2016年11月03日
オートスポーツweb記事抜粋
>11月2日、フォルクスワーゲンがWRC世界ラリー選手権の撤退を発表したが、ワールドチャンピオンであるセバスチャン・オジエの未来について、イギリスAutosport誌のラリー編集者であるデイビッド・エバンス(@davidevansrally)は、「疑問の矛先が向くのは避けられなさそうだ」とした。彼のコラムを紹介しよう。
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衝撃的とも言えるフォルクスワーゲンのWRC撤退によって、WRC4連覇を達成したオジエのキャリアが終わりにするのではと感じている人も多いという。オジエは常々「永遠にWRCにとどまるつもりはない」と語っており、むしろ現行のルールや規定に対する不満によって、すでに引退の瀬戸際にいるようだ。
オジエが移籍する場合、高給の契約を結ぶであろうことは言うまでもないが、かつての所属チームであるシトロエンが食指を伸ばすかもしれない。シトロエンは来季に向けて3人のドライバーと契約しているが、その3人との契約の中にオジエのような有力ドライバーが放出された際についての条項が無いとすればそれは驚きである。
オジエとクリス・ミークがチームメイトになることが想像できるだろうか……!? とにかくしばらくの間、我々はニュースに困らないだろう。
同時に、Mスポーツ代表であるマルコム・ウイルソンとオジエはふたりともお互いのことを称え合っている。このふたりは2011年末に契約交渉を行って以来、非常に良好な関係を維持しているのだ。
Mスポーツがオジエと契約するのに何百万ポンドもの予算は必要無いかもしれない。しかし、彼がフォード・フィエスタRS WRCに1年しか乗らなかったとしても驚きはない。
彼は2017年のマシンがどれくらい良くなるか知っているため、WRCにとどまって来季のラリーカーを運転する誘惑には、たしかに耐え難いものになるだろう。
ヤリ-マティ・ラトバラとアンドレアス・ミケルセンはどうなるかといえば、トヨタかシトロエン、またはMスポーツが候補にのぼるだろう。現状はあらゆることが可能であり、あらゆることがオープンなのだ。これは今年のドライバーマーケットが閉まったと思われた数日後のできごとである。
フォルクスワーゲンが撤退した場合に我々が最も残念なのは、コンストラクターズチャンピオンシップ4連覇に王手をかけているポロR WRCの2017年仕様がどれほどの名機だったのかを永遠に知ることができないことだ。
信じられないことに、何カ月もの時間をかけ、マーカス・グロンホルムが何千マイルものテストを行った夢のWRカーがスクラップになろうとしているのだ……。
WRCで大活躍をしていたフォルクスワーゲンが撤退。
ディーゼルエンジンの不正問題で、モータースポーツへの余力はないという感じですかね。
セバスチャン・オジェも、5連覇を狙っていたところでしょうから、撤退の決断は辛いところもあるでしょう。
と言って、セバスチャン・オジェもこのまま引退という訳ではないでしょうから、どこかのチームで走ることでしょう。
トヨタが来季復帰するのですから、是が非でもオジェを加入させるべきです。
チャンス到来ではないかと。
Posted at 2016/11/03 07:31:18 | |
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