本とするというのも注目。現状、国産のV6ツインターボというのはGT-R(R35)だけで、その灯が消えないばかりか、大きく輝くという風に期待が膨らみます。
なにより、日産でV6エンジンを作り続けるということは、V6エンジンの製造ラインが維持されるということであり、次期GT-Rも日産製の6気筒ツインターボを搭載する可能性が大きくなったといえそうで、その点でホッとしているGT-Rファンも少なくないのでは?
それはさておき、このエンジンについて、日本語版よりもインフィニティが出している英語版のリリース( http://www.infinitipress.eu/en_GB/en/release/4845 )のほうが詳しく、日本語版では記されていないエンジンの型式が「VR」シリーズになること、過給された吸気を冷やすインタークーラーが水冷式となることなどが記されています。
最高出力は300馬力と400馬力の2バリエーションで、300馬力バージョンはインタークーラー用のウォーターポンプが1基なのに対して400馬力バージョンは2基掛けになるそう。さらにエキゾーストマニホールド内蔵ヘッドに装着されるターボチャージャーは電制アクチュエーターを備え、水冷式インタークーラーのレイアウト性の高さによる配管の短さもあってレスポンスの鋭さも期待されるわけ。
環境性能が重視される時代で、日本国内ではハイパワーへのニーズが減っているのかもしれませんが、こうした新型ツインターボのデビューが、市場の雰囲気を変えてしまうかもしれないという点も含めて、非常に気になるニューエンジンなのです。
インフィニティ史上最軽量で、パワーと高い燃費効率を実現した新型V6ターボエンジン
最高出力は、300hpと400hpの2種類
最新技術によりハンドリングとパフォーマンスを向上
新開発となる一体型のエキゾーストマニホールドなどにより実現したコンパクトなレイアウト
2016年よりいわき工場で生産、一部のインフィニティモデルに搭載
連日、VR30エンジンの記事をUPしていて恐縮です。
>大きく輝くという風に期待が膨らみます。
まさにそれ。
日産は最近叩かれてますけど、すごいエンジニアがたくさんいる会社ですし、自分がスカイラインで感じた感動をこれからも提供していただきたいので、頑張ってほしいです。
よっぽど嫌なことをされない限りは、自分は日産車を手元に置いていくつもりです。
今度のフェアレディZもこのエンジンが載るんじゃないですかね!?
期待したいです。
Posted at 2015/12/21 23:22:09 | |
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